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バーチャルセックス・サキュバスベッド

『プシュッー。』
圧力が抜ける音がして、金属製のベッドの様な塊が、サンドイッチが開くように、
上下に分かれて行く。
金属のいかつい外観とは裏腹に、分かれて見えて来た面には、
上下とも柔らかそうな青いシートが張ってあるように見えた。
ウォーターベッドの用に、タプンタプンを揺らめき、分離した振動で波打っている。

「息は大丈夫なんですよね?」
『実用化されてから、今まで一度も事故は起きておりません。ご安心下さい。』 
女性店員は、自信ありげに答える。
『このベッドの上に寝ていただければ、後は全自動的で、おまかせ下さい。』
「緊急時には、どうしたらいいんですか?」
『怒鳴るような大声を出されたり、大きく暴れられたりしますと自動的に停止します。
 絶対に安全ですよ。』女性は微笑んで答える。
そう言われてしまうと、納得するしかない。

女性店員はにこやかに『どうぞ、お楽しみ下さい。』と言うと、
この金属製のベッドのある小さな部屋から、扉を開けて出て行った。

意を決して、服を脱いでベッドに横たわる。ややひんやりと冷たい。
背中にウォーターベッドのような、ゲル状の流動体の感触がする。

「ピピ。」
かすかな電子音がすると、開いていた本が閉じるように、上下に分かれたベッドが迫ってくる。
開いた上側のゆらゆらと青く揺れるシートが、目の前に近づいて来るのが見える。

『プシュー。』上下のベッドが完全に閉じて密着すると、体全体が青い揺れるシートに包まれた。
完全に包まれると、揺れる青いシートの感覚はそれほど無く、意外にも自由に手足を動かす事ができた。
しかし、余り動かして機械が停止しても困るので、手足の自由度を確認する程度に、留めておく。

ベッド内は、ボンヤリと青い明かりがついている。シートの向こうに照明が付いてるのだろう。
真っ暗闇より、淡い青い光の方が、海の中のようで心が癒されるのかもしれない。

手足を伸ばし目を瞑ると、揺れるベッドの中では、何も無い空間に浮いているかの様に感じる。

すると、さわ、さわさわと体に触れる感覚が伝わって来るのがわかった。
青いシート越しに、手で触られているような感じだ。
細い指先を持つ手の形が、シート越しに見えたような気がする。

手の数が、少しずつ増えて行く、4つ、8つ。
沢山の女性に撫でまわれている。そう想像すると、陰茎がいきり立った。

沢山の女性の手が、いやらしく体を愛撫する。
耳をなぞる指。肩や二の腕を揉む手。
背中をフェザータッチでじらす指。
乳首をコリコリと責める指。
内股や足の指の間まで、女性のやわらかい手で責められているようだ。
しかし、それでもその手は股間に絶対触らない。すごくもどかしさを感じる。

「はぁ・・。」興奮のあまり、多少息が上がって来たようだ。
手の愛撫は余韻を残しつつ消えた。辺りは静寂に包まれる。

ボヨン。今度は双丘の形が盛り上がって来た。
色が青いシートの水色でなければ、本物かと思えるような質感だ。
いや、実際には本物よりも、もっとしっかりした手触りかもしれない。

両手でやさしく揉むと、時折ピクピクと反応しているかの様に動く。
目を瞑ると、人間の胸のようなの感触があった。

両手でその感触を味わっていると、背中にピトと当たるものがある。
乳首を押し付けられているらしい。
腕にも首すじにも、足の裏にも、そしてお臍にも、
乳首と乳房がおしつけられている。

(あああっ!)
股間が柔らかなものに包まれる。乳房で挟まれているのだ。
いきりたった陰茎をやさしく乳房が包んでいる。
自然と腰が動いてしまう。すると乳房の感触は、スーッと消えてしまった。

その間も、体中に乳房での愛撫が続いている。
むくむく。再び、膨らんだ乳房が股間を覆う。
こちらから積極的に動くのは、恐らくダメなのだろう。
軽く不満が蓄積されるが、相手にされるがままにしておく。

陰茎は、もうコチコチに固くなっていた。

にゅろん。陰茎が何かに包まれた。
シートがボコっとへこんで、その窪みに吸い込まれたようだ。
カリの部分をぐるぐると絡みつかれている感触がある。

散々性感を高められたあげく、ジラされて、もうイキそうだった。
それがわかったのか、陰茎への責めは弱まってしまう。
しかし弱いながらも、決して離そうとはしない。
陰茎を吸い込んだ窪みは、生かさず殺さず、いつまでもなぶり続けている。

チュッ。いきなり唇を奪われた。
のっぺりとしたフェイスマスクのような凹凸が、顔の前に現れる。
再び出現した手で顔を固定されて、激しく舌を絡めて来る。
ジュワーっと青いシートから液が染みだし、唾液のように感じる。
眼をつぶると、本当の口同士で舌を絡めているような錯覚に捕らわれる。

幻の唇は、激しく舌を吸う。
チュ・・。肩に、腰に、臀部に、足の指に。唇による快感の刺激が、体を襲う。
その快感に体がモジモジと勝手に動いてしまう。

ガシッ。うしろから羽交い締めにされて上半身を動かす事ができない。
口は激しく舌で犯されている。足も足首をしっかりと握られてしまった。

不安感が襲う。その一方で、このまま責められたいという妄想が渦巻く。

女性の腕に拘束されて、激しい口への責めと、やさしい陰茎への愛撫。
その対比に脳が焼けつきそうになる。

               ◆

プシュッー!!
急に圧力を失ったように、ベッドが上下に展開される。
青いシートは、たぷんたぷんと精気を失ったように、無機物と化した。

息も絶え絶え外を見ると、女性店員が立って操作していた。

『これで時間が終わりましたので、サービス終了なんですが・・・』
すまなそうに女性店員が言う。

『お客様、あのー、延長されますか?』
言いにくそうに女性店員が言う。
「あ、はい。お願いします。」
いきりたった股間を手で隠し、そう言うのが勢一杯だった。
しかし、さすがに股間が急速に萎えてしまう。

『とりあえず1つレベルをあげて置きますね。後10分位でいいですか?』
女性店員は尋ねる。
「30分位でお願いします。」
女性店員は、一瞬躊躇したようだが、ピッピと操作して設定しているようだ。
『設定でできましたので、どうぞ。』

女性はにこっと微笑むと、そそくさと部屋から出ていった。
再び、たぷたぷと揺れるベッドが閉じて行く。

               ◆

再び女性の腕に上半身と下半身を拘束される。

ピチョ・・。陰茎も何かに、甘く咥えられている。
再び激しくいきり立った。

(はぁ・・はぁ・・。)
快感に陶然としていると、頭を抱きしめられて、荒々しく唇を吸われた。
先ほどよりも、すごく熱っぽく感じるような動きだ。

サワサワ。体の感じる部分を指がフェザータッチでなぞって行く。
二の腕、内股、鼠径部、そして背中。
敏感な部分の性感を励起するかのように、やさしくそして執拗になぞっている。

手や足の指の間はベロベロとしゃぶられ。その指先をチュパチュパと
フェラチオするように舐められている。
指からも快感を引き出されているのだ。

興奮が絶頂にさしかかる。それを見計らったよに、陰茎が激しくしゃぶられる。
カリを何枚もの舌で絡み疲れ、鈴口を吸い出されているような感覚だ。
それでいて、亀頭はイボイボが当たって、にぶく刺激されている。

「あぁ。イクッ!!」思わず声をあげる。
ビュルルルッ。精液がドクドクと流れ出す。
じゅる・・じゅるる・・。
精液自体は、青いシートの中に吸収されてしまうようだ。
それでも、シートから染み出る液で、体のあちこちがヌルヌルしている。

まだ延長してから、時間はそんなに経って
もう1回位イケるかも。そう考えていると、足首を掴んでいる手が、
スススと足を開脚させていく。

ニュルン。
肛門にぬるりとした感触が走る。まるで、舌先で舐められているようだ。
最初はゆっくり、そして段々激しくその舌先は肛門を責めはじめた。

ピチャピチャピチャピチャピチャピチャッ。
激しく舐められる肛門に、足がバタバタ動いてしまいそうだ。
しかし、足首、太ももとがっちりと抑えられてしまって、
逃げる事ができない。

舌による激しい肛門責めに、脳が爆発しそうだ。
それを待っていたかのように、先ほどの行われた陰茎への責めが再開された。

ぐちょっぷぐちょぷっ。
いやらしい音が体と前と後から聞こえてくる。
陰茎が激しく痙攣させられる。
ベロベロベロッ。
肛門を舐められると、痙攣が止まらない。
ドクドクと精液が放出されて行く。

「ああーっ!」

叫び声をあげる。しかし、口はやさしく手で塞がれてしまう。
放出した精液は、またも青いシートに吸収されていった。

それでも、肛門への責めと陰茎への責めは終わらない。
執拗に、グニグニと前立腺を刺激するのだ。
陰茎は、既にピクピクと痙攣している。
その痙攣が、更に前立腺を興奮状態にさせる。

バクバクバクバクバクバクッ!
陰茎の根元が痙攣する。
猛烈な快感に昏倒し、白目剥いて、口から涎と泡があふれ出る。
それでも終わることのない責めは、陰茎を痙攣させ続ける。

               ◆

その頃、女性店員達が別室で会話している。

『4号室のお客さんは?』
『レベル2で30分だそうです。』
『30分!。レベル2なんて5分とか10分の短い時間用じゃないの。』
『10分を奨めたんですが、お客様がぜひ30分とおっしゃるので。』
『それなら仕方ないけど・・』
『入ってどれくらい経ったの?』
『まだ5分位ですね。』
『残り25分か・・・ずいぶんとお楽しみねー。』

店員達はもうその話題には飽きたのか、話は、どんどんの話題に移っていく。

               ◆

女性店員に手を貸してもらい店の出口まで来る。
『大丈夫ですか?』女性店員は心配そうだ。
「大丈夫です。本当に大丈夫ですから。」
こんな姿で店の前にいるのを、知ってる人に見られたら言い訳できない。
急いで、店の前から足早に移動する。

駅前のファーストフード店に入り、一服する。
最後に手を貸してくれた女性店員の手の感触が、なぜか思い出される。
あの手の大きさ、形・・・。
ベッドの中で責め続けていた、あの手と同じ感触がしたような・・・。

いや、気のせいか。ブルっと身震いして、コーラをグっと飲んだ。

END

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テーマ : 官能小説 - ジャンル : アダルト

タグ : 機械  SF  肛門  前立腺  フェチ 

セックスドロイド・サキュバス

21世紀末。今や、性産業の頂点の1つが、セックスドロイドだった。
こちらの要求をすべて満足させる、夢のマシン。
人に近い感触を持ち、人から快感を最大限引き出す能力、そして人並外れた美貌。

もちろん、人間自身が応対する性産業もわずかに残っているが、
コストが割り高になり、高級なVIP用以外は、商売として成立しなくなった。
そこで作られたのが、セックスドロイドだった。

様々なメーカーにより、量産されて行くセックスドロイド。
その中で、とあるセックスドロイドが生産される。
名前は「サキュバス-1」。

               ◆

コンコン。ノックをして、男が部屋に入る。
中にいるのは、人間ではないドロイドなのだから、必要がないと言えばないのだが、
見た目が美貌の女性であれば、意識していないと、男は人間のように対応してしまう。

部屋に入ると、薄いガウンを羽織った女性が、ベッドの上で待っていた。
女性の目線は、男の姿を追っている。

「こんばんわ。」男が言うと、女性はにこやかに『こんばんわ。』と応対する。
僅かな明かりのこの暗い部屋の中では、この女性が、女性型ドロイドだと言われなければ、
きっと区別がつかないかもしれない。

いや、この美貌だからこそ、セックスドロイドだとわかるはずだった。
女性の姿は、人間だったらモデル級の美貌だったのだ。

『シャワーを浴びましたか?』女性ドロイドは、言う。
残念ながら、ドロイドは水中専用ドロイド等の特殊なドロイドでなければ、
防水などの対策は、できていない。
女性ドロイドに促されるまま、一人寂しくシャワーを浴びる。

シャワー自体は、全自動洗浄で、立ってボックスに入ってボタンを押すだけ。
ものの2分もあれば終わる。しかし、その2分が待ち遠しく感じる。
温風の自動乾燥で、さっぱりした所でベッドに戻った。

女性は、先程と同じ姿で男を待っていた。
男は、女性に近づいて、着ているガウンをゆっくりと外していく。
ガウンの下には、女性は、エロティックな下着を着けていた。
下着姿を見た限りでは、ますます女性がロボットであるとは思えない。

女性の両肩をゆっくりと押すと、そのままペタンとベッドに横になった。
女性は、ベッドの上に寝ていて、お腹が上下に揺れている。
本当に人間のようだ。
女性の股間を見ると、下着がじんわり濡れているのが見て取れる。

横になった女性の横に添い、女性の体を撫でてみる。
女性は、男の手の動きに反応して、体をくねらせて、吐息を漏らす。
多少、大げさだったり、感度が高すぎる事はあるが、いかにもらしく作ってある。

女性の胸を触ると、ドロイドとは思えない程、柔らかな感触をしている。
しばし、その女性の体の感触を楽しんだ。

女性の顔をじっと見ると『入れて下さい。』と、女性はかぼそい声で言う。
目線や時間の経過で、ドロイドは、この言葉を発するのだ。

濡れた女性の下着を脱がせて、足に手を這わせると、女性ドロイドは、
恥かしそうに、股を開いていく。薄い繁みが、液体で濡れて光っている。
そして、ドロイドの膣にゆっくりとペニスを挿入して行く。

クチュ・・。
ドロイドと思えない程、女性の内部は温かくペニスを包んだ。
ギュルギュルギュル。そんな音こそしないが、女性の体内で、
ペニスがひねりあげられるような感覚がする。

女性の体内が、ペニスを中心に回転しているような錯覚さえ覚える。
いや、実際には錯覚ではなく、ドロイドの内部機構が、回転してしごいているのだろう。

人間技でない性技に、腰を動かしていない内に、早くも射精しそうになる。
女性の目は、色っぽくこちらを見ている。

『ねえ・・いっぱい出して。』
センサーで感知しているのか、女性は荒い息を交えて、熱っぽく言う。

ギュロロロロロロッ!
ペニスに、一層激しく回転するような刺激が加えられる。
「あぁっ!!イクッ!!!」
ビュワーッ!!。ドロイドの膣に、我慢できずに早くも放出してしまう。
放出に呼応するかのように、女性の口はパクパクと動き、あえいでいるようにも見える。
射精をセンサーで感知して、反応するのだろう。
放出の余韻を若干楽しんだ後、一度体を離し、ベッドの脇の端末からリセットかける。
女性は、あえぐのを止めて、ベッドで寝ているように見えた。
再びシャワーに入り、汗を流した。僅かな間だが、多少は復活したようだ。

ベッドに戻ると、女性の目線はこちらを向いている。

『ねぇ・・早く来て。』
リセットをかけたので、先程と同じ事しか言わないのかもしれない。

再び、女性ドロイドの膣に、ゆっくりとペニスを挿入する。
先程と同じ様な、ペニスに絡みつくような刺激が加えられている。
しかし、1回出しているので、先程より我慢できそうだった。

ペニスは、巻きつくような刺激を受けているが、ゆっくりと腰を動かし始める。
ドロイドの膣の、ヌルヌルとした感じがよくわかる。

グチュッポッ。グチュッポッ。
腰を動かし始めると、ペニスがロボットの膣から吸引されているのを感じる。
結構な力で吸引されているような気がする。

自ら腰を動かし、そして巻きつくようなロボット膣の動きとバキューム。
再び、だんだん射精感が高まって来る。

『・・いっぱい出して。』再び女性は、熱っぽく言う。
ギュロロロッ!!。発射を促す刺激と吸引が股間に加えられていく。
「あぁぁっ!!」
ビュロロロロッ!!。
ペニスが激しく痙攣して、精液を放出する。

ドクンドクン。放出した後も、ペニスが痙攣している。
女性もあえぐような仕草をしている。
快感の余韻にわずかな時間だが、放心してしまった。

               ◆

ハッとして、時計を確認する。
そろそろ時間も回数にも満足したので、この部屋から退出しようと、
女性ドロイドから体を離そうとした。

サッと、女性ドロイドの足が腰に巻きついた。長い足が腰の後で組まれる。
手で押し広げようとするが、人の力では動かす事ができない。
ベッド脇の端末に手を伸ばそうとするが、後わずかに手が届かない。

女性ドロイドの足を軽く叩いて「離して。離して。」と命令するも、
女性ドロイドは、にこやかな笑みを浮かべるだけで、離す様子は全く無い。

ガバッ。女性ドロイドは体を起こすと、男を押し倒し、馬乗りになる。
ドロイドは、いくら軽量化してあるとは言え、人間よりも重い。
手の力だけでは、もう押しのける事ができない。

ドロイドは、押しのけようとする男の手を掴むと、バンザイするように手を広げていく。
女性ドロイドの力は、人間の力では抵抗できなかった。
男の両手が、ベッドに押しつけられる。

女性ドロイドの顔が迫って来る。美しい顔は、今は妖艶に見える。
顔をそむけると、女の舌が耳を舐めた。

ピチャ。ピチャ。粘液質の音が口から発せられる。
人間が興奮する効果も狙っているのだろう。
女は、じらすように耳の縁を舐めていく。
そして、充分に耳の縁を舐めると、舌先が耳に挿し込まれる。

「あふっ。」
人間では捉える事ができない耳の快感のツボを、女性ドロイドは、舌先で刺激して行く。
耳を責められて、ペニスが再び膨張を始める。

キュプッ。膨張しはじめたペニスを、女性ドロイドの下の口が吸引する。
正に、人間ではできないだろう複雑な動きをするドロイドの陰唇が、
ペニスをしゃぶり始めたのだ。

絡みつくような刺激とバキューム。そして女の腰がグラインドする。
女に犯されている、そんな感覚が不思議と股間を熱くさせる。

(あぁ、イっちゃう・・。ああっ!出るッ!!)
ビュワッ!!。
精液が放出されると、快感が腰から抜けて行く。
それでも女性ドロイドは、男性から精液をまだ搾り取ろうとしている。

(もう出ない・・・。)
女性ドロイドに激しく腰を動かされながら、抵抗する気力が萎えて行く。
手の力が抜けた事を確認すると、女性ドロイドは、押さえていた手を解放する。
そして、自分の手は後ろ手に持っていった。

ヌルリ。ぬるぬるした触手の様なものが、肛門から侵入して来る。
女の腕が後に組まれている所から見て、この女の指なのかもしれない。

サワサワ。サワサワ。女の手が陰嚢もフェザータッチで刺激する。
萎えかけたペニスが、再び堅くなる。

「ああああぁぁぁ!!」絶叫の声を漏らす。
女ドロイドの手で、肛門の奥の方の前立腺がピンポイントで刺激されている。
外聞も無く、大声をあげる事しかできなかった。快感が、波の様に押し寄せる。
肛門の辺りも、ボコボコとしたものが出入りするような刺激で、
快感の信号が、脳にビンビン届いている。

人間技でない女性ドロイドの責めに、口の端から涎がダラダラこぼれ始める。
「あはっ・・。」
もう声にならない声が出ている。口から出る涎は、既に泡状になっている。


『ねえ・・いっぱい出して。』女性ドロイドは言う。
「アフッ・・」そう声を出して、男は体を痙攣させて、直後グッタリした。
女性ドロイドに吸い込まれているペニスは、ドクドクと痙攣している。
もしかしたら、まだ激しく射精しているのかもしれない。

男は、意識を失っている。
男のペニスの痙攣が収まると、女性ドロイドは、再び腰をグラインドさせて、
そのいやらしい両手で、男の下半身を操作している。
時折、男の体が痙攣したかと思うと休み、そしてまた腰のグラインドを始めるのだ。

               ◆

大きなトレーラーが、風俗店に横付けし、セックスドロイドを回収していた。
トレーラーの中には、ケーブル繋がれた美女ドロイドが1体収められて、
2人の男が会話をしている。

「また調整がうまく行かなかったんですか?」
「ブラックボックスの部分が、ちょっとね。」
男は、コンピューターを操作している。
「あまりわけのわからないものを入れない方が、いいんじゃないですか?」
「でも、精液量換算にすると、ブラックボックスが入ってる方が、
 ドロイドの性能がいいという結果になるんだ。」
「そんなもんですかねぇ。」話を聞いていた男は、呆れ気味に言う。
トレーラーは、ゆっくりと発進していった。

END

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テーマ : アダルト小説総合 - ジャンル : アダルト

タグ : 機械  SF  肛門  前立腺 

ロボット・サキュバス その2

ハウスキーパーロボットが当たり前となった社会。
ある新興会社のロボットが1台、とある家庭で稼動していた。

               ◆

『ご主人様、頭髪の洗浄を行いましょうか?』
女性型ハウスキーパーロボットが、風呂の外から遠慮がちに尋ねる。
この会社のロボットは、他の会社にありがちな無神経さが無い事が、
最近静かな人気となっている理由の1つだ。

「よろしく頼むよ。」
ピ。かすかな作動音と共に、扉を開けてロボットが入って来る。
長い髪を濡れない様に、後でまとめている。
服装は、ハウスキーパーロボット用の標準的な服を着ている。

変わった趣味を持つ人の間では、人間の女性用の服を、わざと着せたりする人も
いるという話だが、一般的には、ロボットとわかりやすくする為、
機能的にも、汚れたり濡れたりしても大丈夫な標準服を着せている人が、
ほとんどなのだ。

目を瞑って後は、ハウスキーパーロボとの手の動きにまかせる。
女性型らしく、指はほっそりしている。
ロボットは、シャワーをかけながら、指先で頭髪の洗浄を始めた。

厳密には人の手ではないけれども、人の手で頭を洗って貰うのは、気持ちいい。
なかなか他の会社のロボットでは出ない、気持ち良さだった。

『頭皮のマッサージもしますか?』
うなずくと、ロボットは、指先で頭皮をグイグイ押してマッサージする。
確かに、頭の血流が良くなるようだ。細い指先が、本当に気持ちいい。

『ご主人様、かなりお疲れですね。』
ピ、ピピ。かすかな作動音がして、ハウスキーパーロボットが言う。
恐らく肩の血行を見て言っているのだろう。

『肩、お揉みしますね。』
ロボットの細い指先が、肩を柔らかくほぐし始める。
人を変わらない指先が背中を這うと、変な気分になってしまう。

それを感じとったように、ロボットの指先が、フェザータッチに変化する。
体がビクっと反応するとの確認しているかの様だ。

ロボットは耳元に息を吹きかける。当然、本来息などしないので、
圧搾空気を吹きかけているのだが、女性の息としか思えなくなってしまう。

ロボットの手がスススと前に伸びて、股間を洗い始める。
他社のロボットなら、ここで『性欲の処理をしますか?』と尋ねて、
気分をぶち壊す所だが、この会社のロボットは、そんな事はしない。

