サキュバス・ファンタジー (3) 二人の女
夜、寝静まった頃、エルフィが小声で呪文を唱え、自分のベッドを抜け出して、
そっとタローが寝ているベッドへ歩み寄る。
毛布の下のタローの足へと、自分の手をそっと潜り込ませて行く。
その足に指先が触れた瞬間、エルフィは違和感を感じて、さっと手を引っ込めた。
毛布がふぁさっと取り除かれて、毛布の中の人影が起き上がる。
起き上がった人物は、隣りのベッドで寝ているはずのサキだった。
◆
『何も知らないと思っていたの。』
サキの目は、メラメラと燃えている。
エルフィは、うつむくしか無かった。
『人の下僕に手を出すなんて・・。』
サキの尻尾がしゅるしゅると伸び、エルフィの細い腰に巻きつくと、
サキの方にエルフィを力強く引き寄せる
キャっと声をあげて、ベッドの上に倒されるエルフィ。
二人とも、既に身に一枚もの服を着ていない。
サキは、呪文を口にする。
しゅるしゅると草の蔓が伸び、ベッドにエルフィを固定する。
『この前はこうやって、人の下僕と、よくも楽しんでくれたわね。』
サキは、うれしそうに言い放つ。
「んー!んー!」
本来、サキが寝ているはずのベッドから声がする。
ツカツカとサキはベッドに近寄り、毛布を取り去った。
そこに寝ていたのは、タローだった。タローもまた、草の蔓で拘束されている。
口も封じられているようだ。
サキは、指を鳴らす。
すーっとタローを拘束する草の蔓が移動し、タローは両手を上にあげて、
ベッドに座らされる形に固定された。
『あなたはそこで見ていなさい。』
サキは、微笑みながらタローにそう言い放つと、拘束されたエルフィに向き直る。
『悪い子には、おしおきしなくっちゃねえ・・。』
サキは、自分の指先をイヤらしく舐めまわし、サキュバスの唾液まみれにしながら、
エルフィに微笑みかけた。
◆
サキは、そのしなやかな細い指先を、エルフィの秘裂にあてがう。
サキュバスの唾液をたっぷりまぶした、サキの指先。
ちゅく・・。電撃が走るような刺激が、エルフィの脊髄をかけぬける。
『あぁっ!!!!』
サキュバスの指は、エルフでさえ、その影響を全て免れる事はできない。
じゅく・・。エルフィの秘裂から、滴が溢れ出す。
『あらー、もうビショビショなのね。』
エルフィは顔を赤らめて、腰をもじもしとくねらせる。
サキュバスの唾液をつけた、その指で弄られたら、我慢する事はできない。
『お願い、やめて!』
心の中ではそう思っているのだが、言われてやめるサキでない事もわかっている。
相手は、淫魔サキュバスなのだ。
サキは、再びエルフィの露で濡れた指を口に含んだ。
『エルフの滴・・。すごく貴重ね。』
サキは、ニヤリと笑う。
そして、自分の唾液をたっぷりつけた指を、再びエルフィの秘裂へ滑り込ませて行く。
『ウフフ・・・。』
ニュルゥ・・。
『あぁっ!』
エルフィは叫び声をあげる。快楽だけがエルフィの脳に伝わって来る。
激しい快楽だけの信号。
『どうしたの?ホラホラホラ・・。』
サキは、指でエルフィの秘壷をかきまわす。
グチュグチュグチュ・・。
エルフィの秘裂から、グチョグチョと音が漏れ出す。
エルフィは、あえぎ声を出す事しかできない。
『ああああああ・・・。』
サキは、エルフィの秘壷から湧き出す滴の付いた指を、舌で舐めて綺麗にすると、
今度は秘壷に顔と近づけて、その滴を直接口を当てて舐め始めた。
れろ・・れろ・・。
『あああああっ。』
エルフィは、叫び声をあげる。
サキュバスの舌に舐められては、エルフでさえ悶絶するのだ。
じゅぷっ・・じゅぷっ・・。
エルフィの秘壷から、汁がじゅくじゅくと溢れ出す。
チュウーッ!!
サキは口を尖らせてエルフのしずくを吸い上げる。
エルフィは、もう声にならない声をあげている。
しゅる・・しゅるしゅる・・。
サキの舌が異様に伸びて、エルフの秘壷の奥へと侵入して行く。
『ウフフ・・奥の方はどうなのかしら。』
長い舌を挿し込んだまま、サキはしゃべり続ける。
サキの舌はどんどんと伸びて、秘壷の奥へ奥へと進み続ける。
『サキュバスの舌は、気持ちいいでしょう。』
舌を秘壷に入れたまま、サキはどうやってしゃべっているのだろうか。
にゅる・・にゅる・・。エルフィの秘壷いっぱいに、サキの舌が入り込んだ。
サキは、その両手をエルフィの豊かな胸に伸ばし、爪を立てた。
エルフィのやわらかい胸が、ぐにゃりとたわむ。
サキが手を離しても、豊かな胸はぐにゃりとたわんだままだ。
いや、そのたわんだ胸が見えない指で、ぐにゃりぐにゃりと揉まれている。
エルフィは、既に前後不覚になり、あっあっと小さい声を漏らし続けるだけだった。
サキは、舌を入れたまま、縛りつけたタローをちらりと振り向く。
タローの陰茎は、激しく勃ちあがっていた。
◆
『さすがタローね。』
サキは小声で呟くと、タローの股間めがけて、何かを投げつける。
『まだ時間がかかりそうだから、それで遊んでて。』
タローの勃ちあがった陰茎の先に、透明のゲル状のモノが貼りついていた。
亀頭を丁度覆う位の大きさで、プルプルと僅かに振動している。
サキュバスのスライムだ。
スライムは、何かを探すように、亀頭を這いずりまわり、
カリ首を取り囲むように吸いついている。
ピチャ・・ちゅく・・。
ピチャピチャと、スライムは粘液を垂らしながら、ぬるぬるとカリ首や亀頭を刺激している。
しかも、プルプルと微動して、更にタローの快感を高めようとしているのだ。
そのにぶい刺激に、股間は休む事ができない。
サキがいいというまで、生殺しのまま、スライムは陰茎を責め続けるのだ。
(ああああっ・・・。)
タローは目の前の二人の痴態と、股間の甘い感触に、悶えるしかなかった。
◆
サキは、タローにスライムを投げつけると、エルフィの方に向き直った。
長い舌は、エルフィの秘壷をイヤらしく責め、見えない手がエルフィの胸と
乳首をまさぐっている。
サキは、その状態で何かを考えているようだった。
サキは、指を鳴らすと、見えない指の責めを解放し、舌をしゅるしゅると巻き戻した。
エルフィは、責めの余韻で、目をつぶったまま、はぁはぁと肩で息をしている。
サキは尻尾を股の間に挟み、男性器に見たてて、自らの指でしごき始める。
ぬるり、ぬるり。
サキがしごきはじめると、尻尾の先が、本物の男性器のような形に変わって来た。
エルフィは紅潮した顔で、その男性器を見つめている。
『どうしたの?そんなに目を輝かせて・・。』
サキは、唾液を手で取って、尻尾の先に擦り付ける。
媚薬効果もあるサキュバスの唾液まみれになり、テカテカと光り始める尻尾。
『ウフフ・・。入れるわよ。』
サキは、エルフィの体に覆い被さり、自らの尻尾でできた陰茎を、
エルフィの熱い秘裂に一気に差し込んだ。
ぬぷ。ぬぷぬぷっ!!
『あぁっ!!』
結合した2人は、同時に熱い吐息を漏らす。
サキは、エルフィの上に圧し掛かり、乳首と乳首を合わせる。
柔らかい2つの肉塊同士が、たぷたぷと揺れながらこすれ合う。
その間もサキの腰は、激しく振られている。
その結合部からは、グチョグチョといやらしい音がする。
『あんっ!』
エルフィが、声を上げる。
サキの乳首の先がくぼんで、エルフィの乳首を吸い込んだのだ。
結合した2人の乳房の隙間から、チューッと激しく乳首を吸う音がする。
サキの乳首の先が、エルフィの乳首の先を吸って、快感を紡ぎ出しているのだ。
『あっ。あっ。ダメ!やめて!!』
両方の乳首を激しく吸われたエルフィは、せつなく声を漏らす。
『両方の乳首を一緒に吸われるのは、どうかしら。』
そう言うと、エルフィの唇を自分の唇で塞ぐ。
絡みつくサキの舌に、エルフィは陶然とする。
舌と乳首を吸われ、秘壷を尻尾で掻きまわされて、エルフィは息も絶え絶えだった。
サキとエルフィは、お互いに腕を相手の背中に回し、激しく抱きしめあう。
2人の影が1つになった。
『あぁーっ!!』
2人の余韻の長い叫び声が上がる。
サキの体が離れても、エルフィの体は、小刻みに痙攣していた。
◆
絶頂に達し、昏倒してしまったエルフィを残して、サキはタローに歩みよる。
スライムは、萎えないようにグニグニとタローの陰茎をなぶり続けている。
『タローにも、おしおきしなくちゃねえ・・。』
スライムを外してもらえると思っていただけに、屈辱感が背中を熱くする。
サキが、スライムを指先でつつく。
プルプルと、スライムは反応するように形を変える。
スライムが覆っていた亀頭が露出しはじめ、スライムが小さくなる。
タローは、尿道を何かが逆流して来るのがわかった。
スライムが尿道から、体の中に侵入して来ているのだ。
尿道の中でもスライムは隠微に震え、尿道の内側から性感帯を刺激する。
陰茎自体が、ビリビリ震えているのがわかる。
スライムの冷たさが、股間の根元まで達すると、
脳が焼けるような快感が股間の根元を襲った。
「ああああっ!!」
スライムが内側から、前立腺を刺激していた。
ビリビリビリ、という鈍い振動に反して、沸き起こる激しい快感。
『どうしたの?スライムに尿道の奥深く入られると気持ちいいの?』
サキは、すごく楽しそうだ。
『ホラホラ!』
ツンツン。サキが指で軽く突つく。
「あくっ!!」
そのスライムの激しい前立腺責めに、タローは意識を失ってしまった。
◆
ヌチャ・・ヌチャ・・ヌチャ・・ヌチャ。
陰茎への熱い刺激で目を覚ました。
既に陰茎がサキの秘裂に飲み込まれていて、悩ましくサキの腰が動いているのがわかる。
サキの背中の翼が小さく畳まれて、パタパタと羽ばたかせているのが見える。
その尻尾は、満足そうに、腹の上の性感帯を刺激しようと、のたくっていた。
『ちょっと刺激が強過ぎたみたいね。そんなつもりは無かったんだけど。』
サキは、紅潮した顔で微笑んで言う。
向こうのベットでは、エルフィが目を覚まして、悲しそうにこちらを見ている。
『ねえ・・。見られてするのは、興奮する?』
エルフィが見ているのを承知していながら、意地悪くサキは尋ねる。
黙っていると、腰を振るのをピタリと辞めた。
欲情がムクムクと湧き出しているのが分かる。
『見られてするのは、興奮するの?しないの?』
強い口調でサキがもう一度聞いた。
「んー!んー!」声は出ない。
『あら、ごめんなさい。呪文を解除するのを忘れてたわ。
これで口がきけるでしょう。どうなの?』
「興奮します・・。」
サキだけに聞こえる声で言う。
『よく聞こえないわ。大きい声で言いなさい。』
サキはじらす。
「興奮します。」
『ハイ、よくできました。』
そう言うと、激しく腰をグラインドし始めた。
エルフィが悲しげな目でこちらを見ているというのに、
サキの腰遣いに堪らず口からあえぎ声が漏れてしまう。
「あっ。あっ。あっ。」
グチョ、グチョ、グチョ。
あえぎ声と濡れた音が混ざりあい、淫靡な雰囲気が部屋を包む。
サキは、一層、激しく腰を動かし、思いっきり精液を吸い出そうとする。
『そろそろホラ!出していいわよ!』
サキは、小刻みに腰をグラインドさせた。
ビョロロロッ!!
