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サキュバス・ヨガ (3)

「こんにちはー。」
変更された教室の時間に行くと、既に女性が一人、教室にいた。
ショートカットのかわいらしい感じの女性で、よく見ると薄いシャツの下に、
下着の線が見えている。非常に、目のやり場に困る。

「あのー、ここ・・?」と、会話を切り出す。
『今日からコースが、一緒になるって聞いてます。』
ショートカットの女性は、にこやかに答えた。

               ◆

『では、はじめまーす。』
先生が、教室へ入って来る。顔を会わせるのは、一週間ぶりになる。
何故か恥かしくて、顔を見る事ができなかった。

先生は、その様子を、不思議そうに『どうかしましたか?』と聞いて来る。
いえ、とうつむき加減に答えるしか無かった。先生は、それ以上詮索しない。
(どうかんがえても、夢だよなぁ・・・。)
先週の記憶を、昨日の事のように思い出してしまう。

『今日から、お二人は同じ時間でお願いします。よろしくお願いします。』
先生が、そう言うのを受けて、改めてショートカットの女性を見て、挨拶する。

『今日は、温度を下げてやりますから。』
先生の目が、チラリとこちらを見た。
先日、自分が倒れたせいなんだろうなぁ、と解釈する。

『では、ペアを作って、ストレッチしまーす。』
「えっ。」思わず声が出てしまう。しかし、先生の目は真剣だ。
ここで意識すると、逆に不自然かもしれない。
意識しないようにして、ショートカットの女性に目をやる。
女性は、既にこちらに手を伸ばして、ストレッチをやる気マンマンだ。
しかも、女性の目は至って真剣だ。これは、断れない。

女性の手を握り、お互いに体を伸ばして行く。
女性の手は、女性らしく非常に柔らかく、更に少し汗ばんでしっとりとしている。
二人で手をつないで、肩、腿、脇腹を、ゆっくり時間をかけて伸ばして行く。

『お互いに背中を合わせて、腕を組んで下さい。』
ショートカットの女性と背中を合わせて、腕を組む。
そして、背中を曲げたり、伸ばしたりする。
女性の背中が、自分の背中に触れる。もちろん、お尻同士がつき合わせになる。
少し湿った背中に、女性の背中の温かみを感じる。
お尻の柔らかさも、腰に伝わって来てしまう。まいった。背中が敏感になってしまう。

これ以上続くとマズイ事になると、そう思っていると、先生が言う。
『では、そろそろ準備体操はこれ位にして、今日のポーズに入りましょう。』
良かった。ほっとした気持ちに中に、惜しい事したという気持ちも入り混じっていた。

               ◆

『まず、座ってもらって・・・』
先生に言われて、床に股を開いて、座らせられる。
『今度は、あなたがこう座って・・』と先生は、ショートカットの女性も座らせる。
ショートカットの女性は、正面から体に抱きつくように、座る。
「えっ。先生。これっ・・・」と先生に言おうとすると、先生はキッと睨む。
『こういうポーズですから、何か問題でも?』
先生に、強い口調で言われると反論できない。

すぐ前に、抱きつくように座っている、ショートカットの女性の顔を見ると、
確かにいたって真面目な表情で、別に顔を赤らめるでもない。
(自分が間違ってるのかな?。)とりあえず、先生の指示に従う事にした。

『では、相手の背中を血行が良くなるよう、さすってあげて下さい。』
ショートカットの女性の手が、背中をさすり始める。
細く柔らかい指先がシャツの上からでも、動かされると興奮しないという方が無理だ。

『はい、手を動かす。』先生が言う。
女性に申し訳無さそうに、頭を少しさげて、背中をさすり始める。
『そうそうそう。背中が暖かくなって来たでしょー。』
真正面に足を絡ませて女性が座っているので、正直目のやり場に困る。
ショートカットの女性は、手を動かしながら、何故かこちらの目をジーッと見ている。

この目線。先日の夢の中で見た、あの時の先生の目に似ている。
何かを狙っているような、肉食動物が狩りをするような、あの目。
若干、恐怖を覚えるが、どうする事もできない。

『今度は、太もものリンパの流れをよくします。
 リンパを心臓へ戻すように、下から上にさすって下さい。』
女性の手が、太ももに伸びる。敏感な部分にタッチされて、飛びあがりそうになる。
逆に、こちらは躊躇していると、ショートカットの女性は、半分怒った口調で、
『ちょっと真面目にやって下さい。トレーニングにならないじゃないですか!』
と食いついてくる。
(ええ・・・。)多少引いてしまうが、そう言われては仕方ない。
女性の太ももに手をあて、リンパを心臓に戻すようにさする。
ちょっとアレだけど、体には良さそうだ。そんな事を考えていた。

サワッ。サワサワ。
太ももをさする女性の指の端が、股間の付け根にわずかにあたる。
(あれ?今、指が当たった気が?・・・)

サワ。サワサワ。気になって女性の手の動きを見てしまう。
しかし、手を見てる間は、触って来なかった。
ただ、目線を外すと、微妙に股間の付け根に当てているような気がする。
そのせいで、女性の手の動きばかりに、気が行ってしまう。

カチャリ。部屋の鍵のしまる音。
ハッと振り向くと、淫猥な表情で、先生はこちらへ向かって来る。

               ◆
(ん!)
そう思った瞬間、ショートカットの女性に抱きつかれた。
足と手を背中に回されて、絡みつかれている。
体を引こうにも、抱き付かれては立ちあがる事もできない。
女性の背中に回している手には、何かか巻きついて、ほどく事ができない。
「ちょっ・・ちょっと!やめて下さい。」

ショートカットの女性の唇からは、熱い吐息が漏れ始めている。
その顔は、上気していて赤らみ、うっとりするような表情でこちらを見ている。

(なんだこれは!?夢・・・か?。いや、もうどうでもいい・・・。)
何故か、頭がぼんやりとして、猛烈に気持ちがどうでも良くなって来た。

先生が、耳元で囁く。
『この後の教室は、もう無いのよ。
 キンタマが空っぽになるまで、楽しみましょう。』
先生が、何を言っているのか、もう、何も考えられなくなってしまっていた。

ピト。
先生の豊かな胸が背中に触れる。手が脇腹から潜り込み、胸をまさぐられる。
首筋を、ザラザラした舌で、ゆっくり嬲られる。

その一方で、ショートカットの女性の手は、太ももをリンパマッサージしつつ、
股間に指を当てている。
女性は、舌をいやらしく動かし、何かを求めるように、口をパクパクとさせる。
その口の端からは、涎が糸を引いて垂れていた。
その光景に、目の前が、真っ赤になる思いだった。

その瞬間、ショートカットの女性の唇にむしゃぶりついていた。
密着された口と口の間で、唾液が交換され、二本の舌は絡みついている。
(甘い・・・)口の中が、痺れるように甘い。

女性の背中に回していた手が、その戒めから解放される。
ショートカットの女性は、その解放された手を上からにぎり、自分の胸へ導く。
服の上から触っても、充分な大きさがあり、形が良い事がわかる。
女性は、手の上から、促すように胸を揉みはじめる。
女性の胸の柔らかい感触が、手にはっきりと伝わっている。

スーっと服が薄くなるような、布が消えて行くような感触が起こり、
見た目にも女性の着ている服が、空気へ溶けるように見えなくなって行く。
次の瞬間、女性の姿は全裸へと変わっていた。
ピンク色の乳首に、健康的な肌。その胸を直接、揉んでいるのだ。

ショートカットの女性は、吸いついていた唇を離し、切なくあえぎ声を出し始める。
そして、自分の腰を、股間に擦りつけ始める。その手は、背中を強く抱きしめて、
その足で体を抱くように、しっかりと挟んでいる。

ショートカットの女性と、自分の下半身が密着して擦れあう。
その密着した隙間に、蛇の様なものが、するするとズボンの下に忍び込み、
陰茎にくるくるくるっと巻きついた。
陰茎を、ショートカットの女性の膣へ、引っ張って導いて行く。

グニグニ・・。ムニュウ。
十分に大きくなっていた陰茎が引きずり出されて、外気に触れる。
ヌプ。そして、陰茎は、ショートカットの女性の膣へと飲み込まれて行く。

『ぁぁああっ!!』ショートカットの女性は、うなり声を上げる。
陰茎は、女性の膣の中で、激しく責めたてられていた。
何枚もの独立した舌で、舐められているような、そんな感覚に襲われていた。

「うわあああっ!!」あまりの快感に、声を漏らす。
一枚の舌は、裏筋を舐め。一枚の舌は、亀頭を舐め。一枚の舌は、鈴口を舐める。
そして、何枚の舌が回転するようにカリ首を舐め続けている。
痙攣する体を、女性は、激しく抱きしめる。

ピチャピチャピチャ。股間の辺りからする、汁気の多い音が耳を侵す。
そして、射精への快感が頂点に達する。

「ああっ!イクッ!」陰茎の痙攣と共に、精液が勢い良く放出された。
ビュルルルルッ!
しかし、放出するスピード以上に、女性の秘壷が、鈴口を思いっきり吸引し、
精液を吸い出して行く。ジュルルルルッ!!
猛烈な勢い吸い出される感覚は、今まで体験した事の無い、快感を引き出している。
その快感に、脳は焼けつきそうだった。

               ◆

先生は、相変わらず背中に胸を押し当て、手で体の愛撫を続けていた。
ショートカットの女性は、先程の、あえいでいた姿とはうって変わって、
艶っぽい目で、こちらを見ていた。
ただ、体をがっちりと抱いて逃げられない様にして、目を見つめている。

『気持ち良かったでしょう。』耳元で先生が囁く。
『これからあなたは、どうしたいのかしら。』
先生による、背中と胸へのいやらしい愛撫は続いている。
一方で、ショートカットの女性は、自らは動こうとはしない。

先程の快感が、思い起こされる。それだけではない。
先生の指や体が、微妙な快感を体の奥から穿り出しているのだ。
(シタイ・・・シタイ・・シタイ、シタイ、シタイッ!)
あるだけの力を振り絞って、ショートカットの女性を押し倒してしまう。
女性は抵抗せず、怪しい笑みで、それを受け入れる。

下にショートカットの女性を押し倒し、その上に自分が重なる。
更にその背中に、先生が圧し掛かるように重なっている。
女男女の、肉のサンドイッチができあがった。

ショートカットの女性に向かって、無我夢中で腰を激しく振る。
先程の、何枚もの舌で舐められるような刺激を再び感じている。
ショートカットの女性は、赤子をあやすように優しく、そして強く抱きしめている。

腰を動かすたびに射精感が増して来るが、あと一歩発射にまで至らない。
(あの尻尾で・・・肛門をいじってくれたら・・・)
肛門を犯す、先生の尻尾の感触を思い出す。

そんな淫ら考えが、頭を過った時、肛門から侵入するものが。
(あぁっ。気持ちいいっ。)
『もう、サキュバスの尻尾の虜になってしまったのね。
 もう人間には、戻れないわよ。』
先生が、耳元で囁く。

肛門を、ぬるぬると出入りするサキュバスの尻尾。
その尻尾の胴には、凹凸が現れ、肛門を出入りする度に、穴の縁を刺激する。
その先へ伸びるサキュバスの尻尾の先端は、前立腺の辺りをピンポイントで捉えて、
やさしく、そして強く前立腺を弄っている。
股間の奥の方が、とても熱くなるのを感じる。
(あぁ、イキそう・・・イっちゃう・・。)

ビュロロロロロロッ!!
再び、精液が猛烈な勢いで、陰茎から吸い出される。
量は少なくなっているのにも関わらず、同じ吸引力で吸われているのか、
尿道を激しく吸われている感覚がする。しかし、その感覚は快感へと変わる。
(あぁ・・・)遂に、脳が焼けついた。

               ◆

ショートカットの女が、先生と呼ばれていた女に話しかける。
『姉さん、この子、頭がオーバーヒートしちゃったみたいよ。』
『あらー、もうちょっと見込みあると思ってたんだけど。』
先生・姉さんと呼ばれた女が答える。

『後は、あなたにあげるから、しゃぶり尽くしちゃいなさいよ。』
女は、そう言うと、結合している状態のまま、自分の下で気絶している男の体を
起こして、自分の体で抱える。
女の尻尾は、相変わらず男の肛門に刺さって怪しく脈動している。

男の体が引き起こされると、まだ寝ているショートカットの女との結合は解けた。
男の陰茎は、先ほどの絶頂のせいか、それとも今も肛門を犯されているせいか、
まだピクピクと痙攣している。

男の下になっていたショートカットの女が、今度は、上から乗りかかる。
ニュプ。男の陰茎に、再び、人を狂わせる快感を与える、何十枚もの舌が襲う。
しかし、男の脳は焼きついてしまっている。

プス。男の鈴口に、何かが刺さる。ショートカットの女性の膣の中から、
何かが隆起して、男性の鈴口に刺さっているのだ。
その何かは、尿道を奥まで侵入し、関門を抜けて前立腺の辺りまで達する。

『姉さん、しっかり押さえててよ。』
ショートカットの女はそう言うと、腹に力を入れたのか、腹筋が浮き上がる。

男の体が、激しく悶絶する。
しかし、男の体を抱える、先生と呼ばれていた女が、がっちり押さえ込む。
女は、尿道の奥の前立腺を刺激しつつ、精液をその奥から直接吸い出していた。

『チューウッ!!』
男の体が、人知を超える快感に、激しく本能的に体を痙攣させている。
ショートカットの女のお腹が、心なしか膨らんでいくような気がする。
そして、女の顔は、恍惚の表情へと変わって行く。

『チューウッ!プツッ!』
その恍惚の表情が最高潮に達した時、女の体も、仰け反って痙攣する。
男の体は、ぐったりと力を失い、床に崩れ落ちた。

痙攣したショートカットの女を見て、先生と呼ばれていた女が言う。
『このコは、際限ないから困るわぁ。
 こんなに、お腹いっぱいになるまで吸っちゃって。』
先生と呼ばれていた女は、ショートカットの女の股間から漏れる
白い液体を指ですくっては、舐めとっている。
ピチャ・・ピチャ。液を舐めるイヤらしい音が、教室には、響いていた。

               ◆

とある雑居ビル。一枚の張り紙がしてある。
かなり茶色に日焼けした張り紙は、この張り紙が、
ここに長い間、張られている事を示しているのかもしれない。

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END

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サキュバス・ヨガ (2)

先週の出来事は、本当に夢だったのだろうか。
あれから一週間、複雑な気持ちのまま、毎日を過ごしていた。
そして今日、再びホットヨガの日が、やって来た。

教室へ行くと、熱気に満ちた部屋で、先生が待っていた。
薄い衣装が、少し汗ばんで、濃い染みを作っている。
先生の曲線の多いボディラインは、本当に目の毒だった。
よく見ると、教室には、今回も他の生徒がいなかった。

「こんにちは、先生。今日も・・一人ですか?」
『他の生徒さんが、時間を移られたので、もし良ければ、
 来週から、他の教室と同じ時間でお願いしたいんですけど・・・。』
先生は、すまなそうに言う。

やはり、どう考えても先週の事は、夢だったのだ。
『詳しい事は後で。』
先生の言葉の最後の方は、あまり耳に入らなかった。
わかりました、と答えるが、とにかく、残念な気持ちで一杯だった。
このまま来週も、一人で授業お願いするのは、あまりにも下心が見え見えで、
そんな事は、恥かしくてできなかった。