もちろん、ここで手を押しのければ、ロボットは通常通りの作業に戻る。
この辺の心の機微のプログラミングに、この会社の製品は、優れていた。

ロボットとはわかっていても、見た目には美しい女性の指先に
股間を刺激されては、陰茎はそそり立ってしまう。

いつの間にか、ロボットは標準服の胸をはだけ、その胸を背中に押し当てている。
ソフトシリコン製の胸は、人の肌のように暖かく柔らかい。
背中の性感帯が、ロボットの乳首で励起される。

ロボットは、石鹸でぬるぬると陰茎を刺激しなぞりあげる。
「イキそうだ・・。」そう呟くとロボットは、その手をゆっくりに変える。
勃起は維持されるものの、放出するには至らない。

「イカせてくれ・・・。」
そう呟くとロボットは、再び激しく陰茎を刺激する。
指で輪を作り、カリ首を擦りあげる。ヌルヌルした指の感触が、とても気持ちいい。
このヌルヌルは、既にローションのヌルヌルに代わっている。

(ううっ・・。)
個人にカスタマイズされた、手コキの技を身につけた美女ロボットに、
陰茎を責められては、我慢できるはずものかった。

「ああっ、イクッ!!」
思わず声をあげて、射精する。
精液が、ロボットの手の中に吸い込まれて行く。
ロボットの手の中で、陰茎は快感にピクピクと動いている。

ロボットの手が陰嚢に伸び、何かを計測しているようだ。
精液の残量を計測しているのかもしれない。
まだ、残量があると判断したようだ。

『まだイキたい?』
普段とは別人の様に、熱っぽくロボットは尋ねる。

「いや、やめておこう。」
ロボットは急に熱が冷めたように、体をシャワーで流し始める。
体に快感の余韻が残っていたが、一度抜いた事で我慢ができそうだ。

               ◆

ベッドに入り、横になりながらテレビを見る。
ロボットは、部屋の隅の充電ステーションに戻り、充電や保守をしているだろう。
テレビで、突然エロティックな映像が流れる。
それを見ている内に、ムラムラして来てしまった。

已む無く起きあがり、トイレに向かう。
トイレの中のテレビ画面に、アダルトテレビを映し出す。

するとトイレの外からノックの音がし、続いてロボットの声がする。
『もし、よろしければ、お手伝いさせて下さい。』
しばし悩んだけれども、トイレの鍵を開けて扉を開く。

ロボットは、無言でトイレの中に跪くと、おもむろに陰茎を口に含んだ。
暖かい感触が、陰茎を包む。
陰茎が、わずかに吸引されつつ、舌らしきヌルりとした感触が、
裏筋やカリ首を這いまわっている。

こんなにも美しい顔のロボットの口に、陰茎が吸われていると思うと、
股間が熱く固くなるのがわかった。

何枚もの舌が絡みつくように口の中で動き、陰茎からの射精を激しく促している。
ロボットの舌は、人間の舌以上に複雑に動くのだ。
手は、陰茎の根元にそえて、しごき出すようにやさしく動く。

グググと精液が、陰茎の根元まで上がって来る。
ロボットの与える刺激が、やんわりと弱くなる。
しかし、陰茎が萎えかけると、再び亀頭等に激しい刺激を与えて屹立させる。

ロボットの口技のままに、何度も快感を上下に振られるような思いがして、
目が白黒としてしまう。

やっとの思いで「イカせてくれ・・。」の声を振り絞る。
陰茎に絡みつい舌が、ぐるぐる回転するように動き、
すぐさま発射するよう、激しくしごき射精を促す。

(あっ・・。イクッ!!)
虚ろになり、涎をたらしながら、射精してしまう。

ジュルルルルッ!!ジュポッ!!
精液が、ロボットの口の中へと激しく吸引される。
陰茎は、まだピクピク痙攣していた。

ロボットは、再び陰嚢を触り、何かを計測し終わると、そっと手を離した。
放心状態のままでいると、ロボットは、ソーっと前から姿を消した。
あまりの快感に、トイレの便座からしばらくは立ちあがれなかった。

               ◆

『おはようございます。今日の朝食は、トーストにサラダです。』
朝、ロボットが、やさしく声をかける。昨日の夜の事は、幻のように思える。
でも、幻ではなく、22世紀の現実なのだ。

END

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テーマ : 官能小説・エロ小説 - ジャンル : 小説・文学

タグ : SF  機械 

ロボット・サキュバス

22世紀。既に家庭用ロボットは、現実のものになっていた。

人が住む家、人が使うものは、人のスケールに合わせて作られている。
だから、家庭用ロボットも、人型が適当である。
この考えの元に、ロボット=人型というのは、この時代の常識となっていた。

晩婚化が進み、著しい核家族化で一人暮らしが当たり前となった時代、
ハウスキーパーロボットの需要は、うなぎ昇りだった。

               ◆

ロボット・サキュバス。新興会社のハウスキーパーロボットの新製品だ。
家事はもちろんのこと、通信・放送・家電、体調の管理までさえやってのける。
もちろん、一般家庭で使われているハウスキーパーロボットでは、標準の機能だ。

しかし、この会社のロボットは、デザインやその使用感に独特の「味」があり、
丁度今、人気が出ている所だった。

『おかえりなさい、ご主人様。』
メイド型の女性ロボットが、帰宅した人間を迎える。
主人の帰宅を監視カメラと生体認証で、確認しているのだ。

パッと見た感じは、人間にしか見えないが、よくよく見れば、ロボットだとわかる。
一般的にハウスキーパーロボットは、ロボットとすぐわかるように、
標準的なメイド服を着用している。

『御飯とお風呂の用意ができてます。』
「じゃあ、とりあえず御飯を食べよう。」
ロボットに、服を着替えるのを手伝ってもらう。

ピ、ピピピ。かすかな作動音が、服を脱いだ背中の方から聞こえる。
恐らく、ロボットがセンサーで、体温や体調チェックをしているのだろう。

着替え終わると、ロボットは、いち早くダイニングへ向かう。
席に着いた時には、暖かな食事が少しずつ並べられている。
過去の献立や今日食べた昼食、そして体調など、全てのデータから編み出される、
ベストであろう夕食には、文句のつけ様がない。

「テレビ、スイッチオン。」
ロボットの耳が中継役として機能し、壁の薄型テレビが点灯する。
テレビには、8つの画面が展開する。

「チャンネル11だけ残して、後は消してくれ。」
テレビでは、ニュースが流れていた。

食事をしていると、ロボットが話を始める。
『この事件、今一番話題になってるんですよ。』
興味・関心のある事柄の補足情報を、さりげなく会話の中に入れる。

「新聞を読みたいなぁ。」そういうと、新聞が差し出される。
残念ながら、未だ紙ベースの新聞を代替するものは無かった。

食事を終えて席を立つと、カチャカチャと後片付けする音がする。
もちろん、実際に食器を洗うのは食器洗い機の仕事だが、洗い機にセットするのは、
ハウスキーパーロボットの仕事なのだ。

               ◆

夜、寝つけずに、ベッドに横にながらテレビを見る。
ちょっとだけ大人向けの番組を見ている内に、気持ちが悶悶としてしまう。
オンデマンドで、アダルト番組を呼び出す。いくつかのチャンネルを開き、
興味のあったAVを見始める。

しばらくすると、突然、ノックの音がする。
トントン。
『ご主人様、ご用はありませんか?』
それは、ハウスキーパーロボットの声だ。

AVを見始めた事、バイオリズム等、様々な情報から判断して、
ロボットが部屋にやって来たのだろう。
少し考えたが、ロボットを部屋に招き入れた。

女性型メイドロボットは、通常の標準メイド服を着ていたが、
自分の着ている服に手をかけると、そーっと衣服を脱ぎはじめる。
それをそのまま見守ると、ロボットは、服の下に男性の興奮を刺激するような、
エロティックな下着を着けていた。
一応、手で胸と下腹部は隠すフリをしている。
これも男性への効果を研究された上での、行動に違いない。

しずしずと近づいて来ると、パっと毛布の中にもぐり込んで来る。
毛布から顔を出すと、上目遣いにこちらを見ている。
頭に手を伸ばそうとすると、再びパっと毛布の中にもぐる。

ロボットの滑らかな手先が、下半身の服を脱がして行く。
チュ。ロボットは、鼠径部に口付けする。
そのやわらかい濡れた感触は、人間のものと錯覚してしまう程だ。

チュウッ。チュッ。
ロボットの唇の感触で、陰茎がだんだんと充血して来る。
ロボットは、その大きくなる陰茎を、やわらかく触っている。

そーっと毛布の中から顔を出し、上目遣いで聞く。

『ご主人様、手が好きですか、口が好きですか?それとも・・・』
と目を伏せて、口篭もる。ツボを得た演出だ。

こちらも目線を外して黙っていると、ロボットはそっと腰に馬乗りになる。
毛布の下の胸の辺りから顔を出し、耳元でささやく。

『そーっと入れるね。』
ロボットはそう言うと陰茎の先を、ロボットの膣の中へと挿入して行く。
ロボットの中は、人肌に温められていて、冷たい事は無い。
また、ローションも分泌されるので、挿入もスムーズに行われる。
ニュル・・ニュルニュル・・。

毛布の下に手を入れ、ロボットの胸を触ると、既に下着はつけていなかった。
胸の感触は、やや堅い感触もあるが、暗い中で触るには充分だ。
胸を揉むと、ロボットは、口から吐息を出して喘ぐ。

もちろん、ロボットは腰を上下に動かしている。
グニュ・・グニュ・・グニュ・・。
ロボットの中の柔らかい器官が、陰茎を包み込んで刺激する。

実は、ロボットは勃起の現状を維持しながら、各種センサーやデータから、
最適の射精時間を割り出している。

ロボットの中は、たっぷりのローションで満たされていて、温かく、
それでいて複雑に蠢いて、陰茎の裏筋や亀頭を細かく刺激する。
その為の機械なのだから、人間の男が我慢する事は難しい。

ロボットは、人間が充分に満足したなと判断すると、
『ご主人様、もういきそうです。』と耳元で囁き、腰を強く振り始める。

ギシッギシッギシッ。ベッドが揺れる。
ロボットの膣の中で、陰茎が擦られて、発射に至る快感が募る。
『あっ・・あっ・・あっ・・』
ロボットは、喘ぎ声をあげて、腰をくねらせる。

当然、我慢できるはずもない。
そのままロボットの膣の中へ、思いきり射精する。
ビュワーッ!!ドクン・・ドクン・・。

発射するとロボットは、体をビクっと硬直させる。
そして、ゆっくり体を弛緩させて、しなだれかかる。
しばらく間、その余韻を残す。
ロボットの吐く息と、人肌のぬくもりが、不思議と安心感を与えてくれる。

満足し、眠気に襲われる頃、
『ご主人様、おやすみなさい。』
頬にキスをして、ロボットは、そーっと部屋から出ていくのだ。

               ◆

結婚をしない若者が増えて、少子化に拍車がかかる。
超超高齢化社会が進んでいたが、なんとか社会崩壊しないだけのスレスレ状態で、
社会は綱渡りをしていた。

こんな社会で、どうして人口が維持できるだろうか。誰も疑問に思わなかった。
男性一人に、1台のハウスキーパーロボットが当たり前の時代が、来ていた。

END

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タグ : 機械  SF 

フィットネス・マシン サキュバスガール

「フィットネス・サキュバス」
髪の毛を後でゴムでまとめた、スポーティな女性指導員が、中へ案内してくれた。
他に、ジムを使っている人はいないようだ。

『まずは、こちらの機械で20分、運動して下さい。』
「あ、はい。わかりました。」女性指導員が、指さす機械に目をやった。

               ◆

あぁ、テレビの通販で見た事あるような感じの座って運動する奴だ。
乗馬運動系のアレなのだ。
女性指導員がいなくなった所で、マシンに腰かける。スイッチオン。
ウィンウィン。座席が動き、腰が振られる。
足はブラブラと空を動き、揺れる骨盤が、結構気持ちイイ。

目をつぶり、手を振りながら、足をブラブラと運動させる。
意外と、運動量があるのが、体からじんわりと汗が噴き出してくる。

『ウィィン。』機械が動く音がするが、気にもせず運動を続ける。
『スポッ!』股間が吸いつかれる感触で、びっくりして目を開ける。
機械からホースが伸びて、ショートパンツの裾から潜り込んでいるのが見える。
驚いて機械から降りようとするが、股間が吸いつかれていて、
降りる事はできない。しかも、無理に引っ張ると、股間がもげそうに痛い。

その間も、腰が強制的にブラブラされる。
ホースからは、若干吸引されている感じが伝わって来る。

『ブィィィィィンッ。』座席部分が微動しはじめる。
会陰部に心地よい感触が伝わって来る。同時に、陰茎が膨らんでしまう

膨らんだ陰茎を機械に咥えられたまま、腰が揺さぶられる。
膨らんだ陰茎は、ホースにぴったりと納まり、座席部分の微動が、
ホースを通じて、その陰茎にビリビリと伝わって来ている。

陰茎が、ホースの中で張り詰める。
正面の鏡に映る、マシンにホースで股間を嬲られている姿は、とても屈辱的だ。

『チョキン。』背後で、ハサミで何かを切る音がする。
振り向いた瞬間、メリッ、肛門から何か突っ込まれる感触が襲う。
軽い痛みと不思議な感覚が、腰に伝わる。
その何かは、座席部分と同じ様に、ブィィィンと微動している。
肛門前立腺に、この機械からバイブ刺激が与えられているのだ。

(あああっ!!)
前立腺をブイーンッとバイブを当てられて、陰茎を吸われたら、
もう射精してしまいそうだ。快感に座席から振り落とされそうになるが、
見えない何かが、脇の下から体を支えている。

正面の鏡には、蝙蝠の羽が生えた異形の女が映っている。
ひきしまった体と豊かな胸は、とても美しいが、
その美しさは、エロティックな美しさだった。
顔は、先の女性従業員なのに、全くの別人に見えるほど、淫靡な感じがする。

女は、背後に立ち、脇の下から手を差し入れて、
胸を抱くように体を支えている。その手は、いやらしく胸をまさぐっている。

自分の目で見ると、そこには何もないのに、鏡を通して見ると、
女性から胸を責められている。その姿に、頭がおかしくなりそうだ。

指で、体をいやらしく責めつづける女性を見ていると、
鏡から目を離す事ができなくなってしまう。

「あぁっ!あぁっ!!」声が漏れてしまう。
『もっと感じなさい。』
異形の女が、熱っぽい声で、耳打ちする。

ペロリ。耳が舐められた。射精感が絶頂に達した。
(イクッ!!)ビュロロロロッ!!
ズルッ・・ズルズルッ・・!
あっという間に、精液がホースに吸い込まれていく。
女は満足そうに、鏡越しにこちらを見つめている。

『残り時間は、あと10分よ。まだまだイケるんじゃないの。』
女が耳元で囁く。

『ウィンウィンウィン。』
イヤらしいマシンの動きは、続いている。

               ◆

シャワー室の脇で、男が寝かされている。
女性指導員は、他の客に質問されているようだ。

「この人どうしたんですか?」
『サウナ室で、のぼせたんじゃないかしら。
 さ、こちらのマシンへどうぞ。」

また新しい男が、マシンに腰掛けようとしていた。

END

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タグ : フェチ  前立腺  肛門 

拘束高速バス・サキュバス

深夜の駅前。手ごろな料金で深夜に走る、深夜高速バスが何台も並んでいる。
そして、多くの人を吸い込んでは、1台ずつ走り出して、遠くへ消えて行く。
男が一人、とある高速バスに乗り込んだ。
バスの車体には、「SUCCU BUS」と書いてあった。

               ◆

予約が遅かったので、高速バスの一番後の一番端の席しか取れなかった。
せめて窓側の席なのが、幸いだったと思う。
3列シートの専用バスだが、残念ながら隣りとの間は、あまり開いていない。
新幹線等を使うより遥かに安いのだがら、贅沢は言えない。

座席に座り、空気まくらを用意し、耳栓をする。後は、アイマスクをすれば完璧だ。
一応、膝にはブランケットをかけて、靴も脱ぎ、足を広げた足置きに置く。
これで、十分バスの中でも眠れそうだ。

見た限り座席は満席ではないようだが、後の乗車場所から乗って来るのかもしれない。

女子大生風のかわいらしい女性が、席を探しながら乗って来た。
目がくりくりと大きく、どちらかといえば童顔で、髪を軽く茶色に染めて、
毛先をカールさせている。

その女性は、どんどんこちらに近づいて来る。その一瞬、目が合ってしまう。
さりげなく目線を反らすが、その女性は結局隣りの座席に座った。
女性の爽やかな香りが、鼻をくすぐる。

(なんか気まずいなぁ。)
隣りが気になっても眠れないので、早々とアイマスクをする。
バスの中では、すぐには眠れないだろうが、こうすれば、じきに眠くなるだろう。
そう思いながら、ゆっくりとバスが出発するの待った。

車掌が、一言二言案内をして、バスは動き始める。
耳栓をしているが、意外とエンジンの音が大きい。
でも、なんとか眠れない事も無い。
まだ一般道のせいか、バスの揺れも、それほど気にもならなかった。

できるだけ頭を空にして、そして眠りに落ちていった。

               ◆

股間がモゾモゾとする感触に目が覚めた。
気のせいかと思ったが、明らかに手が股間の上で動いている感触だ。

(スリか!?)
ハッとしてアイマスクを取ると、暗いバスの中、
隣りのかわいらしい女子大生風の女性が、
膝にかけたブランケットの中に手を挿し込んで、股間を触っている。

あっと思い、女性の目と目が合う。
女性もハッとした顔するが、もう片方の手をそっと口に添えて、
声を出さないように目で合図している。

モゾモゾ。
女性の手は、既にチャックを下ろし、パンツの上から股間を触っていた。
困惑するが、かわいらしい女性の仕草に、体が固まってしまう。

女性は、声を出さないのを確認すると、手をこちら側に伸ばして、
首の後を抱くように手を回し、座席から身を乗り出してくる。

女性は目をわずかに閉じ、口を窄ませて顔前に迫って来る。
柔らかい唇で口で塞がれる。女性の手が、意外と力強く首を抱きしめて来る。
肩をやんわりと押すが、軽く押した程度は離れない程、女性は強く抱きしめている。

ヌルリ。女性の舌が、唇を割って入って来る。
女性の小さい舌に、歯茎や頬の内側を舐められて、その感触に口が自然と開いてしまう。
ニュルリ。女性の舌が、舌に絡む。そして、口の中から舌を引きずり出そうとしている。
口の中の空気が、激しく吸われる。自分の舌が引き出され、女性の口へ飲み込まれていく。
チュル、チュル。いやらしい音が口の中から舌を伝って聞こえて来る。
女性の唇が、伸びた舌を吸い込んでは、しゃぶっていた。

かわいらしい女性に舌を舐められているという快感と、こんな所でという困惑が、
頭の中をグルグルと回転している。幸いに、反対側の奥の座席には、人の姿が無かった。

舌を絡められて、股間を触られて、既にペニスがスボンの中で張り切っていた。
女性は、名残惜しそうに口を離すと、ブランケットを脇にどかして、
ズボンを開き、その中からペニスを取り出して、しゃぶりついた。

「あっ・・・。」自分の両手で、声が漏れないように口を押さえる。
かわいらしい女性の頭が、股間に重なるようにあった。
女性の髪からはいい匂いがし、カールした髪の毛が、太ももにチクチクと刺さる。

レロ・・レロ。ザラっとした女性の舌先が、ペニスを這っている。
バスの中で、ペニスをしゃぶられているなんて、快感に頭がおかしくなりそうだった。

(ああっ。)
心の中で快感の声をあげる。
女性のやわらかい唇と舌が小刻みに動いて、優しく射精を促す。

(もう・・我慢できない・・。)
ビュワーッ!!
女性の口の中で、ペニスが痙攣し、精液を放出する。
女性は、その痙攣を楽しんでいるかのように、ペニスを口で咥えたままだ。
ゆっくりとペニスが萎えて行く。
女性の喉が、艶かしく動いているのが見えた。

そして、女性はサッと座席に戻り、反対側を向いてしまう。
しばし呆然と女性を見つめるが、女性はもう何事も無かったかのようにしている。
まるで、夢を見ていたかのようだ。いや、本当に夢だったのかもしれない。

               ◆

その後、なかなか寝つけなかった。バスの車内時計は2時を回っている。
女性の様子をチラっと見ると、反対側を向いたままだ。
眠れないまま、バスの中で、ボンヤリと時間を潰すしか無かった。

ふと、今、どの辺りを走っているのか、気になり始めた。
バスの窓を覆うカーテンに潜り込み、そっと外を見る。

確かに高速道路を走っているのだが、どこを走ってるのかさっぱりわからない。
識別できるような標識が、出て来なかった。ただ、真っ直ぐな道を走りつづけている。

他に走っている車すらない。
むくむく混乱の雲が頭に沸いて来る。

               ◆

「ンアッ。」
空気枕が首筋の汗で、びっしょり濡れていた。
アイマスクの中も額の汗で蒸れて、湿った感じがする。

(夢か・・・。)アイマスクと空気枕を一端外す。

かなりリアルな夢だった。ハッとして股間を触るが、夢精はしてないようだ。
ホッとしつつ、隣りの席の女性の姿を見る。
女性は、体にブランケットをかけて、だらしない顔をして寝ていた。
折角のかわいい顔なのに、と心の中で苦笑する。

バスの時計は、ちょうど2時を回った位だ。
カーテンの隙間に頭を入れて、外を見る。

その光景に、背中がカーッと熱くなる。
(夢と一緒だ!)
他の車の無い、真っ直ぐな道を走っている。

『ねぇ・・どっちが夢なのかしら。』
耳のすぐそばで声がしたので、驚いて顔を車内に戻す。
すぐそばに、先程まで隣の座席で寝ていたはずの女性の顔があった。
女性のかわいらしい顔が、くっつかんばかりにそこにある。
女性は座席から身を乗り出して、両肩を押さえつけるように、迫って来る。

女性の唇が、顔に貼り付いた。そして唇を舌でこじ開けられる。
夢と同じ、激しい舌での愛撫。なまめかしい舌が絡んで来る。
そして、女性は唾液を口に注ぎ込み終えると、名残惜しそうに唇を離す。

女性は、自分の着ている洋服の裾から手を入れて、ごそごそとしている。
裾から出て来た手には、かわいらしい下着を持っていた。
女性はその下着をまるめて、無理矢理口に押し込んで来る。
その顔は、かわいらしい顔なのに、別人の様に獲物を狙う目をしていた。