サキの中に精液が放出される。その快感に足が痙攣する。
サキも体を固くして、精液を吸い出して行く。
じゅる・・じゅるるる・・。
体の中から、力が抜かれているのがわかる。
静寂が辺りを包む。荒い息使いだけが聞こえる。
「はぁ・・・はぁ・・はぁ・・。」
体をぐったりさせると、サキは体を離し、こちらを向いて言った。
『あなたは、私の下僕なのよ。それを忘れないでね。』
その顔は、にこやかだった。
◆
サキは2人の戒めを解くと、サバサバした口調で、
『力の補給もできたし、寝よーっと。』と言い、伸びをして自分のベッドに戻った。
タローとエルフィは、言葉も無く、気まずい雰囲気のまま、それぞれベットに入った。
ベットに入ると、今まで感じなかった疲労感が、2人を眠りに誘っていく。
サキュバス・ファンタジー (1) 召喚と契約
サキュバス・ファンタジー (2) 妖精の乙女 ■この記事に拍手
そっとタローが寝ているベッドへ歩み寄る。
毛布の下のタローの足へと、自分の手をそっと潜り込ませて行く。
その足に指先が触れた瞬間、エルフィは違和感を感じて、さっと手を引っ込めた。
毛布がふぁさっと取り除かれて、毛布の中の人影が起き上がる。
起き上がった人物は、隣りのベッドで寝ているはずのサキだった。
◆
『何も知らないと思っていたの。』
サキの目は、メラメラと燃えている。
エルフィは、うつむくしか無かった。
『人の下僕に手を出すなんて・・。』
サキの尻尾がしゅるしゅると伸び、エルフィの細い腰に巻きつくと、
サキの方にエルフィを力強く引き寄せる
キャっと声をあげて、ベッドの上に倒されるエルフィ。
二人とも、既に身に一枚もの服を着ていない。
サキは、呪文を口にする。
しゅるしゅると草の蔓が伸び、ベッドにエルフィを固定する。
『この前はこうやって、人の下僕と、よくも楽しんでくれたわね。』
サキは、うれしそうに言い放つ。
「んー!んー!」
本来、サキが寝ているはずのベッドから声がする。
ツカツカとサキはベッドに近寄り、毛布を取り去った。
そこに寝ていたのは、タローだった。タローもまた、草の蔓で拘束されている。
口も封じられているようだ。
サキは、指を鳴らす。
すーっとタローを拘束する草の蔓が移動し、タローは両手を上にあげて、
ベッドに座らされる形に固定された。
『あなたはそこで見ていなさい。』
サキは、微笑みながらタローにそう言い放つと、拘束されたエルフィに向き直る。
『悪い子には、おしおきしなくっちゃねえ・・。』
サキは、自分の指先をイヤらしく舐めまわし、サキュバスの唾液まみれにしながら、
エルフィに微笑みかけた。
◆
サキは、そのしなやかな細い指先を、エルフィの秘裂にあてがう。
サキュバスの唾液をたっぷりまぶした、サキの指先。
ちゅく・・。電撃が走るような刺激が、エルフィの脊髄をかけぬける。
『あぁっ!!!!』
サキュバスの指は、エルフでさえ、その影響を全て免れる事はできない。
じゅく・・。エルフィの秘裂から、滴が溢れ出す。
『あらー、もうビショビショなのね。』
エルフィは顔を赤らめて、腰をもじもしとくねらせる。
サキュバスの唾液をつけた、その指で弄られたら、我慢する事はできない。
『お願い、やめて!』
心の中ではそう思っているのだが、言われてやめるサキでない事もわかっている。
相手は、淫魔サキュバスなのだ。
サキは、再びエルフィの露で濡れた指を口に含んだ。
『エルフの滴・・。すごく貴重ね。』
サキは、ニヤリと笑う。
そして、自分の唾液をたっぷりつけた指を、再びエルフィの秘裂へ滑り込ませて行く。
『ウフフ・・・。』
ニュルゥ・・。
『あぁっ!』
エルフィは叫び声をあげる。快楽だけがエルフィの脳に伝わって来る。
激しい快楽だけの信号。
『どうしたの?ホラホラホラ・・。』
サキは、指でエルフィの秘壷をかきまわす。
グチュグチュグチュ・・。
エルフィの秘裂から、グチョグチョと音が漏れ出す。
エルフィは、あえぎ声を出す事しかできない。
『ああああああ・・・。』
サキは、エルフィの秘壷から湧き出す滴の付いた指を、舌で舐めて綺麗にすると、
今度は秘壷に顔と近づけて、その滴を直接口を当てて舐め始めた。
れろ・・れろ・・。
『あああああっ。』
エルフィは、叫び声をあげる。
サキュバスの舌に舐められては、エルフでさえ悶絶するのだ。
じゅぷっ・・じゅぷっ・・。
エルフィの秘壷から、汁がじゅくじゅくと溢れ出す。
チュウーッ!!
サキは口を尖らせてエルフのしずくを吸い上げる。
エルフィは、もう声にならない声をあげている。
しゅる・・しゅるしゅる・・。
サキの舌が異様に伸びて、エルフの秘壷の奥へと侵入して行く。
『ウフフ・・奥の方はどうなのかしら。』
長い舌を挿し込んだまま、サキはしゃべり続ける。
サキの舌はどんどんと伸びて、秘壷の奥へ奥へと進み続ける。
『サキュバスの舌は、気持ちいいでしょう。』
舌を秘壷に入れたまま、サキはどうやってしゃべっているのだろうか。
にゅる・・にゅる・・。エルフィの秘壷いっぱいに、サキの舌が入り込んだ。
サキは、その両手をエルフィの豊かな胸に伸ばし、爪を立てた。
エルフィのやわらかい胸が、ぐにゃりとたわむ。
サキが手を離しても、豊かな胸はぐにゃりとたわんだままだ。
いや、そのたわんだ胸が見えない指で、ぐにゃりぐにゃりと揉まれている。
エルフィは、既に前後不覚になり、あっあっと小さい声を漏らし続けるだけだった。
サキは、舌を入れたまま、縛りつけたタローをちらりと振り向く。
タローの陰茎は、激しく勃ちあがっていた。
◆
『さすがタローね。』
サキは小声で呟くと、タローの股間めがけて、何かを投げつける。
『まだ時間がかかりそうだから、それで遊んでて。』
タローの勃ちあがった陰茎の先に、透明のゲル状のモノが貼りついていた。
亀頭を丁度覆う位の大きさで、プルプルと僅かに振動している。
サキュバスのスライムだ。
スライムは、何かを探すように、亀頭を這いずりまわり、
カリ首を取り囲むように吸いついている。
ピチャ・・ちゅく・・。
ピチャピチャと、スライムは粘液を垂らしながら、ぬるぬるとカリ首や亀頭を刺激している。
しかも、プルプルと微動して、更にタローの快感を高めようとしているのだ。
そのにぶい刺激に、股間は休む事ができない。
サキがいいというまで、生殺しのまま、スライムは陰茎を責め続けるのだ。
(ああああっ・・・。)
タローは目の前の二人の痴態と、股間の甘い感触に、悶えるしかなかった。
◆
サキは、タローにスライムを投げつけると、エルフィの方に向き直った。
長い舌は、エルフィの秘壷をイヤらしく責め、見えない手がエルフィの胸と
乳首をまさぐっている。
サキは、その状態で何かを考えているようだった。
サキは、指を鳴らすと、見えない指の責めを解放し、舌をしゅるしゅると巻き戻した。
エルフィは、責めの余韻で、目をつぶったまま、はぁはぁと肩で息をしている。
サキは尻尾を股の間に挟み、男性器に見たてて、自らの指でしごき始める。
ぬるり、ぬるり。
サキがしごきはじめると、尻尾の先が、本物の男性器のような形に変わって来た。
エルフィは紅潮した顔で、その男性器を見つめている。
『どうしたの?そんなに目を輝かせて・・。』
サキは、唾液を手で取って、尻尾の先に擦り付ける。
媚薬効果もあるサキュバスの唾液まみれになり、テカテカと光り始める尻尾。
『ウフフ・・。入れるわよ。』
サキは、エルフィの体に覆い被さり、自らの尻尾でできた陰茎を、
エルフィの熱い秘裂に一気に差し込んだ。
ぬぷ。ぬぷぬぷっ!!