               ◆

『お水です。今日は倒れないように、水分取っておきましょう。』
海外のミネラルウォーターらしく、ペットボトルに何か書いてあるが、読めなかった。
一口飲むと、少し炭酸が入った、淡い甘さを感じる。比較的、飲みやすそうな感じだ。

先生は、その飲んでいるのを確認するように、見ている。
ちょっとだけ、その様子に違和感を覚える。
こちらの目線に気づいたのか先生は、パっと明るい顔を作ると、
『まずは、柔軟体操から始めましょう。』
と柔軟体操を始めた。

『前に体を倒して下さい。』
どこまでが夢だったんだろうと思いつつ、体を前に倒していく。
先週とは、さして変わらない角度までしか、体は曲がらない。
先生は立ちあがると、後ろに回り、先週と同じ様に背中を押し始める。

(もしかして・・・。)淡い期待を持って、先週の事を思い出してしまう。
グイグイ、先生は強く背中を押す。先生の細い指先が、若干背中に食い込む。

先生は、ある程度背中を押すと、パっと手を離し、
『はい、次は腕の筋を伸ばして行きますよー。』と正面に戻り、
腕の筋を伸ばすように、指示して行く。

『体の筋を伸ばしてー。』先生は、淡々と柔軟体操を進めて行く。
やはり先週の事は、夢なのだ。そりゃそうだ。
充分に体の筋を伸ばし、柔軟体操が終了する。
額からは、汗が吹き出ている。

『ちゃんと水分取って下さいねー。』
先生に言われるまま、先ほど渡された水を、ゴクゴク飲んで行く。
冷たい水が食道を通り、胃で吸収されているのが、はっきりとわかるようだ。
その様子を見る、先生の視線を感じる。飲む様子を、伺っているような目線。
逆に気になってしまって、先生の方を見る事はできない。

そのまま気にしないフリをして、ペットボトルを床に置いた。

               ◆

『今日は、ラクダのポーズをやってみましょう。』
先生が、お手本を見せる。
先生は、大きく胸を逸らし、ラクダのポーズを決める。
細くしまった先生の体のシルエットは、本当に美しい。
服で締めつけられてなかったら、胸が本当にラクダのコブのように見えただろう。

自分も、先生と同じようなポーズを取ってみる。
腰に手を当て、上体を逸らしてみるが、かなり腰に負担になる。

先生は、こちら見ると、
『手を足に置いてもいいですよー。』とアドバイスしてくれた。

手を足首の辺りに置いて、体重を支えながら逸らして見るが、
先生のように、うまくラクダのポーズの形にはならない。

すると、先生は立ちあがり、胸と腰に手を入れて、支えてくれながら、
ラクダのポーズの姿勢を形作って行く。

『胸はもっとこう逸らして。腰をもっと前に出す感じ。』
先生の指先が、胸や腰にあたる。

(ダメだ。先生の指に意識を集中してしまうと、股間が膨らんでしまう。)
「先生、ちょっと休憩させて下さい。」

とりあえず、緊急避難した。先生が、また水分を進めるので、口に含むだけ含む。
水分を取ると、汗がボタボタ落ちる。部屋の中は、かなり熱い。
熱気を感じるのは、興奮のせいなのか、部屋の気温のせいなのか。どちらだろう。

多少、股間が落ちついた所で、再び、ラクダのポーズを再開する。
先生の手が、やはり腰や胸に伸びて来る。
乳首の辺りに手の平を置かれたり、お尻の上の辺りを触られると、
どうしても、変な方へ考えが行ってしまう。

『ちょっと、じっとして下さい。』
先生はそう言うと、手と足首に何かを巻かれる感触が起こった。
「え?、ちょっと待」と言う間もなく、口にもタオルを巻かれてしまった。

カチャリ。部屋に鍵をする音。再び現れた先生の姿は、既に全裸だった。
『先週のレッスンは楽しかったわねぇ・・・』
あの目。先生は、先週と同じ、あの熱っぽい目をしている。

『このラクダのポーズはダメねぇ・・。だって、上体が反ってないもの。』
そう言うと、正面から両手を伸ばして、シャツの下に手を潜り込ませて来る。
シャツは、胸の上くらいまで、たくし上げられた。
驚きのあまり、声をあげたが、タオルがその声を塞いでいる。

先生は、両手で、乳首をコリコリと刺激する。
その顔は、へその辺りにあって、臍の穴をベロベロと舐めている。
舌のザラザラした感じが、臍の辺りで蠢く感じは、股間をより熱くさせる。

『お水おいしかった?。あの水を飲んで、よくここまで我慢できたわね。』
あの水が、どうかしたのだろうか。先生は、上目遣いにこちらを見ている。
顔の美しい先生が、舌を伸ばし、その舌先で臍の穴をベロベロと舐める光景は、
より一層興奮を高ぶらせる。

『フフフ。しょっぱい。でも、ちょっと苦いかな。』
先生も、額から汗が噴き出している。その汗が、腹にポタリポタリと垂れる。
既に、陰茎はパンパンに膨らんで、薄いパンツが、盛りあがってしまっている。

先生は体を起こすと、パンツの上から股間を乱暴に握る。
『もうパンパンになったわね。』うれしそうに言う。
先生は、後でまとめた髪をほどき、髪を下ろす。
スポーティだった先生の印象が、グッと女性的に変わる。

髪をまとめるのに使ってたゴムを、手にはめると、
ゴソゴソとパンツの穴から、陰茎を引っ張り出した。

『ちょっとキツイかもしれないけど・・・』
そう言いながら、ゴムで陰茎の根元を締めつける。
そして、ラクダのポーズに座るように、体に乗って来た。

先生のパンツが、目の前にある。
汗でびっしょりだが、特に股間の部分が濡れているように見えた。
そして、ゆっくりと股間を顔に押しつける。
体から発する先生の独特の匂いが、鼻から昇ってくる

先生は、下半身に覆い被さっている。
『チュルッ。』
自分の陰茎が、先生の唇に吸い込まれる。
先生の舌が、口の中で激しく亀頭を舐めている。
顔もゆっくりと動いて、口の筋肉が、陰茎を締めつけながら刺激する。
先生に与えられる快感に、体がビクビクしながら、反りかえってしまう。
先生は、体の痙攣を感じ取ると、さらに頭を動かす速度を速め、陰茎を強く擦る。

(あぁっ!で・・出ちゃう・・。あぁ・・イクッ!!)
陰茎が、先生の口の中で痙攣するが、根元がゴムで止められているので、
勢いよく発射する事ができない。ツーンとする痛みが、股間に走る。

先生は、痙攣する陰茎から口を離すと、ゴムを外し、痛みで萎えた陰茎から、
精液を手でしごき出す。
『結構出たわね。一週間、溜めて来たのかしら?』
その表情は、淫猥に微笑んでいる。
その手で、精液を全て絞り取ると、少し陰茎を刺激して立たせ、
コンドームをクルクルっと付けた。

『この意味、わかるわよね。』
腰に手をあてて、仁王立ちする先生の姿は、力強く、美しくさえある。
その股間からは、汗なのか、違うものなのか、ポタリポタリと滴が垂れている。
先生は、腰から突き出ている陰茎に、ゆっくりと腰を下ろした。

にゅる・・。陰茎が、暖かい秘裂に包まれる。
体が、倒れ込みそうな程の快感に襲われるが、秘裂に食いつかれた陰茎が、
体が横倒しになる事を許さない。

先生の体の中で、こねくり回されているような複雑な刺激を、陰茎は味わっている。
さすがに1度発射しているので、すぐにイッてしまう事は無いが、腰を動かされたら、
すぐに発射してしまうだろう。

そして先生は、ゆっくりと腰を動かし始める。
膣の内壁を陰茎に擦りつけるように、腰を回す。

(ダメだ・・・。出・・る・・。)
口から溢れる涎で、口を塞いでるタオルが濡れる。
(イ・・イクッ!)ビョワーッ!!。陰茎が、付け根から痙攣する。
その脈動に合わせて、精液が放出され続ける。
既に、熱さと快感で意識が朦朧としている。

しかし、肛門から侵入するものにハっとさせられる。
肛門から、何かが入って来てる!でも、気持ちいいっ!!)
にゅるにゅると出入りする、その何かに、再び陰茎が激しく膨張する。
先生の両手は、だらりと下に下がっている。
快感が、肛門から脳天へ突き抜けるが、得体のしれない何かに肛門を犯されて、
心は戦慄していた。あの、先週の光景を思い出す。

(鏡に映った先生の尻尾・・・。幻じゃなかったんだ・・・。)
今はもう、そう思う事しかできなかった。

肛門から侵入した先生の尻尾は、肛門の奥の方までその食指を伸ばして、
敏感な部分を刺激している。
先週味わった、カーッとする感覚が腰から抜けて行く。
『だんだん、前立腺を開発されて、気持ちよくなって来たんでしょ。』
先生は、うれしそうに言う。
前立腺と、肛門を刺激され、さらに陰茎も複雑に擦られて、
既に、体は発射態勢に入りつつある。

(あっ・・。あっ・・。また・・イキそう・・・。)
『アラ・・もう、発射態勢に入って来てるわね。
 ホラ、お尻の穴が、グゥーッとなって来たわよ。』
先生は、笑いながら言う。そして、腰を激しく震わせた。

(あああっ!!)
ビョロロロローッ!!。精液が、陰茎の先から激しく放出された。
体も、快感に激しく痙攣する。
先生は、その体の痙攣をも、股間を通じて味わっているようだった。

先生は、体を離すと、コンドームを引き抜き、中に溜まった精液を口に含んだ。
先生の美しい唇の端から、白いドロっとした液体が垂れ落ちる。
その光景が、目に焼きつくと、次第に意識が混濁して行った。

               ◆

ハっと目が覚めると、先週の様に、冷たいタオルが顔にあてられていた。
受付の女性が声を掛ける。
『また、のぼせちゃったみたいですけど、覚えてますか?』
いや・・・としか答えられなかった。

『先生も心配されてましたよ。水分の摂取を勧めたけど、
 あまり取らなかったので、心配だったって言ってました。』
自分の体のすぐそばに、先程貰った水のペットボトルが置いてある。
よく見れば、コンビニで売ってる海外製のミネラルウォーターだ。
水の量も、最初に一口飲んだ分位しか減ってなかった。

(おかしいなぁ・・・。)
「これ、僕の水ですか?」
『そうですけど・・?』受付の女性は、キョトンとして言う。
変な顔をしていると、受付の女性は言う。
『来週から、時間が変更されるという事なので、帰られる時に、
 細かい点を詰めましょう。まずはシャワー浴びられたらどうですか?』
あ、はい、とうなずいて、とりあえずシャワールームへ向かう。

次のレッスンは、どの時間帯になるんだろうか。
ぼんやりとした頭で、そう考えていた。
END

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サキュバス・ヨガ (1)

新しくできたというホットヨガの教室に、汗を流しにやって来た。
すごい美人の先生がいるらしい、というのも、実は魅力の1つだった。

今日は、教室がある日だ。
教室へ行くと、ものすごいサウナのような熱気を感じる部屋で、先生が待っていた。
いつもは騒がしい、他の生徒の人が、今日はいなかった。

「あれ?今日は、一人ですか?」
『他の生徒さんの都合が悪くて、お休みみたいなんです。』
そうですか、と残念なフリをするが、その実、内心では喜んでいた。

               ◆

『まずは、柔軟体操から始めましょう。』
先生のお手本にしたがって、体をほぐしていく。
先生の体の柔らかさには、遠く及ばない。
引き締まった中にも、肉が付くべき所に付いた、関節の柔らかい先生の体は、
とても美しく見える。薄いレッスン着が、より一層、体を美しく見せるようだ。

頭をうしろでまとめて、化粧も最低限しかしておらず、女性的な雰囲気を
極力消してはいるものの、体から発せられてしまうフェロモンの様なものは、
隠しようが無い。

『前に体を倒して下さい。』
床に座り、股を開き、体を前に倒す。
先生は、レッスン着でしめつけている豊かな胸を、
床にペッタリとつける事ができる。

「いててて・・・」
体が斜め前に倒れると、背中や腰、ももの付け根が痛い。

『やっぱり堅いですねぇ・・』
体が堅い事は、先生に以前に注意されていた。
先生は立ちあがると、背後に回る。

先生の暖かい手が、背中で押すのを感じた。その手に、グっと力が入る。
「いててっ。」
『それじゃあ、ゆっくり押しますから。』
先生の細い指の形や柔らかさを感じる程に、先生の手が、ゆっくりと背中を押す。

『いい感じですよー。』
体が痛いながらも、前傾姿勢になる。
先生に触ってもらう為なら、痛いのも我慢できる。

ポトリ。先生の額から落ちる汗が、首筋にあたる。
体がビクリとすると、先生は「あっ。ごめんなさい。」と額の汗をタオルでぬぐった。

「痛い、痛い。先生、痛いです。」
ある程度以上押されると、やっぱり痛かった。
『んー。でも、今回は、思いっきりやった方がいいですね。』

ガシッ。背中から抱きつくように、先生は覆い被さる。
細い両手の指先が、両手首を掴んで、とがったあごを肩に乗せ、
自分の胸を含めた体全体の体重を、背中に乗せる。

先生の髪からは、いい匂いがする。
細い指先で手首を掴まれている感触、あごが肩に乗っている感触、
そして柔らかい胸が背中にあたる感触。3つの感触が、脳を掻き乱す。

(うわーっ。ラッキー!!)
特に、先生の胸が、グイグイ背中にあたる。
腿が猛烈に痛いが、グっと我慢して、背中の感触を楽しんでしまう。
心なしか、自分の股間が、膨らんでしまっているかもしれない。

『いいですよー。その調子。もうちょっと頑張りましょう。』
耳元で、先生が言う。先生の熱い吐息が耳にかかって、体がビクっとしてしまう。
先生は、痛みで体が痙攣したと思ったらしく、頑張ってーっと繰り返している。

「先生、もう限界です。すごい痛いです。」
喜びの半面、あまりの痛さに先生に悲鳴をあげるものの、
先生は、もうちょっと!、と言って、背中を押すのを止めない。

カクンッ。
体の関節が楽になって、体がペッタリと床についた。
先生は、背中に覆い被さっている。

先生は、ゆっくりと体を離すと『よくできましたー。』とほめてくれた。
自分も体を起こそうと、足に力を入れるが、
床にペタンと開脚で、手を伸ばした状態のまま、足に力が入らない。
いや、力が入っているのかもしれないが、手足が動かない。

「先生、起き上がれないんですけど・・・」
『えっ!大変っ!』
先生は、背後から両脇の下に手を差し入れ、グっと体を引き起こす。
しかし、先生に股間が膨らんでいるのを見られてしまう。

『キャァッ!』
先生は、小さい叫び声をあげて手を離す。体はまたペタンとなる。
「すみません・・」床に伏せたまま、声をふりしぼって謝る。

『柔軟体操中に、そんな事考えてたんですか・・』
背後から、先生がひいている声で言う。
(ああ、もうこの教室に来れないや・・・)
猛烈な恥かしさと、落胆を感じる。

その瞬間、細い指先が、お尻の割れ目をなぞるのを感じた。
体がビクっと反応し、股間がまた膨張する。

『こんな風に触られたいとか考えてたんですか?イヤラシイ・・・』
先程までの溌剌した声とはうって変わって、熱のこもった淫靡な声で、先生は言う。
先生は、教室の入り口に鍵を閉めて、顔にタオルあてがって、口を塞いだ。

『レッスン時間はまだ充分にありそうね。』
先生は、再び、お尻の割れ目に、自分の細い指を這わせる。
肛門の周りや、会陰部を指で刺激されて、体がビクビクと反応してしまう。
『感じやすいのねぇ。』先生は、うれしそうな声を上げる。