驚いて、女性の手を払おうとするが、服が座席に糊で貼りついたように動かない。
いや、全ての服やズボンの裾が、何か食いつかれているかのように、
座席にくっついて、手足を動かす事ができなかった。

既に女性の手は、ズボンのベルトに伸びていた。
女性は、ベルトを外し、ズボンとパンツを下げる。股間が露になった。
異常な状態に、混乱したまま頭のまま、ペニスは既に女性の手の中にあった。

『ペッ。』女性は、唾をペニスに吐きかける。
そして、その唾液を伸ばすように、ゆっくりと手をスライドさせる。
更に指で輪をつくり、その中をペニスを通すようにしごいている。
最初はゆっくりと、その内段々と、しごくスピードを上げて行く。

クリクリ。クリクリ。
カリ首に、女性の細い指で作られた輪が引っかかって、すごく気持ちいい。
快感に、グググとペニス全体が反りかえうとする。
クリクリ。クリクリ。
その反発力を楽しむように、女性の指の輪は、リズミカルにカリ首を刺激する。
『フフフ・・ビクビクしてるじゃない。』
女性は、小さい声で囁く。

反発力を十分に楽しんだ女性は、ついにカリ首の所で、小刻みに指を震わせた。
(あああっ!!)
ビュルルル!!
我慢できず、そのまま精液を放出してしまう。
精液がバスに飛び散る。と思いきや、飛び散った精液は、スーッと消えてしまう。

(これは、夢だ。夢なんだ。)夢だと思う。いや、夢だと思う事にした。

『まだまだ出るでしょ。フフッ。』
女性のかわいらしい顔に似合わない言葉が、耳元で囁かれる。
ベロリ。耳が舐められた。女性の指の輪は、また小刻みに動いている。
耳の穴に、舌が挿し込まれる。今まで、耳がこんなに感じる場所だとは思わなかった。
ピチピチという粘液質な音が、耳の中で音がする。

舌を耳に挿し込まれて、激しい指の刺激に、もう発射寸前だ。
『ホラ、早く発射しなさいよ。』
女性がひどい言葉を耳元で囁きながら、ペニスを激しくしごく。

(あっ。あっ。)
再び、筒先から精液が放出される快感が、脳をジュウッと焼く。
そして、女性に無理矢理発射させられた恥辱感も、さらに頭を熱くする。
女性は、まだピクピクと動くペニスを、指の輪で弄んでいる。

『まだ、終わりじゃないわよ。』
そう言った女性の顔を見ると、暗闇で、女性の口の端が笑みで歪んだのがわかった。

女性は、片手でペニスの根元をしっかりとつかみ、
もう片方の手の平は、亀頭に押しあてている。
女性は、柔らかい手のひらで、亀頭を撫でるように刺激している。
なでなでなでなで。
くすぐったいような感じに、体をじっとしていられない。
しかし、体はバスの座席に固定されて、動けない。

(息が、息が苦しい。)
体をくねらせて、快感に耐える一方で、その快感に息があがり、
更に口に詰められてしまった女性の下着で、息ができなかった。

それでも女性は、にこやかな笑顔のまま、手を動かすの辞めない。
なでなでなでなでっ。
亀頭から鈴口の部分が、擦られて熱く感じる。
更に、股間の奥の方も熱くなって来るのを感じる。

(あっ。あっ。なんか変だ・・股間の奥が熱い!。)
なでなでなでなでっ。
女性は激しく亀頭を激しく撫でまわす。
(ダメッ・・・ああああああっ!!)尿道を熱い液体が駆け上る。

(あっ!あっ!)
ジャジャーッと、汁が勢い良く鈴口から噴き出した。
(あああーっ!!)
その噴き出しに伴う快感が、脳をついに焼き尽くした。

男の体は、時折ピクッとするものの、座席にぐったりと持たれかかっていた。
女性の手は、それでも亀頭を撫でまわしている。
ジャッ・・・ジャジャーッ・・ジャッ・・・。
女性は、笑みを浮かべて、潮が噴き出す亀頭を優しく撫で続けていた。

               ◆

「ンアッ。」汗をびっしょりかいて目を覚ます。

(夢か・・・?。)
バスの時計は、暗闇の中で2:00を表示している。

ぼんやりとした頭で女性の方を見ると、女性の目が爛々と光っているのが見えた。
女性の手が、ゆっくりと伸びて来る。

『また、最初から楽しみましょうよ・・。』

END

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タグ : フェチ 

サキュバスのヘッドフォン

家電量販店をぶらぶらしていると、値段の高いヘッドフォンが目についた。
価格は、約20万円。海外製なのか、聞いた事の無いメーカーの物のようだ。
耳を全てすっぽりと覆うタイプで、いかにも音漏れはしない、という感じだ。

そんなに違うものかな、と興味本位で耳に当ててみる。

耳当ての部分が皮製なのか、しっとりと耳にフィットして、
外部の音はほとんど聞こえない。
目を瞑りさえすれば、シーンとした静寂に包まれているかのようだ。

早速、ヘッドフォンに繋がっているプレーヤーの再生ボタンを押す。

『はぁ・・・はぁ・・・』
背後から熱のこもった女性の息遣いが聞こえたので、
びっくりしてヘッドフォンを外して振り返るが、背後には、もちろん誰もいない。
誰かが、ふざけてこんなCDを入れたのだろう。

(なんだこれ・・でも、すごいな・・・)
ますます興味がつのって、再びヘッドフォンをかける。

『ふぅー・・ふぅー・・』
背後にいる女性に、耳に息を吹きかけられたような感触がする。
ヘッドフォンを外して、耳当ての部分を見るが、別に空気が噴出している訳もなく、
手を当てると、空気が振動していて、震えているのが良くわかる。

(空気の振動まで再現するのか・・・。高いヘッドフォンは違うなぁ。)

『ンフフ・・。ねぇ、聴こえる?・・。』
目を瞑ると、本当に後から、色っぽい女性に話しかけられているように思える。
(立体音響って奴かな。最新技術は、本当にすごいんだな。)

『これから、あなたに悪戯しちゃうけど・・。どうしようかな・・・』
女性の声は、背後を右や左に移動しながら、耳元で囁きかける。

『ンフーッ。』
再び、耳に息を吹きかけられたような感じがして、飛びあがった。
もちろん、回りには誰もいない。

『感じやすいのね。ウフフ・・』
女性の声に耳元で囁かれ、胸がドキドキするのが、自分でもわかる。
バツの悪い気持ちで回りを見まわすが、別に誰もこちらに関心を払ってはいなかった。

『首はどうかしら。』
声は再び背後に回る。
『ンチュッ。』
背後の首筋の辺りで、やさしくキスをする音が聞こえる。
本当に首筋に口づけされているようで、ゾクゾクする。

『チュッ・・チュッ・・チュッ。』
何回も何回も、首の回りにキスをする音がする。
本当に首にされているみたいで、かなり興奮する。
それを見透かしたように、声が囁く。

『首筋にキスされて興奮してるの?ウフフ・・』
女性が笑うと、鼻息が耳にかかるようだ。

『チュッ・・チュッ・・チュッ・・』
背中の真中を背骨に沿って、音が移動するのがわかる。
腰の辺りで音がすると、自分の体がビクっとしたのがわかった。

『腰のあたりは感じるのね。』
声はそう言うと、腰の辺りにキスを続けた。
その音が右や左に移動する。

やがて音は前方に回り、臍の回りを吸いはじめた。
『チュウ・・。』
臍の辺りの、何も無い空間から音がするのは奇妙か感じだった。

いけないと思いつつも、自分の筒先から汁が垂れて、
パンツの前が濡れて、染みて来るのがわかった。

(もっと下の方に降りて来るのかな・・)
期待を織り交ぜつつ、ドキドキしながら、耳を澄ましていると、女の声は、
『まだ、始まったりばかりよ。フフフ・・・』
と耳元で囁くと、再びで臍の辺りを吸いはじめた。

『チュウ・・・。』
不思議と臍の辺りがジーンとして来た頃、音が再び移動をはじめ、
上の方へとあがって来た。

『乳首は感じるのかしら?』
胸の辺りを吸われている音がする。
改めて2つしか音源の無いヘッドフォンにも関わらず、
前後上下の動きが感じられるのは、不可思議でならない。

『チュプッ・・チュプッ・・チュプーッ!!』
激しく乳首を吸う音。右、左と交互に吸われている。
音だけの女性に、激しく興奮を覚えるとともに、
こんな場所で興奮している自分に、嫌悪感も覚えていた。

(でも、これはすごいなぁ。)
『ピチャ、ピチャ。』
乳首を舐める音。あまりにも恥ずかしい内容に、
ちらりと周りをうかがうが、当然、変わった様子は無い。

『ピチャ、ピチャ。』
乳首は舐めつづけられている。音だけのはずなのに、
服の上から乳首が立っているのが、見えるような気がする程だ。

自分の鼻息が、荒くなっているのがわかる。
音だけで興奮しているのだ。
女の声は、尚も続いている。

『耳は感じるのかしら・・』
優しい女の声が、耳元で囁く。
『ピチャ、ピチャ・・』
耳を舐める音。濡れた音がヘッドフォンに響く。
ピチャピチャと耳を舐める音の間に、女の荒い鼻息と吐息が首筋に吹きかけられる。
その度に、背筋がゾクゾクと縮む思いがした。


れろぉ。
(!!!!)
耳を舐められてる!
耳を舐められてる音が聴こえているのではなく、
耳を舐められている感触が、耳に伝わって来る。背中の芯がゾクっとした。

れろれろぉ。
音だけじゃない。明らかに、耳に這わされている舌の、ザラっとした感触がある。
耳の輪郭をなぞるように、ゆっくりと湿った舌が這っているのがわかる。
ヘッドフォンを外そうと思ったが、手が金縛りにあったように、動かなかった。
あるはずの無いヘッドフォンの中の舌が、耳の周りを執拗に舐めまわしている。

「うぅ・・。」
目の前が真っ暗になった。血の気が引いたように、クラクラしているのか、
周りが全く見えない。

『今度は、本当に耳をしゃぶってあげる・・』
女の声は、そう囁くと、反対側の耳をしゃぶり始めた。
チュッ。チュパ。チュパチュパ。
柔らかい唇で、耳を吸われた。
敏感な耳の感触が、綺麗なピンク色の唇の像を脳に結んだ。

はむ。はむはむはむはむ。
今度は、耳を甘噛みされた。決して痛くは無く、唇で耳を揉んでいるのだ。
いや、愛撫されていると言っていい、やさしさだった。

はむはむ。れろれろ。ぴちゃぴちゅあ。
耳を、そこにあるはずの無い口の中に咥えて、もぐもぐと唇を動かしながら、
唾液でまぶして、一方で、口の中の舌先は、耳の穴の周りをなぞりあげている。
(耳の穴!!)
耳の穴がムズムズしだしたが、体は硬直してしまっている。

『こっちの耳も舐めるわよ。』
ちゅぷ。
両方の耳が、ヘッドフォンの中で、舐められていた。
いや、ヘッドフォンがあるのかも、もうわからなくなってしまった。
もう何も見えないのだ。あるのは、自分の耳の感触だった。

ちゅぷちゅぷ。柔らかい唇は、まだ耳を舐り続けていた。
舌は穴を探るそぶりをしながらも、周りをなぞるだけで、穴には近づかない。

「うぅ・・。」
『耳の穴が気持ちいいの?』
小声で女の声に囁きかけられたが、もう何も考えられなかった。

突然、舌が耳の穴に侵入した。
れろれろれろれろ。
耳の穴を舌先が入って舐め、入っては舐めしている。

「あぁ・・」
自然と声が漏れてしまった。
『フフフ・・。もっと奥まで舌を入れるわよ。』
一瞬、耳の穴から出ていった舌が、今度は耳かきの様に、奥の方まで侵入して来た。
(!!。舌が届くはずの無い、奥の方まで伸びている!!)

耳の奥の敏感な部分をやさしくなぞる、女の細い舌先。
ピチャピチャと嫌らしい音が脳内から聞こえてくるような感じがする。

『ピチャ、ピチャ。ピチピチ。』
「あわぁぁぁ・・」
声にならない声を出し、締まらない口からは、涎が垂れてしまっている。
ヘッドフォンの中の唇は、執拗に耳を舐り、その舌先は耳の奥でのた打ち回り、
頭の中を掻き回されているような錯覚さえ覚える。

『ビチビチビチビチ・・・』
細く長く伸びた下が、耳の中でうねるように回転しながら、
いやらしい音を立てつづけている。今や、その連続する音は、心地よくさえある。
頭の中からの短調な振動音は、意識を遠のかせるのには充分だった。
その心地よさの中で、意識を失った。


気がつくと自分の家のベッドの上だった。
夢・・・?。へんな夢だった。耳がおかしくなりそうだ。
そうやって手を耳にあてると、そこには・・・!!!。

END

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テーマ : 官能小説 - ジャンル : アダルト

タグ : フェチ 

サキュバスのキャンディ

昼下がりの都会の公園。雲ひとつない青天。
あちこちのベンチにも、多くの人が座って、この陽気を楽しんでいる。

噴水を挟んで向かい側のベンチに、目の覚めるような美人が座っていた。
服装自体は、黒のパンツスーツにブラウス姿で、それほど派手ではない。
しかし、丁寧にアイシャドウとマスカラを塗ったメイクで、
人を引きつけるような目をしている。

一瞬、女性の視線と自分の視線が絡んでしまう。
大きく見える瞳に、吸い込まれそうな気がした。
視線を女性から反らそうとするが、その瞳に魅入られたように、
じっと女性の目を見つめてしまう。

ニコッ、蠱惑的な瞳が笑顔を作る。
胸がキュッと、締めつけられるような気がした。

遠くにいるはずの、女性が目の前にいるように感じられる。
女性との距離が、ギュッと近くなったように思う

女性は、バックの中から、柄のついた白い棒状の何かを取り出した。
被せてある透明なビニールを取り、こちらに見せつける。

先端が丸く膨らんで、胴の部分がやや細い。
人の指先よりもちょっと太い位の白い光る物体に、細い柄が付いている。

何かわからなかったが、よくよく見ると、卑猥な形をしている。
ハッとそれに気づくと、女性はその物体の先端を口に含んだ。

あぁ、飴なのだ。海外のおもしろグッズか何かなのだろう。
ああいう男性器の形をした、ジョークキャンディに違いない。
心の中でホッとするが、自分の下半身の違和感に気づく。

自分のペニスが、温かいしっとりと濡れた粘膜に包まれているような気がするのだ。
さりげなく、ズボンとシャツを直すふりをして、下半身に手をやり確認するが、
やはり気のせいのようだ。

しかし、違和感のある濡れた粘膜の感触を、まだはっきりと感じられる。

女性からは、まだ視線を外す事はできない。
女性が、飴を口からにゅるりと押し出すと、自分の下半身の感触も消えた。
女性は、にこやかに微笑んでいる。

『どう?気持ちいい?』
女性は、そう言わんばかりの表情をしている。

口を大きくあけて、再び飴を先端から飲み込んで行く。
飴の先端から、ゆっくりと深く口の中へと吸い込まれて行く。

にゅるうっ。
自分のペニスが濡れた粘膜の中に、ゆっくりと飲み込まれて行くのがわかる。
裏筋には、舌さえ当たっているように感じる。

頭が混乱する。なんなんだ。催眠術か何かなのだろうか。
女性が飴を舐めると、自分のモノが舐められているように感じるなんて。
頭がおかしくなりそうだが、女性から目を離せなかった。

女性は、再び飴を口から抜いて行く。
唇の筋肉の輪が、ペニスの根元から先端へと移動して行くように思えた。

自分の息が、荒くなっているのがわかる。
女性は、飴を見せつけるように、ピラピラと棒を振っている。

口から舌を突き出し尖らせて、飴にその舌を這わせて舐める。
ツツツーっと、舌の先端が、裏筋を舐めて上げて行く。
堪らず、ズボンの上から下半身を押さえる。
自分の手の中で、舌先の刺激でビクビクと快感に悶えるペニスの動きがわかる。

女性は相変わらず舌先を、飴の胴の部分や、膨らんだ首の部分に這わせて舐めている。
目を反らしたいと思ったが、何故か離せない。
目をつぶる事もできなかった。

女性は、飴の先端に口を付けて、ちゅうちゅうと吸っている。
鈴口からにじみ出ている汁が、濡れた唇のような感触に、強く吸い出されている。
内蔵まで吸い出されそうに感じる程、強い。

女性の口の周りは、唾液でベトベトになっている。
それでも、女性は、キャンディを舐め続ける。

じゅぷっ、じゅぷっ、じゅぷっ。
激しく女性が飴を口に出し入れして舐める度に、
耳元でいやらしい音が聞こえるような気がする。
いや、今、自分の耳には、粘液の摩擦する音が聞こえている。

じゅぷじゅぷ。
自分のペニスも、粘膜で激しく擦られている。
れろれろれろ。小刻みに動く舌が、裏筋を舐めて、射精を誘う。

(あ・・・。)
ビクッ・・ビクッ・・・。
もう、我慢できなかった。
ビュルルルッ!!
ペニスから快感と共に、精液が飛び出してしまうのがわかった。

ニヤリ。女性は、淫猥な笑みを浮かべる。
ゆっくりと女性は、口から飴を抜いて行く。
自分のペニスも、そのついた精液を拭い取るように舐めしごかれて行く。
にゅるん。ペニスがやっと解放された。痺れたような感触が、まだ残っている。
じっとしていると、ペニスがまだ、ピクピクと快感に痙攣しているのがわかる。


女性の持つ飴は、かなり小さくなっている。
女性は、白い綺麗に並んだ歯を見せて、飴をかじろうとする。
(あ!やめてくれ!!)
カリッ。そう思う間も無く、女性は飴を噛み砕いた。

(あああ!!!)
胸の鼓動が速くなり、何か苦しい。
目の前が真っ暗になった。

気づいた時には、向こうのベンチに女性の姿は無かった。
時計を見ると、時間はほとんど経ってない。
転寝していたのだろうか・・・。いや・・・。

END

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タグ : フェチ 

ドルフィン・サキュバス

青い海を泳ぐイルカ。
『キュ、キュ、キュ。』イルカは、かわいらしく鳴く。
腰まで水のある浅瀬に、沢山のイルカが群れをなして集まって来る。
「おい、おい。あはははっ。」イルカ達は、人なつこく、すごいかわいい。

しかし、その中に、異形の美女の姿が混じってる事に、男は気づかなかった。

               ◆

イルカの中から、美しい女性が現れた。

長い黒髪が、水に濡れている。
女性は、首まで覆うタイプの水着を着ている様だ。
水着の色は、青いようなグレーで、より女性の手足を白く見せる。
胸は大きくないが、バランスの取れた流線型の美しいプロポーションをしていた。
女性は、にっこりとこちらに微笑みかける。

「えっと・・。あのー、どこから??」
女性に疑問をぶつけようとすると、美女は、いきなり抱きついて来た。
女性の濡れた水着が、肌に吸いつく。女性の胸があたる感触は、柔らかい。
女性の水着は、イルカの皮膚のような、しっとりとした感触だった。

女性は、腕を首に回し、恋人にキスをするように唇を塞いだ。
驚きながらも、女性の唇を受け入れてしまう。
女性は、熱く口付けして、舌を唇に滑り込ませて来ようとする。
激しい口付けに、女性の舌を受け入れてしまう。
女性は、口の中の舌で愛撫し、舌同士を絡ませる。

女性は、体を預けて、そのまま海の中へと押し倒そうとする。
ボチャーン!!
2人の体は、海の中へ倒れ込んでしまう。
女性は、唇を密着して塞ぎ、腕を首に絡ませたまま、起きあがろうとはしない。
お互いの酸素を共有していると、2人の体が1つになったような気がして来る。

(しかし、このままでは溺れてしまうかも。)
女性がしがみついて、立ちあがる事ができない。
女性の口から出る、生暖かい酸素を貪り吸うしか無かった。
なんとか息が続くものの、女性は、全く苦しそうな素振りを見せない。
むしろ、その目は微笑んでさえいる。

ふと、女性の背中から突き出ているのが、手に当たっている事に気づく。
女性の水着の背中には、水着と一体型の背鰭がついているようだ。

その背鰭に手を掛けると、女性はパっと体を離し、サーっと離れて行く。
その姿は、泳ぐ魚のようで、女性は、自由に水中を動きまわっている。
女性の姿を見失うと、女性は背後から現れて、背中から抱きついて来た。

ペロ。女性は、首筋を舐めた。女性の舌の感触に、体がピクンと感じてしまう。
女性の手は、乳首をいじり、それほど大きくない胸が、水着越しに背中に当たる。
女性は、その胸を背中に擦りつけるようにしている。
水着のツルツルとした感触が、背中に伝わっている。

女性は、水に飢えた魚の様に、首筋や耳たぶを唇で吸う。
女性の濡れた唇が、首筋を這う。
その感触に、目の前が真っ赤になり、もう何も考えられなくなった。
女性の腕を捕まえようとすると、スルスルと女性はかわし、
水の中へ泳いで消えてしまう。

(あっ。)
次の瞬間、海水パンツが、脱がされてしまう。
女性が、器用に海水パンツを取り去ってしまったのだ。
そして、甘い粘膜の感触が、股間を襲う。

自分の股間が、女性の口に吸いつかれていた。
手を下半身に持って行くと、確かに海中に長い髪の女性の頭があった。
女性の頭は、激しく前後に動いている。

(ああっ!出ちゃう・・。)
女性の頭は、陰茎をしごくように激しく口で愛撫する。
逃げようにも、女性の両手が足を抱いている。

(ああっ・・・イクッ!!)
ビュルルルッ!!
女性の口の中で、陰茎が激しく痙攣する。
女性は、放出された精液を口で受止めたようだ。

女性は、未だ海中の中で、陰茎を咥えている。
しかし、海中でこんなにも息が続くだろうか。
おかしい・・・。
射精した事で、冷静さを取り戻し、この女性の存在に恐怖を感じる。
女性は、それでも陰茎を咥えたままだ。

思いっきり足をバタつかせて、逃げようと試みる。
足を激しくくねると、なんとか両足を抱える女性の腕の中から脱出できた。
浜辺へ急いで泳ぎ、動きにくい浅瀬を、浜辺へ向かって走る。
振りかえって見ると、女性は立ちあがり、こちらをジっと見ている。

女性はこちらを睨んで、『キュロキュロキュロキュロ。』と
聞き取れない程の高い声を発しはじめた。

その声を聞くと、なぜか猛烈な眠気に襲われてしまった。浜辺への歩みが止まる。
女性は『キュロキュロキュロキュロ。』と音を出しながら、近づいて来る。
その近づいている姿に恐怖しながらも、意識を失った。

               ◆

ハっと意識を取り戻す。
波打ち際に寝かされていた。女性が心配そうな顔をして、覗き込んでいる。
女性に膝枕されているようだ。

(あれ?夢?気のせいか?)
体を起こそうとするが、手や足に力が入らない。
『キュロキュロキュロキュロ。』
あの音が遠くから聞こえるような、いや寧ろすぐ側で聞こえているような、
そんな聞こえ方をしている。

女性は、にやりと笑うと。膝枕を外し、体に馬乗りになった。
女性は胸に手を置き、自分の股間を陰茎に擦りつけるように腰を動かす。
女性の水着が陰茎に擦れて、膨張を始める。

クパァ。女性の股の部分の水着に裂け目ができると、ピンク色の肉襞が見えた。
いや、女性の水着が、そのまま肉襞に繋がっている。
水着と思っていたのは、女性の素肌そのものだったのだ!