『あぁっ!!』
結合した2人は、同時に熱い吐息を漏らす。
サキは、エルフィの上に圧し掛かり、乳首と乳首を合わせる。
柔らかい2つの肉塊同士が、たぷたぷと揺れながらこすれ合う。
その間もサキの腰は、激しく振られている。
その結合部からは、グチョグチョといやらしい音がする。
『あんっ!』
エルフィが、声を上げる。
サキの乳首の先がくぼんで、エルフィの乳首を吸い込んだのだ。
結合した2人の乳房の隙間から、チューッと激しく乳首を吸う音がする。
サキの乳首の先が、エルフィの乳首の先を吸って、快感を紡ぎ出しているのだ。
『あっ。あっ。ダメ!やめて!!』
両方の乳首を激しく吸われたエルフィは、せつなく声を漏らす。
『両方の乳首を一緒に吸われるのは、どうかしら。』
そう言うと、エルフィの唇を自分の唇で塞ぐ。
絡みつくサキの舌に、エルフィは陶然とする。
舌と乳首を吸われ、秘壷を尻尾で掻きまわされて、エルフィは息も絶え絶えだった。
サキとエルフィは、お互いに腕を相手の背中に回し、激しく抱きしめあう。
2人の影が1つになった。
『あぁーっ!!』
2人の余韻の長い叫び声が上がる。
サキの体が離れても、エルフィの体は、小刻みに痙攣していた。
◆
絶頂に達し、昏倒してしまったエルフィを残して、サキはタローに歩みよる。
スライムは、萎えないようにグニグニとタローの陰茎をなぶり続けている。
『タローにも、おしおきしなくちゃねえ・・。』
スライムを外してもらえると思っていただけに、屈辱感が背中を熱くする。
サキが、スライムを指先でつつく。
プルプルと、スライムは反応するように形を変える。
スライムが覆っていた亀頭が露出しはじめ、スライムが小さくなる。
タローは、尿道を何かが逆流して来るのがわかった。
スライムが尿道から、体の中に侵入して来ているのだ。
尿道の中でもスライムは隠微に震え、尿道の内側から性感帯を刺激する。
陰茎自体が、ビリビリ震えているのがわかる。
スライムの冷たさが、股間の根元まで達すると、
脳が焼けるような快感が股間の根元を襲った。
「ああああっ!!」
スライムが内側から、前立腺を刺激していた。
ビリビリビリ、という鈍い振動に反して、沸き起こる激しい快感。
『どうしたの?スライムに尿道の奥深く入られると気持ちいいの?』
サキは、すごく楽しそうだ。
『ホラホラ!』
ツンツン。サキが指で軽く突つく。
「あくっ!!」
そのスライムの激しい前立腺責めに、タローは意識を失ってしまった。
◆
ヌチャ・・ヌチャ・・ヌチャ・・ヌチャ。
陰茎への熱い刺激で目を覚ました。
既に陰茎がサキの秘裂に飲み込まれていて、悩ましくサキの腰が動いているのがわかる。
サキの背中の翼が小さく畳まれて、パタパタと羽ばたかせているのが見える。
その尻尾は、満足そうに、腹の上の性感帯を刺激しようと、のたくっていた。
『ちょっと刺激が強過ぎたみたいね。そんなつもりは無かったんだけど。』
サキは、紅潮した顔で微笑んで言う。
向こうのベットでは、エルフィが目を覚まして、悲しそうにこちらを見ている。
『ねえ・・。見られてするのは、興奮する?』
エルフィが見ているのを承知していながら、意地悪くサキは尋ねる。
黙っていると、腰を振るのをピタリと辞めた。
欲情がムクムクと湧き出しているのが分かる。
『見られてするのは、興奮するの?しないの?』
強い口調でサキがもう一度聞いた。
「んー!んー!」声は出ない。
『あら、ごめんなさい。呪文を解除するのを忘れてたわ。
これで口がきけるでしょう。どうなの?』
「興奮します・・。」
サキだけに聞こえる声で言う。
『よく聞こえないわ。大きい声で言いなさい。』
サキはじらす。
「興奮します。」
『ハイ、よくできました。』
そう言うと、激しく腰をグラインドし始めた。
エルフィが悲しげな目でこちらを見ているというのに、
サキの腰遣いに堪らず口からあえぎ声が漏れてしまう。
「あっ。あっ。あっ。」
グチョ、グチョ、グチョ。
あえぎ声と濡れた音が混ざりあい、淫靡な雰囲気が部屋を包む。
サキは、一層、激しく腰を動かし、思いっきり精液を吸い出そうとする。
『そろそろホラ!出していいわよ!』
サキは、小刻みに腰をグラインドさせた。
ビョロロロッ!!
サキの中に精液が放出される。その快感に足が痙攣する。
サキも体を固くして、精液を吸い出して行く。
じゅる・・じゅるるる・・。
体の中から、力が抜かれているのがわかる。
静寂が辺りを包む。荒い息使いだけが聞こえる。
「はぁ・・・はぁ・・はぁ・・。」
体をぐったりさせると、サキは体を離し、こちらを向いて言った。
『あなたは、私の下僕なのよ。それを忘れないでね。』
その顔は、にこやかだった。
◆
サキは2人の戒めを解くと、サバサバした口調で、
『力の補給もできたし、寝よーっと。』と言い、伸びをして自分のベッドに戻った。
タローとエルフィは、言葉も無く、気まずい雰囲気のまま、それぞれベットに入った。
ベットに入ると、今まで感じなかった疲労感が、2人を眠りに誘っていく。
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サキュバス・ファンタジー (2) 妖精の乙女
旅の途中の宿屋。
皆が寝静まった夜、月明かりが窓の隙間から、わずかに挿し込んでいる。
誰かが、音も無くベッドへ近づいて来る気配がする。
その気配に気がついて、身構えようとすると、暗闇から素早く何者かの手が伸びた。
スッ。
手を優しく抑えて、もう片方の細い指を持つ手が、口をそっと塞いだ。
『声を出さないで・・。』
聞き覚えのある声が囁いた。その優しい声は、エルフィのものだ。
エルフィは、毛布の中にもぐり込んで来ると、体を密着させて来る。
温かい華奢な体。その身には、何も帯びていない。
エルフィは、耳元に口を付けて小さな声で言う。
『静寂の呪文をかけてあるから、周りに声は聞こえません。
それに眠りの呪文もかけたので、皆は朝まで起きて来ませんから・・。』
エルフィは、熱い吐息を耳元に吹きかけてくる。
『タロー様・・・。』
◆
エルフィは、エルフ族の数少ない生き残りの1人だそうだ。
出会った時には、既にサキに付き従って旅をしているようだった。
ただ、自分のようなサキの下僕という関係ではなく、目的を同じくしているらしい。
しかし、サキの目もあって、今まであまり色々と深く話をした事は無かった。
◆
夜、ベッドに侵入して来るのは、いつもサキと決まっていた。
エルフィがこんな事をするなんて、想像もしていなかっただけにひどく驚かされた。
清純そうなエルフが、夜、ベッドに忍び込んで来るなんて・・。
エルフィが、口を塞いでいた手を離した。
真っ白な顔が、わずかな光で暗闇に浮かぶ。
肌の下の血管が透けて見えるようなエルフィの白い肌は、サキよりも更に白い。
エルフィは、サキとはまた別の次元の、人間離れした神々しい美しさを持っている。
ツンと尖った耳さえなければ、本物の女神が現れたのかと思う程だ。
毛布から顔を出しているエルフィは、耳元で呟く。
『夜、隣りのベッドで、サキ様とタロー様の様子を伺う、
私の気持ちを考えた事がありますか?』
今まで、そんな事を考えた事も無かった。
エルフィは、今までそういう素振りを見せた事も無かったし、
エルフは、そういうものを超越した存在だと思っていたからだ。
「え・・・。」
言葉が出なかった。
エルフィの目は、いじらしそうにこちらを見つめている。
その青い瞳に、心の底まで見透かされそうだ。
『私も、エルフの前に女なんです。』
エルフィは、目を潤ませて言う。
エルフィは、そう言うと毛布の中に潜り込んだ。
「あ・・。」
胸をエルフィの舌が這う。
サキとは違う、小さくかわいらしい舌先が、胸板を刺激する。
サキの様にねっとりと這わせるのではなく、ザラザラとぎこちなく舌先を這わせる。
「エルフィ・・。」
当惑しつつも、エルフィに与えられる快感に興奮し、息が荒くなって来るのがわかる。
エルフィのひんやりとした細い指先が、脇腹を触っている。
エルフィの柔らかい唇は胸から臍と移動して、熱い口付けを繰り返している。
その細い指を持つ両手が段々と下の方、下の方へと目的を持って、撫で続けているようだ。
毛布の中に姿を隠しているエルフィの姿は、全く見る事ができないが、
毛布がうねるように蠢く様子が興奮を更に高めて行く。
エルフィの両手の指の先が陰嚢をやさしく触る頃、唇は筒先に達していた。
『・・。・・。』
毛布の中に隠れたエルフィの静かな息遣いが聞こえる。
その鼻息が、陰茎に当たっていた。
ちゅ・・ちゅる・・。
陰茎の先が、エルフィの唇に吸われている。
サキの様に激しくはない、優しくいたわるような唇での愛撫に、
陰茎が激しくそそり立ってしまう。
小さい舌は、ゆっくりと裏筋を舐めている。丁寧に、愛情を持って接しているかのようだ。
エルフィは体の上下を入れ換えて、下半身だけを毛布から出して、顔の前に持って来た。
毛布の下から、か細い声がする。
『舐めていただけますか?・・』
目の前にピンク色の秘裂が、わずかに滲む汁に光らせている。
金色の毛で薄く覆われた秘裂は、イヤらしいというよりも、美しかった。
秘裂に滲む光をそっと舐め上げる。
『あっ・・。』
毛布の中から声がする。その滴には、ほのかに塩分を感じる。
その声に反応するように、後から滴が再びじんわりと滲んで来る。
滴が落ちない内に、舌で受けとめつつ、唇で吸い上げる。
じゅる・・じゅる・・
『あ・・。』
エルフィの切ない声が、後に続く。
神々しかった秘裂は、次第に卑猥に蠢き始めた。
何かを求めるかのように、ゆっくりと動いている。
その動きを見ていると、頭がクラクラするようだった。
エルフィは、何か呪文を唱えたようだ。
ベッドの下から、草の蔓がしゅるしゅると生え始めて、手足が拘束されてしまう。
「えっ・・・。」
体を大の字のままベッドに拘束されてしまうと、毛布の中からエルフィは立ちあがった。
エルフィはこちらを見てつぶやく。
『ごめんなさい。こうしないと、タロー様は、サキ様との契約があるから・・』
そのエルフィの顔は、頬を赤く染めている。
エルフィは、陰茎を掴んで、ゆっくりと腰を下ろして行く。
ヌチュ・・。
湿った音が、かすかに聞こえる。筒先が濡れる感触。
エルフィは、体重をかけて、腰を下ろす。
『ん・・んん・・。』
陰茎が、ぬるぬるとエルフィの体の中に押し入れられて行く。
『はぁ・・・はぁ・・。入りました・・。』
その感触に背筋がゾクゾクする。
「んぎいいいいっ!!」
その時だった、体がエルフィとの結合に激しい拒否反応を起こす。
両手を両足を縛りつける、草の蔓がピンと張られて、手に蔓が食い込む。
ギリギリギリッ!!