先生は、再び、上から抱くように背中に覆い被さる。
細い指先で、腕をフェザータッチで愛撫しはじめる。

そして、ブラジャーを外したのか、先ほどより弾力の増した胸を
背中に押しつけて、耳の外側をペロリと舐めながら、吐息を吹きかける。
背中の薄い布の向こうに、かすかな突起も感じた。
スラリと長く伸びた足先は、力が抜けた足に絡ませて、その内腿をなぞっている。

体の敏感な部分を、柔らかな先生の体を全て使って愛撫されて、
体中がビクビクと痙攣してしまう。

『汗をかいたシャツはいらわないわね。』
服を脱がされて、上半身を裸にされてしまった。

ピト。豊かな胸が背中にあたっている。その中心には、コリコリとした突起がある。
柔らかな胸を、直接背中にあてているのだ。
弾力のある感触と、背中を這う突起の感触が、背中の性感帯を刺激する。
股間が膨らむが、体を前にペタリを倒しているので、膨張できず鈍い痛みが続く。

先生は体を離すと、お尻の辺りから、床と股間の隙間に手を刺し込んで、
股間の様子を探り始める。

『大きくできなくて、苦しいみたいね。』
先生は、股間をパンツの上からまさぐりながら言う。
そして、パンツの裾から手を差し入れ、直接陰茎を掴むと、
パンツの脇から引き出そうとする。
陰茎に膨張する余裕ができ、段々と堅さが増して来る。

『あら!体も堅いけど、こっちも堅いのかしら。』
お尻の辺りから、笑うような声がする。

陰茎が、先生の手で激しく擦られている。
グニッ。グニッ。グニッ。
激しく擦られると、だんだんと射精感が募ってくる。

(あぁ、もうイキそうだ・・・あぁ・・イクッ!)
痛い!。
発射したくても、下に曲げられて行き先を失った精液が、逆流するかのように痛い。
しかも、陰茎の先から発射できなくても、痙攣だけはしているのだ。

しかし、その痛みに急速に萎えはじめて、その先からゆっくりと、
液体がにじみ出るように出ているのがわかる。

『あらあら、教室汚しちゃダメじゃない。』
先生の興奮するような声。快感が恥かしさが入り混じる。
『そんな悪い生徒には、おしおきが必要ね。』
次の瞬間、パンツを少し下げられて、直接お尻をつねられた。
痛いけど、何故か陰茎が反応してしまう。

先生は、片方の手で陰茎をにぎり、片方の手でお尻をまさぐっている。
特にお尻は、肛門の周りの皺を、なぞるように指先が動く。
陰茎が先生の指の中で、激しく膨張する。

先生は、黙ったまま、執拗に肛門の周りをいじり続ける。
不思議な感覚が、沸いて来る。

(先生の細い指が、肛門の中に入って来たら・・・)
その想像に、股間の奥が熱くなり、ジワーと汁が涌いてくるのがわかる。
肛門は、ヒクヒクとしはじめる。それを見計らったかのように先生は言う。

『お尻の穴がパクパクしてるけど、この指が欲しいのかしら。』
先生の声は、耳を熱くする。
『ホラ・・そんなに食べたいの?・・ヘンタイ・・・。』
その声と共に、股間に感触が起こった。

ヌル。ぬるりとした先生の細い指先が、肛門から中に侵入して来る。
それと同時に陰茎を刺激されると、肛門がさらにヒクヒクと痙攣する。
指はうねうねと動きながら、さらに奥を目指して行く。

(あっ。)
股間の奥が、カッとする。指がグニグニ動くと、それに合わせるように、
カッとする感覚が、ゆっくりと腰から脳へ伝わって行く。

『この体の中のツボを押すと、精液がドピュドピュ出ちゃうのよ。』
先生の口から出ているとは思えない、いやらしい言葉が吐き出される。

先生の指先が前立腺を、そして指の腹で肛門の縁を、さらに反対側の手で、
陰茎を刺激されて、その3ヶ所の快感が、脳を白く染めていく。

(ああ・・・。)
タオルで塞がれた口からは涎が溢れて、そのタオルを濡らしていく。

『そろそろ、行くわよー。』
先生は、両手を激しく動かした。頭の中に光りが見えたような気がした。
(ああああーっ!)
ビュロロローッ!精液が激しく流れるように、陰茎から放出されて行く。
同時に肛門と陰茎が、バクバクと痙攣している。その痙攣も、ものすごく快感だ。

(天国だ・・。)頭が白く焼きついて、意識を失った。

               ◆

ハっと目が覚めると、冷たいタオルを顔や脇にあてられていた。
先生が、心配そうに覗き込んでいる。
『のぼせたみたいですけど、大丈夫ですか?』
先生は、いつも先生に戻っている。いや、夢なのか?

ハっとして、まだ疲労感が残っている体を起こす。服は、元通りだ。
夢・・なのか。

「すみません、のぼせたんですね。ご迷惑おかけしました。」
先生は、冷たい水を差し出しながら言う。
『次のレッスンが始まるので行きますけど、ゆっくり休んでからお帰り下さいね。』
そう言うと、先生は教室へ向かった。
ふと、鏡に一瞬映り込んだ先生の姿に、尻尾があったように見えたのは、
自分の目の錯覚だろうか。

次のレッスンは、また来週だ。
END

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タグ : フェチ  肛門  前立腺 

淫夢・サキュバスの壁

気がつくと、下半身が白い壁に埋まっている。
いや、上半身だけが、壁に空いた穴から出ている、
と言った方が、正しいかもしれない。

足が宙ぶらりんで、腰が穴にぴったりとはまって、進むことも戻る事もできない。
壁は、右も左も遥か遠くまで、切れ目無く、永遠に続いているかの様に見える。
上を見ると、壁は、人の背の高さ位しかない。天井は無く、真っ暗闇が広がっている。
床には、体を曲げて手を伸ばせば、指先が届きそうな感じではある。

幸いにも、壁の厚さが充分にあるのか、不安定ながらも、
腰だけで、充分に体を支える事ができる。

壁に向かって手をついて、力を入れるが、どうしても腰が痛くて抜けない。
力を入れると、内出血しそうな位、痛い。

困り果ててぐったりとしていると、壁の向こう側では、キャアキャアと騒ぐ声がする。
若い女性独特の、鳥がさえずるような声が聞こえて来る。

サワッ。柔らかい手が、壁の向こう側にある、自分の足の内股を触る。
サワサワ。何本もの手が、下半身を撫でてながら、キャアキャア言っている。
内股、ふくらはぎ、鼠径部、それにお尻。大事な場所こそ触らないが、
くすぐったいような刺激に、陰茎が充実して行くのがわかる。

チュプ。足の指がしゃぶられる。冷たいような温かいような、濡れた口の中で、
足の指が舌で転がされて、ねぶられているのがわかる。
足をまさぐる手の中に、濡れた舌が混じっている事に気づく。
ザラっとした舌が這った後は、その唾液で冷たく感じる。

次第にキャアキャアという声はしなくなり、ニチャ、ニチャと唾液と口から出る音が、
かすかに壁の向こうから聞こえて来る。
チュバ。足の様々な場所を、唇で愛撫している。
チュバッ、チュバッと、わざと音を立てている様だ。
膝の裏や、鼠径部など、特に敏感な部分を強く吸っている。

既にペニスの先からは、熱い汁がにじみ出ているのが、自分でもわかる。

ヌルリ。ヌルっとした冷たい液体がペニスにかけられている。
ヌルヌル。ペニスが手で擦られている。しかし、激しくは擦らない。
ゆっくりと、ペニスが充血し続けるだけの刺激しか与えない。

その間も足の指は、しゃぶられ、手と舌で、下半身中をまさぐられている。
発射こそ許されないものの、ペニスへの刺激によって、熱い液がポタリ、ポタリと
鈴口から溢れている。

「ああっ。」息が荒くなり、口の端から涎が落ちてしまう。

ヌチャ。ペニスが温かいもので包まれる。
レロ、レロレロ。裏筋を刺激される。ペニスが口に含まれたようだ。

温かい濡れた舌先が、裏筋やカリ首を嘗めまわす。
唇は、ペニスを締めつけ、擦り上げる。

チュパチュパ。鈴口が、音を立てて吸われている。
甘美な刺激が、ペニスを射精へと導いて行く。

(ああっ・・イキそうだ・・。)
その瞬間、ペニスから口が離れて行く。
やり場の無い苦しさが、脳だけに残る。
先程まで、なぶっていた舌や手も、今は陰も形も無い。

しかし、壁の向こうからは、小鳥がさえずるような女達の黄色い声がする。

レロ。ペニスが、何枚もの舌で舐められはじめる。ベロベロベロッ。
感触だけでは、はっきりわからないが、3枚位の舌先を感じる。
裏筋、カリ首、亀頭を、それぞれの舌が、ザラザラと刺激する。
再び、ペニスが堅く膨張する。

(ああ・・イキたい・・・。)
発射寸前で刺激を止められてしまい、快感と不満が、頭の中で混然としていく。
筒先から再び汁が垂れて、ピクピクと痙攣しはじめる。
すると、あれだけ熱っぽく舐めていた舌が、かき消すように消えてしまう。

そして、再び喜ぶような女達の声。

(寸止めされて、なぶられてる・・・)
そう思うと、背中や頭の中が、カーッとする。
手足をジタバタさせる。しかし、何も手応えは無い。

               ◆

疲れてグッタリしてると、両足をがっちりと抱える感触がある。
しっとりと汗ばんだ、吸いつくような肌を太ももの辺りに感じる。
やわらかな胸とその乳首、そして脇に挟まれた感覚が足にはある。

足をバタバタと動かそうにも、ものすごい力で押さえ込まれている。
女の力とは思えないが、足に感じる肢体は、明らかに女性の体ものだ。
独特の柔らかさ。吸いつくような肌。そして、囁き合う声。
強い力で持って、足が無理矢理開脚させられる。
肛門の辺りが、風に触れて、冷たく感じた。

ペロン。
「あぁっ!」肛門の穴を舐められた。
ペロペロ。子犬の舌のように小刻みに動いて、肛門の穴を舐めている。
ペニスが、快感にピクピクと痙攣する。

「ああっ!!」
その捻り込まれるような快感に、今まで蓄積された精液が思わず放出される。
ビュルッ。ビュルルルッ。
ペニスは、ピクピクとわずかに痙攣しながら、ゆっくりと精液が筒先から垂らす。
壁の向こうからは、クスクスと女達の忍び笑う声が、聞こえている気がした。
肛門を舐められただけでイカされた事に、頭が熱くなる。

ヌプ。ぬるりとした冷たいものが、肛門から入って来る。
その冷たいものは、ぐりぐり回転しながら肛門へ侵入する。
女の細い指らしきものは、肛門や腸を、指の腹で刺激している。

「はぁ・・はぁ・・はぁ・・。」
女の指先が、肛門の奥の熱い部分に当たっている。
クスクス言いながら、女達は、この、あえぐ声を聞いているようだ。

コリコリ、コリコリ。肛門の中で、指が折り曲げられて、刺激されている。
筒先から押し出されるように、熱い液体が漏れる。

サワッ。
肛門に指を入れられて、ペニスに触られると、バクバクと痙攣する。
そして、キューッと肛門が締まって行くのがわかる。

それでも、女の指はくねるように動き、前立腺の辺りを熱く刺激する。
足が快感に痙攣するが、ものすごい力で押さえつけられたまま、
女の指が肛門をニュルニュルと出入りする。

「あ゛あ゛あ゛・・・」腹の底から、悶える声が振り絞られる。
肛門の辺りで、これ程の快感が出るのを知らなかった。
コリコリコリッ。ビクッ・・ビクビクビクッ!!
「あ゛あ゛あ゛あ゛っ。」
ペニスが激しく痙攣して、精液を勢い良く放出する。
ビュルルルルルッ!!

壁の向こうからは、喜ぶような歓声があがっているようだ。
肛門の中の指は、体の中に残っている精液を押し出す様に、まだ動いている。
残った精液を搾り出して、指はその感触を残しつつ、肛門から引き抜かれる。

息をつく間も無く、再び、ペニスへの指の愛撫が始まる。
既に短い時間に2回も放出し、ペニスには発射の気力は、もう無い。
それでも、激しく指で擦られると、勝手に充血をはじめてしまう。

充分にペニスが膨張すると、女の指先が、カリ首から亀頭の辺りをくるくると回る。
ペニスは、それに合わせてピクピクと痙攣する。

くるくる。ペニスは、ピクピク動くが、発射する気配は無い。
しかし、くるくるくるくる、指が亀頭を回るたびに、亀頭が熱くなるのを感じる。
くるくる、くるくる。ペニスの根元も熱くなる。

くるくるくるくるくるくる。執拗に指はくるくるとなぞり続ける。
「あ・・・」堪らず声が漏れる。

次の瞬間、何かが出る感触が、ペニスの根元から筒先へ走る。
「あぁーっ!!」思わず、叫び声をあげる。
ジャッ。ジャアー。筒先から液体が、放出される。
女の指先は、その放水を促すように刺激する。ジャッ。ジャッ。
どこにこれだけの液体が溜まっていたのかと思う程、長い間流れ続ける。
しかし、段々流れが弱くなる。ジャッ・・ジャッ・・。流れは止まった。

息が、あがっている。
パクパクと口を開け閉めしつつ、大きく息を吸う。

壁の向こうでは、「今度は、私の番!」と軽いノリの女の声がする。
再び、冷たい指先が、肛門に侵入して来る。

壁から、体は抜けない。

END

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サキュバスのポスター

アイドルのサキちゃんのポスターを手に入れた。
部屋の壁に貼って見る。うれしくて、顔がにやけてしまう。

そーっとサキちゃんの顔の部分に、自分の顔を近づけて行く。
「チュッ!」そのまま、ベッドにもんどりうって寝転がる。
とても、いい気分で眠りについた。

               ◆

目を開けると、自分の部屋の隅に立っていた。
(あれ?なんだろ?寝ていたはずなのに・・・)
目を擦ろうとすると、手が動かない。
いや、手だけではなく、体の関節全てが動かない。
只、目の玉だけが、動くようだ。

部屋のドアを開けて、人が入って来る。
(!!)
それは、さっきポスターを買った、アイドルのサキちゃん本人だった。
ポスターを抜け出して来たように、買ったポスターと同じ格好をしている。

(これは夢だ。そうに違いない。)
そう考える事しかできなかった。
サキちゃんは、こちらをジーっと見ている。

『こうやって見ると、ポスターにキスしてみようとは思わないなぁ。』
声は、サキちゃんそのものだが、口調は違うような気がする。
サキちゃんは、まじまじと顔を見ると、段々その顔を近づけて来る。

『チュッ。』
(ヤッター!夢でもうれしい!)
心臓がドキドキと高鳴る。
『キスできてうれしい?』サキちゃんは、微笑む。

すると、自分の手を背中に回して、いきなり自分の服を抜き始めた。
(え!まじで、ラッキー!)
心臓がバクバクと鳴っている。
サキちゃんは、とてもかわいらしいピンクのブラジャーと、
白のパンティを着けていた。
サキちゃんは、下着姿を恥かしそうに、胸と下半身を隠している。
自分の鼻の下が伸びて、息が荒くなっているのが、自分でもわかる。