(やはり人間じゃない!。)
女性の姿に驚愕するが、体の自由が利かない。
女性は、陰茎をその下半身の肉襞の中に収めると、激しく腰をグラインドさせる。
手は、乳首を愛撫している。女性の顔は、すごいうれしそうだ。

『キュロロロ。』あの音がする。
『・・いっぱい出していいのよ・・』濁ったような声が、耳の中で聞こえる。
鼓膜を直接いじられているような感じだ。

女性の腰の動きは、激しさを増す。
(ダメだ・・もう、いきそうだ。・・・イクッ!!)

体を痙攣させて、女性の姿をした、人外の生き物の中に発射してしまう。
女性も顔を紅潮させて、体を痙攣させている。快感と背徳感が入り混じる。
女性は、その後も、満足げに腰をゆっくりと動かし、
結合部分で、余韻を楽しんでいるようだった。

               ◆

ピチピチ。その時、肛門に何かが当たっている事に気づいた。
見えないのでよくわからないが、女性のお尻の当たりから伸びているものが、
肛門にあたっているようだ。

(尻尾か!?)
プス。女の短い尻尾が、肛門の穴にさし込まれる。

(!!!)
肛門に緩やかな振動が伝わる。その振動で、肛門がキュッとしまる。
再び、女性は、腰をリズミカルに動かし始める。
肛門と陰茎を合わせて刺激されると、射精感が著しく高まる。

(さっきイッたばかりなのに、もう出そうだ・・。)
ビチビチビチ、肛門の中で、女の尻尾が暴れる。

(あああ・・・ダメだ・・。)
ビュルルルッ!!!
女性の体の中へ、すぐに発射させられてしまう。
(はぁ・・はぁ・・。頭が、変になりそうだ。)

波打ち際で、人並み外れた美人に犯されている。
しかも、その美女は、人間では無いのだ。

『キュロロロ。』再び、あの音が聞こえる。
『・・おしりの穴、気持ち良かったの?・・』耳の中の声が、言葉責めをする。

女性は、淫猥な表情を浮かべると、腰を動かしながら、
腹のあたりに自分のおでこをつける。

(一体何を?)
『キュロキュロキュロ。』あの高い、高周波の様な音がした。
「あああああっ!!!」
体の中を直接まさぐられるような快感に、絶叫する。
直接、体の中の快感ボタンをなでられているような、そんな感じさえする。

(気持ち・・いい・・。息が・・・できない・・・。)
ビクビクビクッ。体の中が、快感に痙攣している。
遠くで、あの独特の音が響いている。猛烈な快感に、遂に意識を失った。

               ◆

美女は、男が失神しても、腰を動かすのを止めなかった。
そして、男の腹に、おでこをあて続けている。

男と女を結合している陰茎が、遠くから見てもわかる程、
ビクビクと痙攣し続けていた。

女性器からは、白いものが、受止めきれず溢れている。
それでも、美女は腰を振って、男性を貪り続けていた。

男は、その快楽に意識を失った。
男の肉体は、光る海の中に泡となって消えていった。
まるで、人魚姫のように。

END

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タグ : 人外 

サキュバス石鹸

ビジネスホテルへ、疲れて戻って来た。
ユニットバスで、熱いシャワーを浴びる。
ボディソープは・・と見まわすと、包み紙に入った小さな石鹸が置いてある。
(石鹸って珍しいな・・・)

『サキュバス石鹸』
(サキュバス石鹸なんて聞いた事が無いなぁ・・)

ビリビリと包み紙を破いて、中から小さな石鹸を取り出す。
ピンク色の透明感のある石鹸が、包み紙の中から出て来た。
鼻に近づけて嗅ぐと、結構いい香りがする。

(ちゃんと泡立つのかなぁ・・そこが大切なんだけど。)
心配しながら、シャワーのお湯を石鹸にかけて泡立てる。
石鹸を手に挟み、お湯をかけながら擦ると、ブクブクと泡立ち、心配はいらなかった。

シャワーをかけながら、手に石鹸を持ち、その石鹸を全身に擦りつける。
ヌルヌルとした感触が、とても気持ちいい。

一度シャワーを止めて、石鹸が上半身に満遍なく付け終わったかを確認する。
上半身を撫でる手の感触は、すべてヌルヌルとしている。
(よし・・と。)
続いて、下半身に石鹸を付けて行く。

太ももや股間や、鼠径部に石鹸を塗ると、ヌルヌルとした感触が気持ちいい。
ちょっとだけイヤらしい気分になって、股間をヌルヌルと石鹸で刺激してみる。

(なかなか気持ちいいな。)
しかし、そのヌルヌル感が、ちょっとだけおかしい事に気づく。
石鹸が、単にヌルヌルしている感覚ではなく、海草成分のヌルヌルような、
しっとりとしたヌルヌル感だった。手を離すと、糸を引きそうだった。

(ちょっとヌルヌルするけど、そういう成分が入っているんだろう・・)
おかしいと思いつつも、石鹸と違うヌルヌル感に、段々興奮が高まってくる。
まず、乳首や胸の周りをヌルヌルと洗う。
乳輪を指先で、くるくると円を描くように洗った。
続いて、お尻の穴の回り、最後に陰茎もヌルヌルと洗う。

かなり興奮が高まったが、こんな所で射精する訳にはいかない。
さっさと石鹸を洗い流そうと思ったが、頭を洗ってない事に気づく。

(シャンプーは・・・置いて無い。
 はぁ。仕方ないけど、この石鹸で洗うしかないか。)
シャンプーが置いてないので、已む無く石鹸を頭に擦りつけ、
頭を洗いはじめた。

石鹸のいい香りが、頭を包む。
シャコシャコシャコ。頭で泡立てると、額から泡が流れて、目を見えなくしてしまう。
目をしっかりとつぶり、頭を良く洗った。
スッキリした所で、洗い流そうとコックを捻ると、お湯が出なかった。

シュココココッ。他の部屋で、お湯をすごく使ってるのだろうか。
音はするけど、お湯が出ない。
(困った・・。何もこのタイミングで・・・)

当然、水も出なかった。体中、そして頭も泡だらけで、目も開けられない。
泡だらけの格好のまま、目を閉じて、どうしようかと考えるしかなかった。

にゅるん。
何かが背後から脇腹を通り、股間を触ったような気がする。
(!!。気のせいか?)

にゅるん。
はっきりと、背後から、手が伸びて、陰茎をにゅるんと触られたのがわかる。

(そんなバカな!?。)
石鹸がしみて、目が痛くて開ける事ができない。

背中に手を回すが、虚しく空を掴む。
見えない手は、次第に大胆になって来る。
両手を背後から伸ばし、陰茎と陰嚢を掴んで、ヌルヌルと刺激し始めた。

その腕を掴もうとすると、ヌルリと逃げてしまう。
そうだ。両脇で2本の腕を挟み込んでしまおう。
背後から手が伸びて来た所を、脇でしっかりと挟み込む。
予想以上にやわらかい腕が、脇の下に挟まれている。
脇の下に伝わる感触で、伸びた腕が本当にすべすべしているのがわかる。

腕を挟まれても意にかいする事なく、ヌチャヌチャといやらしい音を立てて、
2本の手は、股間を刺激し続けている。

その気持ち良さに、心がくじけそうになる。
プニュ。
背中に、豊かな胸が押しつけられる感触が起こる。
やわらかく弾力のある2つの肉塊。
その中心には固くなった突起がある。

(嘘だ!!)頭は否定するが、体の感触は、はっきりと脳に女性像を結ぶ。

『はぁ・・はぁ・・』
耳朶に、女の熱い吐息がかかる。

頭がカーッとなり、もう何かもどうでも良くなってしまった。
自分の腕は、だらりと下がる。

下がった腕を、よくできましたと誉めるかのように、2つの手が優しく撫でる。
その指先はやわらかく、ほっそりとしていて、まさしく女性の手だった。

自由になった女の両腕は、背後から体を抱きすくめ、
片手で陰茎をしながら、胸や乳首を触っている。

背中では、うねうねと二つの乳房が這いずりまわっている。
そして耳に聞こえる、女の切ない吐息。

もう、見えない女にされるがままだった。

女の手は、やさしく陰嚢を揉み、もう片方の手は、指で輪をつくり
陰茎から精液を発射させようと、激しくしごく。
もう我慢できなかった。

(あぁっ!!)
ビュビュッ!!。ピクン・・ピクン・・。
裏筋を激しく擦られて、射精してしまう。
女の手は、発射しても陰茎をやさしくなで続けている。

ゾワゾワッ。体の毛が、逆立つ。
女は、お尻を指先で触っているのだ。
女のいくつもの指先が、臀部を這いまわっている。
その間も陰茎は、ゆっくりとしごかれている。

快感から逃げる為に、腰をねじりたくなる。
それでも女の指先は、敏感な臀部をサワサワ、サワサワと撫でまわす。
まるで、痴漢でもされているかの様だ。

ピタッと女の指先が、肛門に当てられる。
お尻を掴むように手を当てて、指先で肛門をなぞっている。

コリコリコリ。女の指先が、ゆっくりと肛門をなぞる。
同時に陰茎が刺激されると、肛門がその度にキュッ、キュッと収縮する。

(お尻の穴がこんなに気持ちいいなんて・・知らなかった・・。)
頭は、もうボウッとしている。

ヌプ。ヌプヌプッ。
(え!嘘だろ!)
女の細い指先が、肛門に侵入して行く。
指先は、グニグニと動き、奥へ奥へ進む。

(ああああっ!!腰が熱い。)
女の指先が、快感を呼び覚ますスイッチを押している。
陰茎の付け根が、快感でビクビクと痙攣している。
そして、その痙攣がまた、新たな快感を呼び覚ましてしまう。
声も出ない。

ヌプヌプッ。女の指が、腸の中でくねる。
女の指先が、体の中の快感スイッチを押しているのだ。
押される度に、頭の中が白くなって行く。

女の手は、陰茎を再び激しく擦り出す。
そして陰茎の刺激と合わせて、肛門の中の快感スイッチをやさしく撫でる。

全く目が見えない中、やわらかい女性の手で、陰茎と前立腺を刺激され、
息も絶え絶えに、イキそうになっている。

「あああっ!!」大声が、漏れてしまう。
女性は、両手を激しく痙攣させる。

「あ・・・。」遂に絶頂に達する。

ビュルルルルッ!!。ドクン・・ドクン・・ドクン・。
精液が一気に放出されて、陰茎の根元が、別の生き物のように脈動する。
頭の中は、真っ白になり、何も考えられなかった。

時間の感覚が無くなってしまう。
ジャーッ!!
気づいた時には、再びお湯がシャワーから流れていた。
頭や、体中についた泡が、サーッと流されていく。

全てを洗い流し、周りを見回すが、当然誰もいる訳もない。
急いでタオルを体の水気を取り、部屋の入り口を見る。
当然、鍵はロックしてあり、二重ロックさえもしてあった。

幻だったんだろうか。熱い快感の余韻だけが、体に残っていた。

END

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テーマ : 官能小説 - ジャンル : アダルト

タグ : 肛門  フェチ 

サキュバス・ハザード

アラームが鳴り響く、研究所。
フロアのあちらこちらで、サキュバス化した女性達に抱きつかれて、
床に転がっている男達の姿が見える。女達の嬌声と、男達のうめき声。

そんな中、また一人、サキュバス・ウイルスに感染した女性に、
男が捕まえられようとしていた。

               ◆

カツカツという音が、すぐ背後に迫っている。その音は、どんどん近づいている。
バサッという空を切る音と共に、背中にずっしりと重いものが抱きついたのがわかった。
背中に感じる2つの大きな胸の感触は、それがサキュバスだという事を示している。
サキュバス・ウイルスに感染すると、女性は狂暴化し人間を襲い出すのだ。

組みついたサキュバスは、男を後に引き倒す。
その力は、通常の人間の女性のものではない。
逃げる時にあちこちで見かけた、サキュバスに男が組み敷かれて犯されている光景は、
ウイルスによって増幅された、その力によるものだった。

サキュバスは、引き倒した男を、座った子どもを背後から抱くように軽々と抱える。
そして自分の足を男の足に絡ませて、男の動きを止める。
その長い足には、ヒールとパンストしか履いていなかった。
走るのに邪魔なスカートは、破り捨てたのかもしれない。

男のバタつく足を、サキュバスの細い足は、軽く押さえているようにしか見えないが、
そのサキュバスの足から発せられる力に、男は足を引き抜く事ができない。

サキュバスは、片腕を男の胸に回し軽々と抱いて、その胸をまさぐっている。
顎で男の肩を押さえて、首筋に長くなった唇を這わせている。
蛭のような唇が、男の首筋に光の軌跡を描いて行く。男は、快感にうめき声を上げる。

ガブリと女は男の首筋に噛みつく。強くはないが、女の八重歯の先が男の肩に食い込む。
サキュバス・ウイルスに感染させようと、サキュバスの本能で肩に食いつくのだ。
肩に小さく開いた穴に、女は唾液を塗り込めるように舌を這わせる。
ねっちょりとした舌の感触が、男の背筋をゾクゾクとさせた。

唾液に含まれたウイルスが肩口の傷から侵入し、体内で急速に増殖して行く。
そして女性がウイルスに感染した時とは別の形で、やがて男性に変化を引き起こして行くのだ。

サキュバスの指先の爪が、一瞬ニュッと伸びたかと思うと、
男のシャツやズボンを綺麗に切り裂いて破り、再び元の爪の形に戻る。
猫のように、爪の出し入れができるのかもしれない。

サキュバスの細い指先が、露になった男の乳首や股間を襲う。
サキュバスの指先からは、特殊な汗が分泌されている。
微妙な粘度を持つその汗は、皮膚に触れるとわずかな刺激がある。
サキュバスは指先で、その汗を男の敏感な部分に塗り込めて行く。
押し寄せる微妙な快感に、男は体をくねらせる。
サキュバスは、うれしそうな笑顔を浮かべて、くねる男の体を抱き込む。

サキュバスの手の平には、女性器を模した吸精器官が出現してた。
男の股間に、そっとサキュバスの手があてがわれる。
にゅる。甘美な感触に、男はうめき声を上げる。

サキュバスの手の平の吸精器官は、陰茎の腹をきつく締め投げながら、
その奥では、カリ首の辺りで舐めるように蠕動している。
亀頭や鈴口には、吸盤の様に吸い付き、
かなりの陰圧で吸引し、激しく精液を吸い出そうと蠢いているのだ。

手の平とは別に、指先の方は、陰嚢や会陰部を触っている。
サキュバスの指が、ほじくり出して行く猛烈な快感に、
男は、サキュバスの吸精器官に精液を激しく放出してしまう。
ビュロロロッ!
その量は、快感に比例して、いつもより多い位だった。
男は、堪らず喘ぎ声を漏らす。

手の平の辺りから、じゅぽじゅぽと液体が吸引する音が響く。
男は、陰茎が強く引っ張られるような、わずかに痛みも感じている。
しかし、それ以上に吸い出される快感が、男の脳を混乱させている。

後から抱いているサキュバスの舌が、耳の中に挿し込まれる。
既に男の口は快感に半開きになり、涎が滴り落ちている。
耳の中を舐めるように這い回るサキュバスの細い舌先に、耳の穴の性感帯は、
快感の悲鳴を上げていた。男の口の端には、泡がぶくぶくと立ち始める。

このサキュバスの唾液には、男に幻惑を見せる成分が含まれていた。
サキュバスは、唾液を耳から脳へと直接流し込んで、
男にいやらしい妄想を見せている。
男の目には、自分が今まで最高に美しいと思う、女性の姿が浮かんでいるはずだ。
そして、その女性と一緒になっている幻想を見ながら、精液を搾り取られていた。

恍惚の表情を浮かべている男の腰が、それに応える様にガクガクとぎこちなく動く。
そしてサキュバスは、自分の手の吸精器官で、満足そうに精液を搾り取って行く。

ぴったりとサキュバスと男の体が密着し、男のうめき声とサキュバスの吐息の音、
そして汁気のあるいやらしい音が、長い間続いた。男の腰は力無く動いているが、
サキュバスの見せる妄想が、その腰を動きをやめる事を許さなかった。

しかし、ついにサキュバスの手の中に、男の精は放出されなくなってしまったようだった。

サキュバスは、男を抱えていた手を離し、男を床にそのまま座らせると、
男の顔をこちらに向かせて、泡が白い跡がついた口に、自分の長い舌を滑り込ませた。
サキュバスの長い舌が、男の口の中をぐるぐると掻き回す。
だらりとした男の舌は反応こそ示さないが、
サキュバスは、舌をゆっくりと絡ませて、時間をかけて少しずつ快感を引き出して行く。
「あ゛あ゛・・」
サキュバスの口に塞がれた男の口から、快感のうめき声があがり始める。

サキュバスの唾液を口の中にまぶされて、快感が励起されて来たのだ。
それだけではない、胃の中に流し込まれた唾液が、男の精液の増産活動を活発する。
そんな事が起きるのも、ウイルスにより男性の体に変化が起きているからだ。

にゅるん。サキュバスの指先が、肛門に入れられる。
感じた事の無い快感に、男が声もあげられずに足を突っ張らせて、痙攣する。
サキュバスは、絡ませた自分の足でその痙攣を受けとめつつ、
更に指を、男の肛門の奥へ伸ばして行く。

男の肛門の奥では、前立腺肛門等の内部器官が固くなったり、柔らかくなったり、
ビクビクと痙攣を繰り返したりと、既に異常な動きをしている。
サキュバスの指がクニクニと動くと、その異常な動きも反応して激しさを増す。

「あ゛あ゛あ゛あ゛っ・・・!」
サキュバスの指に与えられる快感に、男は声にならない声を出し始める。
陰茎はビクビクと痙攣し、快感を感じているのだが、肝心の精液が出て来ない。
肛門の奥の、前立腺の辺りを捉えているサキュバスの指が細かく動いている。
それでも、精液が出て来ない。

ニュッ。
男の肛門にさし込まれた、サキュバスの指の爪が伸びると、前立腺に突き刺さった。
「あ゜ーーーーーーっ!!」男が白目を剥いて、体が伸びあがる。
それは痛みではなく、体の内蔵を直接いじられる快感によるものだ。
サキュバスの爪先に、前立腺を直接刺激されて、男は遂に快感で意識を失った。

ビュッ!!ビュロロロロッ!!
やっと陰嚢で作られる精子が、精液となって放出される。
いや、サキュバスに搾り出されて行っている。
サキュバスは、淫猥な笑顔を浮かべていた。
じゅる・・・じゅる・・。
サキュバスの手の平の吸精器官が、再びイヤらしい粘液の音を立てて、吸い込みはじめる。

サキュバスの伸びた爪先が、前立腺を刺激する度に、ビュロロロッ!ビョロロロッ!
と、精液が飛び出して、サキュバスの吸精器官に飲み込まれていく。

意識を無くした、男は、もう快感を脳で感じる事は無い。
ただ本能で快感を感じて、獣の様に腰を動かし、精液を放出し続けている。
サキュバスの両手が怪しく動く度に、精液が快感と共にどんどん出て行くのだ。

サキュバス・ウイルスの効果で、もう男の精液が、尽きる事は無い。
男の体の不必要な部分が、自己消化して行き、精液に変化して、放出しているのだ。
男は、ただの精液を放出する袋へと変わって行く。

まず、不必要になった足や手先が無くなり、男は芋虫のような姿になる。
それでもサキュバスの手や舌は動くのをやめない。精液はどんどん吸い出される。
ビクビクと痙攣して動く肉の塊。それは、かつて人間の男だったのだ。
そして、そんな姿になっても、生命体としては生きて、精子を作りつづける。

顔や内蔵も不必要な部分は、精液に転じて、吸い出されて行く。
脳は、快感を感じて、精液を生産し、放出するのに必要な機能しか残らなかった。
既に、男だった肉の塊は、人間の頭程の大きさになっている。
小さくなってしまった肉塊をサキュバスはいとおしそうに、手で持って見ている。
そして、やっと手の吸精器官から、肉塊を解放した。

プルプルと動く肉塊は、快感に震えているのだろう。
肉塊は、ゴムで作られた陰嚢と陰茎のおもちゃに見える。
しかし、それは生きて精液を放出し続けている。
どこから出るのかと思う程、白い液体をその不釣合いに大きい陰茎から、
壊れた蛇口のように潤び散らしている。

サキュバスは、陰茎に口をつけて、ちゅうちゅうと吸っている。
その姿は、甘い果実のエキスを吸っているかのようだ。
それでも片方の指先は、陰嚢の裏側の穴に突き刺したままだ。
肉塊には、まだ、肛門と前立腺が残っているらしい。
穴を指で掻き回して出て来るエキスを、サキュバスは、おいしそうに吸っている。
サキュバスの唇や顎、喉が大きく動いている。

サキュバスの持つ、肉の果実は段々と小さくなっている。
やがて小さくなった果実に、サキュバスの指が入らなくなった。
ほとんど棒と玉の肉塊になる。いや、棒すらその力を失って小さくなってしまった。
2つの玉と小さな肉片となった、そのモノをサキュバスは口を大きく開けて、
ほおばった。サキュバスの頬は、リスの様に大きく膨らんだ。

サキュバスは、楽しそうにその肉片をしゃぶっている。
サキュバスの口の中で、肉片もプルプルと快感に打ち震えている。
そんな姿になっても、快感を引き出すサキュバスの魔力だった。

そして男だった肉体は、サキュバスに完全に吸収されてしまった。
サキュバスの体は、力に満ち、汗に濡れ、ピンク色に輝くように光っている。
その目は燃える様に輝いて、次の獲物を早くも探しているのだ。

END

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タグ : 肛門  前立腺  人外  SF 

ゲームセンター・サキュバス 音楽ゲーム

日が落ちたけれども、空がまだぼんやりと明るい夕暮れ時。
気がついたら、あのゲームセンターに足が向いていた。

中に入ると、妙に色っぽい女性店員が、したり顔でこちらを見ている。
他に客は、誰もいない。
女性店員は、口を丸くO字型に開けて、息をふっと吹きかけるようなそぶりを見せる。
心の中を、見透かされているようだ。