もし、ベッドに繋ぎ止められていなかったら、エルフィを突き飛ばしていただろう。
ヌチャ・・ヌチャ・・ヌチャ・・ヌチャ。
エルフィが上下に動くと、粘液質の音が単調に繰り返す。
陰茎は締めつけられて、ヌラヌラと吸い付かれているような感覚がする。
『はっ・・はっ・・はっ・・はっ・・。』
エルフィが、リズム良く腰を動かすと、その軽くない体重を下半身に感じる。
次第に腰が熱くなり、気分が高まる一方で、足や手がエルフィを突き飛ばそうと、動いてしまう。
自分の意思とは関係なく、エルフィとの交わりを拒否するように勝手にもがく。
これがサキとの契約の証なのだろう。
サキ以外には、精力を与えられないのだ。
その為にエルフィは、体を拘束した上で交わるしか無かった。
エルフィは、更に腰を激しく動かす。
両手を胸の辺りにおいて、体を支えて、腰だけが別の生き物のように動く。
グニグニグニ・・。エルフィの体の中で、陰茎が激しく擦られている。
「ううう・・。」
『んんん・・。』
エルフィは、体に覆い被さるように倒れこみ、エルフにしては大きい胸を、
胸板に押しつける。
唇を密着させ、舌を絡め、エルフィの唾液が注ぎ込まれる。
『あっ・・。あっ。』
時折、エルフィは声を上げる。
しかし、腰だけは絶え間無く、激しく動かし続けている。
(もうイキそうだ・・。)
「エルフィ・・。イキそうだ・・。」
そう告げると、エルフィは耳元に切なく囁く。
『中に・・出して下さい・・・。』
そう言うと、腰を激しくグラインドさせる。
グリッ・・グリッ・・。
エルフィの体の中で、亀頭とカリ首が擦られる。
その激しい腰遣いで起こる快感に我慢できず、堪らず精液を発射してしまう。
「ああっ!!」
ビュッ!ビュルルーッ!!
サキに吸い取られているのとは違う、愛情のある交わりに、満ち足りた気分で放出してしまう。
『あぁっ!!』
エルフィも力の放出を感じるのか、声をあげる。
キュウウッ!!陰茎がすごい締めつけられている。
陰茎が、エルフィの体の中へ吸い込まれそうだ。
エルフィと結合したまま、心地良い余韻に浸っていると、エルフィが再び呪文を唱えている事に気づく。
『眠りなさい・・・。そしてこの記憶を忘却の彼方へ・・・。』
エルフィの声が聞こえるやいなや、猛烈な眠気が襲い、意識を失った。
◆
エルフィはタローから体を離し、服や毛布を整えると、自分の寝床に戻る。
その隣りのベッドでは、サキの目が赤く燃えて大きく見開かれていた。
サキュバス・ファンタジー (1) 召喚と契約 ■この記事に拍手
皆が寝静まった夜、月明かりが窓の隙間から、わずかに挿し込んでいる。
誰かが、音も無くベッドへ近づいて来る気配がする。
その気配に気がついて、身構えようとすると、暗闇から素早く何者かの手が伸びた。
スッ。
手を優しく抑えて、もう片方の細い指を持つ手が、口をそっと塞いだ。
『声を出さないで・・。』
聞き覚えのある声が囁いた。その優しい声は、エルフィのものだ。
エルフィは、毛布の中にもぐり込んで来ると、体を密着させて来る。
温かい華奢な体。その身には、何も帯びていない。
エルフィは、耳元に口を付けて小さな声で言う。
『静寂の呪文をかけてあるから、周りに声は聞こえません。
それに眠りの呪文もかけたので、皆は朝まで起きて来ませんから・・。』
エルフィは、熱い吐息を耳元に吹きかけてくる。
『タロー様・・・。』
◆
エルフィは、エルフ族の数少ない生き残りの1人だそうだ。
出会った時には、既にサキに付き従って旅をしているようだった。
ただ、自分のようなサキの下僕という関係ではなく、目的を同じくしているらしい。
しかし、サキの目もあって、今まであまり色々と深く話をした事は無かった。
◆
夜、ベッドに侵入して来るのは、いつもサキと決まっていた。
エルフィがこんな事をするなんて、想像もしていなかっただけにひどく驚かされた。
清純そうなエルフが、夜、ベッドに忍び込んで来るなんて・・。
エルフィが、口を塞いでいた手を離した。
真っ白な顔が、わずかな光で暗闇に浮かぶ。
肌の下の血管が透けて見えるようなエルフィの白い肌は、サキよりも更に白い。
エルフィは、サキとはまた別の次元の、人間離れした神々しい美しさを持っている。
ツンと尖った耳さえなければ、本物の女神が現れたのかと思う程だ。
毛布から顔を出しているエルフィは、耳元で呟く。
『夜、隣りのベッドで、サキ様とタロー様の様子を伺う、
私の気持ちを考えた事がありますか?』
今まで、そんな事を考えた事も無かった。
エルフィは、今までそういう素振りを見せた事も無かったし、
エルフは、そういうものを超越した存在だと思っていたからだ。
「え・・・。」
言葉が出なかった。
エルフィの目は、いじらしそうにこちらを見つめている。
その青い瞳に、心の底まで見透かされそうだ。
『私も、エルフの前に女なんです。』
エルフィは、目を潤ませて言う。
エルフィは、そう言うと毛布の中に潜り込んだ。
「あ・・。」
胸をエルフィの舌が這う。
サキとは違う、小さくかわいらしい舌先が、胸板を刺激する。
サキの様にねっとりと這わせるのではなく、ザラザラとぎこちなく舌先を這わせる。
「エルフィ・・。」
当惑しつつも、エルフィに与えられる快感に興奮し、息が荒くなって来るのがわかる。
エルフィのひんやりとした細い指先が、脇腹を触っている。
エルフィの柔らかい唇は胸から臍と移動して、熱い口付けを繰り返している。
その細い指を持つ両手が段々と下の方、下の方へと目的を持って、撫で続けているようだ。
毛布の中に姿を隠しているエルフィの姿は、全く見る事ができないが、
毛布がうねるように蠢く様子が興奮を更に高めて行く。
エルフィの両手の指の先が陰嚢をやさしく触る頃、唇は筒先に達していた。
『・・。・・。』
毛布の中に隠れたエルフィの静かな息遣いが聞こえる。
その鼻息が、陰茎に当たっていた。
ちゅ・・ちゅる・・。
陰茎の先が、エルフィの唇に吸われている。
サキの様に激しくはない、優しくいたわるような唇での愛撫に、
陰茎が激しくそそり立ってしまう。
小さい舌は、ゆっくりと裏筋を舐めている。丁寧に、愛情を持って接しているかのようだ。
エルフィは体の上下を入れ換えて、下半身だけを毛布から出して、顔の前に持って来た。
毛布の下から、か細い声がする。
『舐めていただけますか?・・』
目の前にピンク色の秘裂が、わずかに滲む汁に光らせている。
金色の毛で薄く覆われた秘裂は、イヤらしいというよりも、美しかった。
秘裂に滲む光をそっと舐め上げる。
『あっ・・。』
毛布の中から声がする。その滴には、ほのかに塩分を感じる。
その声に反応するように、後から滴が再びじんわりと滲んで来る。
滴が落ちない内に、舌で受けとめつつ、唇で吸い上げる。
じゅる・・じゅる・・
『あ・・。』
エルフィの切ない声が、後に続く。
神々しかった秘裂は、次第に卑猥に蠢き始めた。
何かを求めるかのように、ゆっくりと動いている。
その動きを見ていると、頭がクラクラするようだった。
エルフィは、何か呪文を唱えたようだ。
ベッドの下から、草の蔓がしゅるしゅると生え始めて、手足が拘束されてしまう。
「えっ・・・。」
体を大の字のままベッドに拘束されてしまうと、毛布の中からエルフィは立ちあがった。
エルフィはこちらを見てつぶやく。
『ごめんなさい。こうしないと、タロー様は、サキ様との契約があるから・・』
そのエルフィの顔は、頬を赤く染めている。
エルフィは、陰茎を掴んで、ゆっくりと腰を下ろして行く。
ヌチュ・・。
湿った音が、かすかに聞こえる。筒先が濡れる感触。
エルフィは、体重をかけて、腰を下ろす。
『ん・・んん・・。』
陰茎が、ぬるぬるとエルフィの体の中に押し入れられて行く。
『はぁ・・・はぁ・・。入りました・・。』
その感触に背筋がゾクゾクする。
「んぎいいいいっ!!」
その時だった、体がエルフィとの結合に激しい拒否反応を起こす。
両手を両足を縛りつける、草の蔓がピンと張られて、手に蔓が食い込む。
ギリギリギリッ!!