『興奮した?』サキちゃんが、ニヤリとわらった。
ベロリ。サキちゃんは、顔を舐めた。
柔らかい濡れた舌の感触が、顔を通り過ぎる。
更に細い指を持つ手を伸ばして、体のあちこちを触り始める。
サキちゃんの柔らかい手に触られると、さらに興奮してしまう。

『シャシャシャ。シャシャシャ。』触られる時に、独特の音がする。
何かを擦る音・・・これは・・紙を擦る音だ。ポスター・・・。
そのハッとした表情に気づいたのか、サキちゃんが言う。

『ポスターになった気分はどう?。ウフフ。』
そう言うと、サキちゃんの姿が、次第にもっと大人の女性の裸体へと変化して行く。
その女性の背後には、翼と尻尾が生えている。

(悪夢だ・・・。)悪夢だとわかっても、どうする事もできない。
女性は、体の敏感な部分を触りまくる。
脇腹や腕、太ももや、内股。その女性に触られるたびに、股間が熱くなるのが感じる。
しかし、体をくねる事も、避ける事もできない。
もしかしたら、自分が、平面のポスターになっているからかもしれない。

女性は、ポスターの股間のあたりを、高速に手で擦りはじめた。
女性は、淫猥に微笑みながら、手を激しく動かしている。
(あっ。あっ。あっ。気持ちいい。ああっ。イッちゃう!)
ビュワーッ!ペニスの先から、精液を放出する感覚だけが、脳に伝わる。
股間に冷たい感覚は無い。
女性は、満足そうな表情をしていた。

『あなたは、ポスターにいたづらした事あるかしら?』
女性が、尋ねる。しかし、意味がわからない。

女性は、自分の細い指を舐め始める。
その淫靡な舐め方は、明らかに性的な印象を与える為のものだ。

自分の指先が、唾液で濡れた事を確認すると、その指先を股間の方に伸ばして行く。
しかし、その行方は届く目線の先で、それ以上、追う事ができない。

しばらく間があいた。
『プスッ』と紙に穴が開く音と同時に、
肛門に指が挿入される感覚が、背筋を走りぬけた。

『私はこうやって、ポスターに穴を開けて、いたづらするのが好きなのよ。』
女性は、そう言うと、微笑んで腕を動かしている。
腕の動きと同期するように、肛門にリズミカルな刺激が与えられている。

(何?股間の奥の方が、だんだん熱く感じる。)
女性は、肛門への刺激に加えて、股間のあたりをまさぐっている。
(あっ。気持ちいい。股間の奥がビクビクしてる、何?!。あぁっ!)
女性は、あるはずのない、ポスターの中の前立腺を刺激している。

女性は、ポスターに描かれている耳に、自分の唇を近づけて言う。

『今、あなたの前立腺を、指でクニクニと刺激しているの。
 男の人は、ここをいじられると、頭がおかしくなる程気持ちいいっていうけど、
 本当のところはどうなのかしら?。フフ・・。』

肛門の奥で、女性の指が激しく暴れている。
(あぁ。また出ちゃう。あぁっ。ダメだ。イクッ!!)
ビョロロロッ!。また放出するその快感だけが、脳に伝わって来る。

『朝まで、あと何回イケるかしら。楽しみね。』
女性はそう言うと、再び両手を激しく動かし始めていた。

               ◆

(うぅ・・ああっ!)
朝、ものすごい疲労感で、目が覚める。
パンツが濡れてなくてほっとするが、それ以上になんか気持ち悪い夢だった。

壁のポスターに目をやると、アイドルのサキちゃんが昨日と変わらず微笑んでいた。
ポスターを壁から外して、丸めてしまう。
(なんか怖いから締まっておこう。)そう思っていた。

夜、寝る前に、我慢できずに丸めたポスターを開き、壁に貼ってしまう。
そのポスターの女性の表情は、今朝よりも、ほんの少しだけ淫らな表情をしていた。
END

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タグ : 肛門  前立腺  フェチ 

サキュバスのサウナ

スパに併設されている、サウナコーナー。
普通のサウナやロウリュサウナなど、いくつかのコーナーがある。
別料金のアカスリコーナーや、岩盤浴コーナーもあるようだ。
その中の一つに、箱型のサウナがあった。
首だけを出す箱型のサウナで、箱の中に体を入れると、
中から暖かい蒸気が噴き出すタイプの、あのサウナだ。

               ◆

「すみません、サウナやりたいんですけど。」
受付に座っている女性に尋ねる。
説明受けて料金を払い、受付の女性がサウナ部屋に案内してくれる事になった。

『どうぞ、こちらです。』女性が、前に立って案内してくれる。
茶色に染めた髪の毛を、後でポニーテールのようにまとめて、
薄いピンクのポロシャツと灰色のハーフパンツを履いている。
目を凝らすと、大きい胸を支えるブラジャーの紐が、薄っすらと見て取れる。

化粧っ気は、ほとんど感じさせないが、最低限の眉毛を書く等、化粧はしているし、
それに素顔でも充分に美人で通用するだろう。

曇ったガラス戸を開けてもらい、サウナ部屋に入ると、ムッとする湿気を感じる。
部屋の中には、人が首を出して入るような感じの箱が3つ並んでいた。
この時間、他に、誰も利用している人はいないようだ。

女性がカパっと箱を開いて、中の椅子に座るよう促す。
ちゃんと座席があり、ちょっとした肘掛もあって、リラックスできそうな感じだ。
腰を下ろして、体を楽にする。女性は、カチャリと箱を閉じる。
しっかりとロックをかけたようだ。一応あごの所には、タオルを敷いてくれた。

『御用の時は、声をおかけ下さい。時間になりましたら、また伺います。』
女性は丁寧に言うと、何かのスイッチを押して、受付に戻って行く。

フワーっと蒸気が吹きあがる。体がしっとりと蒸気で濡れて来るような感じだ。
首の辺りから、外へ蒸気が抜けて行く。蒸気が白い煙なって、目の前を流れる。
次第に、体が芯からじんわりと暖まって行く。決して熱いという感じではなかった。

               ◇

どれ位経ったろうか。体が充分に暖まった頃、腕や足を揉まれる感触に気づく。
「やっ。なんだこれ。」独り言が出てしまう。
モミモミ、モミモミ。何かが、腕やふくらはぎを揉んでいる。

最初は、マッサージ機能も付いているんだろうか位にしか考えなかった。
しかし、その揉む場所が、だんだんと鼠径部や脇の方へと移って行く。
そして、少し爪の伸びた細い指先の感触が、はっきりとわかるようになると、
これはおかしいと確信した。

4本の手の細い指先は、脇腹や鼠径部を撫でている。
サワサワ。サワサワ。そっと触るような感じで、体をくすぐっている。
くすぐったさに、箱の中で体をくねらせる。

「すいませーん。」とりあえず人を呼ぶ。「すいませーん。」
女性がゆっくりとやって来る。カチャリ。女性は、何故か入り口の扉の鍵を締めた。

「このサウナ。あっ。なんかっ、変なんですけど。あっ。」
サウナの中で、体を謎の手にくすぐられて、声が出てしまう。

女性は、その様子をニヤニヤと見ている。そして、顔に唇をギリギリまで近づけて、
『何がおかしいんですか?』と嘲るように言う。
そして、部屋の隅にあった小さい椅子を箱の前に置いて、そこに腰をかけた。
両肘で箱に寄りかかり、両手の平で頬を挟み、
首を動かせないように押さえられてしまう。

女性は、正面から顔をグッと近づけると、ふうっと息を吹きかけた。
その息は甘いような、スっとするような香りがした。
一呼吸置いた次の瞬間、女性は、ギリギリまで顔に迫っていた唇で、口を塞いで来る。
柔らかい唇の感触と、口の中に力強く入って来る女性の舌先。
女性の目は、こちらをじっと見ているものの、その目には笑みが浮かんでいる。
絡ませてくる舌の動きで、口の中を性感帯を刺激されて、うっとりとしてしまう。

はっと気づいた時には、女性は既に唇を離し、恍惚の表情をニヤニヤと見ていた。
「すいません、これ開けて下さい。」
今の行為に羞恥を覚え、うつむきながら、
目の前に座っている受付の女性に、そう言う事しかできなかった。

女性は、椅子をずらして脇に回ると、耳たぶをひっぱり、
耳に唇を付けるばかりの距離で囁く。
『本当にこの箱、開けてもいいのかしら。』
案内をしてくれた時とは、別人のような熱のこもった声。
いや、同じ声なのだが、こんなにも印象が違うのだろうか。
女性の甘い息が、耳の穴に吹きかかっている。頭がクラクラしてしまう。

チュ。チュ。
女性はその答えを聞くまでもないかのように、頬を唇で吸っている。
頬に貼り付いて、なめくじのように這う女性の唇。
顔は動かない様に、両手で押さえつけている。
そして、その間も箱の中では、4本のしなやかな手が体を撫でている。
「あっ。」歯を食いしばっても、声が漏れてしまう。
女性が、その表情に満足している様子が、目の端に映っていた。

この時点で、既に心は女性に奪われてしまった。
放心状態で、女性に顔を舐められるままだった。
箱の中で4本の手にまさぐられている事も、もう疑問にも思わなかった。

1組の腕は胴に巻きついて、胸をまさぐっている。
もう1組の腕は、太ももに巻きついて、鼠径部や足をやさしく撫でていた。

女性は、ゆっくりとその吸う場所を移動させて、口の方へ移動していく。
口を小さく開け、頬に密着させて、更に口から舌を伸ばし、頬をチロチロと舐めている。
一つの場所に時間をかけて、唾液を塗りつける様に、頬を這って行く。

口の端に、女性の唇が辿りつく。
頭の中には、口の中に侵入した女性の舌と、柔らかい唇の感触が思い出されていた。
顔を動かして女性の唇に近づこうとすると、女性は口をパッと離し、
耳に口を付けて言う。
『どうして顔を動かしたの?』
直接、耳に口を付けられて、女性の声を聞くと背筋がゾクっとした。
何も答えられず、うつむきたいが、女性の手が顔を動かすのを許さない。

『そんな、いたずらをする悪い子には、おしおきが必要ね。』
言葉の直後、女性の舌が耳に侵入する。じゅるじゅる、耳の中から音がする。
冷たい感覚も、耳の中に感じていた。
ピトピトと濡れた舌が、耳の中で貼り付いている。

「ああっ!」2本の腕が、股間を触り始める。
1つの手は陰茎を握って、ゆっくりとしごき、もう1つの手は陰嚢を揉んでいる。
堪らず目つぶり、歯を食いしばる。

ゆっくりとしごく手の動きに、陰茎は激しく勃起している。
さすがに、その手をどかそうとするが、サウナボックスの中のもう1対の手が、
両手を動かせないように、ガッチリ押さえている。
気づくと足も完全も動かせないように押さえつけられている。
もう、どうにも箱からは逃げられなかった。

陰嚢を揉まれると、痛いような気持ちいいような感覚が、脳に伝わって来る。
ゆっくりとしごかれる陰茎は、今にも発射したいのだが、
動きがあまりにもゆっくりで、発射には達しない。
寸止めされる快感責めに、頭がおかしくなりそうだった。

次第に、触られている感覚が麻痺して来る。
食いしばっていた口は緩み、その端から涎がツツーっと垂れる。
力が入っていた体も、不思議と弛緩する。
それに満足したかのように、股間への動きが激しくなる。

「ああっ!あっ!」口から声を漏らす。
耳に聞こえる、じゅるじゅるという音、そして耳を舐められている刺激。
しごくスピードが次第に速くなり、陰茎はもう発射態勢に入っている。
『あら?もう出そうなの?』
耳に密着した女性の口が言う。
『出していいわよ。ホラ、出して。いっぱい出しなさい!』
陰茎が、激しく擦られる。
「あぁっ!」
ビュワーッ!陰茎が痙攣し、箱の中に精液を発射してしまう。
快感が脳を走りぬけると、入れ替わりに脱力感が心を支配した。

               ◆

『これで終わりじゃないわよ。』
にゅる。耳に唇を押しつけられ、さらに舌が耳の穴に入って来る。
細く伸びた自在に動く舌が、くねりながら奥へ奥へ侵入する。
人間の舌では、入り得ない奥まで、女性の舌は伸びて行く。
耳を責める舌は、鼓膜をなぞっている。鼓膜が舐められて大きい音を立てる。

反対側の耳にも、舌が入って来る。
どこから伸びて来るのかわからないが、頭の後ろから伸びているのは、間違いない。
いや、それは舌の触手と言ってもいいかもしれない。

「あぁ・・・」舌の触手に両耳を責められて、呆然自失になる。
それだけではない。箱の中もどこから伸びて来るのか、何百本もの舌の様な触手が、
体にピトピトと触っている。
それは巨大な腸の柔毛に、栄養を吸われているような感じだった。
「あぁ・・あぁ・・。」
声にならない声が漏れ、口からは涎が垂れる。目も虚ろになってしまう。
クチュ。陰茎が粘膜に包まれた。レロ。何か、突起が触っている。

『ねぇ、体中を舐められてよがってるなんて、変態なんじゃないの?』
女性が、小さい声で囁く。
耳が舌で塞がれているのに、女性の声が聞こえるのはおかしい、
そんな風に思う余裕は、もう無かった。

レロレロレロ。濡れた粘膜がすっぽり陰茎を飲み込み、陰茎を締めつける一方で、
陰茎を舐める舌は、裏筋をピンポイントで舐めている。

「ああっ!ああっ!」
自分の意思ではなく、大きいあえぎ声を上げてしまう。
レロレロレロレロレロレロ。
激しい舌使いに、早くも精液を放出してしまう。
(あっ!)ビュワーッ!腰の辺りが、カーッと快感に熱くなった。

『まだまだ出るわよね。』女性の声が、直接脳に流れ込む。
にゅるっと冷たい感触が、肛門に入って来るのがわかった。
(あ・・・。)その何かが、肛門の奥の快感ポイントに当たっている。
肛門がキュッ、キュッと痙攣しながら締まる。

『ホラ・・・ここが気持ちいいんでしょう?』
肛門の中で、何か指の様なものがグリグリと動いていた。
(あっ。あっ。)もう声も出ない。
前立腺を責められて悶えるなんて・・ウフフ・・』
グリグリと肛門の中を掻き回されながら、陰茎が舐められている。
耳や体への愛撫はもちろん、陰茎と同時に前立腺を責められる快感に、
頭の中で何かがスパークするような感覚に襲われる。

(あ・・・。)ビュルルルルッ!
猛烈な快感に体が硬直し、肛門をパクパクと痙攣させながら、精液を大量に放出する。
その放出が続く間、快感が脳を焦がして行く。
(あっ・・あっ・・あっ・・。)
ビクン・・ビクン・・ビクン・・・。
肛門の中をグリグリと責められ続けていて、なかなか痙攣が収まらない。
快感もなかなか止まらなかった。

快感に硬直した体が、やっと弛緩する。
陰茎を舐める舌は、残った精液を舐め取るように、亀頭を舐めている。

それどころか、今度は亀頭の辺りを、しつこくレロレロと舐めているようだ。
亀頭から鈴口にかけて、舌が激しく摩擦する。
たっぷりと射精した後で、発射へ至る快感は無いものの、
ボンヤリとした快感が、股間の奥の体の中でムクムク沸いて来る。
『どうしたの?亀頭舐められて、そんなにもじもじして・・』
女の声は言う。

「あっ。あっ。あっ。やめて・・あっ・・」
『ウフフ・・やめないわよ。ホラ・・もっと悶えて・・』
ベロベロベロ。亀頭だけが、激しく舐められている。
その快感が何か体の中から、別のものを押し出そうとしていた。
「ああーっ!!」
執拗な亀頭責めに、股間の奥に蓄積した快感が、最大に達してしまう。
その瞬間、男の脳は容量を越えた。