女性店員は、目線を外して、ある1点を見つめた。
その目線の先を追うと、音楽体感ゲームが置いてある。
音楽に合わせて、ボタンを叩いたりするアレだ。

目線を元に戻すと、女性店員の姿は、かき消すように無かった。

               ◆

ゲームを開始して、音楽を選ぶと、画面に楽譜のようなものが表示された。
その楽譜が流れるタイミングに合わせて、ボタンやトラックボールみたいなものを
操作するようだ。

ユーロビートような、この場所にはウルサイ曲が、ゲーム筐体から流れだす。
最初は、ボタンを押すのも簡単だ。
丁度、手の平に納まる位の大きさで、パコン、パコンと気持ち良く押せる。

しばし没頭して、この音楽ゲームに熱中する。
ノリの良い音楽を自分で操っている一体感は、確かに面白い。

ゲームで、気分が高ぶるのがわかった。しかし、何故か淫猥な高ぶりなのだ。
演奏している曲の中に、小さいあえぎ声が聞こえるような気がする。

「ぁっ・・・ぁっ。」
小さいので、はっきりとは聞き取れないが、明かにボタンと同期して声が出ている。
そして画面には、クールなCGの中に、ほんの一瞬ではあるが、
淫猥な胸や下腹部のフェティッシュなイメージが見て取れる。
サブリミナル的に、画像を仕込まれているのかもしれない。

異常な興奮が、脳を駆け巡る。
半ば我を忘れて、猿の様にゲームに没頭してしまっている。

ふに。ボタンを押す手の異常な感触が、一瞬、我に返す。
ボタンを触ると、手に暖かい柔らかな胸を触った感触が伝わって来るのだ。
手の平で叩くと、乳首の感触が手の平にポチっと当たる。
それ同期して、『あんっ!』とあえぐ声が、ゲームの筐体から発せられる。
あまりにも奇妙な体験に、頭がおかしくなりそうだった。

ふに。『あんっ!』
ふに。『あんっ!』
手にはふにふにとした感触と、コリコリした感触が伝わる。

ゲームの画面に映し出されるバーチャルドラッグのような映像に、
目がチカチカして、頭がクラクラとしている。

チリチリチリ。ジッパーを開ける音が、遠くで聞こえたような気がした。
気づいた時には、股間に吸いつく感じがあった。
なぜか陰茎が、筐体の中に吸い込まれている。
ニュル・・ニュル。
気持ち良い、甘い感触が陰茎に伝わって来る。

腰を引こうにも、筐体に陰茎が咥えられていて、引き抜く事ができない。
音楽に合わせた、カリ首へ纏わりつくような刺激が加えられている。
(ううっ・・・)

陰茎への刺激に、ボタンに手をかけたまま、ゲームの手がおろそかになる。
その手の平には、豊かな胸のような、柔らかい感触が伝わって来る。

ゲームの画面には、特殊なシンボルが表示されている。
トラックボールを回転させる合図だ。
トラックボールをやっとの思いで回転させる。

『あっ、あっ、あっ、あっ。』
ボールを回転させると、筐体から大きくあえぐ声が搾り出される。
画面には、女性が、自分の女性器を指で責めている映像が映し出されていた。
女性は、片方の手を胸に当てて揉みながら、もう片方の手を秘裂に這わせている。

トラックボールを激しく回転させると、その回転に合わせて、
女性の指が激しく女性器を責める。そして、あえぐ声が筐体から漏れる。

このあえぎ声に合わせて、キュッキュッと筐体に咥え込まれている
自分の陰茎が締めつけられるのだ。

ゲームの画面は、もうめちゃくちゃだった。
我を忘れてボタンを押し捲り、トラックボールを激しく回す。
画面の中の女性が「あぁぁっ!」と唸り声を上げながら、高ぶり始める。
同時に、陰茎への刺激も激しくなる。

(だめだ。イキそうだ。)
ビュルルッ!!精液が発射される。
キューゥッっと精液が、管から吸い出されていく。
陰茎は、機械に吸い込まれたまま、ピクピク痙攣している。
画面では、その精液の量をカウントするように点数がカウントされている。
『ダラララララララララ・・』
最後の1滴まで、しごくように搾り出される。
『ダン!』
結果が出たようだ。
『NO GOOD・・・
 PLAY NEXT STAGE!』

股間への刺激は、まだ止まらなかった。

               ◆

「お客さん!」
肩を、強く揺さぶられた。
涎を吹きつつ目を覚ますと、先程見た店員とは似ても似つかない別の女性店員に、
肩を揺さぶられていた。
「ここで寝ないで下さい。」
いつの間にか座り込んで、寝てしまっていたようだ。

「あ・・すみません。」
なんとか口に出して、フラフラと立ちあがり店を出る。

(夢・・・だよな・・・)
その足取りは、おぼつかなかった。

END

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ゲームセンター・サキュバス 野球拳

駅前、夕暮れの裏通り。フラリと暇つぶしにゲームセンターに入った。

今では、ほとんど見かけなくなった野球拳ゲームが置いてあった。
大型の筐体で、景品取り出し口まで付いている。かなり大仰だ。
試しにやってみたくなる。

チャリン。100円を入れた。
3人のAV女優が表示されるが、誰も聞いた事の無い名前だ。
ちょっと大人っぽい、沙希ちゃんを選ぶ。
サラサラの黒いストレートロングの髪が、とても良く似合っている。
メイクこそ、一昔前だが、今でも十分通用するルックスだった。
いつ頃のものなのだろう。
レースクイーンのハイレグの衣装も、ちょっと前っぽい。

『チロリロリー、チロリロリー♪』
軽快な音楽に合わせて、AVギャルが腰を振り、ダンスをする。

『アウト!セーフ!ヨヨイの・・』
画面が止まり、入力待ちになる。残り秒数が表示されている。
すかさず、ボタンを押す。

『ヨイ!』
『あなたの負け』
ガチャン。コインが飲み込まれた。
なんか猛烈にクヤシイ。千円札を両替し、準備万端だ。

『ヨヨイのヨイ!』
『アイコでショ!』

200円使って、やっと一勝。
画面の中の沙希ちゃんは、手袋を取る。
(手袋なんてありかよ・・・)
かなりガックリとする。

『ヨヨイのヨイ!』
さらに300円を使って、もう一枚。
履いているハイヒールを脱いだ。

(・・・・)
言葉が無い。
ここまでに、もう600円も使っている。後には引けない(?)

『ヨイ!』
沙希ちゃんは、パンストを脱いだ立ち姿を見せ、パンストをこちらに見せる。
でも脱ぐシーンは無い。

(んー、そう来たか。)
『ヨイ!』
1000円丸まる使って、やっとレオタードの胸がはだける。
ぷるんとボリュームのある胸が露出される。
恥ずかしそうに、と脱いで行く様は、やはり興奮するものがある。

ハッとして、周りを確認する。
店には、丁度客は誰もおらず、店員も店の奥にいるようだ。

(よし、最後の勝負だろ。)
『チロリロリー、チロリロリー♪』
画面では、手ブラで沙希ちゃんがダンスしている。
初々しくないんだけど、初々しく見えるのが不思議だ。

『アウト!セーフ!ヨヨイの・・』
迷ったので、グー、チョキ、パーのボタンを全て押す。
どれか適当に反応するだろうと、軽い気持ちからだった。
すると、残り秒数が5秒のまま、画面が止まってしまった。

(あれ?壊れちゃったかな?・・まずい・・)

               ◆

『あなたの負け!』
映像が流れはじめる。
『あなたの負けよ。私ばっかり脱がせてないで、あなたも脱いでよ。』

画面の中から沙希ちゃんが言う。
LD?の再生がおかしくなってしまったんだろうか。

パッ。自分の着ているTシャツが、消えた。
(何!、なんだ。これどういう事だ!?。)

『チロリロリー、チロリロリー♪』
ゲームからは、軽快な音楽が流れ続ける。

とりあえず胸を押さえるが、こんな所、誰かに見られたら変態だ!
しゃがみ込んで、どうしようかと考える。
『ブブー、時間切れー。もう1枚脱いでもらうわよ。』
ゲーム機のスピーカーから声がする。

パッ。ジーパンが消えた。
ゲーセンで、パンツ一丁の男。どう考えても警察行きだ。
店から出る事もできない。幸い、周りに誰もいないのがせめてもの救いだった。

               ◆

ゲーム機に隠れるように、しゃがみ込んで、考えていても埒があかない。
既に、パンツも無く手で、股間を押さえるだけなのだ。

『もう脱ぐものが無いの?
 それじゃあ、別のモノで支払ってもらうしかないわね。ウフフ・・』
ゲームの筐体から、女の声がするが、そんなのは耳に入らない。

じゅぷ。股間に甘い刺激が走る。
何かに吸われているような快感が走る。
(なんだ!?。嘘だろ!?)
隠している手の下で、粘液質のヌチャヌチャ音がし、陰茎が膨らんでしまう。
一生懸命、手で押さえつけるが、淫猥な音とその刺激は止まらない。

じゅぷじゅぷ。じゅぷじゅぷ。
(あぁっ!股間が、何かに吸われてる。)
じゅぷじゅぷじゅぷじゅぷっ!
激しい刺激が股間を襲う。体を小さく丸めて、床に突っ伏すしかない。

(ああ・・イッちゃう・・)
ビュワーッ!!
手の下で発射してしまう。陰茎がピクピクと動いているのがわかるが、
精液の冷たさは感じなかった。

しかし、陰茎への甘い刺激は続いている。
陰茎が萎えないように、カリ首の周りや、亀頭が熱く刺激されている。

『ウフフ・・気持ちいい?』
ゲーム機から声がする。しゃがんでいるので、画面は見る事ができない。

じゅる・・じゅる・・。
(あぁ・・またイっちゃうぅ・・。)
体を更に小さく縮める。周りの事はもう気にならなかった。
ギューッと体が硬直する。ビュワッ!!。発射する感覚だけが、腰に伝わる。
手の下の陰茎は、勝手に痙攣し続けている。

『ヨヨイのヨイ!』
耳元でゲームの音が鳴っている。
『ホラ、どんどん出しなさい!ホラ!ホラッ!』
ゲームの声が責めて立てる。
「あっ。あっ!」遂に声を漏らしてしまう。
股間に与えられる快感の波の中で、意識が朦朧として行く。

               ◆

はっ。ゲームに寄りかかって寝てしまっていたようだ。
そんな訳ないだろと、我ながら疑うが、ゲームは既にデモ画面だ。
もちろん、服はちゃんと着ている。

コロコロ、コロコロ。カプセルが、ゲーム機から排出されていた。
5勝した時の景品のカプセルだろうか。
カプセルの中には、かわいらしいパンティが入っている。

(裸になったら、これを履けということか!?)
夢ならシュール過ぎて、笑えないな・・・。

END

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ゲームセンター・サキュバス 麻雀

駅前、夕暮れの裏通り。
(あれ、こんな所にゲーセンが。新しくできたのかな?)

元々スナックだった店を改装したような、狭い入り口から薄暗い店内が見える。
開けたままの暗い色のガラス戸の脇を通って、怖々中に入ると、
懐かしいゲーム達が、テーブル筐体に入れられて稼動している。

どれも10円とか50円で、遊べるようになっているようだ。
両替するカウンターには、女性の店員が暇そうに座っている。
自分の他には、もう一人だけ遊んでいるだけだ。

奥の見づらい区画に、画面の競りあがった汎用筐体が並んでいる。
麻雀・ポーカー、スロット系等の大人向けのゲームのらしい。
その中の1つに、すりきれたアダルトビデオの映像が流れているゲームがあった。

いわゆるAV麻雀ゲームなのだろう。
中にビデオが仕込んであって、役を上がるとビデオが見れる、アレだ。

(暇潰しには、もって来いかもしれない。)
鼻は膨らんで、テンションが上がる。

コイン投入口に、50円玉を入れる。
チャリンと50円が戻って来る。もう1度やっても、同じように戻って来る。

(あぁ、100円なのか。そうだよな。)
しかし、100円玉を入れても、やはり戻って来てしまう。

(おっかしいなぁ。??)
画面を見ると、「ZPLAY 100ZEN」と表示されている。
(100ZENってなんだろう。基盤がおかしいのかな?)

よくよく見ると、クレジットが投入されている。
前の人が忘れたのかもしれない。恐らく100円で2PLAYなのだろう。

スタートボタンを押すと、三人の女性の静止画が表示された。
かわいい系、キレイ系、爆乳系の三人。

(とりあえずキレイ系かな。)
キレイ系の女性を選択し、ゲームをスタートする。

『ダッ、ダダダダダ。』牌が配られる。
『配牌キャンセルできます。』
画面に牌が表示されると、いらない牌を選ぶ画面になった。
ここで、いらなそうな牌を選ぶ。

『ガッ、ガッ、ダダダダダ。』
牌が再び配られて、整列される。
点数こそ高くないものの、2~3巡でテンパイできそうな配牌だ。

『ツモ?』ボタンを押し、ツモる。
『ステハイ?』ボタンを押し捨てる。後はその繰り返し。
『ダッタ。ダッタ。ダッタ。』テンポ良くゲームが進む。

突然、アニメ声の女性の声がする。
『リーチ!』
(負けたかぁ・・)

リーチをしたからには、次の巡には、ツモって上がられてしまうだろう。
半ば諦めつつも、ボタンを押してツモると、丁度上がれそうな手配になった。

(よし、勝った!)
『ツモ!』
牌が倒されて、点数が表示される。
高い点数ではないが、ツモったおかげでなかなかの点数だ。
あがればこっちのもんだ。

『30秒間表示されます。』
画面には、キレイ系の女性がオナニーするシーンが映っている。
細くキレイな指先をパンティ越しに、やさしく股間に這わせ、
パンティにうっすら染みが見えているようだ。

声も小さいながらも聞こえて、恥かしさに汗が吹き出してくる。
実際に見るとなると恥かしいもので、その30秒が長く感じた。

見ている間に、うかつにも、股間がモゾモゾするような気がして、
興奮して来てしまう。

バツ悪く見まわすと、先程1人だけいた客は、既に帰ったらしく、
女性店員は雑誌を読んでいるようだ。気をつかっているのかもしれない。

ビデオの再生が終わると、再びゲーム画面に戻った。
次の局は、おそらく向こうも勝負をかけて来るだろう。

配牌キャンセルをし、再び並んだ手牌を見ると、
小三元を狙えそうな、いい手が並んでいる。
早速ツモをして、牌を切る。

『リーチ!』
(いきなりかよ!)
相手は、いきなりリーチをかけてくる。
次の巡で、上がってしまうつもりなのだろう。
とりあえず、こちらもツモをするが、手に変化なく捨てるしかない。

『ツモ!ごめんね!』
点数が、表示される。一気通貫、ドラ、裏ドラ・・・。点数が跳ねあがる。
「はぁ。やっぱりなぁ・・・」
コンティニューしようと、コインを投入しようとするが、やはり入らない。

『1分間表示されます』
(?)

バグなのだろうか、相手の点数に応じた分数だけ、ビデオが再生されるようだ。

キレイ系の女性が、フェラチオをしている。
ハメ撮り系の映像なのか、されている男性の視点で映像が撮られている。
激しく前後に口を動かし、モザイクのブロックがピカピカ光る所を見ると、
唾液で光っているように思える。
頬が微妙に動いていて、口の中では、激しく舌が動いてるのだと思うと、
こんな場所でも勃起してしまいそうだ。

程なくして、画面に文字が表示された。
『Hボタンを押せ!』
脱衣系のゲームにはよくある、ギミックだろうか。
Hボタンを連打すると、フェラチオの動きが激しくなる。
画面の女性は、竿に添えた手もイヤらしく動かしながら射精を促していた。

『んっ、んっ』女性の声がゲーム筐体から漏れ聞こえる。
(まいったなぁ。でも、この機能おもしろいな。)
カウンターの女性店員をちらりと見ると、相変わらず女性誌を読んでいる。

一方、画面では、男性がフェラチオで発射したようだ。
『はぁ。はぁ。』女性が上気した顔で、舌なめずりをしていた。

               ◆

画面が切り替わり、再びゲームが進行した。

(なんかラッキーだな。フフン。)
気をよくしてゲームを再開するが、点数がマイナスになっている事に気づいた。

(マイナスでゲームが進行するって、ちょっと変わってるな。)
しかし、そういうゲームなんだろうと、あまり深く考えずプレイを続ける。

『ロン!やったぁ!』
再び大きい点数で直撃を受ける。

今度こそ終わりか、と思う間もなく
『1分間表示されます』の文字。

画面ではキレイ系の女性が、モザイクの中にあるだろう男性の陰茎を
うれしそうに手でしごいている映像が、男性目線で映し出された。

(なんかフェラチオの映像の方がすごかったな・・・)
ちょっと飽き気味にHボタンを軽く連打する。

その瞬間、股間に違和感を感じる。
何か柔らかいものに、股間が触られているのだ。
パッと目を下に見やると、そこにはただズボンがあるだけだ。
別に膨らんでもいない。しかし、明らかに女性の手で直接触られている感じがする。

(頭おかしくなっちゃったのかな?)
頭がクラクラする。Hボタンから手を離すと、その感触は消えた。

(!?、気のせいか?)
頭の混乱を振りきって、Hボタンを再び連打すると、
やはり女性の指先で、敏感な部分がなぞられているのを感じる。

(マジかよ!!)
驚いている内に、映像の1分間は終了した。
画面には「GAME OVER」の文字。
そして「CONTINUE Y/N」と表示され、カウントダウンが始まっている。
軽い気持ちで、コンティニューボタンを押してしまう。

『ピロン』
クレジットが0から1になり、ゲームが再開される。

               ◆

『ツモ!ごめんね』
ゲーム再開すると、いきなり上がられた。
コンティニューした時に、1000点あった点数が、一気にマイナスになる。

『3分間表示されます』
さっきの映像の続きなのか、キレイ系の女性が手コキをしている映像だった。

画面にHボタンを押せの文字が出るやいなや、軽くボタンを連打する。
はっきりと、パンツの下の陰茎が、やさしく女性に撫でられているのがわかる。
もちろん外からは全くわからない。しかし、あまり深く考えなかった。

画面の女性は、陰茎を握り、手の平で亀頭を刺激しているようだ。
Hボタンを連打すると、同じ刺激が股間に伝わって来る。

パンツの下では、女性の指が陰茎を握り、擦られ、亀頭を撫でまわしている。
Hボタンを連打すればする程、その動きは激しくなり、
ヌルリヌルリと気持ち良くなって来る。

もう止められなかった。今いる場所を忘れて、Hボタンを連打する。
(ああっ!!)
気持ちが高まり、射精した瞬間、体が一瞬ビクっとしたかもしれない。

ハっと我に返り、こっそりとズボンに中に手を入れるが、ほとんど濡れておらず、
若干、鈴口の辺りのパンツが、わずかに染みている程度だった。

               ◆

画面は、再び配牌が行われゲームが続いているようだったが、
このゲームをするのを辞めて、離れるつもりで立ちあがろうとした。

(立ちあがれない!?)
膝に力が入らず、立ち上がれない。
先程まで雑誌を見ていたはずの店員の姿は、今はそこに無かった。
いつの間にか、入り口のガラス戸は閉じていて、暗いガラス越しに、
もう日が落ちて、街灯が灯ったのがわかる。

(どうしよう・・どうしよう・・)
頭の中がグルグルと回る。
『ロン!ごめんね!』

オートツモで、勝手にゲームが進行していたようだ。
呆然とする中、点数が表示され、画面はどんどん変わって行く。

『3分間、表示されます。』
画面は、男性が女性の足を持ち上げて、挿入しようとしている映像だった。
画面の中のキレイ系の女性が、恥かしそうに股間を隠している。

姿の見えない男性が、女性に覆い被さり、女性はそれを受け入れる。
陰茎が何かに挿入される感覚が、ゾワゾワっと伝わって来る。

(Hボタン押してないのに・・・。うっ・・・。)
画面が激しく動くと、陰茎にも激しく、やわらかい秘肉が絡みついて来る。

(うぅ・・。)
女性の手が、画面の外に消える。
すると、やわらかい指先が胸を這っているのがわかった。
驚いて、シャツの上から胸を触るが、そこには自分の胸があるだけだった。
あたかも、胸の皮の下から、胸を愛撫されているような感覚だった。

その間も、執拗に陰茎への刺激は続いている。
ニチャッ、ニチャッ。
リズミカルな湿めった音が、ズボンの中から聞こえてくる。

(おかしい・・・おかしい・・・)
そう考えつつも、陰茎は反応してしまい、脳に快感信号を送って来る。
胸を這っていた指先の感覚がなくなり、別の部分に刺激を送りはじめた。

(会陰部を触られてる!!)
画面の女は、爪の先で会陰部を刺激しはじめたのだ。
気持ちよくて、脳が破裂しそうだった。
会陰部への刺激と、陰茎への絡みつくような刺激に、もう我慢できなかった。
(あ・・イクッ!)
「ビュワッ!」と激しく精液が流れる音が、股間から聞こえて来そうな程、
激しく射精してしまった。

スボンに目を落とすと、そこには染み1つさえ無かった。

映像が終わる。3分が過ぎたようだった。

               ◆

大声で、店員呼ぼうという気はしなかった。
画面では、勝手にゲームが進行しているが、画面がおかしくなっていた。
麻雀牌や点数の表示が化けてしまっている。

『ポン!』そういうと点数計算画面になった。完全におかしくなっているようだ。
『※分△、表示されま■』
それでも映像は表示された。

今度は寝そべっている男性に、キレイ系の女性が跨っている映像だった。
下から見上げる女性は、笑顔を浮かべ、うれしそうに、こちらを見ている。

既に挿入してる感覚が、陰茎にはある。
女性が腰を動かし始めると、股間全体に圧迫する感触と、
陰茎に絡みつく、ヌルヌルとした感触がある。
胸には、女性が両手で圧し掛かっている重みも感じる。

女性は満面の笑顔で、腰をくねらせ、激しく動かし、
グラインドする。画面では、女性の腰から下が、別の生き物ように動いている。
チュプ、チュプという音が、ズボンの下からし始める。

(ああ・・もう駄目だ・・。)
股間に感じる快感に、体を起こしていられず、筐体の上に突っ伏した。
目の端で、画面の中の女性が、騎乗位で男性を責めているの追う。
女性は胸に置いていた両手を、後手に自分の背中の方に回す。