もし、ベッドに繋ぎ止められていなかったら、エルフィを突き飛ばしていただろう。
ヌチャ・・ヌチャ・・ヌチャ・・ヌチャ。
エルフィが上下に動くと、粘液質の音が単調に繰り返す。
陰茎は締めつけられて、ヌラヌラと吸い付かれているような感覚がする。
『はっ・・はっ・・はっ・・はっ・・。』
エルフィが、リズム良く腰を動かすと、その軽くない体重を下半身に感じる。
次第に腰が熱くなり、気分が高まる一方で、足や手がエルフィを突き飛ばそうと、動いてしまう。
自分の意思とは関係なく、エルフィとの交わりを拒否するように勝手にもがく。
これがサキとの契約の証なのだろう。
サキ以外には、精力を与えられないのだ。
その為にエルフィは、体を拘束した上で交わるしか無かった。
エルフィは、更に腰を激しく動かす。
両手を胸の辺りにおいて、体を支えて、腰だけが別の生き物のように動く。
グニグニグニ・・。エルフィの体の中で、陰茎が激しく擦られている。
「ううう・・。」
『んんん・・。』
エルフィは、体に覆い被さるように倒れこみ、エルフにしては大きい胸を、
胸板に押しつける。
唇を密着させ、舌を絡め、エルフィの唾液が注ぎ込まれる。
『あっ・・。あっ。』
時折、エルフィは声を上げる。
しかし、腰だけは絶え間無く、激しく動かし続けている。
(もうイキそうだ・・。)
「エルフィ・・。イキそうだ・・。」
そう告げると、エルフィは耳元に切なく囁く。
『中に・・出して下さい・・・。』
そう言うと、腰を激しくグラインドさせる。
グリッ・・グリッ・・。
エルフィの体の中で、亀頭とカリ首が擦られる。
その激しい腰遣いで起こる快感に我慢できず、堪らず精液を発射してしまう。
「ああっ!!」
ビュッ!ビュルルーッ!!
サキに吸い取られているのとは違う、愛情のある交わりに、満ち足りた気分で放出してしまう。
『あぁっ!!』
エルフィも力の放出を感じるのか、声をあげる。
キュウウッ!!陰茎がすごい締めつけられている。
陰茎が、エルフィの体の中へ吸い込まれそうだ。
エルフィと結合したまま、心地良い余韻に浸っていると、エルフィが再び呪文を唱えている事に気づく。
『眠りなさい・・・。そしてこの記憶を忘却の彼方へ・・・。』
エルフィの声が聞こえるやいなや、猛烈な眠気が襲い、意識を失った。
◆
エルフィはタローから体を離し、服や毛布を整えると、自分の寝床に戻る。
その隣りのベッドでは、サキの目が赤く燃えて大きく見開かれていた。
サキュバス・ファンタジー (1) 召喚と契約 ■この記事に拍手
サキュバスター3 第4話 サキュバスター3、参上!
男子校生徒集団消失事件は、巷の大きな話題となった。
学校中の生徒のほとんどが、跡形もなく姿を消してしまったのだ。
証拠も無く、目撃者もおらず、捜査は遅々として進んでいなかった。
その影で、クインビー・サキュバスの襲撃場所として、また新たな学校が選ばれていた。
◆
クインビー・サキュバスは、先日と同じ様に、男子学生を淫らに貪っていた。
その大きい胸で押しつぶし、4本の腕で抱きすくめて、男達に快楽の卵を産みつけて行く。
卵を産み付けられた男子学生は、快感に打ち震えながら、その羽化の時を待っていた。
そしてまた一人、男が捕らえられてクインビー・サキュバスの前に差し出される。
クインビー・サキュバスは、ただ卵を産み付け続ける作業に飽きたのか、
尻に生える毒針をしゅるしゅると伸ばし、いきなり男の肛門に侵入させる。
ちゅう・・。
男の体内で、毒鉢の先端から毒液を放出し、暴れる男の動きを止めた。
肛門に入れられた毒針で、全体重を支えられながら、手足がだらりとした男は、
前立腺を直接捕らえている毒針の為に、恐怖に目を開きながらも、その陰茎だけは、
大きく膨張させられてしまっている。
その様子を見て、クインビー・サキュバスは舌なめずりをする。
そして、ゆっくりと2対の腕を鼠径部と陰嚢へと伸ばして行く。
1対の手は、鼠径部を撫でまわし。もう1対の手の爪先が、陰嚢をなぞる。
陰茎は、前立腺への責めもあり、苦しそうにピクピクと痙攣しながら、
その先端から、涎のように液体をポタリポタリと垂らしている。
クインビー・サキュバスは、その液体を淫靡な唇でちゅるちゅると吸う。
ちゅる・・ちゅる・・
クインビー・サキュバスはうれしそうに、鈴口に口をつけている。
それは、蝶が蜜を吸うかの様に見える。
その感触に、男は悶えるしかなかった。
『クインビー・サキュバス様。急がれませんとまたが邪魔が入るやも。』
戦闘員の女が、夢中になって楽しんでいるクインビーサキュバスに言う。
クインビー・サキュバスは、ぴちゃぴちゃと液体を舐めながら、答える。
『また邪魔が入ったら、逃げればいいだけの話しだ。あまり急かすな。』
『しかし、』
戦闘員の女がそこまで言うと、クインビー・サキュバスは、鈴口から一瞬口を離して、
女の方を向いた。
プッ。窄められた唇から、何かが飛び出した瞬間、戦闘員の女は胸を押さえて、その場に倒れ込む。
『お前こそ邪魔をするな。そこで一人で遊んでおれ。』
女は、トロンとした淫猥な表情になり座り込むと、自ら体をまさぐり、せつない声を上げる。
『あっ。あっ。』
既に、戦闘員の女が着ている強化服の股の部分に、染みが広がり始めている。
そして、別の戦闘員の女が、その自らを慰めている女をどこかへ引きずって行く。
クインビー・サキュバスは、鈴口からとめどなく液も漏らしている男に向き直ると、
その陰茎を自らの口に含む。
モグ・・モグ・・。
柔軟に動くクインビー・サキュバスの唇は、男の陰茎をやさしく、そして力強く愛撫する。
その細い舌先で、裏筋やカリ首をなぞり、男の腰が逃げようとしても、
その唇でしっかりと捉えて逃がさない。
前立腺に繋がったクインビー・サキュバスの毒針の先が、男の快感が頂点に辿り着いて、
後一歩で、発射する態勢に入った事を確認する。
クインビー・サキュバスの舌先が、グゥっと丸められて細くなる。
ニヤア・・。笑みを浮かべる、クインビー・サキュバス。
ツンツン・・。
ストロー状に細く尖った舌の先が、鈴口に潜り込もうとしている。
男は、体を痙攣させて、その感触に耐えている。
ツプ・・ズブッ!!・・。
クインビー・サキュバスの舌が、針の様に男の尿道に入って行く。
男の尿道の奥から、人間の精気を直接吸い出すつもりなのだ。
ズブ・・ズブ・・。
尿道をクインビー・サキュバスの舌が遡って来る感触に、男は白目を剥いている。
レロレロレロッ!!
尿道の奥に舌の先が達して、前立腺の辺りを内側から刺激すると、男は歓喜の表情を浮かべて悶える。
そして、クインビーの唇が、陰茎を絞り出すように刺激する。
男の顔が快感に歪む。
ビュワッ!!!!
発射の瞬間、クインビー・サキュバスが猛烈に吸引する。
チュルルルルルルルッ!!
陰茎の根元から舌で作られた筒を通って、直接精液が吸い出されていく。
「あくっ!!」
男は、口から涎を垂らしながらもがく。
チュルルルルルルルッ。
男の体は発射を止めているのに、奥まで入り込んだ舌先が無理矢理、精液を吸い出していく。
快感を越えた快感に、遂に男は失神した。
◆
クインビー・サキュバスは充分に男をしゃぶり尽くすと、肛門から毒針を、
そして陰茎から舌先を引き抜こうとする。
『!!』(抜けない!)
そこへ、2人の女戦闘員が戻って来る。
『どうかしましたか?クインビー・サキュバス様。』
クインビー・サキュバスは、女戦闘員に弱みを見せる事はできない。
無言のまま、黙って男の体から離れようともがく。
『抜けないんでしょう。クインビー・サキュバス様。いや、クインビー・サキュバス!』
女戦闘員は、笑いながら言う。
『!!!』
再びクインビー・サキュバスは驚愕する。
『おまふぇ達は誰だ!』
クインビー・サキュバスは、舌を抜けないまま叫ぶ。
2人は正体を現わす。赤と青の2人の強化スーツの女が現れた。
『お、お前達は!』
クインビー・サキュバスが叫んだ瞬間、正体を現わした赤スーツの女の剣が一閃する。
舌と毒針を捕らわれ、動きを封じられているクインビー・サキュバスは、
その女の剣を防ぐ事ができなかった。
『アアアア゛ーッ。』
クインビー・サキュバスは真っ二つになり、その体は泡立ちながら溶けるように消滅して行く。
大きく息を吐き、赤スーツの女が言う。
『指揮官を倒せば、後は烏合の衆ね。蛹化してる人は助けられるかしら。』
『早く手当てをすれば助けられると思うけど、その前に、イエローも助けないと。』
青スーツの女が、失神している男を見て言う。
『気持ち良く失神しちゃってるわね。』
赤スーツの女が困惑した顔で応えた。
『そうね。フフッ・・。』
青スーツの女は、手を口に当てて、苦笑した。 ■この記事に拍手
学校中の生徒のほとんどが、跡形もなく姿を消してしまったのだ。
証拠も無く、目撃者もおらず、捜査は遅々として進んでいなかった。
その影で、クインビー・サキュバスの襲撃場所として、また新たな学校が選ばれていた。
◆
クインビー・サキュバスは、先日と同じ様に、男子学生を淫らに貪っていた。
その大きい胸で押しつぶし、4本の腕で抱きすくめて、男達に快楽の卵を産みつけて行く。
卵を産み付けられた男子学生は、快感に打ち震えながら、その羽化の時を待っていた。
そしてまた一人、男が捕らえられてクインビー・サキュバスの前に差し出される。
クインビー・サキュバスは、ただ卵を産み付け続ける作業に飽きたのか、
尻に生える毒針をしゅるしゅると伸ばし、いきなり男の肛門に侵入させる。
ちゅう・・。
男の体内で、毒鉢の先端から毒液を放出し、暴れる男の動きを止めた。
肛門に入れられた毒針で、全体重を支えられながら、手足がだらりとした男は、
前立腺を直接捕らえている毒針の為に、恐怖に目を開きながらも、その陰茎だけは、
大きく膨張させられてしまっている。
その様子を見て、クインビー・サキュバスは舌なめずりをする。
そして、ゆっくりと2対の腕を鼠径部と陰嚢へと伸ばして行く。
1対の手は、鼠径部を撫でまわし。もう1対の手の爪先が、陰嚢をなぞる。
陰茎は、前立腺への責めもあり、苦しそうにピクピクと痙攣しながら、
その先端から、涎のように液体をポタリポタリと垂らしている。
クインビー・サキュバスは、その液体を淫靡な唇でちゅるちゅると吸う。
ちゅる・・ちゅる・・
クインビー・サキュバスはうれしそうに、鈴口に口をつけている。
それは、蝶が蜜を吸うかの様に見える。
その感触に、男は悶えるしかなかった。
『クインビー・サキュバス様。急がれませんとまたが邪魔が入るやも。』
戦闘員の女が、夢中になって楽しんでいるクインビーサキュバスに言う。
クインビー・サキュバスは、ぴちゃぴちゃと液体を舐めながら、答える。
『また邪魔が入ったら、逃げればいいだけの話しだ。あまり急かすな。』
『しかし、』
戦闘員の女がそこまで言うと、クインビー・サキュバスは、鈴口から一瞬口を離して、
女の方を向いた。
プッ。窄められた唇から、何かが飛び出した瞬間、戦闘員の女は胸を押さえて、その場に倒れ込む。
『お前こそ邪魔をするな。そこで一人で遊んでおれ。』
女は、トロンとした淫猥な表情になり座り込むと、自ら体をまさぐり、せつない声を上げる。
『あっ。あっ。』
既に、戦闘員の女が着ている強化服の股の部分に、染みが広がり始めている。
そして、別の戦闘員の女が、その自らを慰めている女をどこかへ引きずって行く。
クインビー・サキュバスは、鈴口からとめどなく液も漏らしている男に向き直ると、
その陰茎を自らの口に含む。
モグ・・モグ・・。
柔軟に動くクインビー・サキュバスの唇は、男の陰茎をやさしく、そして力強く愛撫する。
その細い舌先で、裏筋やカリ首をなぞり、男の腰が逃げようとしても、
その唇でしっかりと捉えて逃がさない。
前立腺に繋がったクインビー・サキュバスの毒針の先が、男の快感が頂点に辿り着いて、
後一歩で、発射する態勢に入った事を確認する。
クインビー・サキュバスの舌先が、グゥっと丸められて細くなる。
ニヤア・・。笑みを浮かべる、クインビー・サキュバス。
ツンツン・・。
ストロー状に細く尖った舌の先が、鈴口に潜り込もうとしている。
男は、体を痙攣させて、その感触に耐えている。
ツプ・・ズブッ!!・・。
クインビー・サキュバスの舌が、針の様に男の尿道に入って行く。
男の尿道の奥から、人間の精気を直接吸い出すつもりなのだ。
ズブ・・ズブ・・。
尿道をクインビー・サキュバスの舌が遡って来る感触に、男は白目を剥いている。
レロレロレロッ!!