ジョ、ジョッ。ジョロロロロロロロロローッ!!
気絶した男は、陰茎から液体を垂れ流す。
その液体は、壊れた蛇口から流れるように、ずっと流れ出ている。
男は、尿を漏らしたのだろうか。
意識の無い男は、唯、ジョロロロローと液体を放出し続ける。
女性は、男の耳から舌を抜いて立ちあがると、
箱の中で液体を流しつづける男性を、満足げに見つめていた。
女性のホットパンツの下では、尻尾が蠢いているのが見えた。

               ◆

部屋の外のベンチで、寝かされている男性。
顔には、冷たいタオルが当てられているようだ。

岩盤浴へ向かう途中のカップルが、男性を見ながらヒソヒソ話している。
「のぼせちゃったのかなぁ。」
「そうなんじゃない?」

男性は、まだ起きそうになかった。

END

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タグ : 肛門  前立腺  フェチ 

天井のサキュバス

いつの頃からか、天井に染みがある事に気づいた。
最初は、ほんの小さな茶色の染みだった。
その染みは、少しずつ大きくなっているようだった。
部屋の明かりを落としても、ボンヤリとその姿が見えている。
人の形みたいだ、眠る直前の刹那、そんな事を考えていた。

               ◆

天井の茶色い人型の染みから、抜け出すように、人影がゆっくりと降りて来る。
その姿は、長い黒髪、豊かな胸、なめらかな腰、細く伸びた手足を持つ女性の姿で、
何故か長くうねる尻尾もあった。

雲か霧のようにフワフワと、その女の影は、ゆっくりと降りて来る。
重さを感じさせないような空中での動き、向こうが透けて見える半透明の姿。
(幽霊!)驚いて口を開けるが、喉が詰まったように声が出ない。
耳も良く聞こえない。まるで耳に水が入っているみたいだった。

女性は手を前に突き出して、迫って来る。
その半透明の姿に相応しく、手はベッドをするりと突き抜けて行く。
そして女性の顔と胸が、ゆっくり近づいてくる。

女性の顔は、本当に人間がそこにいるかのような質感で、頬と頬が触れた。
耳には、女性の息遣いまで聞こえている。

女性の膨らんだ胸は、着ている寝巻きが存在しないかのようにすり抜けて、
胸と胸が相対し、実体を伴ってムッチリと胸に圧し掛かった。
そして腹の重み、下半身に跨る腰と足の付け根の繁み。女性の全てに、実体がある。
足は、折り曲げて脹脛を捕らえている。手も背中を抱き、服を着ているのに、
まるで、裸で抱かれているような気がする。いや、抱かれているのだ。

女性の肉感的な感触が、股間を刺激する。
腰をくねらせ、手で体をまさぐり、足を絡ませる。
その濡れて光る唇からは、熱い吐息が顔に吹きかけられ、
そして体は、女性に強く抱きしめられている。

それを自覚しているのに、体を動かす事ができない。
しかし、股間だけは充血をはじめて、内側から張り詰めている。
女性の繁みの感触が、自分は裸なのか、そうでないのか、頭を混乱させる。

女性は、手で陰茎を掴むと、ゆっくり腰を落とし、自らの繁みの奥へ導いて行く。
チュプ。濡れた秘裂に、ずるりと陰茎が飲み込まれる。
(ああっ。)男の脳は、快感に燃える。
どういう事なのか、半透明の女は衣服が存在しないかのように、
男の陰茎を咥え込み。この世のものではない、快感を与える。

時には、羽毛が触るようにやさしく、時にはねじ切るように強く、
陰茎が女の繁みの奥で弄ばれている。
そのくせ、その根元を強く締めつけ、その発射を許さない。

女は顔や体、手足をピッタリと密着させて、男を抱きかかえ、微動だにしない。
ただ、女の鼓動や息づかいは生々しく感じられる。
女が全く動いていないのにも係らず、陰茎を吸い込み、しごく動きは、
次第にその激しさを増して行く。女の体は、一体どうなっているのだろう。

ジワーと、熱いものが股間の奥からこみ上げて来る。
しかし、女性の締め付けが厳しく、筒先から出す事を許してはくれない。
男は、快感と放出できない苦しみに悶える。

女性は、その表情を見ると、満足な顔をして淫猥に笑う。
グチュ。女性の腰が振られる。と同時に、発射を許すように締めつけから解放される。
熱い汁が鈴口から溢れだし、陰茎を滑らかに動かす為の潤滑油へと変わる。

グニュグニュ。
女性は、体を密着させてままで、その腰だけをゆっくり動かしている。
腰が胴から離れているのか、もしくは別の生き物のように活き活きと、
激しく陰茎をスライドして擦っている。
グニュッグニュッ。
遠くで聞こえるグチュグチュという粘液の音と、耳にかかる熱い吐息に、
今、この女に犯されているのだという考えが、頭の中に渦巻く。
恥辱と興奮で、頭の中が焼ける。

グググと股間の奥の方で発射態勢に入るのが、自分でもわかる。
腰の辺りが、ジワーンと快感に痺れる寸前だった。

女が発射を促すかのごとく、小刻みを腰を振った。
(あああっ。)男は快感に、体を悶えさせた。しかし、体は動かない。
それが一層、男の脳を熱くする。
ビュワーッ!!筒先から精液が、勢い良く溢れ出す。ドクン・・ドクン。
女の体へ吸い込まれるように、発射した液体が消えて行く。
体の上に重さが消えて行く。空に溶けるように、女の体は霧散した。

男は、命令されたかのように目を閉じた。

               ◆

ハッと、疲労感と共に目が覚める。不思議な夢だった。
決して、嫌な気分ではなく、むしろ頭はスッキリと目覚めた感じだ。
ただ、朝なのに疲れが取れてない感じはする。

天井の染みは、昨日よりも、より人の形に近づいたような気がする。
茶色の染みでできた体の線は、やはり艶かしく見えた。
もし、今夜あの夢をまた見たら・・・。胸の鼓動は、なかなか収まらなかった。

END

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タグ : 人外 

サキュバスのふとん

冬の朝は、寒い。ふとんから出るのが、億劫な程だ。
ぬくぬくとした布団に包まれているのは、とても幸せだ。
それが、いたって普通の布団ならば・・・。

               ◆

朝、体をやんわりと包むような感触に、目が覚める。
布団の中に入っているのだから、当然の事だった。
しかし、布団が体の下まで巻き込んでいるのか、自分の手が出ない。

モゾモゾと肩を動かして、やっと手を出し、時計を確認する。9時過ぎ。
もう充分に、睡眠は取れただろう。まだ、部屋の中でも寒い。
しかし、いくら休みと言っても、もう起きる時間だ。
布団の中が恋しいが、手をついて布団の外へ這い出していく。

いや、出て行ったつもりだった。何かが足首をつかんで、布団の中に引き戻される。
(!!!)恐怖。
肩まで布団の中に引きずり込まれると、その足をつかんでいた手と思しき物は消えた。
本当に驚いた時には、声が出なかった。

更に、掛け布団が上から抱きかかえるように、体を巻き込んで行く。
柔らかく、それでいて確実に体をしっかりと捕らえている。
首まですっぽり包まれると、手を出すにも隙間が全く無い。
ぴっちりと包まれている。

端から見たら、大きな芋虫の様な姿ができあがったように見えるだろう。
布団の中では、足と手が、布団によってやんわりと押さえつけられている。
そして布団の内側は、背中や尻を撫でるように波打って脈動していた。

(ああっ!)自分の顔が、赤らんだのがわかった。
布団の撫でるような動きに、快感を感じてしまっているのだ。
巻き込んだ布団は、胸や尻、股間を執拗に触っている。
優しく、布団の上から揉み解すような手の動きが、はっきりわかるのだ。
しかし、そこには人がいる訳ではなく、布団が怪しく蠢いているだけだった。

布団は、股を割り込み、内股や尻の割れ目をなぞるように、触り始める。
うつ伏せに寝かされて、顔を枕に押しつけながら、体を支えているが、
快感に涎が口を伝い、涎で枕がしっとりと濡れはじめる。

明らかに女性の細い指先を持つ、手の感触だった。
柔らかく、しなやかで、その手の平が、布一枚越しに感じるのだ。
女性が、布団の中に隠れているような、そんな錯覚さえ覚える。

ズル・・ズルズルッ。布団が、体を飲み込み始める。
手も足も出ない状態では、どうする事もできない。
布団の縁が、牛が草を食むように、頭まですっぽりと飲み込んで行く。
布団の口が閉じられて、視覚も奪われた。

真っ暗闇の中、自分の吐息で顔が熱く感じる。
布団の甘い体への愛撫は、まだ続いてる。
視覚を遮られてしまうと、どうしても布団の中に人がいるような錯覚に陥る。
3人がかりで布団の中から押さえつけられて、その手で愛撫されている。
そう思うと、興奮が更に募ってくる。

いや、もう、既に布団の中に、女性の体がはっきりあるのがわかる。
薄い布団の皮一枚の向こうに、熱く柔らかい、蠢く女の肉体が入っている。

暗闇の中、自分以外の息遣いが聞こえている。
布団の皮一枚向こうの女性の腕と足が、グッと体に抱きついている。
耳には、布越しに感じる女性の熱い蒸れた吐息。
唇の柔らかい感触まで、耳に貼りついている。
ピト。唾液で濡れたような布団が、耳に密着する。

女は、覆い被さるように背中に乗り、その手で下半身をまさぐりはじめる。
もう片方の手は、尻の割れ目と肛門の辺りを布越しになぞる。

『・・興奮してる?・・』
色っぽい女の声。声だけで、股間が反応してしまう。
(このままだと、射精しちゃう・・。)体が、快感の為にくの字に曲がる。
そのくの字に曲がった体に、ピッタリと張りつくように布団も曲がって、
股間に添えられている女性の手が、射精を誘うように激しく動く。
『ホラ・・・出して・・・』
もう我慢できなかった。

「あっ・・。」ビュワーッ!!。パンツの中に、精液を射精してしまう。
パンツの中に、ジトっと冷たい感覚が広がる。
ファサッ。布団は何事も無かったように、元の無生物へと戻ってしまう。
ただの布団と、濡れたパンツだけが、後に残された。

               ◆

「あっ、出るっ!」
射精の直前の感覚に目を覚ます。
急いで手をパンツに潜り込ませるが間に合わず、パンツの中を冷たくしてしまう。

(夢精だ・・・。)
パンツを濡らした事に嫌悪感を覚えつつ、暗い部屋の電気を点ける。
まだ、4時過ぎだ。
パンツを換える為に布団を抜け出すが、布団はやはりただの布団だった。

たぶん・・・。
END

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エステサロン・サキュバス

「エステサロン・サキュバス」
そんな看板を見かけて、フラフラと中へ入ってしまった。

               ◆

淡い色のミニスカートの施術服を着た、3人の女性が振り向いて、
こちらを見ている。
3人とも背中に翼が生えて、尻尾が生えている以外は、いたって普通だ。
別におかしい所は無い。

『こちらの席へお座り下さい。』
ウェーブヘアーの大人っぽい女性に、椅子へ案内される。
いつの間にか、格好は、腰にタオル一枚だけになってしまっていた。
カチャリ、カチャリ。女性の手で、両手と両足が椅子に固定される。

「あの・・ちょっと・・これ・・。」
『サキュバス・エステサロンですから。』
施術台に体を固定する作業をしている、ショートカットの女性が、笑顔で答える。
それなら仕方ないか。なんとなく納得してしまう。

『それでは始めますね。』
3人の女性の手が、ゆっくりと体に伸びて行く。

腕や腿や首の辺りを6つの柔らかな手が這い、
体の性感帯を探しているように、ゆっくりと動く。
オイルの染み込んだ指は、温かくヌルヌルとしている。

手の指の一本一本を、ショートカットの女性が、口でしゃぶる。
女性の口の中では、その濡れた舌先で、
自分の指がレロレロと、激しく舐められているのがわかる。
一本舐め終わると、指と指の間のひだを、レロっと舐めてから、次の指へと移動する。

足も手の指と同じ様に、一本一本を口の中に含ませて、しゃぶられていた。
更に、足の裏にもゆっくりと舌を這わせ、くすぐって性感帯を励起する。
足がピクンと引っ込めるように動くが、足は施術台に繋ぎとめられているので、
動かす事はできない。
その姿を見て、足を舐めている、ロングヘアーの女性が妖艶に微笑む。

背後から伸びる女性の手が、首筋を通って、胸の辺りで交差する。
耳朶には、熱い吐息が吹きかけられ、
『サキュバス・エステだから、大丈夫ですよ。』と囁きながら、
その豊かな胸を頭にふにふにと押し付けている。
密着のあまり、ウェーブヘアーの髪の毛が、顔にチリチリと当たる。
ふわっとしたいい香りが鼻をくすぐる。
タオル一枚しかかけられていない股間が、ゆっくりと盛り上がってしまう。

               ◆

『どうぞ、こちらへうつぶせになって下さい。』
今度は、ベッドのような施術台へと案内される。
施術台の上にうつぶせに横になると、すかさず、
カチャリ、カチャリと両手と両足が、施術台に固定されてしまう。

口を開こうとすると、
『サキュバス・エステサロンですから。』と女性が耳元で囁く。
それなら仕方ない、というような気がしてしまう。

6つの柔らかな手の平が、背中や腰、腕や太ももを這いまわっている。
そーっと、撫でるような刺激が、敏感な性感帯を刺激する。
「あっ・・・」
体が、撫でまわす手から逃げるよう動いてしまうが、
両手両足を固定されてしまっていて、当然逃げる事はできない。
『サキュバス・エステサロンですから、大丈夫ですよー。』
3人の女性たちは口々に囁く。
施術台に体を固定されたまま、体をくねらせるしかなかった。

股間は、膨らもうとしている。
しかし、うつぶせにされているので、股間は膨張することができない。
行き先の無い血流が、じんわりとした痛みに変わる。

そこへ、更に、背中から腰にかけて、ずっしりとした重みがかかった。
先程のウェーブヘアーの女性が、4つんばいで背中に圧し掛かっている。
耳元で荒い吐息が聞こえ、髪の毛がチクチクと顔に触る。
女性の施術着越しに、背中から腰にかけて、
ピッタリと体を密着して乗っているのがわかる。
『指圧していますよー。』女性は、言う。

女性は、背後から抱きかかえるように、腕や足もぴったりと密着させながら、
その豊満な体を擦りつけている。
耳元に『サキュバス・エステサロンですから、大丈夫ですよー。』と、
やさしい口調ながらも、ロボットの用に女性達は、連呼している。

施術着越しで背中に感じる、柔らかい女性の胸の感触が、とても気持ちいい。
股間が膨張したくても、圧し掛かられてできない痛みが、更につのる。
『ハイ、体起こしますよー。』拘束を解かれ、体を起こしてくれた。

『気持ちいいですかー。』
施術台の上で体を起こされて、手はバンザイ、足はM字開脚の状態で、
体の形を固定されてしまった。
ウェーブヘアーの女性は、いつの間にか施術服を脱ぎ、全裸になって、
背後から体を抱きすくめる様に、胸に手を伸ばして、アロマオイルを塗っている。

もちろん、露になった胸でも背中にオイルを広げて伸ばしている。
ポツっという突起と柔らかい感触が、背中をなぞっているのがわかる。
足は、股の間に入り、太ももを押し広げるように、脹脛をつま先でなぞっている。