(あぁ!)
肛門の回りを指がなぞっている。あまりの気持ち良さに、涎が垂れる。
前の刺激と、後の刺激で、自分の意に反しつつ陶然となってしまう。

女性は、腰をピクピクと細かく動かし始めた。
自分の腰の辺りが、気持ち良さのあまり、キューっとなって行くのがわかる。

「ああぁっ!」
ビュルルルルルルッ!
尿道が痛い程射精し、陰茎の根元はドクンドクンと痙攣している。

しかし、画面の女性は、うれしそうに腰を振りつづけている。
肛門の周りをなぞる指先は、ついに肛門の中へ侵入した。

腰への違和感が快感に変わり、萎えそうな陰茎が激しくいきり立つ。
腸の中に指を入れられて、陰茎も締めつけられて、肛門の辺りが、
ビクビクと痙攣しているのが、わかる。
(ダメ・・・あああっ!!!)
細い指が肛門を激しく出入りし、刺激する。
声も出ないほど、脳がスパークする。
陰茎を女性の腰で激しく捻られて、腰が抜けるように快感が走っている。

「イクッ!」
陰茎の根元が激しく痙攣するものの、尿道には流れは感じなかった。
しかし、それが陰茎の根元の痙攣を、より激しくさせる。
ドクンドクンドクン、根元の痙攣は収まらなかった。

意識が朦朧とするなか、ぼんやりと目に入った画面は、
笑顔で、女性が腰を振りつづけている所だった。
終わることの無い、股間の快感は、いつまでも続いた。

               ◆

『お客さん、すみません。起きていただけますか?
 そろそろ電源落とすんですけど。』
肩を揺さぶられて、我に返る。
声を掛けて来たのは、雑誌を読んでいたあの女性店員の声だった。

「え?あ、はい。すみません」
画面を見ると、麻雀ゲームのデモが流れていた。
クレジットは、まだ入っている。

(あれ?)
何事も無かったように立ちあがり、店を出ようとすると、
女性店員が追いかけて来て言った。

「あのー、これ。電源落としたので、次回来店時の1プレイ無料券です」
そう言うとチケットを手渡してくれた。

「あぁ、はい。すみません。」
そのチケットを手に、そそくさと店を出る。
外は、もう真っ暗になっていた。

チケットを見ると「ゲームセンター・サキュバス 1回無料券」と書かれていた。

最後にチケットを渡してくれた女性店員の顔・・・。
ゲームに出ていた女性に似ているような・・・。

END

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タグ : フェチ  肛門 

サキュバスの影

駅前から少し離れた暗い夜道。
街灯がポツリポツリとあり、時折、自動販売機が道を照らしている。

カツカツカツ。
(最終バスに間に合わなかったか・・・)
最後のバスに乗り遅れ、已む無く液から歩いて帰る事にした。

しばらく歩いていると、自分の前方にもう一人歩いている人がいる事に気づく。
コツコツコツ。どことなく軽い足音。女性かもしれない。
カツコツカツコツ。女性の足音と自分の足音が、微妙に同期する。
女性との距離が縮まる。女性はその足を速める。

(なんかまいったなぁ・・・。)明らかに不審に思われている。
酔っていた事もあり、ムキになって追い越そうと、こちらもペースをあげる。
カツカツカツ。女性の姿がはっきりと見えてくる。
地味目のスーツを来た、OL風の女性だった。肩まである髪が揺れている。

(もう少しで追い抜けそうだ。)
街灯の明かりで伸びた、女性の影を踏む距離まで近づいた。
つま先が女性の影に届く。女性は、立ち止まった。
急に立ち止まられて、ちょっとびっくりしたが、その脇を追い抜いて行く。

(フンフンフン・・)追い抜いて、気分をちょっとだけ良くする。
カツコツカツコツ。今度は、OL風の女性が、後を歩いているようだ。
その音に耳を集中させていたので、近づいて来る光に、気がつかなかった。
気がついた時には、車のヘッドライトのような2つの明かりが、目の前にあった。

「ウワッ!」光に包まれて、そのまま意識を失った。

               ◆

「ンハッ!」
あえぐように息をして目を覚ますと、何故か椅子に座っていた。
窓一つ無い、真っ白な壁のそれほど大きくない部屋。
正面からは、強いヘッドライトの様な光に照らされて、その奥は逆光でよく見えない。

その光の中に、人の姿がある。細かい様子は見えないが、髪の毛、ボディライン、
履いているブーツからすると、女性のようだ。

椅子から立ちあがろうとするが、足に力が入らない。
「すいませーん。」と、女性に声を掛けようとするが、声もでない。
ヒューヒューと、喉を風が通る音だけがするだけだった。

(なんでこんな事に・・・。確か駅前からバスが無くて、歩いてて・・・。)
そこから、ここまでの記憶は無かった。

『目が覚めたみたいね。』女性が、光の中から声をかける。
相変わらず、その姿は逆光で、光の中に真っ黒いシルエットを浮かばせるだけだった。
セットされた髪、大きい胸、引き締まった腰、大きく張った臀部、
長い足にヒールの高いブーツ。女性である事を強調しているかのような姿だ。

時折、ブーツの部分でテカテカと反射する光が、そのブーツの素材を物語っている。

『影踏みっていう遊び、知ってるかしら?』
女性はいきなり質問をして来る。さっぱりわけがわからない。
女性は、言葉を繋げる。
『影を踏んだら終わり。鬼は交代するのよ。』

(影・・・。そういえば・・・。)
ふと、女性の影がこちらに向かって伸びている事に気づいた。
コツコツ。女性が近づいて来る。その影も女性に合わせて、近づいて来る。

女性が手を突き出す。
『影絵って不思議ね。』女性の手が、自分の胸に投影される。

細く伸びた指先が、自分の胸の辺りで像を結ぶ。
女性は、見せつけるように指をくねらせる。

ゴソゴソ。胸のシャツが音を立てる。

(??)
女性の手の影が動く度、そこに手があるかのように胸のシャツが動くのだ。
女性の手が空を撫でる。伸びた影が胸を触り始める。

(ああっ!?)
乳首と、その回りを撫でられる感触が起こる。
女性が手を握ると、自分の胸も鷲掴みされているような指の感触が、胸に伝わる。

『何もされてないのに、どうして悶えてるの?』
女性は、いじわるそうに笑って言う。

(何もされてないのに、何かされている・・・)
女性の両手の影が、胸に映り、その影が脇腹や、腕等の敏感な部分を刺激する。
『影が動いているだけなのに、感じるなんて、変態なんじゃないの?フフ・・』
女性の手が胸から腹、腹から更に下へと下がって行く。

(あうっ。)
女性の手の影が、股間に映し出されている。
女性の指がいやらしく動くと、ズボンの下の陰茎も、イヤらしくしごかれている。
ズボンが明らかに膨らんで、勃起しているのがわかるようになる。

『あら?勝手にチンポを大きくしてどうしたの?』
女性の口からは汚い淫語が、吐き出される。
女性の指が輪を作り、スボンの上に環状の影を作り前後させる。

(あああっ!!)
陰茎のカリ首が、女の指の輪で擦られている。
陰茎の奥が発射しようとググっと、次第に発射態勢に入って行くのがわかる。

『どうしたの?イキそうなの?』女性は笑うように尋ねる。
(あぁ・・おかしい。もう・・出ちゃいそう・・)

ビュワッ!
股間に快感が走ると、しばらくして冷たい感触が腿に感じる。

『もう漏らしちゃったの。まだまだこれからなのに。』
女は、笑いながら言った。

               ◆

コツコツ。女は、すぐ側まで近づいて来る。

すぐ目の前にいるのに、その姿がはっきりとしなかった。
いや、輪郭はしっかりとあるのに、真っ黒にしか見えない。
まるで、影そのもののような・・・。いや、そんなはずは無い。

女は、自分が座っている椅子を掴んで、ぐるりと回した。
自分が向いた方には、白い壁がある。
背後からの光で、白い壁には、女性と椅子の影が映っている。
女性は背後で黙ったまま、左右に歩いている。
カツカツカツ。ブーツの音だけが、耳に響く。

(・・・。)

女は、何かを待っているようだ。一体何を待っているのか。
ふと、その影に違和感を感じる。ハッと下を見る、自分の影は無い。
もちろん正面にも影が無い。女性と椅子には影があるのに、自分だけ影が無いのだ。

『あら?あなたの影、どこ行っちゃったのかしら?』
(おかしい。オカシイ。オカシイ・・・。)頭がぐるぐると回る。
『あ、来たみたいよ。』女が背後から耳元に囁く。

女の反対側から、男の姿の影が歩いて来る。
男の姿が来ると、女性の影は親しげに手を回し、キスをする。

口の中に、いやらしく舌が挿入される感覚がある。
舌を舐られ、唾液を流し込まれている感じがした。自分の口から涎が垂れる。
それでも、その淫靡な影絵から目が離せない。

女の影は、影の男の顔を舐めている。ベロリベロリ、頬に冷たい濡れる感触。
女の影の手が、影の男の胸と重なる。再び胸がまさぐられる。
女の舌が、頬から耳に移る。自分の耳を舐められる感触に、体がビクンと反応する。

『この影絵は楽しいかしら?』女の手が、影の男の股間に伸びて行く。
(あぁっ。)再び陰茎へ刺激が始まる。影の男の陰茎が屹立する。

『もう、ちょっと楽しくなるわよ。』
女は男の影の背中を押し、四つんばいになる事を促す。
男の影は、それに素直に従う。

(ちょっと。何をするんだ。)そう思ったがどうする事もできない。
女性の影もしゃがみ込むと、指先を男の尻に重ねて行く。
ヌル。肛門から侵入する指先の感触。女の指だ。そう直感する。

(ああっ。)
女性の腕の影が、激しく動いている。
肛門の中の指先も、同じ様に激しく動いていた。
前立腺を嬲られているのだ。

(ああっ。ああっ。)
肛門の奥の方が熱い。体の中から押し出されるような快感が、陰茎へ走る。

『お尻の穴、気持ちいいの?
 でも、触られても無いのに気持ちいいなんて、不思議ねぇ。』
もう一本の女性の影の手が、男の影の股間を辺りをまさぐる。
(これじゃあ・・・またイカされてしまう・・・。)

前立腺と陰茎をダブルで刺激されて、もう発射寸前だ。
『ホラ、激しく出しなさいよ。』
女性の手が発射を促すように、一段と激しく動いた。

影の男は、体をのけ反らして、陰茎の先から液体を発射する。
男の影は、ビクビクと体を痙攣させながら、その色がスーっと薄くなる。
そして、男の影は、その主の元に戻って来る。

ズボンには、精液で濡れた、大きい染みができていた。

『サキュバスの影を踏むと、こうなるのよ。覚えておきなさい。』
女が耳元で囁くと、猛烈な眠気が襲う。

               ◆

肌寒さに目が覚めると、駅のベンチで寝てしまっていたようだ。
頭が痛いし、気分も悪い。泥酔していたのかもしれない。

嘔吐したのか、ズボンも濡れている。何か悪夢を見たような・・・。
でも、もう思い出せなかった。何もかも。

いや、影を踏んではいけない・・・。頭の奥で、何かが囁いた気がした。

END

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サキュバスの宇宙トイレ

格安航宙券を手に入れて、生まれて初めて月旅行へ行く事になった。
軌道エレベータで、衛星ステーションまで来て、そこから月へ行くのだ。
だいたい月までは、丸1日程かかる。

乗るのは、サキュバス・スペースラインという、耳にした事の無い航宙会社だが、
黒と基調としたムーンシャトルは、意外と高級感がある。
しかし、シャトルと言っても、実際には、マスドライバーで打ち出されるので、
翼も何も無い只の宇宙カプセルに見えた。

               ◆

水分を取らないとエコノミー症候群になるというので、
ムーンシャトル内では、過剰な程の水分のサービスがある。
かっこいい黒のパンススーツを着た、美人のキャビンアテンダントに微笑まれて、
水分を薦められたら、きっと男だったら断れずに、飲んでしまうに違いない。

しかし、あまりにも何度も回って来ては、薦められるので、
どうやら水分過剰になってしまったらしい。
いくら機内が乾燥しているとは言え、こんなに水分と取っては、
トイレに行きたくなって当然だった。
シートベルトを外して、トイレまで宙を泳いで行く事にした。

衛星ステーションでは、回転式重力ブロックのトイレで用を済ませたので、
こんな無重力状態のトイレを使うのは、生まれて初めてだった。
座席がコンパクトに納まっている分、予想外にもトイレは広かったが、
それでも地上のトイレと変らない広さだと言える。

見た目は、若干普通の洋式トイレと異なり、U字した便座の
Uの部分にまたがるような感じで座るトイレだった。
正面のモニターに便座の説明が表示されている。
「このトイレは、使用毎に、マイクロナノバブルによるオゾン洗浄を行っており、
 清潔に使用できます。」
と書いてある。確かに、ピカピカと磨かれていて、ゴミひとつない。
本当に綺麗なトイレだ。キョロキョロと珍しいものを見る目で見ていると、
『ズボンを脱いでお座り下さい。』やや無機質な合成音声が促す。
だいたいどこのトイレも、案内は合成音声だ。
リアルな音声は、トイレという環境にそぐわないのだろう。

ズボンを下ろし、U字のへこんだ部分に座る。
座ると座りごごちの良い、柔らかい感じの温熱便座で、ほんのり暖かかった。
すると、ピ、ピピーとセンサーが反応し、股間に便座が密着してスッポリと覆われた。
無重力で飛び散らない様にという配慮なのだろう。

『体を固定します。』
再び、ピピっと、確認用の作動音がすると、腰と足がベルトで固定された。
シャトルが揺れるなんて話は、聞いた事ないが、これなら揺れても安全だ。

突然、股間に吸いつくものがあったので、飛びあがった。
そういえば、無重力下で使用するトイレには、
ホースで吸引するタイプのものがあるというのを聞いた事がある。
確かに、それ意外にきちんと排泄物を回収する方法が無いのかもしれない。

『ウィ・・・ウィーン』
ちゃんと計測をしたのか、ホースが股間の先にピッタリとフィットして、
ホース内は吸引するように、やや圧力を下げてあるようだ。

するとモニターに、せせらぎの映像が流れ始めた。これで尿意を促すのかもしれない。
映像の字幕に「この部屋全体が消音フィールドに包まれました。」と表示される。
他のトイレに音が聞こえない様に、消音フィールドを一応張るのだろう。
最近の女性トイレには、珍しく無い機能だ。男性トイレには、珍しいかもしれない。

フィットして吸引されている状態で用をたすのは、中々難しいものがある。
それでも、充分に膀胱に溜まっていた水分が、排泄を促した。

「フー。」
モニターに、終わったら「洗浄。」と言って洗浄を行って下さいとある。

「洗浄。」
『ピ、洗浄します。』音声が答える。
水流でジャーっと股間を洗う感じがする。ちょっと気持ちいい。

色々書いてある説明を読むと、色々な機能がこの便座にはついているようだ。
「えーと、尿検査。」
『ピ、尿検査結果を表示します。』
モニターに結果が表示される。
「尿。血液・・・XXX。タンパク・・・XXX。液性・・・XXX。」
と色々と表示されている。最後に、「問題ありません」と表示された。
(うちのトイレより高機能だなぁ。)

               ◇

モニターにヘルスチェックもできると表示されている。
「ヘルスコース。」
『ピ、ヘルスコース作動します。』
照明が若干薄暗くなり、正面のモニターにキャビンアテンダントの女性の映像が現れた。
(!!)
驚いたので、血圧がグっと上がり、心臓がドキドキする。
映像のキャビンアテンダントの女性は、先程まで見ていたアテンダント達と違い、
妙に色っぽい。よくよく見ると、服の腰を絞って、胸をかなり強調しているスーツで、
胸元も大きく開いているアテンダントの服を来ているようだ。

化粧もブルー系のさわやかというよりも、ピンク系の女っぽい化粧をしている。
女性は体をくねらせながら、口をパクパク開けたり閉じたりして、
自分の指をいやらしく舐めている。

その映像を見て、当然、陰茎がピクっと反応してしまう。
すると映像の女性が語りかける。
『興奮してるの。ウフフ・・・』

(あ!バーチャルセックス機能がついてるのか!)
今では旧式となってしまったが、フィードバック式のAVみたいなものだ。
股間に吸いついているホースのセンサーで、出力する映像を変化させるのだろう。
技術が進んだ最近では、あまり見かけなくなった古い遊びの1つだ。
話には聞いた事があるが、実物を見るのは、これが初めてだった。

恐らくヘルスコースと言ってしまったのが、いけなかったのかもしれない。
キャンセルする事もできるのだろうけれども、興味もあったので、
そのままに試してみる事にした。

『これなーんだ。』
満面の笑みで画面の中の女性はそう言うと、おもむろにバイブを取り出した。
そのバイブを持つ女性の手は、白く細長い指で、綺麗なネイルが施されていた。

(?)
わけもわからず、呆然としていると、
女性はそれを舌先で、ツツツーっと舐めあげた。

「あっ。」思わず声が漏れる。
女性が舐め上げると、その映像に連動して、ホースで吸引されている陰茎に、
舐め上げるような刺激が加えられたのだ。

半ば予想していたとはいえ、衝撃的だった。もちろんここがシャトルのトイレで、
本物の美人のアテンダント達を見た後に、同じ衣装のAVを見ているいるのだから、
興奮しない方が嘘というものだ。

陰茎が、ムクムクムクっと勃起する。
女性は『元気になったわね。』とうれしそうな顔で言う。
女性は、キャンディでも舐めるように、バイブをベロベロと舐め出した。
その度に、陰茎に甘い刺激が加えられる。

バイブを横からペロペロ舐めれば、筒の部分を舐められる刺激が。
頭の部分をペロペロと舐めれば、亀頭の部分がペロペロ舐められているように感じる。
ぐるりと舌を回して舐めると、カリ首の部分を、ぐるりと舐められる感じがする。

熱いカウパー液が、既に漏れ出ているのが、ホースの先で吸引されているようだ。
モニターの下の小さいランプが、チカチカと点灯している。
何かをチェックしているのかもしれない。

『フェラでイキたい?』
映像の女性はそう尋ねると、映像が停止した。
もしかしたら、回答を待ってるのかもしれない。

               ◆

「フェラでイキたいです。」
そう答えると、映像が再び動きはじめた。
女性を大きく口を開けて、バイブをしゃぶり始めた。
じゅるじゅる音を立てて、しゃぶられるバイブの映像。

同じように、ホースに吸われている陰茎にも、映像と同期して刺激が加えられる。
口をすぼめて輪にしてしごかれると、同じように陰茎に輪でしごく刺激が与えられる。
また、映像では、ただ口に含んでいるように見えても、
ホースの中の陰茎には、高速に裏筋をこすりあげる刺激が与えられる。

だんだんとその刺激に耐えられなくなって来ると、センサーが感知したのか、
女性は、バイブをほんの僅かの間だけ口から出し、
『口の中でイッて・・。』と言うと、猛烈な勢いでしゃぶりはじめた。
じゅるじゅるじゅるじゅるっ。

「ウゥッ。」
精液が発射されると同時に、取りついたホースに吸引されていく。
モニターの下のランプが精液を感知したのか、再びカチカチと点滅する。

映像の女性も息を荒げながら、上気した顔をして、言葉を繋げた。
『まだ、する?』

               ◆
「まだ、する。」
そう答えると、今まで女性の上半身しか映っていなかった映像が切り替わり、
ベットの上に横たわる全身の女性の映像になった。

女性は、上半身こそ先ほどと同じ格好だが、下半身はパンストしか履いていなかった。

『それじゃ、はじめるわね。』
そう言うと、女性は先ほどのバイブを取り出し、大きく股を開き、
自分の股間にあてがい、こすり始めた。
驚いた事にパンストのするするした感触が、亀頭に伝わって来る。
早速、陰茎が反応すると、女性は、
『パンスト、気持ちいいの?フフ・・』
と声をかけて来る。

映像の女性もパンストの上から、スルスルとバイブを股間に当てていると、
『あっ。あっ。あっ。』と熱っぽい声を出し始める。

しばらくすると、女性は、その長い爪でパンストをビリビリと破り、
今度は、その繁みにバイブをこすりつける。
今度は、チクチクとした感触が亀頭や裏筋に加えられた。

熱いカウパー液が漏れて、吸われ始める頃、女性の割れ目から、
ぬちゃ、ぬちゃと陰湿な音が聞こえ始める。
映像でも、女性の秘部は、キラキラと光って見えた。

『入れるわよ。』
女性はそう言うと、バイブを割れ目にゆっくりと挿入した。
『あぁっ。』女性は目を瞑り、あえいだ。

一方で、自分の陰茎にも、何か熱いものに挿入したような感覚が伝わって来る。
今までよくわからなかったが、その温度まで再現しているようだ。

女性は、バイブを最初はゆっくりと、そして段々と激しく出し入れする。
同じ様に、陰茎には熱い刺激が伝わって来る。

しかし、その動きは複雑で、時にはくねったり、
複数の箇所を締めつけたり、ゆるめたり、亀頭やカリ首、裏筋を
別々に刺激されているのだ。あっという間にイキそうになってしまう。

するとそれがわかるのか、女性はさらに激しくバイブを出し入れする。
ぐちょぐちょぐちょ。いやらしい音と股間への刺激で、再び射精感が高まる。

「あぁっ。」ビュルルルルッ!
陰茎に対する複雑な刺激と吸引に、精液が放出された。
その放出を感知したらしく、映像には、女性が『あぁーっ!』と、
叫び声を上げる映像が映し出されていた。

映像の中で女性は、ベットの上で倒れ込み荒い息を上げていた。
自分も体の中に残る熱い余韻に、予想以上にぐったりと便座に腰掛けていた。

               ◆

画面は、先ほどの上半身バージョンの笑顔の女性に切り替わった。
『まだ、する?』

「もう、しない。」
画面に変化は起こらない。
「もう、おわり。」
画面に変化が起こらない。
笑顔の静止画のままだ。

(どうしよう・・)
緊急時用のボタンはあるようだが、さすがにこの状態でアテンダントを
呼び出す気にはならなかった。

頭の中がぐるぐると逡巡していると、
笑顔の画面がボコボコボコとおかしくなり、映像が化けて来た。
「ピ、ポ、ピッ」
システムを初期化してるのか、電子音が鳴る。

前立腺モードに入ります。』
無機質な音声の後、再び笑顔の女性の画面に戻った。

女性はにこにこしながら、人差し指を画面に差し出す。
細く長い綺麗な指だが、よくよく見ると人差し指だけは、ネイルもしておらず、
爪も短く切ってあった。

嫌な予感がしたので、無理矢理立ちあがろうとするが、
固定用のベルトがしっかりしてあって、立ちあがって逃げる事ができない。

女性は、にこやかにまたバイブを取り出し、しゃぶり始める。
今度は、ゆるやかにやさしく、ゆっくりとしゃぶっている。
再び陰茎への刺激か開始された。
陰茎への刺激もソフトだが、それでも勃起するのには充分だった。
しかし、立てつづけに2回も発射しているので、半立ちするのが精一杯だ。