尿道の奥に舌の先が達して、前立腺の辺りを内側から刺激すると、男は歓喜の表情を浮かべて悶える。
そして、クインビーの唇が、陰茎を絞り出すように刺激する。
男の顔が快感に歪む。
ビュワッ!!!!
発射の瞬間、クインビー・サキュバスが猛烈に吸引する。
チュルルルルルルルッ!!
陰茎の根元から舌で作られた筒を通って、直接精液が吸い出されていく。
「あくっ!!」
男は、口から涎を垂らしながらもがく。
チュルルルルルルルッ。
男の体は発射を止めているのに、奥まで入り込んだ舌先が無理矢理、精液を吸い出していく。
快感を越えた快感に、遂に男は失神した。
◆
クインビー・サキュバスは充分に男をしゃぶり尽くすと、肛門から毒針を、
そして陰茎から舌先を引き抜こうとする。
『!!』(抜けない!)
そこへ、2人の女戦闘員が戻って来る。
『どうかしましたか?クインビー・サキュバス様。』
クインビー・サキュバスは、女戦闘員に弱みを見せる事はできない。
無言のまま、黙って男の体から離れようともがく。
『抜けないんでしょう。クインビー・サキュバス様。いや、クインビー・サキュバス!』
女戦闘員は、笑いながら言う。
『!!!』
再びクインビー・サキュバスは驚愕する。
『おまふぇ達は誰だ!』
クインビー・サキュバスは、舌を抜けないまま叫ぶ。
2人は正体を現わす。赤と青の2人の強化スーツの女が現れた。
『お、お前達は!』
クインビー・サキュバスが叫んだ瞬間、正体を現わした赤スーツの女の剣が一閃する。
舌と毒針を捕らわれ、動きを封じられているクインビー・サキュバスは、
その女の剣を防ぐ事ができなかった。
『アアアア゛ーッ。』
クインビー・サキュバスは真っ二つになり、その体は泡立ちながら溶けるように消滅して行く。
大きく息を吐き、赤スーツの女が言う。
『指揮官を倒せば、後は烏合の衆ね。蛹化してる人は助けられるかしら。』
『早く手当てをすれば助けられると思うけど、その前に、イエローも助けないと。』
青スーツの女が、失神している男を見て言う。
『気持ち良く失神しちゃってるわね。』
赤スーツの女が困惑した顔で応えた。
『そうね。フフッ・・。』
青スーツの女は、手を口に当てて、苦笑した。 ■この記事に拍手
サキュバス竜宮城 (6) み月
一日に何度かの食事の時には、お雪がやって来て、甲斐甲斐しく面倒を見てくれた。
もちろん、風呂や着物の世話も、お雪が見てくれている。
まめまめしく世話をしてくれるお雪には、すっかり心を許してしまっていた。
一方、お福の姿は、その後見かける事は無かったが、広い屋敷で会わないだけかもしれない。
空いた時間には、宴でお福と一緒にいた、み月という女性がやって来て、
様々な話を聞かせてくれた。
◆
み月という女性は、派手ではないが艶やか印象の女性で、お雪やお福よりも、
ずっと若いように見えた。体も、二人よりも細く、ちょっと華奢な感じがする。
肌の色が抜けるように白く、乙姫様も白かったが、乙姫様が輝く白さならば、
み月という女性は、光を吸い込むような白さで、手の下の血管が透けて見える程だった。
そのみ月が、空いた時間に部屋にやって来ては、おもしろおかしい
遠い国の話等をしてくれるので、飽きる事は無かった。
ある夜、み月が添い寝をしながら話をしたいというので、多少気にはなったものの、
断る理由も無く、ずるずると受け入れてしまった。
枕を並べて床に入りながら話をするが、段々会話が途切れがちになり、
ついに部屋が静寂に包まれる。しかし、緊張の糸が部屋には張り巡らされている。
お福との事を思い出すと、緊張の糸がほぐれる事はなかった。
そーっと、み月の手が寝具の上に伸びて来る。
ツツ・・。手が触れた瞬間、体が固くなり、身構えてしまう。
もし、何かあったら大声で、お雪を呼ぼうと思っていた。
み月の手は、寝具の上からポンポンと軽く叩いている。
それは、母親が子どもを寝かしつけるような仕草だった。
ほっとして、安心な気持ちになった。
ポーンポンとやさしく叩かれると、不思議な事に、だんだんと眠りに誘われる。
うとうと・・うとうと・・。
気がつくと、いつの間にか深い眠りについてしまったようだ。
次に目が覚めた時、み月はまだ隣りで寝ていたが、自分が起き出すと、
み月も床を抜け出して、自分の部屋へと下がって行った。
み月に寝かしつけて貰うと、すごくよく眠れるようだ。
それから毎晩、み月は部屋で、話をしては寝かしつけてくれるようになった。
数日が過ぎ、体の調子が戻りつつあった、ある夜、寝かしつけているみ月の方が、
先に眠りについてしまった。み月の白い手は、まだ胸の上に置かれている。
スー・・スー・・。寝息を立てて、み月は寝ている。
暗闇にぼんやり浮かぶ白い手を見ていると、自然と手を伸ばしていた。
み月の手をそっと両手で包むと、やわらかく愛らしいものに感じた。
最初ひんやりとしていた、み月の手だったが、しばらく両手で包み込んでいると、
次第に温かみを増して来る。不思議と胸が締めつけられるようだ。
み月の手から視線を動かして行くと、着物の袖がめくれて、み月の腕が見えた。
まっ白く華奢だけれども、柔らかそうな二の腕が見える。
・・・・
つい手が伸びて、み月の二の腕に触れると、やはりすごく柔らかい。
まるで腕の中に筋肉が無いんじゃないかと思う程、柔らかい。
それに比べれば、お雪は肉付きがしっかりしているのかもしれない。
それに絹のような肌。サラっとしていて、吸いつくようだ。
その腕の柔らかさと感触は、とても心地良かった。
ずっと触っていたくなるような、そんな心地だった。
胸が激しく高鳴る。
スー・・スー・・。寝ているみ月の胸が上下に動いている。
あまり大きくないが、十分女性らしい印象を与える胸だ。
そーっ・・。我慢できず、寝ているみ月の胸に手を出してしまう。
着物の上からでは、感触こそはわからないが、なだらかな膨らみが手に収まる。
はぁ・・はぁ・・。
自分の息ではない。み月が目を開けて、胸に手を伸ばしている様子を見つめていた。
『乙姫様から、おまかせするように言われております。』
み月は、小声で言う。
み月は、むしろ積極的に手を取り、着物の下の自分の胸へと誘導する。
その柔らかさは、他の部分とは比べ物にならなかった。
雲を掴むように、掴み所がない感じもすれば、しっかりと手に乗るような感じがする。
とても不思議な感触だった。手に吸いつくような、離しがたい魅力がある。
み月は、着物の合わせ目をゆっくり開いて行く。
透き通るような真っ白な裸体が、暗闇に浮かんで見える。
『タロウ様・・』
み月は熱っぽく囁きながら、腕を伸ばして首を抱こうとする。
思ったより力強い、み月の抱擁にそのまま体をまかせてしまう。
密着する体。自分の腕の中に、み月を抱くような格好になる。
み月の体を抱くと、まるで雲を抱いているような柔らかさだった。
それでいて、ピッタリと体に密着する感触もある。
収まるところに収まっているような、抱いていて心が安らぐ。
しかし、その女性らしい抱き心地に、股間が大きく膨らんでしまう。
『このまま、おまかせ下さい。』
み月は熱っぽく耳元で囁くと、肩を押して、仰向けに寝かせる。
そして、自分は一度立ちあがると、ゆっくりと腰の辺りに尻を降ろして行く。
「あっ!!」
にゅ・・にゅうう・・。陰茎がしっとりとした粘膜に包まれて行く。
『あ・・はぁ・・はぁ・・。』
み月が声をあげながら、完全に腰を下ろした。
まさか、こんな事になるなんて・・
意外にも重さのある尻の感触が、はっきりと太ももに感じている。
『はぁ・・はぁ・・。』
み月の中で、陰茎が柔らかく締めつけられている。
み月は、ぼんやりとしか見えない暗闇の中で、表情はよくわからない。
くちゅ・・ぬちゅ・・。粘液質な音が、部屋にしはじめる。
み月が、腰をゆっくり動かしていた。
自分の陰茎が、み月の中で擦られているようだ。
ねじったり、吸われているような錯覚さえ覚える。
『大丈夫ですから・・。私に全ておまかせ下さい。』
そう言いつつも、み月の息は、だんだんと速くなる。
『はっ・・はっ・・はっ・・』
み月に搾られているような快感に、急に不安になるが、どうする事もできない。
ぐちょ・・ぐちょ・・ぐちょ。暗闇に、イヤらしい音と吐息が響く。
「はぁ・・はぁ・・はぁ・・」
お互いに呼吸が同期し、次第に快感の高みへと登って行く。
み月もそれを感じるのか、ぺったりと前に倒れ込んで抱き合いつつ、
腰だけを小刻みに動かしている。
グイッグイッグイッ・・。
どこにそんな力があったのかと思う程、動物的なしなやかな動きで、
み月は、腰を動かす。
(もう・・ダメだ・・・。)
「んんっ。」
ビュルルルッ!!