『これで血行が良くなるんですよー。』
女性は、耳元で囁くが、もう耳に入らなかった。
股間の血行がすごく良くなって、反りかえって勃っている。

『失礼します。』
ロングヘアーの女性が、裸でこちらに近づいて来る。
豊かな白い胸が、目に飛び込んでくる。
恥かしそうに胸と下腹部を隠しながら、ニコニコしてにじりよる。
女性の背中の羽と、尻尾がブラブラしている事は気にならない。

女性は、正面から抱きつく様に、施術台の上に向かい合わせに座る。
しかも、陰茎の上に臀部を押し付けるように座り、
陰茎を尻と施術台の間に挟んで圧迫するように座ったので、
尻の下敷きになってしまった陰茎が痛かった。

自分の胸と豊かな胸が、正面からピッタリと密着する。
耳元で『これはマッサージですから。』と女性は、熱っぽい声で言う。
女性は、正面から、密着している背中とウェーブヘアーの女性の胸の隙間に手に入れ、
背中をやさしくマッサージする。

両側から肉感的な美しい女性に挟まれて、脳が爆発しそうだった。
熱い肉の塊となった女性が、ぬるぬると体と正面と背面からムッチリと圧迫する。
気持ちよくも苦しく、その刺激に陰茎がビクビクと痙攣しているが、
お尻の下敷きのままで、痛みの方が優っている。

『耳の方もお掃除させていただきます。』
そう耳元で囁かれると、耳の穴に、ぬるりとした湿った感触を感じた。
女性の細く伸びた舌先が、耳の中に侵入して来ているのだ。

「ああっ!!」感触に声を漏らす。

舌先が、耳の中を掻き回し、その快感が体を痙攣させる。
拘束され、両側から抱きすくめられているので、その感触から逃げる事はできない。
舌先で両方の耳が塞がれているが、遠くから声がする。
『サキュバス・エステサロンですから。大丈夫ですよー。』
脳を掻き回されるような快感に、口から涎がだらだら垂れてしまう。

その涎に栓をするように、口の中に、ぬるりと何かが押し込まれる。
サキュバスの尻尾が、口を犯している。
口をヌルヌルした尻尾で、完全に塞がれてしまい、息が苦しかった。
舌が、サキュバスの尻尾に絡め取られて、舐られていた。
あまりの苦しさに尻尾を吸うと、僅かな空気が与えられる。
サキュバスの尻尾を舐める事を、強制されているようだ。

尻尾の先からは、甘い汁が垂れている。口の中に甘さが広がる。
その甘さと共に、目の前が真っ赤になるような興奮する感覚に襲われる。
(もっと感じたい!もっと感じたい!!もっと感じたい!!!)
興奮に、貪欲に尻尾の先を吸うようになる。
ジュルルッ。ジュルルルッ。
ぬるぬるとしたサキュバスの女性の尻尾の先を、舐めて吸えば吸う程、
体の感度があがっていくようだった。
女性の肌や舌、手が触れるところは、すごく気持ち良く感じる。

『お尻の方も、洗浄していきますねー。』遠くで声がした。
後から抱きついているウェーブヘアーのサキュバスが、
足を軽々と抱えて上に持ち上げる。
それは、子どもにおしっこをさせる時のような格好だった。
快感の為に、もう羞恥心は無かった。

『ハイ、入れますよー。ちょっと冷たいかなー。』
ぬるりと肛門の中に、何かが侵入する感触が起こる。
(ああっ!!)口は塞がれて、声を出す事ができない。

サキュバスの尻尾が、うねうねとくねりながら、直腸の中に侵入する。
尻尾は、ボコボコと尻尾の表面に凹凸を造り、肛門を通る時に、
やさしく括約筋を刺激する。
そして、その尻尾の先は、直腸内を舐めるように探っている。

(あぁぁ・・・。)脳の中で、光がスパークする。
優しく動くサキュバスの尻尾は、前立腺を直腸内からゆっくりと押している。
(あぁっ・・あぁっ・・)発射に結びつかない快感が、脳を焼いて行く。
発射できない為に、いつまでも快感が続いている。

意識が朦朧とする中、声がする。
『・・ますかー。最後はー。尿道をー、掃除しますよー。』
耳に声が入るものの、意味はもう理解できなかった。
冷たいものが、尿道を遡ってくる。

プツッ。その冷たいものが、何かを通りぬける感覚がすると、
その直後、外側からではなく、直接内側から快感を制御するような、
前立腺への刺激が与えられる。

ピクピクピク。
尿道から細かい刺激が前立腺に与えられると、腰の辺りが痙攣する。
(ああっ・・もう・・やめて・・)
脳が乱れるが、その刺激は止まない。

体を正面と背面から熱い肉体で挟まれ、耳の中に舌を突っ込まれ、
口と肛門を尻尾で犯されて、尿道にまでサキュバスの舌を入れられ、
この世のものではない快楽を与えられては、自我を崩壊させるしかなかった。

(あはは・・・)
既に男は、体中の穴という穴から、汁を放出するだけの
只の肉袋になってしまった。
その溢れる液体を、サキュバスはうれしそうに、舐め、吸い始める。
自我が崩壊しても、サキュバスに吸われる快楽に、体はいつまでも反応して、
痙攣しながら汁を垂れ流し続ける。いつまでも・・。

               ◆

『あー、肌がすべすべになったー。』
ウェーブヘアーのサキュバスが、うれしそうに言う。
『私もこんなに血行が良くなっちゃった。』
ショートカットのサキュバスは、顔を赤く上気させている。

『今度は、いつエステしようかしら。』
腕を撫でながら、ロングヘアーのサキュバスが言った。

3人のサキュバスは、エステ前よりも、ずっと生命力に満ちている感じがした。
ここは、サキュバスのエステサロンなのだ。
END

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タグ : 肛門  前立腺  人外 

コンビニ サキュバス・マート 怪奇!双丘の肉まん

夕暮れの帰り道。小腹を空かせながら、コンビニ前を通りかった。
(こんな所に、新しいコンビニにができたんだ。)
レジの前には、暖かそうな肉まんが蒸されている。
早速、肉まんを二つ買って袋に入れてもらい、コート中に入れる。
肉まんの暖かさが肌に伝わる。

「ありがとうございました。」
見送る女性店員の口の端には、何故か笑みが浮かんでいた。

               ◆

アパートに帰りコートを脱ぎ、着替えもそこそこに、袋から肉まんを取り出す。
まだ、暖かな肉まんからは、白い湯気が立っている。
ふっくらとした白い肉まんには、区別するためか、ピンクの印が中央についていた。

(おっぱいみたいだな。)そんな自分の考えに、我ながら苦笑する。
とりあえず目をつぶって、両手で肉まんを揉んで見る。

もみもみ。
意外とやわらかく、しっとりと手に吸いつくような感触だった。
本物に近いかも・・・。そんな訳は無い。
再び苦笑しつつ、目を開けて、肉まんから手を離した。

いや、肉まんが手から離れない。手の平に、肉まんの皮が貼り付いたかのようだ。
両手の平がふさがっているので、手をぶらぶらと振って、肉まんを取ろうするが、
まったく剥がれない。

(まいったなぁ。)
水で濡らして肉まんを取ろうと、立ちあがりかけた時だった。

パチン。(停電かな?)
部屋の中が、真っ暗闇になる。外の街灯の明かりが、窓から挿し込み、、
部屋の中をわずかに照らしている。

(おかしい・・)
背後に人が息をしているような気配に気づいた。
背中から汗が噴き出す。
(空き巣か!?)
心臓が、ドキドキと鳴っている。

『さんざん、私の胸を弄んでおいて、ハイさよならは無いんじゃない?』
聞いただけで股間が膨らんでしまうような、
色っぽい女の声が耳元で囁いた。
叫び声を上げようとしたが、口を細い指を持つ手で塞がれてしまう。
その手からは、いい香りがした。

『大きい声を出さないで。これからいい事してあげるから。』
その声を聞くと、抵抗する気力が萎えてしまうような気がした。

既に、手の平に張りついた、肉まんの感触は変わっていた。
しっとりとして、そしてハリのあるさらさらとした皮膚の感触。
掴むとムニムニと形が変わる感じは、人間の肉体のものだった。

胸の感触を持つ肉まんが張りついた手の上から、女性の指がそっと重ねられる。
そして、女性の手は、肉まんを揉む事を強制する。
逆らう気持ちが萎えてしまっている今、女性の手にまかせるまま、
肉まんを揉みしだいていた。

『はぁ・・はぁ・・気持ちいいわ・・・やさしく揉んで。』
背後の女性は、あえぐように耳元で囁く。
暗闇で、自分のペニスが充血して行くのがわかる。

『ペニスが勃起して来た?ウフフ・・・』
女性は、手を離すと、体の両側から手を伸ばして、
パンツの裾から、その滑らかな指先を忍び込ませる
ピト。2つの手が、鼠径部からペニスをやさしく愛撫しはじめる。

(はぁ。はぁ。はぁ。)
耳に熱い吐息を吹きかけられ、女性の手でイカされようとしていた。
手には、柔らかい胸の感触が、貼りついて離れない。
頭がおかしくなりそうだった。

クチュ、クチュ、クチュ。
濡れた手で、擦る音が聞こえる。
『いっぱい、イッていいのよ。』
女性は、激しくペニスをしごいた。
『ホラ!早く!!!』
クチュクチュクチュ。手の筒が、激しくペニスをしごく。

ビュワーッ!!。ピクン・・ピクン・・。
柔らかな女性の手の中に発射してしまう。
クチュクチュクチュ。女性は、その手の動きを止めない。
もう一度発射させようと、激しく擦っている。
「ああっ・・・もう・・やめて・・・」
体をくねらせて逃げようとするが、女性の足が絡んで逃げ出せない。
時折、指先で肛門の周りをツンツンと刺激しながら、女性は発射を促す。

『ウフフ・・まだまだ出るでしょ。ホラ・・手の中に出して。』
クチュクチュクチュ。
発射したばかりで敏感なペニスが、激しく擦られる。
「ああっ・・ダメ・・あああっ!!」
指先で肛門を刺激されて、堪らず2回目を発射してしまう。
ビュルルッ!!ピク・・ピク・・。
ペニスは、快感に痙攣してしまっている。

『お尻の穴も感じるのね・・・。』
女の声は、うれしそうに言う。
『じゃあ、最後はこうかしら・・。』
にゅるっ。
細い指先が、肛門に侵入して来る。
「あああっ!!やめて!!」
冷たい指先が、肛門の中で折り曲げられている。
そして、快感を励起する場所に、その指先が当たっているようだった。
快感に、ペニスの付け根が激しく収縮している。

「いやっ。そこはやめて・・ああっ。気持ちいいっ・・」
コリコリコリッ。女の指が、肛門の中を掻いている。
『ここが気持ちいいのね。ホラ・・出して・・。』
「あっ。あっ。あっ」
大きく声をあげて、涎を口から垂らす。

『ウフフ・・もう発射寸前ね。ホラ!』
激しく肛門の中を掻き回されながら、ペニスをしごかれた。
脳が焼けつくような快感に襲われる。

ビュルルルルルッ!!。猛烈な勢いで射精する。
ペニスは痙攣し続ける。ビクンビクンビクン!
肛門の中で、指はまだくねり続けている。
それがまた、ぶり返すように快感を励起して行く。
「あああああ・・・」
嗚咽を漏らしながら、目の前が真っ白になって行くのを感じていた。

               ◆

目覚めると、パリパリになったパンツを履いて寝ていた。
夢か・・。こういう夢ならもう一度見たい。
そう思った。傍らには、冷めた肉まんが2つ、床に転がっていた。

END

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タグ : 前立腺  肛門 

サキュバス・オクトパス

浜辺に立つ、小さな小屋がある。
漁に使うのだろうか。それとも、誰かが着替える為に使うのだろうか。
そこに、一人の男が通りがかる。

その男を呼ぶ声がする。
『すみませーん、ちょっと手伝って下さい。』
ブルーのアイシャドウをした、カールの茶髪の若い女が、
困ったような顔をして、手を振って男を呼び止める。

               ◆

土間と木の床のある小屋の中は、雑然としている。
もう、だいぶ使っていないのかもしれない。

窓の無い小屋の中は、非常に暗いものの、建てつけが悪いのか、
壁に空いた小さな穴のあちこちから、外の陽が挿し込んでいた。

バタン。女の手で、木の扉が締められる。
カチャン。そして、かんぬきの下りる音。

「えっ!!」
薄暗い中、女性を見ると、その顔はニコニコと微笑んでいる。
女性は、おもむろに自分のシャツを脱いで、胸を露にする。
おおきな胸がブルンと揺れる。

「ちょっと・・・。」
驚きつつも女性の笑顔を見て、自分もシャツを脱ぎ、女性に手を伸ばした。
女性は、サッとその手をかわし、埃っぽい木の床に上がり、手招きをする。

こんなおいしい話があるだろうか・・。
危険の2文字が頭を過るが、大きな胸を露にした美人の姿を目にしては、
その危険信号もかき消されてしまった。

女性は体を横たえて、手を伸ばして来ている。
誘われるように、その姿に覆い被さって、体を添わせた。

女性の胸は、プルプルと柔らかく、手に充分余りある大きさだった。
その感触は、あたかも吸いつくような感じだ。
女性の手が下半身に伸びて、着ている物を脱がせようとしている。

女性の履いているジーパンを下げると、するすると脱げた。
女性は、可愛らしい下着一枚の姿になる。
女性の片方の胸を舐めながら、手でもう片方の胸をまさぐる。
女性は、熱い吐息を漏らし始めた。

女性の体に手を這わせると、その肌はしっとりと汗ばんでいて、
本当に手が吸いつくような感じがした。
触っているとくっついてしまいそうな、そんな錯覚さえ覚える。

ゆっくりと女性の秘所に手を伸ばす。既に、女性の下着には、染みができていた。
下着の上から指で愛撫すると、女性は空気を求めるように声を漏らす。
『あぁ・・・。』

しかし、女性の下着を脱がそうと手をかけると、
女性は、自分の手を当てて下げさせようとはしない。

『ねぇ、今度は私がしてあげる。』
女性は、そう言うと体を起こし、膨張しつつあるペニスに口を付けた。

『チュッ。チュッ。』
その音が響く度に、唇に吸いつかれる感触を亀頭に感じた。

ねっとりと唇が吸いつく感じは、まるで吸盤が吸いついているような感触だった。
空気を抜いて離れないような、そんな感じがする。
唇の刺激で、充分に勃起したのを確認すると、女性はペニスを根元まで口に含んだ。

『アム・・。』
ペニス全体が、柔らかく温かい粘膜に包まれた。
心地よい感触に、体がじっとしていられない。

レロレロ。女性の舌が、裏筋を這う。
ザラザラとした感じの舌が、カリ首や裏筋を舐めあげた。
濡れた舌の吸いつくような感触が、ペニスに射精を促して行く。

「ああ・・・気持ちいい・・」
声を漏らした事に気づくと、女性はパっと口を離してしまう。

そして、自ら下着を脱いで、足をM字型に開き、自分の指で秘裂を押し開くと、
熱っぽい声で誘いを掛ける。

『ねえ・・ここに入れて・・・。』

女性は、微妙に足をくねらせて、挿入を誘っている。
その秘裂から垂れる滴を見ると、理性が飛んでしまう。

女性に挑みかかり、汁が溢れる秘壷に自分のペニスで栓をしてしまう。
にゅるうっ。ペニスが、女性の柔らかい秘裂へ飲み込まれて行く。
『あああ・・・』女性は、歓喜の嗚咽を漏らした。

ピッタリという言葉はこの事だ!と思う程、自分のペニスが、
この女性の秘裂にピッタリとはまった。
今まで、これほどの密着感は味わった事が無かった。

ゆっくりと腰を動かす。
ズリッ。ズリッ。ズリュッ。ズリュッ。
『あっ・・あっ・・あっ・・』
ペニスで、秘裂を突き刺すと、女性は、声をあげる。
そして、激しく腰を振ると、女性も応じて激しく腰を動かす。
グチュ。グチュ。グチュ。グチュ。
粘液が擦れるような、いやらしい音が、小屋中に響いた。

『あっ、あっ、あっ、ああぁぁっ!!』
女性の、声の間隔が短くなる。

『来てぇー!!』
女性のその言葉を合図に、秘裂が激しく収縮して、射精を強く促した。
ギュウウッ。ペニスが搾られるようだった。
「ああっ。イクッ!!!」
ビュワァァッ。ビクン・・ビクン・・。
そして女性は、歓喜の声をあげた。
『あぁ・・・。』

2人の荒い息づかいが、波の音に重なっていた。

               ◆

(中に出してしまった。)快感の後に、後悔の念が涌いて来る。
急激に陰茎が縮んでいくのがわかった。
女性は、まだ、腕を回して体にしがみついている。

しばらくの間、女性が手を離すのを待っていたが、その気配が無い。
女性は目を瞑っている。気絶してるのだろうか?