女性はバイブをしゃぶりながら、その綺麗に人差し指を画面に見せつける。
そして女性は、その人差し指を、ピクピクと動かしてみせた。

(ああっ!)
その瞬間、肛門の穴をピクピクと触る感覚が伝わった。
女性は満面の笑みを浮かべた。しゃぶっているバイブを口からはずし、
『おしりの穴、気持ちいい?』と聞く。

再び人差し指を画面の前で、ピクピクとくねらせた。
突然の肛門への刺激に、腰が引けると、『感じやすいのね。』と女性は笑う。

女性は、自分の人差し指を舐めて濡らすと、再びバイブをしゃぶりながら、
指を画面の前に差し出した。

そして指を画面上の方に、突き上げる。
「!!!」
肛門から、ヌルリと何かが入って来るのを感じた。
女性は、指をぐりぐりと回す。
お尻に入っている何かも、ぐりぐりと回っているのがわかる。

女性は、バイブを口の脇に出し「ここかなー?」と言いながら、
指先をクニクニと曲げる。

肛門の奥で、何かがクニクニと内側を刺激する。
女性は、何回もその仕草をし、内側の色んな場所でクニクニと
何かが蠢いているのが感じられる。

何回目かの時、クニクニと画面の女性が指を動かした瞬間、
肛門がキューっと締まるのがわかった。
腰から背中にゾクゾクっとした感覚が伝わる。

女性はにこやかな笑顔で、『見つけちゃった。』と言うと、
指をゆっくり、クニ、クニとくねり始めた。

不思議なカーッとする感覚が、腰から脳へ、
クニクニと画面の女性が指をくねる度に伝わっていく。

肛門も、その度にキュッ、キュッと締まり、
口からは涎が垂れてしまうほどの快感だった。

その間も、女性はゆっくりとバイブをしゃぶり、その刺激も
陰茎に伝わっていて、猛烈に張りきった陰茎はそりかえる程だった。

女性は『快感ボタンを押しちゃうわよ。』と言うと、
小悪魔っぽい笑みを浮かべて、指をクニクニとくねり続ける。

「あっ。あっ。あっ!」
肛門がビクビクと痙攣を始めると、女性はバイブを咥え直し、
口をすぼめるて、手に持ったバイブを音を出して吸い始めた。
陰茎には、猛烈な吸引する陰圧が加えられている。
そして、やおら激しく指をクネクネしだした。
その激しい指の動きは、肛門を通して、お尻の内部に伝わって、
腰が熱く感じ、激しく発射する衝動にかられる。

「あぁっ!」ビュルルルルッ!
熱い精液が、吸い出されていく。
その瞬間、お尻の中で、何かがバクバクと痙攣するのがわかる。
息も荒くなり、速くなった心臓の鼓動が体の中から聞こえる。
「ふぅ・・ふぅ・・」
脱力しつつも、深呼吸をする。まだ、お尻の中には異物感が残っていた。

画面は女性のにこやかな顔のまま、静止画で停止している。
呆然と静止画を見つめていると、ピポっと音がして、画面がパッと動きはじめた。

『快感ボタンを押しちゃうわよ。』を画面の女性は言うと、
あの小悪魔っぽい笑みを浮かべて、指をクニクニとくねり始めた。

「あぁっ!」
再び、腰の辺りにに激しい快感が伝わって来る。

『快感ボタンを押しちゃうわよ。』
「あ゛ーっ!!」

『快感ボタン・・』
「あ゛・・」

トイレの中で起こる快感の絶叫は、消音フィールドに守られて、外には聞こえない。

               ◆

気がつくと、毛布をかけられてシートで寝ていた。
目が覚めた事に気がついたキャビンアテンダントがやって来て、こう言った。
「お客様、トイレで気を失われてましたけど、持病でもおありですか?
 機内のドックの結果では、単なる失神という事だったので、
 そのままシートに横になっていただきましたが、シャトルを降りたら、
 すぐに人間のお医者様にかかって下さい。」と早口で捲し立てる。

そして、小声で自分にだけ聞こえるように耳打ちした。
「ヘルスチェックの結果ですが、精子の数も問題なく、健康だそうです。
 一応お知らせしておきます。」
と顔を真っ赤にして伝えてくれた。

END

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淫夢・サキュバスの珠

夢に美女が現れる。
金の鎖で編んだような下着しか身に着けていない、グラマラスな美女。
ただ、その美女には、背中に皮膜の翼が、腰からはヌラっとした尻尾が生えている。
美女は、淫魔サキュバスなのだ。

               ◆

サキュバスは、微笑みながら近づいて来る。
体をいやらしくくねらせて、見ているものを誘惑する。
自らの指をしゃぶり、体を撫で、胸を揉みしだく。
あまりにも淫らな動きに、見ていられない。
しかし、目は釘付けられたように、そらす事ができない。
見る事を強制されているのだ。

サキュバスは、下半身の下着に指をかける。
秘裂に食い込む、細い金の鎖でできた下着は、下着の用をなしていない。
サキュバスは、その鎖をゆっくり引いて、鎖の奥に隠された秘裂を露にする。

サキュバスは、口に笑みを浮かべて、その秘裂へ、自分の指を伸ばして行く。
クチュ・・。サキュバスは、露が滲んだ秘裂に、指をゆっくりと挿し込んだ。
『ホラ・・見て・・』
サキュバスは、そう言いながら、指を動かし始める。
サキュバスが、指先をグニグニと動かしているのが、その指の付け根の蠢きでわかる。

サキュバスは、秘裂から何かを掻き出すように指を動かしている。
その顔は、紅潮して艶を増している。
『あ・・・』サキュバスは、声をあげながら、指先で秘裂を弄る。

にゅるう。サキュバスの胎内から、濡れたガラス珠ようなものが押し出された。
赤ちゃんの拳ほどの大きさもある、比較的大きい透明な珠だった。
濡れた珠が、光を複雑に反射させて、とても美しい。

サキュバスは、その珠を、綺麗な唇を尖らせて口に付ける。
ちゅう・・。その光景に、股間がムズムズとするのがわかる。
サキュバスは、目の端で、その様子を確認しているかのようだ。

ちゅるん。サキュバスは、濡れた珠を口に含んだ。
サキュバスは、濡れた珠を口含んで、濡れた汁を舌先で舐めとっているのだ。
コロコロ・・。サキュバスの口の中で、秘裂から取り出した珠が動く。
時折、リスのようにサキュバスの頬が膨らむ。
サキュバスの笑みは、変らない。一体、何をしているのだろう・・。

サキュバスは、口からゆっくりと珠を出して行く。
唾液を唇でしごきながら珠を口から取り出すと、手の平に乗せてくれた。
自分の手の平の上の珠は、まだサキュバスの体温が残っているように温かい。

よく見ると、そのガラス珠の中に何か入っている。人形だろうか?
男の人形が、入っているように見えた。
珠を目に入れんばかりにして、覗き込む。
その男の人形は、恍惚の表情を浮かべて、カエルような格好で、
ガラス珠の中に封じ込められている。
人形の下半身には、そそり立った男性のシンボルがはっきりと確認できる。

目を凝らしてみると、その男性のシンボルは脈動しているようだった。
筒先から、わずかに白濁する液がゆっくりと流れ出しているように見える。
本当に、人形だろうか?!背筋がゾクっとする。

パッと、手の中からそのガラス珠が奪われる。
サキュバスは、パクっと口の中に珠を含み、飴玉のように舌先で転がし始める。
口の中で転がる透明な珠と、ピンク色の舌先が、チラチラと交互に口の中に見える。
にやにやと笑いながら、サキュバスが、ガラス珠をしゃぶる顔は淫猥だった。

サキュバスは、指先で口から珠を引き出す。
べっとりと唾液をまとったガラス珠は、再びテラテラと濡れて輝いている。

そして、ゆっくりとその濡れた珠を下半身の方へ持って行くと・・・。
にゅるん。淫裂から、ガラス珠は胎内に戻されてしまう。
サキュバスは、満足そうに自分の胎を撫でている。

あれは、本当に人形だったのだろうか。それとも・・・。

END

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サキュバス・トイレ

「ふー。」トイレで、大きく息を吐き出した。くつろぎのひと時。
洋式便座に腰をかけ、出すものも出して、お尻も洗浄し、紙で拭いて、
後はズボンをあげて、外へ出るだけだ。

ぐにゃり。
背後で白いトイレのタンクが、飴の様に変形している事に、男は気づかなかった。

               ◆

男の背後にある、トイレのタンクや便座のパーツが、ぐにゃぐにゃと
生き物の様に動いて、飴の様に形を変えて行く。
始めはゆっくりと、そして急に形が整うと、それは豊かな胸を持つ
陶器製の女性像のような姿になった。
しかし、その女性像は、命を持っているように動くのだ。

男は、変形した女性像に背後から抱きつかれた格好になり、
その女性像の太ももの上に座って、股を開かされている。

「あっ。」声を上げようとすると、女性像の手が伸び、
すぐさま男の口を、柔らかい手でぴったりと塞いだ。
その手の感触は、冷たい陶器ではなく、暖かい人の肌の温もりがある。
女性像は、既に肌色の皮膚を持つ、女性の姿へと変貌している。

『声を出さないで。』
耳元で甘い吐息を含んだ、女性独特のやさしい響きの声が囁く。

背後から伸びる女性の手が、シャツの隙間から、腹や胸をまさぐり出す。
(どうなってるんだ。)そう呟こうと思うが、塞がれた口からは、声が出ない。

手足もそれぞれが、女性の手にがっちりと掴まれて、動かす事ができない。
いったいどうやって手を伸ばしているのか、首を回しても見る事ができないが、
とにかく何本もの手が伸びて、手足を掴んでいる。

また別の手がシャツをたくし上げて、背中を露出させると、
背後の女らしき何かは、豊かな胸をむっちりと押しつけて、含み笑いをする。
『フフ・・。』耳に唇が押しつけられて、女の笑う振動が、耳に伝わっている。

足首を掴んでいた手が、足をぐいと持ち上げて、大きく足を開脚させる。
もし、正面に人がいたら、肛門の穴がまる見えになってしまう。

別の手は、鼠径部を撫でている。
爪先で触るか触らないか位で、鼠径部に爪を這わせる。
体がビクッとするが、胴もしっかりと両腕で力強く抱き込まれて、腰すら動かせない。
耳たぶは、既にベロベロと舐められている。
耳を舌で舐める、ヌチャヌチャという音が、快感を増幅して行く。

女性の手が何本も体に絡みついて、体から快感を引き出そうと蠢いている。
(悪夢だ・・。)
そう思うしかなかった。しかも、イヤらしい悪夢なのだ。

ついに、陰茎にまで、女の柔らかい2本の手が伸びて来た。
濡れているのか、ヌルっとした冷たい感触の手が、陰茎を握っている。
その手が、ヌルヌルとペニスを擦りながら、もう片方の手は陰嚢を揉んでいる。
ぬるぬると動く、女性の細い指先に刺激されて、陰茎は固く反りかえってしまう。

(止めてくれ!。)
そう思う一方で、心の底では続けてくれと思っている。
複雑な気持ちが、入り混じっていた。
背後の女は、その心の奥を見透かしたように、鼻で笑っている。
『フフ・・。気持ちいい?。』その言葉は、嘲弄するかの様だ。

『サキュバスに触られて、我慢ができるかしら?』
脳が痺れるように、女の言葉が、胸に突き刺さる。
サキュバス。夢に現れるという淫魔に、捕らわれてしまったのか?
やはり、これは夢なのだろうか。
しかし、快感がはっきりと波のように押し寄せて来ている。

サキュバスの手で、揉まれている陰嚢は、微妙に痛いような、
そして気持ち悪いような感覚を、脳に送っている。
しかし、その不快感が、何故か逆に味わった事の無い快感を励起していた。

ぬるぬると陰茎を擦っていた手は、その指先で亀頭やカリ首の辺りを摘んでいる。
カリ首の辺りを指先で摘み、手首を捻って、くるくるとカリ首を刺激している。

(ああっ!)
サキュバスに塞がれた口の端からは、快感の為に涎が滲み出る。
口を塞いでいるサキュバスの手の指先の2本が、口の中に突っ込まれた。
2本の細い指先は、やさしく上あごや頬の内側の性感帯を刺激しはじめる。
指先で舌をやさしく掴み、舌を引っ張ったり揺らしたりして、いじっている。
舌を摘まれて、涎がダラダラ垂れてしまう。
サキュバスの指が、口の中を掻き回す。
サキュバスの指で口を犯されていると思うと、頭が熱くなるのが自分でもわかった。

輪を作ったサキュバスの指が、陰茎の首を前後に激しく擦り始める。
そろそろ、そのサキュバスの責めに耐えるのも限界だった。

『ホラ、いっぱい出しなさい・・。』サキュバスが、耳元に囁く。
くりくりくり。カリ首にサキュバスの作る指の輪が擦れて、頭が燃える様に感じる。
「あぁ・・。」快感に、声が漏れる。
リズミカルに動く、サキュバスの指の輪。
陰茎がサキュバスの手の中で反りかえりながら、ビクビクと痙攣する。

「ああっ!」ビュワーッ!飛び出した精液を、サキュバスの手が受けとめる。
ドクン、ドクンと痙攣を続ける陰茎。
しかし、サキュバスの指の輪の動きは止まらない。
くりくりくりくり。痛いような痒いような、不思議な感覚が起こる。
「うぅ・・。」
サキュバスの指の輪の動きに、陰茎がムズムズと感じているのがわかる。
そして、そのムズムズが、腰の奥の辺りにも感じる。

「あはっ!」腰の奥の方に、快感の詰った球体ができたように感じる。
ビュワーッ!!
再び陰茎が痙攣して、精液がサキュバスの手で搾り出されて行く。
ピクピクと動いてる陰茎を、サキュバスの手が優しく握っていた。

『フフフ・・』
狭いトイレの中には、サキュバスの鼻で笑う声と、自分の荒い息だけが響いている。

『ねぇ・・まだまだ出るでしょう・・』
サキュバスの淫猥な声が、断定的に告げる。
ぬるり。サキュバスのまた新たに伸びた手の指先が、肛門の周りをなぞる。
『ホラ・・ここ・・』
指先が、肛門の穴を弄っている。
「やめて・・くれ・・」消え入りそうな声を振り絞る。
『ウフフ・・・』サキュバスの指が、肛門にぬるりと滑り込む。
「ああっ!!」思わず声をあげる。
冷たいひんやりとした指先が、肛門の奥を探るように動いている。
痛いような気持ちいいような複雑な感覚が、体に起こっている。
サキュバスの指に反応して、再び陰茎が膨張して行く。

くりくり。サキュバスの指先が、何かに当たっている。股間の奥が、熱い。
『ここかしら?』
サキュバスはそう言いながら、指先で何かを探しているようだ。
くりくり。指先は位置を変えながら、段々一番感じる場所を探り出して行く。
くりくり。「ああっ!」快感に声が漏れてしまう。
『ここが一番感じるのね。』サキュバスはうれしそうに言う。
『ホラ。どうかしら。』サキュバスの指がくねる度に、快感の波が脳に押し寄せる。
「はぁ・・。はぁ・・。」もう息する事しかできない。

肛門の中でサキュバスの指が、別の生き物の様に、蠢いている。
肛門の口が、ヒクヒクと勝手に開閉しているのが、自分でもわかる。
そして、その開閉に会わせて、サキュバスの指の輪が陰茎のカリ首を通ると、
陰茎までもが、ビクビクと痙攣させられてしまう。

『そろそろイキそうね・・。』
サキュバスは、陰茎を責める指の輪と、肛門の中を掻き回して責める指を、
そのタイミングを合わせて動かしている。
下半身の中で起こる異常な快感に、頭の中が爆発しそうだった。

『ホラ、行きなさい!』
サキュバスの両手が、小刻みに動いた。
「ああぁっ!!」体の中で快感が、爆発する。
ビュロロロッ!!。尿道を、勢い良く精液が駆け昇る。
精液を痛い程に激しく発射して、快感の為に陰茎がビクビク痙攣している。
頭の中は真っ白になり、口の端から涎が勝手に垂れてしまっている。

「あぁっ!あぁっ!」
精液の放出を終えても、肛門の中では、サキュバスの指がグニグニと動いている。
その指の動きに合わせて、快感の余韻が続き、体の中でビクビクと痙攣も続く。

長く続いた激しい快感が収まると、サキュバスの指の動きも次第にゆっくりとなり、
体の中の痙攣も収まって行く。
快感に硬直した体が、ゆっくりと弛緩していく。
肛門の中から、サキュバスの指が抜かれて行く。
手足や体も、サキュバスの腕の拘束から解放された。

疲労感に、便座の上でぐったりとなる。足には、力が入らなかった。
バランスを崩し、腰からベタンとトイレの床の上に崩れ落ちる。
男の目の端には、ただの便座とタンクが映るだけだった。

END

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テーマ : 官能小説 - ジャンル : アダルト

タグ : 肛門  フェチ  人外 

サキュバス・トイレ 和式

とある駅の男性用トイレ。しかし、そこには長蛇の列ができている。
(確か、駅を降りた所に公衆便所があったはずだ。)

駅を降りて、あまり綺麗とは言えない公衆便所へと向かう。
公衆便所入ると、案の定、薄暗く、汚れた感じで、決して清潔そうには見えない。
駅のトイレが混んでなければ、あまり利用したくない感じだった。

大の方は、和式と洋式があるのだが、直接触れる洋式には抵抗があったので、
便座に触れない和式のトイレに入った。

それが、サキュバスのトイレだと知らずに。

               ◆

ズボンを下ろし、腰を下ろす。目の前には、くだらない落書きが書いてある。
XXX-XXXXに電話をかけろとか、どうでもいい事ばかりだった。

『左を見ろ。』正面に書いてある。
最後には、ざまあみろと書いてある、良くある悪戯だ。
しかし、そのオチが気になり、早速、指示の通りに左を見る。
『右を見ろ。』指示のままに、右を見る。
『下を見ろ。』便座の金隠しの前辺りにあるはずの、指示を探して見る。
『上を見ろ。』と小さく書いてあった。

いよいよ、オチか?と期待して、天井を見上げた。
その瞬間、尻が撫でられたような気がした。
「ウワッ!」声を上げて驚き、便座の中を見る。別に変わった所も無い。
しかし、あまりの驚きに、出るものも出なくなってしまう。

最初は、仕切りの隙間に手を入れられたかと思ったが、
このトイレは一番端で、少なくとも、これより後には、便座も隙間も無い。
気味が悪くなり、便座から立ちあがろうとした。

その瞬間、後からものすごい力で抱え上げられる。
(!!)あまりの出来事に、声が出ない。

手が太ももをすくって、股を開いた格好で、抱きかかえられている。
何故か、背後から漂ういい香りが、鼻をくすぐっていた。
柔らかい胸の感触が、背中にあたっている。
軽々と持ちあげられている事さえ除けば、女性に後から抱き上げられていると思った。

『シーシー。』保母さんのような、甘い女性の声が言う。
頭は混乱し、こんな状況なのにも関わらず、声が誘う様に、おしっこが出る。

『シーシー。』何故か、尿意が収まらない。
女性の声の命じるまま、尿が出続けて行く。
混乱と恐怖の気持ちがあるものの、女性の姿を確認したくて、
女性の声が聞こえる方へ、首を曲げようとする。

ピト。女性は顔を振り向かせまいと、顔を頬に密着させて、顔をうごさせない。
いい香りと、髪の毛のチリチリする感触。耳の柔らかい感触、そして、
顔が皮脂でベトっとした感覚が、頬に伝わって来る。

(助けて!!)大声を上げようとしても、声が出ない。
トイレの個室の中から女性の声がしてるのに、誰も不審に思わないのだろうか?
頭の中が、グルグルと回転する。そもそも入った時には、誰もいなかったし、
入ってから扉が開いた気配もない。扉を乗り越えて入って来たら、わかるだろう。
頭は、ぐるぐると空回りするばかりだ。

『あら、うんちはでないのかしら。』女の声は耳元で言う。
ツンツン。肛門に何かが当たっている。
しかし、その刺激は、便意よりも別のものを刺激している。
ツンツン。肛門をつかれる度に、陰茎が充血してしまう。

『あらー。やっぱりうんちは出ないわねー。こうすればでるかなー。』
女は、子どもをあやす様な口調で言う。

「あぁっ!」肛門に何か侵入して来る。グニグニと動く様子から指かもしれない。
しかし、足が両手で抱えられているのに、そんな事をされるなんておかしい!。
頭の中は、まだグルグルと回っている。

(はぁ・・・はぁ・・はぁ・・・。)
指は、お尻の中を、何かを探すようにグニグニと動いている。
「ああっ。」快感に、熱いものが尿道を上がって来る。
タラリと熱い汁が、筒先から垂れた。

『あれー、ヌルヌルしたものが出て来たよ。おかしいねー。』
女の声は、嘲るように言う。
その声に合わせて、細い指先が、グニグニと快感をほじくり返して行く。

(あっ。あっ。あっ。)汁が筒先から、糸を引いて垂れる。
『こっちはどうかなー?』ニュッと突き出た手が、ペニスを掴む。
ビクビクと肛門が痙攣する。
前立腺への刺激とペニスの刺激で、今にも射精してしまいそうだ。

『おしっこ出るのかなー。シーシーシー。』女の声が言いながら、ペニスを擦る。
ビョロロロッ!精液が激しく放出された。
快感が、浮いている腰から背筋を走りぬける。
足が浮いているので、踏んばる事ができず、その快感にうめいてしまう。
口から涎がボタリと落ちた。

『シーシーシー。』女性の指は、ペニスを擦る事を辞めない。
『シーシーシー。』耳元で囁きながら、亀頭の部分を擦り続ける。
その不思議な感触に、体がくねくねと動いてしまうが、
足と顔をがっちり固定されているので、その感覚から逃げ出す事ができない。

ヌルヌルヌルヌル。女の手で、亀頭が激しく擦られている。
前立腺への刺激もあり、股間の奥の方が熱く感じる。

『シーシーシー。』その亀頭への摩擦が、まだ続いている時だった。
股間の奥が何かを放出しようと、勝手に蠢いている。

「ああぁっ!」
ジャーッ。ジャッ。ジャッ。尿道から熱い液体が飛び出した。
精液の様にドロっとしてない、サラサラとした液体だ。

おしっこが漏れた!と思い背筋がカーッとする。
しかし、その液体は、亀頭が責められれば責められる程、
その快感と共に、放出されている。

「あっ。あっ。あ・・。」女性の手の動きのままに、液体が漏れ続ける。
ジャーッ。ジャーッ。時が経つのを忘れてしまう程だ。
どれ位経ったのだろうか。
ジャッ。ジャッ。快感が収まると、その放出も収まった。
頭が真っ白になり、息も絶え絶えになっている。
『いっぱい出たねー。』女の声はうれしそうに言う。