み月の中に思わず、漏らしてしまう。
『ああっ!!』
ギュウウッ!!
み月の腕が強く締まって、激しく体を抱きしめる。
バチバチッ!!
「あ゛あ゛っ!」
み月に体を強く抱きしめられた瞬間、バチバチッという刺激が、
股間から脳天へ突き抜けて行く。
その瞬間、思いがけず、再び精液を漏らしてしまう。
ビュルルルッ!!!
「ああっ!!・・ああ・・。」
激しい刺激と快感だった。自分ではどうする事もできない。
体の中に、火花が散った様に音がした気さえする。
刺激と同時に股間の奥が痙攣し、激しく精液を発射してしまった。
『ああっ!!』
み月も、精を受けとめながら、あえぎ声を上げている。
その瞬間。
バチバチッ!!
再び、刺激が起こる。
み月が激しく喘ぐと、バチバチッという刺激が起こるのだ。
「うくぅっ!!」
ビュルッ!ビュルルッ!
その火花のような刺激が、自分の意識と関係なく、強制的に発射を強いる。
精液がみ月の中に放出される度に、み月は喘ぎ、バチバチッという刺激が起こる。
そして、バチバチッという刺激に、無理矢理精液が発射させられてしまう。
止まる事のない快感の反復運動に、頭の中でも火花が散る思いだった。
バチバチッ!バチバチッ!
「ああ゛っ。」
快感の痙攣と共に、精液が強制排出される。
バチバチッ!!
み月の体から離れたくとも、手足が痺れて、自分の思う通り動かせない。
バチバチッ!!
バチバチッ!!
その間もバチバチという刺激によって、み月に精液を搾り取られている。
「ああ゛ーっ!!」
放出するものが無くなっても、強烈な刺激は、すぐには収まらなかった。
パチ・・。パチ・・。
み月の体は、まだ精液を搾り取ろうとしていた。
しかし、お互いの体力が限界に達したのか、二人の体はぐったりと重なって崩れ落ちる。
抱き合ったまま、二人は深い眠りへと落ちて行った。
◆
目を覚ますと、お雪が心配そうに顔を覗き込んでいた。
しかし、目を覚ました事に気づくと、一瞬ニコリとしたものの、
すぐに顔から表情を消して、こう言った。
『み月にお手を出したのですね。』と言う。
その言い方には、どこかしら険がある。
『お手を出すのは、乙姫様からお許しが出ているのでかまいませんが、
そうならそうと言っていただければ良かったのに。』
とまで、お雪は言う。何かしらすねているような言い方だ。
『天罰でございます。』とお雪は言った。
『しびれが取れるまでは、まだ何日もかかりますが、その間は、私が付きっきりで、
看病いたします。』
そのお雪の顔には、やっと笑顔が戻っていた。
サキュバス竜宮城 (1) 亀を助けるの巻
サキュバス竜宮城 (2) お雪登場。
サキュバス竜宮城 (3) 朝湯
サキュバス竜宮城 (5) お福 ■この記事に拍手
もちろん、風呂や着物の世話も、お雪が見てくれている。
まめまめしく世話をしてくれるお雪には、すっかり心を許してしまっていた。
一方、お福の姿は、その後見かける事は無かったが、広い屋敷で会わないだけかもしれない。
空いた時間には、宴でお福と一緒にいた、み月という女性がやって来て、
様々な話を聞かせてくれた。
◆
み月という女性は、派手ではないが艶やか印象の女性で、お雪やお福よりも、
ずっと若いように見えた。体も、二人よりも細く、ちょっと華奢な感じがする。
肌の色が抜けるように白く、乙姫様も白かったが、乙姫様が輝く白さならば、
み月という女性は、光を吸い込むような白さで、手の下の血管が透けて見える程だった。
そのみ月が、空いた時間に部屋にやって来ては、おもしろおかしい
遠い国の話等をしてくれるので、飽きる事は無かった。
ある夜、み月が添い寝をしながら話をしたいというので、多少気にはなったものの、
断る理由も無く、ずるずると受け入れてしまった。
枕を並べて床に入りながら話をするが、段々会話が途切れがちになり、
ついに部屋が静寂に包まれる。しかし、緊張の糸が部屋には張り巡らされている。
お福との事を思い出すと、緊張の糸がほぐれる事はなかった。
そーっと、み月の手が寝具の上に伸びて来る。
ツツ・・。手が触れた瞬間、体が固くなり、身構えてしまう。
もし、何かあったら大声で、お雪を呼ぼうと思っていた。
み月の手は、寝具の上からポンポンと軽く叩いている。
それは、母親が子どもを寝かしつけるような仕草だった。
ほっとして、安心な気持ちになった。
ポーンポンとやさしく叩かれると、不思議な事に、だんだんと眠りに誘われる。
うとうと・・うとうと・・。
気がつくと、いつの間にか深い眠りについてしまったようだ。
次に目が覚めた時、み月はまだ隣りで寝ていたが、自分が起き出すと、
み月も床を抜け出して、自分の部屋へと下がって行った。
み月に寝かしつけて貰うと、すごくよく眠れるようだ。
それから毎晩、み月は部屋で、話をしては寝かしつけてくれるようになった。
数日が過ぎ、体の調子が戻りつつあった、ある夜、寝かしつけているみ月の方が、
先に眠りについてしまった。み月の白い手は、まだ胸の上に置かれている。
スー・・スー・・。寝息を立てて、み月は寝ている。
暗闇にぼんやり浮かぶ白い手を見ていると、自然と手を伸ばしていた。
み月の手をそっと両手で包むと、やわらかく愛らしいものに感じた。
最初ひんやりとしていた、み月の手だったが、しばらく両手で包み込んでいると、
次第に温かみを増して来る。不思議と胸が締めつけられるようだ。
み月の手から視線を動かして行くと、着物の袖がめくれて、み月の腕が見えた。
まっ白く華奢だけれども、柔らかそうな二の腕が見える。
・・・・
つい手が伸びて、み月の二の腕に触れると、やはりすごく柔らかい。
まるで腕の中に筋肉が無いんじゃないかと思う程、柔らかい。
それに比べれば、お雪は肉付きがしっかりしているのかもしれない。
それに絹のような肌。サラっとしていて、吸いつくようだ。
その腕の柔らかさと感触は、とても心地良かった。
ずっと触っていたくなるような、そんな心地だった。
胸が激しく高鳴る。
スー・・スー・・。寝ているみ月の胸が上下に動いている。
あまり大きくないが、十分女性らしい印象を与える胸だ。
そーっ・・。我慢できず、寝ているみ月の胸に手を出してしまう。
着物の上からでは、感触こそはわからないが、なだらかな膨らみが手に収まる。
はぁ・・はぁ・・。
自分の息ではない。み月が目を開けて、胸に手を伸ばしている様子を見つめていた。
『乙姫様から、おまかせするように言われております。』
み月は、小声で言う。
み月は、むしろ積極的に手を取り、着物の下の自分の胸へと誘導する。
その柔らかさは、他の部分とは比べ物にならなかった。
雲を掴むように、掴み所がない感じもすれば、しっかりと手に乗るような感じがする。
とても不思議な感触だった。手に吸いつくような、離しがたい魅力がある。
み月は、着物の合わせ目をゆっくり開いて行く。
透き通るような真っ白な裸体が、暗闇に浮かんで見える。
『タロウ様・・』
み月は熱っぽく囁きながら、腕を伸ばして首を抱こうとする。
思ったより力強い、み月の抱擁にそのまま体をまかせてしまう。
密着する体。自分の腕の中に、み月を抱くような格好になる。
み月の体を抱くと、まるで雲を抱いているような柔らかさだった。
それでいて、ピッタリと体に密着する感触もある。
収まるところに収まっているような、抱いていて心が安らぐ。
しかし、その女性らしい抱き心地に、股間が大きく膨らんでしまう。
『このまま、おまかせ下さい。』
み月は熱っぽく耳元で囁くと、肩を押して、仰向けに寝かせる。
そして、自分は一度立ちあがると、ゆっくりと腰の辺りに尻を降ろして行く。
「あっ!!」
にゅ・・にゅうう・・。陰茎がしっとりとした粘膜に包まれて行く。
『あ・・はぁ・・はぁ・・。』
み月が声をあげながら、完全に腰を下ろした。
まさか、こんな事になるなんて・・
意外にも重さのある尻の感触が、はっきりと太ももに感じている。
『はぁ・・はぁ・・。』
み月の中で、陰茎が柔らかく締めつけられている。
み月は、ぼんやりとしか見えない暗闇の中で、表情はよくわからない。
くちゅ・・ぬちゅ・・。粘液質な音が、部屋にしはじめる。
み月が、腰をゆっくり動かしていた。
自分の陰茎が、み月の中で擦られているようだ。
ねじったり、吸われているような錯覚さえ覚える。
『大丈夫ですから・・。私に全ておまかせ下さい。』
そう言いつつも、み月の息は、だんだんと速くなる。
『はっ・・はっ・・はっ・・』
み月に搾られているような快感に、急に不安になるが、どうする事もできない。
ぐちょ・・ぐちょ・・ぐちょ。暗闇に、イヤらしい音と吐息が響く。
「はぁ・・はぁ・・はぁ・・」
お互いに呼吸が同期し、次第に快感の高みへと登って行く。
み月もそれを感じるのか、ぺったりと前に倒れ込んで抱き合いつつ、
腰だけを小刻みに動かしている。
グイッグイッグイッ・・。
どこにそんな力があったのかと思う程、動物的なしなやかな動きで、
み月は、腰を動かす。
(もう・・ダメだ・・・。)
「んんっ。」
ビュルルルッ!!