強く押して、手を振り解こうとするが、女性の手は、体に貼りついたように動かない。
無理に押すと、皮膚が引っ張られる感じさえする。

女性の足が、腰に絡んで来た。
背中で女性が足をロックすると、その足も貼りついたように動かない。
挿入したまま、女性に抱きしめられた状態で、体を固定されてしまったのだ。

「ちょ、ちょっと!」
予想外の事に、女性に声をかける。
女性が目を開くと、唇を曲げて淫猥に微笑んだ。

女性に、顎を両手で捉まれて、唇に熱い口づけをされる。
しかし、背中には、女性に抱きしめられている腕の感触がある。

(!!!)
その感触を驚く間もなく、お尻をサワサワと触る両手の感触がある。
あごを固定され、後を振りかえる事ができないが、女性の肩越しに、
手が3本。両腕で6本生えているのが見えた。

(この女、化け物だ!!)
その化け物の女に、6本の腕で体を固定され、いやらしい愛撫を受けている。
その手の平は、体を這い、その手の平から『チュッ、チュッ』という、
淫猥な音を立てる。一体、どうなっているのだろうか。

女の手の平からは、唇で吸われているような、官能的な感触が伝わって来る。
目とつぶっていたら、体中を女性に舐められていると錯覚してしまうだろう。
萎えかけた陰茎が、再び膨らみはじめる。

(おかしい・・・)頭はぐるぐると回転している。

女性の手は、あごを固定している。
口の中には、女性の舌が滑り込み、舌をねぶるように愛撫している。
ザラザラした女の舌の感触の中に、何か吸いつくものがある事に気づく。
それは、舌に吸いついたり、上あごに吸いついたりしている。
どこかで覚えのある、この感触・・。これは・・・・そう、蛸の足だ。

女性の舌には、蛸の足のような吸盤があり、それが口の中の性感帯に吸いつき、
快感を与えているのだ。

(ああ・・・助けて・・)
女性の指先も、体中の性感帯に吸いつき、快感を与えている。
身悶えしたくとも、6本の腕で体を固定されては、どうする事もできない。
ただ、女性の腕の中で、快感に痙攣するのみだった。

女性は、激しく腰をくねらせはじめる。
チュプッ。チュポッ。ピチュッ。
尋常ではない、イヤらしい音がする。

女の秘壷自体が、ペニスを吸引し、更にその秘壷の中では、
そのペニスに、秘壷の中にできた小さな吸盤が、沢山吸いついているのだ。

秘壷の中で、裏筋や亀頭、カリ首にいつもの吸盤が吸いついて、性感を高めて行く。
人間の体では、その快感の責めに耐える事はできない。

(あっ、あっ、あっ。もう・・・ダメだ・・。あぁっ!イクッ!!)

ビュワッ。ビョロロロローッ!!。
尿道を駆け上る精液が、秘裂から強く吸引される。
(ああっ・・ああっ・・・)
男の目からは、涙がこぼれている。男の脳は、もう限界だった。
蛸女は、男の口を解放する。
既に、男の口は開きっぱなしで、口の端からは涎が垂れている。

『ねえ・・お楽しみはこれからよ。』
蛸女は、男の耳に囁く。しかし、その言葉は、男の脳に届いてはいない。

いつの間にか、女性の尻からは、尻尾が生えている。
よく見ると、その尻尾の先には、蛸の足のような小さい吸盤が沢山付いているのだ。

ピト。その尻尾の先の吸盤が、男の肛門の回りに吸いつく。
男の肛門が、快感にヒクヒクと痙攣する。
ピト。吸盤が張りつくと、男の肛門は痙攣し続ける。

にゅる。少しずつ、吸盤のある尻尾は、男の肛門へ侵入して行く。
にゅるっ。にゅるるるっ。にゅるっ。
男は、肛門を痙攣させながら、女の尻尾を体の中に受け入れた。

女の尻尾は、すっぽりと男の肛門の中、最奥まで入った。
しかし、今度は、ずるずると外に抜かれて出て来る。

ズボッ。ズボッ。吸盤のついた尻尾の先が、男の肛門を出入りする。

男の顔は、歓喜の表情だか、口からは涎が垂れ続け、白目を剥いている。
尻尾についた吸盤のイボの感触が、男の脳を遂に焼き切ってしまったのだろう。
それでも、女の尻尾は動きを止めなかった。

もう女の腰は動いてなかった。いや動く必要がなかったのだ。
秘壷の中では、人間ならぬペニスへの吸盤責めが、行われているのだ。

男は、もう精液を止めど無く垂れ流す他無かった。

(あはー・・・)
男はもう、ただの汁袋だった。
しかし、その精液が枯れる時が来た。空っぽになったのだ。

すると、尻尾が肛門の奥深くに侵入して、何かを探すように、
直腸の中を吸盤で吸い付ける。

ジャッ。ジャジャーッ!。男は、再び、精液が放出しはじめる。

前立腺の場所をピンポイントで吸盤が吸いつき、快楽の刺激を与えているのだ。
吸盤の前立腺責めをされては、男は、出ないはずの精液を放出するしかなかった。

男は白目を剥いたまま、人間ならぬ女の秘壷に、この女が飽きるまで、
永遠に精液を注ぎ込み続ける。

体の外と中を、何百もの吸盤に責められ続けながら。

               ◆

浜辺に、女性の声が響く。
『すみませーん、ちょっと手伝って下さーい。』
また一人、男が小屋へと吸い込まれて行った。
蛸壺に、蛸が入っていくように・・・。

END

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タグ : 人外  前立腺  肛門 

サキュバスの手袋

道を歩いていると、黒色の手袋が落ちているのを見かけた。
まだ、そんなに使ってないのか、新しく綺麗なままだ。
ビロードというのか、細かい毛のある生地で、とても触りごごちがいい。

(持って帰って来てしまった・・・。)
今まで、そんな事を一度もした事がないのに、
何故か手袋を拾って、家へ持って帰って来てしまった。

(本当に綺麗な手袋だ・・・。)
手袋は、女性らしさを凝縮したような、細いシルエットをしている。
細い指、ツンと尖って反りかえった指先、薄い手の平、締まった手首。
手にはめて下さい、と手袋が主張しているかのようだ。

じっと見ていると、手にはめてみたい、という誘惑が頭をもたげる。
(この手袋に、自分の手を入れたら・・・)
想像するだけで、胸がドキドキするようだった。
そして遂に、その誘惑に勝てず、手袋を自分の右手にはめてしまう。

心なしか、自分の指が細くなったように思えた。
まるで、自分の指が、女性の指のように思える。

クネクネと、手袋に包まれた自分の指を動かしてみる。
なんだか、いやらしい気分になってしまう。

(これで股間を触ったら気持ちいいかもしれない・・。)
パンツ上から、そっと股間をまさぐってみる。
黒い手袋の細い指先が、自分の股間をまさぐる光景は、
他の誰かに触られているような、とても淫靡な気持ちがする。

股間が、ムクムク膨らんでしまう。
(直接、触ろうか・・・)
パンツを下ろし、陰茎を手袋で直接触ってみる。

ツツツと指先を裏筋に這わせると、背筋がゾクゾクした。
指で輪を作り、カリ首を擦って刺激する。
生地の感じが、ツルツルと擦れて、気持ち良くなって来てしまう。

(ああ・・気持ちいい・・。)
我慢できずに、激しく陰茎を擦り始める。
スルッ、スルッ、スルッ。
ビロードの生地が、裏筋やカリ首を滑らかに擦る。
スルスルスルッ。小刻みに指を動かして、自ら発射を誘う。
目の前が、白くなるようだった。
何も考えられず、その気持ちよい感触を感じるままに、激しく擦り続ける。

(あああっ・・イクッ・・・!!)
ドクンッ!!・・トクン、トクン・・。
陰茎を痙攣させて、一気に手袋の中に射精する。
いつもと違う刺激に興奮して、早くイってしまったようだ。
(はぁ・・・気持ちよかった。)

快感の余韻に浸りつつも、チリ紙で手袋についた精液を拭き取り、
手袋を外そうとした。

(あれ?。手袋が脱げない)
手袋がきついのか、手から外れなくなってしまった。
(おかしいな。こんな所見られたら困る・・・。)
パニックになり焦ってしまう。
手が震えているのか、ますます手袋が取れなかった。
太ももに挟んで、手袋から自分の手から引き抜こうした。

(あぁっ!)
勝手に手がグニグニと動き、股間を揉みはじめる。
(え?どういう事だ!?)
自分の意思とは関係なく、手が勝手に陰茎をにぎりしめ、擦り始める。
自分の手でしているのに、自分の手でしてないという奇妙な感覚に、
ますます陰茎がいきり立ってしまう。

(あっ。あっ。あっ。なんだ?・・気持ちいいっ!)
ビュワッ。ピクン・・ピクン。
異常な状態にも関わらず、快感の余り射精してしまう。。

(まずい、精液が垂れる・・)
そう思うものの、手袋をはめた手の動きは、止まらなかった。
(ああ・・手が勝手に動く!!!)
明らかに、自分の意に反して、この手袋に犯され始めていた。

手袋は、亀頭を指先でなぞったり、カリ首の部分で、指をクリクリ回したり、
様々な技巧を尽くしている。
ビロードの滑らかな生地が、その刺激を倍増させる。

(だめだ、またイカされてしまう・・・)
イキそうなのがわかるのか、手袋は、陰茎に射精を促すべく激しく擦る。
ドクンッ!ピクッ、ピクッ。陰茎が、快感と共に再び痙攣する。
(ああ・・おかしくなりそうだ・・・。)

手袋は、精液やカウパー液で、既にびしょびしょに濡れてしまっている。
いや、それだけではない。
精液等で濡れている以上に、手袋は、何かヌルヌルとした液を分泌していた。
まるで、手袋から粘液が滲み出しているようだった。

ヌルンッ、ヌルンッ。
先程と違い、ローションを付けたようなヌルヌルした刺激に、
早くも陰茎は反応してしまう。
(ああ・・もう出ない・・・。)
頭では、そう思いつつも、股間がものすごく熱い。

手袋は、陰茎をねじるように擦っている。
ヌルヌルとした粘液をおかげで、そのヒネリが絶妙な快感を脳に伝えている。
あまりの快感に、体を起こしていられず、床に倒れ込んでしまう。
(ああっ・・やめてくれ・・・)
そう思っても、陰茎を擦る手袋をはめた手の動きは、止まらなかった。

体は快感に痙攣しているのに、手袋をはめた手だけは、勝手に動き続けて、
ヌチャ、ヌチャと陰茎を擦り続けている。
ヌチャ・・ヌチャ・・・。そのイヤらしい音が、耳に纏わり付くようだった。

腰の辺りに、キューッと違和感を感じ始める。
すると、それがわかるのか、手袋をはめた手の動きが、一層激しくなる。
ヌルヌルヌルヌルヌルヌルヌルッ。

(ああ・・ダメだッ!!)
ビクンッ!ビクン・・ピクン・・。もう精液は、ほとんど出なかった。
しかし、体は快感に反応して、ビクッ、ビクッと痙攣が収まらない。
「ああ・・あ・・あ・・。」声を上げて、嗚咽を漏らしてしまう。

そこで、やっと手袋の動きが止まった。
しかし、未だ陰茎は握ったまま離してくれない。

陰茎を握ったままのベチョベチョの手袋を、陰茎から引き離そうと、
もう片方の手で、手袋の指を摘み、手を開こうとする。

手袋は、金属でできているかのように固くなり、指を開く事も
動かす事もできない。そのまま、石膏で固められているかのようだった。

今まで、擦り続けている激しい動きで気づかなかったが、
手袋の材質が、いつの間にか黒い革に変わっているように見える。

さっきまでは濡れたビロードで、にぶい反射をしていた光が、
今は、テカテカと薄い革の手袋の様に光っている。

手袋が、再び生き物の様に、息を吹き返す。
そして、ヌルヌルと陰茎をもてあそびはじめた。

(誰か助けて・・・)
そう頭では思っても、手袋は陰茎をしごいている。
突然、手袋は陰茎をもてあそぶのをやめて、今度は陰嚢を揉み始めた。
コリコリと、陰嚢を揉む刺激が加えられる。
痛いような、それでいて気持ちいいような、その不思議な感触に困惑する。

手袋は、更に下へと這って行く。
手袋は、その指先で会陰部を刺激しはじめる。
指が会陰部を摘んだり、手袋の指の腹で擦ったりされて、
ジワーンとした快感を、陰茎の奥の方で感じてしまっていた。
そのせいで、陰茎からは、透明な汁がどんどんと滲み出して来る。

手袋は、更に、指先を敏感な部分へと伸ばして行く。
革の手袋は、遂に肛門の周りを、指先でねぶり始めた。
肛門の周りを、革の細い指先で弄くりまわす。
(ああっ・・そこだけは、やめてくれ!そこだけは!)
ヌルヌルと冷たい革の指先の感触が、肛門の周りをぐるぐる回っている。

(あぁっ!!)
脳では何も考えられずに、ただ快感にゴロゴロと床をのたうち回る。
(お尻の穴に・・・入る・・・)

ニュルウッ。革の指先が、肛門の穴に侵入する。
そして、グリグリと肛門の中を刺激する。
(ああ・・やめて・・・ああっ!!!)
指先が、前立腺の場所を探し当てるように、
やさしくゆっくりと指をくねらせている。

背筋を快感の電撃が走り、体が硬直する。
(ああ!!前立腺に指が・・・当たってる!!!)