『もっと出していいよ。』その声は、もう別人の様に妖艶だった。
『シーシーシー。』女性は再び、声で促し始める。
「あああっ・・。」
女性の声に誘われるだけで、男は絶叫して、液体を放出して行く。

               ◆

体を激しく揺さぶる感じで、目が覚める。体が地べたに横になっているようだ。

「ちょっと!酔っ払って、ここで寝ないで!汚いでしょ!。」
青い服を来た、掃除のおばさんらしき人が、大声で言いながら、体を揺する。
口からは、何か出たような苦い味がする。

「気持ち良く吐いて、こんな汚しちゃって。掃除するの大変なのよ!」
おばさんはすごい剣幕で言うが、酔っ払いに言っても仕方ないと、諦め半分らしい。

「すみ・・ません。」声を振り絞って言う。
立ちあがるが、服も汚くなってしまっている。
(俺・・・酒飲んだっけ・・・?。)

男はフラフラと駅へ向かった。
(おばさんの声・・どっかで聞いた・・ような・・。)

END

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テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

タグ : 肛門  フェチ  前立腺 

サキュバス・トイレ

有料の公衆トイレ。
最近では、綺麗な公衆トイレへの需要があるのか、さほど珍しくない。
小額のコインで清潔なトイレが使えるなら、という所なのだろう。
それが、サキュバスのトイレでなければ・・。

               ◆

(うー、トイレ、トイレ。)
とある駅のトイレに駆け込もうとする男。しかし、そこには長蛇の列ができている。

(なんだこりゃ!)
どうも、駅の近くで大きなイベントがあるらしく、
その為に、トイレ待ちの列ができているようだ。
こんな行列では、待っている間に本当に漏れてしまう。

駅の外へ出れば、コンビニやファストフードのトイレが、使えるかもしれない。
そう思い、駅の外へ出てトイレを借りようとするが、どこの店も客で混雑している。
トイレを借りる事さえできない。
(困ったなぁ・・・どうしよう・・・)

「有料公衆トイレ」
困っていると、目に飛び込んで来たのは、有料公衆トイレの案内看板だった。
少なくとも、外には誰も並んでいない。

トイレの中に、ダッシュで駆け込む。
入口の扉を抜けると、男性用・女性用に分かれていた。
男性用に入ると、その奥には、個室がいくつも並んでいる。
コインを入れると、入り口の扉が開く仕組みらしい。
急いで財布からコインを取り出して投入し、扉を開けて入った。

日ごろの習慣で、ズボンをさっと下ろし、便座に腰掛ける。
「はぁー・・・」深い溜息と共に放尿する。
『ピヨピヨ。チチチチ。カッコーカッコー。』鳥の鳴き声が、鳴り始めた。
消音機能だ。さすがに、有料なだけの事はある。

よく見ると、便座の脇に色々な機能のボタンがある様だ。
マークが色々書いてあるが、一見してわからないのもある。

ポチ。シャワー。このボタンは、お尻を洗ってくれるボタンのようだ。
ポチ。ホワー。お尻を乾燥する、温風ボタンだった。
そして、次の謎のマークのボタンを押した。

               ◆

ポチ。ウィーン。パクッ。
(!!)
突然の事に驚いて、腰が引けるが、既に陰茎が機械に挟まれていて、
腰を引くことはできなかった。

サック状の覆いが便座の前から出て来て、陰茎を包み込んでいる。
若干、吸引気味なのか、少し引っ張られていて、多少伸びている感じがする。

ジャアー。温水が出て来て洗っているようだ。どうやら男性器を洗う機能のようだ。
(こんな便座があるんだ。すごいな。)
見た事も聞いた事もない機能に、素直に驚いた。

シャワシャワシャワ。便座は、カリ首の部分を洗い出す。
(おいおい。そんなにしっかり洗うのか。)
心の中で突っ込みを入れるも、気持ち良い刺激にそのまま放置している。

ホワー。温風が出て来て、陰部を乾かしてくれる。
ピピー。終了したようだ。これは、おもしろいかもしれない。

ふと、思いつきの悪戯心が、ムクムクと湧き出した。
ポチ。ウィーン。パクッ。サックが、再びペニスを飲み込む。
シャワシャワシャワ。カリ首を洗い出す。

ポチ。シャワー。さらに肛門を洗う機能を使う。
お尻の穴が刺激されて、かなり気持ちがいい。
カリ首の刺激と会わせて、ペニスがかなり膨張する。
しかし、サックがはまっているので、反りかえるようには立たない。

ウィーウィ。ウィーウィ。
洗い終わったサックが、便座の中へ戻ろうとしているが、
そのサックが膨張したペニスに引っかかって、外れないようだ。

(ヤバイ!)こんなくだらない事で、故障したらどうしょう。
冷や汗が、背中からカーッと噴き出す。

シャワシャワシャワ。便座は、カリ首を洗い続けている。
(カリ首を洗われている限り、ペニスは抜けないかもしれない。)
気持ちいいのと、困ったのとの間で、葛藤する。

(発射してしまえば、萎えて外れるんじゃないか?)
水流の強さを、少しだけ上げてみる。
ペニスと肛門に当たる水の力が、わずかに強くなる。

そして、目をつぶり、エッチな事を想像してみる。
(手コキされてる。手コキされてる・・・・。)
アダルトDVDの手コキの映像を思い出しながら、快感を蓄積して行く。

(んんん・・。イクッ!)
ペニスがサックの中で痙攣しながら、ドクドクと精液を放出している。
その間も、ペニスと肛門は水流で刺激されているので、
かなりの量の精液が放出されたような気がする。

ウィーン。萎えたペニスから、サックが外れてトイレに収納された。
お尻の洗浄するノズルも、便座の中へと収納されていった。

『ピヨピヨ。チチチチ。カッコーカッコー。』
鳥の鳴き声がするトイレの中で、男が一人、快感の為にわずかに息を荒げていた。

               ◆

機能のわからないボタンが、他にもまだあった。
(どうしようか・・。)今の件もあり、ボタンを押すのを一瞬躊躇する。

(でも、考え過ぎか。)軽い気持ちで次のボタンを押す。
ポチ。ウィーン。パクッ。サックが再び、ペニスに食いついた。

シャワシャワシャワ。シャワーはペニスを洗い始める。
何で同じ機能を2つのボタンに割り振るんだよ!と心の中で突っ込む。

ヌル。ヌルヌル。
(!!)
何か、ヌルヌルしたものが裏筋を通っていった。まるで、舐めるような感じだ。
ペニスがサックの中で、明らかに勃起する。
ボタンを押して、止めようとするが、どのボタンを押してもその動きは止まらない。
焦りながら、ボタンをめちゃくちゃに押す。

ウィーン。ピュッ。ピュッ。お尻が冷たい。
お尻の洗浄か?。そう思うや否や、肛門に何かが挿し込まれる。
便器から出ている白い棒状のものが、肛門に入り込んでいる。
しかも、お腹の中の感覚からすれば、かなり奥まで入ってしまっている感じがする。

シャワー。お腹の中に、水が入る感覚。もしかして、腸内洗浄だろうか。
排出管みたいな所から、汚れた水がジャバジャバと便器の中へ落ちている。
腹が若干膨れる感覚があるが、これはこれですっきりして気持ちいいかもしれない。
機能がはっきりしたので、幾分、焦りが収まった。

しかし、ペニスへの刺激が収まった訳ではない。
『ブィィィィン』鈍い音が、お腹の中からする。
何かその振動が、肛門の奥の感じる場所に当たっている。
(あ・・気持ちいいな。)
お腹の中で、何かが動いている感じして、それがどうやら快感を引き起こしているようだ。
ペニスの先から、熱い汁がじんわりと出ている感じがする。

(もしかして、前立腺マッサージなのか?)
一瞬、その考えが頭をよぎったが、味わった事の無い快感を与えられてしまい、
頭が混乱して考えがまとまらない。

前立腺とペニスへの刺激は、その激しさを増していく。
便座に座りながら、前かがみになり、快感の為に、口の端から涎が床に落ちる。
肛門がキューッと狭くなり、ペニスは、再び精液を放出しようとしている。

「ああっ。」
ペニスが痙攣し、精液を再び放出する。肛門がヒクヒクと収縮している。
あまりの快感に、腰が抜けそうな感じがした。
意識しない肛門の収縮で、腸にさし込まれた棒をぎゅうぎゅう締めつけていた。

『ウィィィン。』腸の中から管が抜けて行くようだ。
とりあえずホっとするが、ペニスへの甘美な刺激が終わっていない。
しかし、さすがに2回も発射しているので、それほど快感も蓄積しないようだ。
口から垂れた涎を、トイレットペーパーで拭き、体を起こす。

ヌルヌル。ヌルヌル。亀頭から鈴口の辺りが、まだ刺激されている。
ヌルヌルヌルヌルヌルヌルヌルヌル。

亀頭の辺りがこそばゆいような、ムズムズするような、不思議な感覚に襲われる。
ヌルヌルヌルヌルヌルヌルヌルヌル。亀頭から鈴口への刺激は、続いている。

その奇妙な感覚に、腰がくねくねと動いてしまいそうになるが、
陰茎がサックに吸いつかれていて、そうする事もできない。
ただ、体の上半身のみをくねらして、悶絶するしかなかった。

ヌルヌルヌルヌルヌルヌルヌルヌル。
ボタンを色々押して見るが、陰茎への刺激が終わらない。
「あっ。あっ。あっ。」あまりのムズムズ感に、大きな声が漏れてしまう。
自分の両手で口を押さえる。

痛いような痒いような気持ちイような、ムズムズする快感が、
ペニスの根元を熱く感じさせる。そして、その熱が放出される感覚が尿道を走った。

「ああーっ!」
トイレの中で自分を見失い、押さえた口の下で絶叫してしまう。

ビャッ。ビャーーーーッ。尿道を通って、サラサラとした液体が放出される。
頭の片隅でおしっこが漏れた、と一瞬ハっとするが、その液体の放出が止まらない。
ビャッ、ビャッ、ビャーッ。ヌルヌルと刺激されて、、液体の放出が続く。
その快感も、液体の放出と同じ様に断続的に続くのだ。

「あは・・・。」快感にトイレの上でぐったりとなり、半ば便座から滑り落ちる。
いつの間にか、ペニスは便座から解放されていた。

荒い息のまま、ズボンを下げた状態で、ただ便座を見つめるだけだった。

               ◆

(あのトイレ・・・どうなったかな・・・。)
要も無いのに駅を降りてしまい、あの有料公衆トイレに足が向いていた。
しかし、そこには薄汚れた、只の公衆便所があるだけだった。

END

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テーマ : 官能小説・エロ小説 - ジャンル : 小説・文学

タグ : 肛門  前立腺  フェチ  機械 

淫夢・サキュバスの椅子

暗い部屋で、椅子に座っている。
体は椅子にベルトで固定されていて、手や足は動かす事ができない。
向かい合わせに、もう一つ、椅子が置いてあった。

コツコツコツ。背後から足音がする。
その足音は、脇を抜けて、向かい側の椅子へ向かう。
甘ったるい匂いが、その足音を追う。

向かい側の椅子の前には、こちらを向いて黒のボディスーツの女が立つ。
体にぴったりと密着したその服は、女性のボディラインを強調して、
ラバーの素材の様にテカテカと光る。

女性は、その豊かな胸を強調するように、淫猥に体をくねらせる。
その淫らな動きから、目が離せない。

女は、ゆっくりと向かい側の椅子に座る。
女が座ると同時に、ムッチリとした質感が、体の前側に圧し掛かる。
女性が座っているのは、反対側の椅子なのに、
その圧力が、何故か男の体の表面に伝わっているのだ。

男の胸、腹、そして太ももにまで、女の体温を感じられる。
女は、男の戸惑いを見透かしたように、笑みを浮かべている。

女は、腰を椅子の上で激しく前後に動かす。
その動きは、女の腰が上半身から独立して動いているかのようだ。

「ああっ。」
男性の股間には、女性のムッチリした腰が、激しく擦る刺激が伝わっている。
時に女性は回すように、時には小刻みに、女は尻を動かす。

男の目の前には何も無いのにもかかわらず、剥き出しのペニスが、
何者かに愛撫されているように、激しく勝手に動いている。

男の悶える様子に満足したのか、女は立ちあがる。
女は、椅子に手をかけて、椅子の背後へと回る。
男の肩には、女の汗ばんだ手の感触があった。

女はしゃがみ込み、何かを思いついたように、ニヤリと笑う。
ベローリ。女は、椅子の背もたれを舐めた。
ベローリ。首筋をねっとりと、濡れた舌が這う感触を感じる。
背筋がゾクっとした。女の舌の感触なのだ。

女は両腕を、椅子の背もたれを抱えるように回す。
男は、女に背後から強く抱きしめられたように感じている。
ベロリ。男は、何も無い空中から、首筋を舐められている。
舐められた後には、唾液の跡が、ナメクジが這った後の様に残っていた。

男の体は、その感触にピクピクと反応してしまう。
女は立ちあがると、椅子を半転させて、背もたれを男の方へ向けて座る。
女は、胸元を大きく開け、豊かな胸を見せつける。
そして、口を半分開けて、誘うようにその胸を、椅子の背もたれへ押しつける。

グリグリ。やわらかな胸の圧迫を、体の正面に感じる。
太ももには、女に跨られている感触が乗っている。
女は、ゆっくりと下半身を背もたれに密着させる。
グイッ。女の腰が突き出される。

チュプ。ペニスが、肉壷へ吸い込まれる感覚が走る。
何も無い空から、ペニスに液体が振りかけられるように、ペニスが光沢を帯びる。
女の腰が動くと、ペニスはひとりで勝手にグニグニと形を変える。
グチョグチョグチョ。汁性のいやらしい音が、ペニスの辺りから聞こえる。
(ああ・・。)男は大きく息をして、そのイヤらしい感触を我慢をしている。

(この女に犯されているのだ・・。)男はそう思うと、背中が熱く感じる。
女は満足そうに、男があえぐ様子を、椅子の上で腰を激しく動かしながら眺めている。
そして女は、男から精を搾り出すように、椅子に向かって小刻みに腰を動かす。

ビュワーッ!男は、股間の感触に我慢できす、放出してしまう。
男の精液が、ペニスから激しく放出されて、目の前に飛び散る。
ドクドクドク・・。勢いが衰えた液が、ビクビクと痙攣する筒先を垂れる。
男の股間には、なぜか水溜りができている。
男の息はあがり、空気を貪るように吸っている。

女はその様子を見ながら、ニヤニヤしている。
男の息が収まると、女は自分の指を男に見せつけるようにしゃぶり、
しっかりと濡れた指先を、椅子の背後へと回す。
女は、人差し指を、ゆっくりと椅子の背後の座る辺りの位置に突き立てる。

ズブリ。男の肛門に、何かが突きたてられた。男は、声も出ない。
もしも、男の肛門を見る事ができたら、
透明な指が入っているようにポッカリと穴の開いた、肛門を見る事ができただろう。

女の指が、クニクニと動く。
「あっ。あっ。あっ。」女の指の動きに合わせて、男が声を漏らす。
女は楽しげに、指をクニクニと動かし続ける。

「あっあっあっ!」男のあえぐ感覚が、次第に短くなる。
男の肛門は、既にパクパクと痙攣している。
女は、椅子に密着させた陰唇を、激しく擦りつける。

「あああっ!!」
男は口から涎を垂らしながら、叫ぶ。

ビョロロロロローッ!!。
陰茎は、ビクビクと精液を勢い良く放出する。
流れるように飛び出た精液が、床に小さな溜まりを作る。
男は、体全体をピクピクと痙攣させて、椅子にがっくりと体を預けてしまう。

女はその様子を見ながら、自分の体を椅子に擦り付けて、
まだ楽しんでいた。

END

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タグ : フェチ  肛門 

ビジネスホテル サキュバス

熱いシャワーを浴びた後、浴衣になり、ビールの缶を開ける。
キューっとビールの喉越しを味わった後、テレビのリモコンのスイッチを押した。
出先のテレビ番組は、地元と違いよくわからない。

(有料テレビか・・・)
リモコンの有料テレビの文字に、心がそそられる。
テレビのチャンネルを、有料チャンネルに切りかえた。
映画専門チャンネルとアダルトチャンネルがあるようだ。
そんなに高くもないし、暇つぶしにはなる。

数秒チラチラと映ると、真っ青な画面になった。
「カードヲ、コウニュウシテクダサイ。」

早速、廊下で売っているカードを買って、テレビに挿し込む。

テレビからアダルトビデオが流れ出す。

画面では、女性が男性に馬乗りになって、激しく腰を振り、あえいでいる。
豊かな胸がゆさゆさと揺れ、乗られている男は、女の胸に手を伸ばしている。

(おっ。なかなかいいな。)
画面にザラっとしたノイズが入る。
ザラッ。ザラッ。ザー。画面がブラックアウトした。

『ただいま、受信できません。』
窓の外は、激しい雨が降っているようだ。
衛星からの電波を、受信できなくなったのかもしれない。

ベッドの上に倒れ込み、独り言を言う。
「チクショー!」
(このモヤモヤ感、どうしてくれるんだ。)
テレビには『ただいま、受信できません。』が虚しく映るだけだった。
ただ、ボーっと天井を見つめるしか無かった。

再びテレビから音声が出る。
起きあがりテレビを見つめると、AVがちゃんと映し出されていた。

今度は、夜這いモノのAVらしい。
薄暗い室内に、和室のふとんが敷いてあり、浴衣の女性が忍び込んで来る。

女性は男性の口を手で塞ぐと、
「声を出さないで。いい事してあげるから。」
そういうと、着ている浴衣をはだけ、男の手に胸を揉ませる。

(お、良かった。)
ティッシュを何枚かめくる。
女性は熱い吐息を吹きかけながら、男性に馬乗りになり、激しく腰を振っている。

自分の鼻息が、荒くなる。
女性が布団の上に倒されて、男性が激しく突いている。
自分の股間に添えた手を、激しく動かす。
ゴシゴシゴシッ・・。

(あ・・・イクッ!)
ドクン・・ドクン・・トクン・・。
有料テレビを見ながら、射精に達した。やっと、モヤモヤ感が晴れた。

とりあえず、テレビはそのまま流しっぱなしにしておく。

次のシーン。今度はシティホテルのようだ。
薄暗い室内に、カチャリと扉を開けて、女優らしき女が忍び込んで来る。

「カチャリ。」
テレビとは、別の方向から音がしたような気がした。
ベットの上から部屋の扉を見るが、別に変わった所は無い。

テレビの中の女性は、つかつかとベッドに歩みより、
寝ている男性の側の耳元に「目を開けないで。」と囁き、
ベロリと耳の外側を舐めた。

「目を開けないで。」耳元で声がした。びっくりして、飛びあがる。
当然誰もいない。遠隔用のスピーカーがベッドについてるのかと、枕の近くを改める。
確かにスピーカーはあるのだが、音声が出てるようには思えない。

(??。幽霊でも出るんじゃないだろうな・・・)
不安な気持ちになりながらも、テレビは流れ続ける。
テレビの中の女性は、男性の体を起こすと、ベッドの上に座らせて、
自分も男性の背後に座り、浴衣のすそから手を滑り込ませて、
胸などを愛撫しているようだ。

その映像を見ていると、先ほど放出したばかりなのに、
股間が、ムクムクと元気づいているのがわかった。

(ん。いいぞ。)
ベッドの上から身を乗り出して、ビデオを見る。
その時、浴衣の裾から、何かが入って来るような感触がある。
虫にでも入られたかと、浴衣の上からバンバンと自分の体を叩く。
違和感は無くなったが、、、。

すぐさま、胸の辺りを誰かになでられている感触が、ありありとわかる。
「気持ちいい?」テレビから、声がする。
自分の乳首が、コリコリと責められている。

(幻か?頭おかしくなったか?それとも飲みすぎたか・・)
テレビでは、女性に抱えられた男性に対して、
女性の手が、容赦無く股間を手コキで責めたてているようだ。

ゴシゴシゴシゴシ・・。
適度な摩擦感で、自分の陰茎が撫でられている感触を感じている。
テレビの中の女性に責められているような不思議な感覚が、
目の前を真っ暗にさせる。

(嘘だ・・。)頭は否定するが、体は感じている。
「ローションを使うわよ。」
ピチャッ。冷たい感触が、股間を覆う。
ヌルン・・ヌルン・・。
両手で、挟まれるように陰茎を愛撫されて、暴発しそうにいきり立ってしまう。
首筋に、熱い吐息が辺り、目を瞑れば、本当にそこに女性がいるかのようだ。

(あぁ・・気持ちいい。)
自分の置かれた状況を忘れ、その感触に陶然としていると、
急に体が突き飛ばされたように引き倒され、ベッドの上に仰向きに倒れ込む。

目の端でテレビ画面を捉えると、男性が女性に引き倒れて、
馬乗りに乗られている映像が映し出されている。
女性は、腰を男性に擦りつけるように激しく振っている。

陰茎が、熱い淫裂に挿入され、ヌルヌルと絡みつかれている。
重量のある肉塊が、リズミカルに腰に圧し掛かってくるのがわかる。
ベッドがギシギシと軋む。

(あっ・・あっ・・。犯されてる・・。)
「女に犯されてるのに気持ちいいの?」
テレビから、女の声が流れてくる。

着ている浴衣が、見えない手に剥ぎ取られていく。
自分の胸の辺りに、細い女性の手の感触が乗っている。
そこだけ、汗がじっとり涌いて、手の形がわかるようだった。

テレビは、もう目に入らなかった。
目を瞑って、淫らな嵐が過ぎ去るのを待つしか無かった。

しかし、肉感のある見えない女性の責めは、終わらなかった。
陰嚢も触りながら、陰茎を秘裂で締め上げている。
秘裂の内壁が、激しく亀頭に押しつけられる。もう爆発しそうだった。

女性は、小刻みに腰を痙攣させた。
その痙攣に促されるように、精液が天に向かって発射される。

腰の重みは、まだ続き、ゆっくりと艶かしく動いてる。
息も絶え絶えに。目を開ける。そこには、虚しく天井が見えるだけだった。

「今夜は朝まで眠らせないわよ。」
何も無い空間から声がすると、あるはずのない濡れた舌で、
ベロリと耳の穴まで舐められた。

               ◆

けたたましく鳴る電話の音で、目が覚まされた。
カーテン越しに、窓からは朝日がさし込んでいる。
寝ぼけ眼で電話を取る。
「ふぁい。」
『おはようございます。モーニングコールです。お目覚めになりましたか?』
女性の声が言う。
「あ・・はい。ありがとうございます。」
『では、失礼します。』

夢か・・。今まで見ていた淫夢の余韻に浸る。
あれ?今の女性の声、聞いた事あるような・・。
しかも、ついさっきまで聞いていた声だ・・・。

END

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