手袋は満足した様に、同じポイントをじわじわと責めていく。
(やめて・・・ああっ・・・気持ちいい!!)
指先は、時間をかけて前立腺を弄っている。
陰茎の先からは、ダラダラと汁が垂れている。
快感が少しずつ、砂時計の砂が溜まっていくように、脳へ蓄積して行く。

頭の中が、真っ白になって行く。周りは何も見えなくなってしまう。
肛門が、ヒクヒク痙攣して、革の指をしゃぶっている。

(イキたい・・・イキたい・・)
快感への欲求が、頭の中をぐるぐると回り続ける。
手袋をしていない方の手も、勝手に動いて、陰茎を擦りはじめる。
陰茎と前立腺への2つの刺激で、脳が爆発しそうだった。

(ああっ・・・いっちゃう!!!)
ビュルルルッ!!精液が駆け足で尿道を昇って来た。
「あああああ!!」なりふり構わず、大声を漏らしてしまう。

今までじらされていた前立腺が、爆発したかのように、
射精と快感を伴って、肛門と陰茎がバクバクと痙攣する。
ビュルルッ。ビュルッ!!
体がエビ反って、ビクビクと痙攣する。

ビクン、ビクン、ビクン。
まだ、陰茎は痙攣してしまっているが、体の方はぐったりとし、
やっと手袋の動きも止まった。
力無く、だらりと床に転がる手から、手袋がスポッと抜けて、手が解放された。

スーッと、手袋は、跡形も無くその場から消えてしまう。
しかし、床の上には、ベトベトした液が手袋の形をして残っていた。

               ◆

カツカツカツ・・・カツ。
ヒールの音を立てて歩いて来た女性が、道端に落ちている手袋を見つけた。
手袋は、何か得体の知れないベトベトした液で濡れている。

女性は、その手袋を汚いものを摘むように拾いあげた。
鼻を近づけて匂いを嗅ぐ。クンッ。
臭い。女性は、一瞬顔をしかめた。

しかし、その手袋を摘む女性の手には、その汚い手袋と、同じ手袋がはめられている。

ニヤリ。
女性は、美しい唇の端に妖艶な笑みを浮かべた。

END

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タグ : フェチ  肛門  前立腺 

サキュバスの魔鏡

リサイクルショップで見かけた、1枚の鏡。
そんなに大きくはない、40cm四方位の大きさだろうか。
木の枠に入れられていて、その枠には彫刻が施されている。
ちょっと古い感じだが、アンティークと言えば、そういう雰囲気もある。
値段もそんなに高くなかった。
魅入られたように、フラフラとその鏡を買ってしまう。

家に帰り、鏡を壁に飾る。なかなかいい雰囲気だ。
夕日が鏡に当たり、光を反射して、壁に像を結ぶ。
その像は、単なる鏡の形ではなく、歪んだ光の像を映し出した。

鏡を覗き込む。目で見る限り、鏡におかしな点は見当たらない。
(もしかして、魔鏡?)
鏡の裏側に細工がしてあり、反射する光に像が浮かぶ鏡かと思った。

壁から鏡を外して手に取り、夕日を正面から鏡に反射させて像を作る。
ぼんやりと人の姿らしき像が映る。
女性の像のような、羽根があるような・・・。天使だろうか?

急に価値が上がったかの様に思えて、そっと壁に鏡を戻す。
ものすごいお宝を手に入れたような、満足げな心地よい気分に浸る。
今日は、気持ち良く眠れそうだ。

               ◆

『ガタン!』
深夜、何かが落ちる、大きな音で目が覚める。
リビングの方だ。寝室のベッドから抜け出し、リビングへと向かう。

パチ。照明のスイッチを押すが、何かが切れているのか、照明が点かない。
やむを得ず、外から差し込む街灯を頼りに、辺りを見まわした。

鏡が床に落ちている。取り付けが、悪かったのかもしれない。
壊れなくて良かった。ホッとしながら鏡を持ち上げて、壁にかける。

鏡の中に、違和感を感じる。
鏡の中に映る自分。その肩に、細い指先の手がかかっている。

(!!!)大声で叫びそうになるが、逆に声がでない。
体も、金縛りにあったように動かなかった。

白い手は、ゆっくりと肩から胸へ伸びて行く。
そして、反対側からも、細い指先を持つ手が、体へ伸びて来る。
目を鏡から、離す事もできない。恐怖で、凍りついてしまったようだった。

手は首から胸、胸から腹の辺りをまさぐっている。
スッと、頭の後ろから顔が現れた。切れ長の目をした美しい女性だった。
その美女が、耳元で囁く。

『驚かないで、何もしないから。』
背後に立っている美女は、その両手は体に回して、胸や腹を撫でている。
そして、その美しい目で、鏡越しにこちらを見つめている。

本当に、背後に立っているのだろうか。
確認しようにも、体が動かないので、振りかえる事ができない。
既に寝巻きの下にまで、女性に手を入れられて、体を触られてる感覚はある。
しかし、こんな事はありえない。

『こんな事はありえないって、思ってるでしょう。』
女性は、笑みを浮かべて耳元で囁く。
そして、ベロリと耳の縁を舐め上げた。
耳から起こる性的な快感が、体をゾクゾクとさせた。
もう、訳がわからなかった。

『何もしないなんて、嘘よ。』
淫猥な笑みを浮かべて、女は、首筋から耳の裏まで、ベローッと舐め続ける。
女の指先が、乳首を摘んでコリコリと刺激する。

(やめろ・・・)心の中で否定するが、声は出ない。
ポカンと開いたままの口からは、涎が垂れる。
女は、背後から脇に回ると、口から垂れる涎を、
見せつけるように舐め上げているのが、”鏡越し”に見える。

(そんな事はありえない!)脳が、その光景を強く否定する。
(鏡に映っているはずの、女の実体が無い!)

鏡には、垂れる涎を舐める女の姿が映っているのだが、目の前には誰もいない。
しかし、口の端には女のやわらかい舌が、涎をすくい取る感覚が起こっている。

そして、鏡には、女の後頭部だけが映り、自分の顔が見えなくなった。

(!!)
下唇の内側が、柔らかい濡れた肉で、なぶられている。
どうやら、女の舌が、口の中に挿し込まれているようだ。
そして、舌を絡めて、上あごも舌先で刺激する。
女の頭が振り向き、こちらをチラリと見て言う。

『これでもありえない?フフ・・』
女は、淫靡に微笑みかける。

(ああ・・)
抵抗する、心が折れた。
(自分は、この女の手の内にあるんだ。)

女は、その微妙な変化を読み取ったらしい。
『やっと、わかったみたいね。ご褒美をあげるわ。』
女はくるりと、再び背後に回り、片方の手を腹に回す。
柔らかい女の手の感触が、腹をまさぐっている。
そして、腹を撫でている女の手が、次第に下へと動いている。
パンツの中に、ゆっくりと手が挿し込まれる。

サワサワ。細い指先が、鼠径部に触れる。
その感触に、ペニスがはっきりと膨らみはじめる。

『どうしたの?フフ・・』
女性は、耳に吐息かけながら言う。
サワサワ。
指先は、鼠径部から腰の辺りを行きつ戻りつしながらも、
大事な場所には、絶対に手を出そうとしない。

女性は蠱惑的な笑みで、鏡の向こう側から、こちらを見ている。

サワサワ。
女性のもう1本の手が、お尻の辺りに挿し込まれて、臀部を触り始める。
尻の割れ目の辺りを、1本の指先で、ゆっくりとなぞっている。
興奮と指先の刺激で、ペニスが激しく勃起する。

『まだ、触ってもないのに、こんなに勃起させちゃうなんて・・・』
女は、鏡の向こうから言う。
鈴口からは、液体が染み出していて、パンツの中が既に冷たい。

ピト。女は、肛門の中心に指を置いた。
ピトピトピト、指先の腹で、肛門の穴を触っている。
反対の手の指先も、鼠径部から内股、太ももと愛撫を続けている。
快感が蓄積されて、射精したいという思いが激しくなる。

『ウフフ。もう限界なのかしら・・・』
そう言うと女性は、いきなり指先を肛門に侵入させた。
ヌプッ。ヌプヌプッ。
(ああっ!!)
女性は、肛門の穴に、グニグニと指先を出し入れして刺激しはじめる。
ニュルニュルと、肛門を女の指が出入りしているのが、はっきり感じられた。
(ああ・・。)
女の指先が、肛門の奥の方に達すると、腰の奥から快感が湧き上がって来る。

『どうしたの?お尻の穴が、気持ちいいの?』
女は、笑っているように言う。
女の指先に、快感をほじくり出されているような錯覚を覚える。

(ああっ。)
女の指先が、ついにペニスに巻きついた。
その感触に、肛門がヒクヒクと痙攣している。

『お尻の穴が、パクパクしてるわよ。』
女は、ペニスを激しく擦る。
キュンッ、キュンッ、キュンッ。
ペニスをしごかれると、肛門に入っている女の指を勝手に締めつけてしまう。
『こんなに締めつけちゃって・・・。』
肛門に入れている指をくねらせて、女は言う。

『ホラ・・ここ弄りながらしごかれると、もう出ちゃうんじゃないの?』
鏡の中の女は、下半身と前と後を両方から責め立てる。
もう我慢できなかった。

(ああっ、イクッ!)
ビュロロロロロローッ。
大量の精液が放出されて、パンツの中が、グッショリと濡れる。
放出した精液が、太ももを伝って垂れているのがわかる。

『ホラ、しっかり見なさいよ。』
体が押されて、鏡に頭を押しつけられる。
鏡越しに、濡れた自分の股間の辺りが見える。
女の手が服に滑り込んで、ペニスを激しく擦っている。

しかし、直接見ると、自分の股間が何も無いのに勝手に動いているように見えた。

『ねえ、まだまだイケるんじゃないの?ホラ。』
女の手は、ペニスと肛門と前立腺の3ヶ所を、指で激しく責めたてる。
ビクビクビクッ。肛門の奥が、激しく痙攣する。
快感が蓄積されて行くと、グググっと体の中が、発射する態勢へ変わって行く。

(あぁぁっ。)
女の手が暴れると、頭の中で快感が爆発する。
ビュルルルッ。ビクンッビクンッ。肛門とペニスが、まだ快感に痙攣している。
その痙攣が、更に快感を持続させる。

『今日は、これ位してあげるわ。』
女は、最後に耳を舐めてから、ペニスと肛門を指から解放した。

そして、鏡の中の女の姿は、消えて見えなくなった。

               ◆

「ウッ!!」
汗をかき、ハッとして目が覚めた。
(夢か・・)
すごく長い夢を見ていた気がするが、まだ夜明け前だった。
ベッドを抜け出し、リビングの明かりを点けて、鏡を確認する。
ただの鏡だ。当然、自分の姿しか映っていない。

鏡を持って寝室へ戻り、寝室の壁に鏡を飾った。
(もし、これで眠りについたら・・・)
男はベッドに入り、目を閉じた。

END

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タグ : 前立腺  肛門 

サキュバスのロングブーツ

茶色のスエードのロングブーツ。
高く、そして尖ったヒールは、足のラインを美しく見せるはずだ。
靴屋で魅せられた、ロングブーツの滑らかなシルエット。
そのロングブーツが、夢に現れる。

               ◆

美しいシルエットを持つブーツ。夢の中という事が、理性を喪失させている。
好奇心が勝り、美しいブーツに足を入れてしまう。そのフィット感が、心地良い。
ブーツのシルエットを見ていると、自分の足が女性の足になった様にさえ思える。
しばし、その足のシルエットの美しさに、恍惚となる。

気を取り戻して、ブーツを脱ごうするが、ブーツが脱げない事に気づく。
足にピッタリとしたロングブーツは、脱がせようにもピッタリと足に吸着して、
脱ぐ事ができない。おかしい。そう思うが、指がブーツと足の隙間に入らない。
まるで、ロングブーツ自体が、縮んで小さくなったように思える。

いや、実際に小さくなっているのかもれない。
今や、ロングブーツは、足をぴっちりと包んでいる。もう足がキツイ位だ。

おかしい・・おかしい・・。頭がグルグル回っている。
額から汗が吹き出る感じがする。どうしてもブーツは脱げない。

レロ。足の指の間に、暖かい湿った肉が這う感触がした。
足の指、1本1本の間を舌で舐められているような感じがする。
足の指の間、全8ヶ所の間に、舌が入り込んで、レロレロと舐めている。

その感触を意識しだすと、その感触が、足の裏や足の表面へと広がって行く。
何枚もの舌が、足の裏表を這っている。
「ああっ・・」くすぐったいような感触に、声が漏れてしまう。

ふと、ロングブーツの丈が、少しだけ長くなっている事に気づく。
膝下だったロングブーツが、アメーバが侵食するように、
膝、膝上と広がって来ているのだ。
ブーツに膝を完全に覆われてしまうと、足を曲げる事ができなくなった。

ブーツの中の舐めるような愛撫は、留まることを知らない。
足首、脹脛とその舐める感触のする面が、上へ上へと上がってくる。
膝や膝裏が舐められる頃には、ロングブーツは太ももをも覆っている。

もう内股が舐められている。陰茎が膨張するのがわかった。
くすぐったいような快感に、立っていられなくなり、腰砕けに座り込む。
ロングブーツの口は、既に下着の下に潜って、鼠径部の辺りまで飲み込んでいる。

(あっ。)ブーツの中の舌で鼠径部を舐められると、陰茎が激しくいきり立つ。
ロングブーツはその口を大きく開けて、臀部はもちろん、陰茎もその中に飲み込んだ。

ロングブーツは、今や腰から下の下半身をピッチリと飲み込んで、締めつけていた。
下半身は、何百枚もの舌で、舐められているのだ。
(ああっ。)舌が蠢く度に、快感に声が漏れる。
舐められる快感に、口から涎が糸を引いて垂れてしまう。

ブーツの中の舌は、肛門や会陰部、陰嚢まで舐めている。
その快感に悶絶して、床を転げまわる。
それでも、ブーツの舌の責めは止まらない。

チュプ。存在しない口に陰茎が包まれるのがわかった。
その口にも舌が何十枚も存在し、陰茎のカリ首や亀頭はもちろん、
鈴口や根元まで、ねっとりと舐めている。
肛門の穴の周りもベロベロと舐められて、既にヒクヒクと口を開け閉めして痙攣している。

ビュワッ。舌の責めに、堪らず射精してしまう。
(ああっ。)精液が吸い取られていく。
そして、その精液を舐め取るように、さらに舌の責めは熱気を増す。

(あっ。あっ。)あっと言う間に、再び発射させられてしまう。
あまりの快感に体を動かす事できないほど、ぐったりとしてしまう。
それでも、舌の愛撫は続いている。
しかし、もう舌の刺激だけでは発射には至らない。

するとブーツの中の蠢く舌は、肛門の周囲や穴を激しく舐め出した。
にゅる。舌先が肛門に滑り込み、肛門の中で暴れている。
(ああああっ。)頭が真っ白になる。
舌のしなやか筋肉が、肛門の中をゆっくりと舐め回している。

その舌先はどんどん伸びて、奥へ奥へと伸びて行く。
いや、それだけではない。細い棒状の舌が1本、また1本と肛門から侵入する。
(あ・・・。)忘我の極致に達してしまう。

前立腺と肛門を何本もの舌が、チロチロと絶妙に刺激している。
更に陰茎を何十枚も舌が舐め、何百枚もの舌が、下半身全てを覆って舐めているのだ。

ビュワッ。舌の操るままに、陰茎から精液が放出される。
男の意識や意思はもう関係無かった。ビュワッ。舌は陰茎に発射する事を命じ続ける。
ビュッ。やがて精液が出なくなる。

ビクン。陰茎が痙攣するものも、精液がもう出なかった。
腰まで覆っていたロングブーツの皮膜が、じわじわ小さくなっていく。
ついには、つま先の部分にカケラが残る程度になって、最後は消滅してしまった。
後には、汁で光った男の足が残されていた。

               ◆

男は布団の中で、まだ目を瞑っている。
その脇にはロングブーツが一足、きちんと揃えておいてあった。

END

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