み月の中に思わず、漏らしてしまう。
『ああっ!!』
ギュウウッ!!
み月の腕が強く締まって、激しく体を抱きしめる。
バチバチッ!!
「あ゛あ゛っ!」
み月に体を強く抱きしめられた瞬間、バチバチッという刺激が、
股間から脳天へ突き抜けて行く。
その瞬間、思いがけず、再び精液を漏らしてしまう。
ビュルルルッ!!!
「ああっ!!・・ああ・・。」
激しい刺激と快感だった。自分ではどうする事もできない。
体の中に、火花が散った様に音がした気さえする。
刺激と同時に股間の奥が痙攣し、激しく精液を発射してしまった。
『ああっ!!』
み月も、精を受けとめながら、あえぎ声を上げている。
その瞬間。
バチバチッ!!
再び、刺激が起こる。
み月が激しく喘ぐと、バチバチッという刺激が起こるのだ。
「うくぅっ!!」
ビュルッ!ビュルルッ!
その火花のような刺激が、自分の意識と関係なく、強制的に発射を強いる。
精液がみ月の中に放出される度に、み月は喘ぎ、バチバチッという刺激が起こる。
そして、バチバチッという刺激に、無理矢理精液が発射させられてしまう。
止まる事のない快感の反復運動に、頭の中でも火花が散る思いだった。
バチバチッ!バチバチッ!
「ああ゛っ。」
快感の痙攣と共に、精液が強制排出される。
バチバチッ!!
み月の体から離れたくとも、手足が痺れて、自分の思う通り動かせない。
バチバチッ!!
バチバチッ!!
その間もバチバチという刺激によって、み月に精液を搾り取られている。
「ああ゛ーっ!!」
放出するものが無くなっても、強烈な刺激は、すぐには収まらなかった。
パチ・・。パチ・・。
み月の体は、まだ精液を搾り取ろうとしていた。
しかし、お互いの体力が限界に達したのか、二人の体はぐったりと重なって崩れ落ちる。
抱き合ったまま、二人は深い眠りへと落ちて行った。
◆
目を覚ますと、お雪が心配そうに顔を覗き込んでいた。
しかし、目を覚ました事に気づくと、一瞬ニコリとしたものの、
すぐに顔から表情を消して、こう言った。
『み月にお手を出したのですね。』と言う。
その言い方には、どこかしら険がある。
『お手を出すのは、乙姫様からお許しが出ているのでかまいませんが、
そうならそうと言っていただければ良かったのに。』
とまで、お雪は言う。何かしらすねているような言い方だ。
『天罰でございます。』とお雪は言った。
『しびれが取れるまでは、まだ何日もかかりますが、その間は、私が付きっきりで、
看病いたします。』
そのお雪の顔には、やっと笑顔が戻っていた。
サキュバス竜宮城 (1) 亀を助けるの巻
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サキュバス竜宮城 (5) お福
酒宴で飲みすぎたせいで、浜へと帰る予定も忘れ、部屋に戻って来ると、
そのまま敷いてあった寝具に倒れ込み、すぐさまに眠りについてしまった。
その夢の中では、温かい布団に包まれているような、そんな夢を見ていた。
暖かな布団が、柔らかく体をギュっとくるんで、とても安心感がある。
「あたたかいな・・・」
そんな夢心地の中、恍惚と眠りについていた。
ふと目を覚ますと、寝具の中で、自分の体が暖かな体にやさしく抱かれているのがわかった。
決して気色の悪い感じでは無い。
柔らかい体と滑らかな肌の感触、心地の良い体温と、潮の混じった爽やかな匂い。
「ん・・んん??」
寝ぼけ眼で、抱かれている腕の中から出て、振りかえると、酒宴の時に脇にいた、
お福と名乗った女性だった。
先ほど、部屋に戻る時に手を引いてくれたのも、この女性だったかもしれない。
お雪よりも、派手な顔立ちで唇が厚く、酒宴の席での艶やかな衣装の上からでも
体の肉付きが良いのがわかった。
その女性が、寝具の中で一緒に裸で寝ていたのだ。
これは・・・??
ジワッと背中から汗が噴き出す。一方、やはり寝ぼけたように、お福が目を開ける。
『あ、タロウ様。お目覚めになりましたか?まだ朝には早うございますよ。』
お福はそう言うと、手をつかんで寝具の中に引き込もうとする。
引っ張る手に困惑してる様子を露にすると、お福は言う。
『乙姫様の言いつけで、こうしております。
タロウ様が風邪をひかれては、私が怒られます。』
乙姫様にこの女性が怒られるとあっては、断る事ができない。
しかし、それなら裸で寝具にいる理由が、よくわからないのだが、
乙姫様の威厳のある姿を思い起こすと、その考えもどこかに消えてしまった。
『ささ、早く。こちらへ。』
お福は手を引いて、寝具に招き入れる。
全裸のままの二人が一つの寝具で、並んで寝ている。
お福は、今まで寝ていたはずなのに、パッチリと目を明けて、
ジっと視線をこちらに向けている。
そして、こちらに手を伸ばして、摩擦するように体を撫でて、暖めているような素振りをする。
確かにお福に触られると温かいのだが、敏感な脇腹の部分なども触って来るので、
落ちついて眠る事もできない。
「あの・・触られると、気が散って眠れないのですが・・。」
お福に申し訳なさそうに言うと、さすがに触るのはやめてくれた。
それでも、お福の美しい顔がこちらに向いて、その目はジーッと顔を見つめている。
やむ得ず、お福に背を向けて、目をつぶる。
うとうと・・。
やっと眠くなった頃、ソーっとお福の腕が伸びて、後から抱きついている事に気がついた。
ギュっと激しく体を抱いているのではないが、体を抱えて、背中に自分の豊かな胸や
柔らかい腹を、わざと密着させている。
夢に現れた温かい布団の正体はこれだったのか、と、ぼんやりとした頭に思うものの、
暖かな心地よさと異常な眠たさに、再び深い眠りについてしまう。
夢の中では、温かな布団は体を真綿の様にくるみ、揺りかごの様にゆらゆらと揺れる。
布団が背中から包むのではなく、温かい布団を自分が抱いて、
体がごろごろと動かないように安定すると、すごく安心感があった。
そんな夢心地の中、その温かな布団が急に激しく巻きついて来た。
自分の体が動かせない程、激しく布団が巻きついて来る。苦しい!
ギュウウウウッ!!!
その苦しさに、あっ、と目を覚ますと、お福が正面から足を絡ませて抱きついていた。
その目は暗闇に怪しく光っている。口を開こうとすると、お福の手が口を塞ぐ。
『乙姫様の言いつけですから。』
お福は、その厚い唇を耳にねっとりとつけて囁く。
お福は、声を出さない様子なのを見計らうと、両手を首に回して、ギュっと抱きしめた。
お福の滑らかな頬の肌が首筋にあたり、お福の体からする甘い香りが、鼻をくすぐる。
お福は、首筋に頬ずりしているようだ。
お福の大きな胸が、お互いの胸の間に挟まって、ぐにゃりと変形している。
そして絡ませた足の付け根である下腹部さえ、ピッタリ密着させて、スリスリと擦りつけている。
お福と体が密着した部分は、ジワーっと体が温かくなる。
更にお福は、手の指を絡ませたり、手で腕をグニグニと揉んだりしている。
お福に揉まれた部分が、これまたジーンと次第に暖まって来る。
お福は、サッと体ごと寝具の中に潜って、足の太ももを揉み解し始める。
細い指先の感触が、腿から脹脛、足の裏へと移動して行く。
その度に、触られた足の部分が、ポカポカと温まって行くのがわかる。
朝の生理現象の事もあり、股間の陰茎は固くなっている。
お福は、突然に手で固くなった陰茎を握ると、前後に動かして刺激し始める。
「あっ!!何するんですか!!」
声をあげるが、お福の手技に当然、陰茎がビクビクと反応してしまう。
それでもお福は、手を離さない。
「ちょっと!!」
力を入れて、お福の手と体をやんわりと押しのけようとする。
しかし、お福はそれでも、掴んだ手を離そうとしない。
それどころか、もう片方の手で、陰嚢をも揉み始めている。
グニグニと、お福の指が動く。
「あっ・・。」
痛いような、気持ち良いような刺激に、声が漏れてしまう。
強く力を入れて、お福を押しのけようとするが、何故か手が痺れた様に力が入らない。
その痺れは、手だけではなく足にも広がっている。
ついに、だらりと体が麻痺してしまった。
(おか・・しい・・。)
お福の指に責められていると、頭がボーッとして、部屋がぐるぐると回転しているように思える。
それでも、股間の快感だけは、脳に直接流れ込んでいるかのように、はっきりと感じられた。
ちゅ・・。陰茎の先が、熱く濡れた物が張りついた。
じゅるっ。次の瞬間には、陰茎が何かに吸い込まれた感触が起こる。
お福の厚い唇が吸い込んだのだ、と直感した。
(あああっ・・・。)
にゅるにゅる。お福の厚い唇が、陰茎の腹を前後にしゃぶっている。
そしてお福の舌が口の中で、裏筋をものすごい早さで舐めていた。
下半身の辺りで、じゅるじゅると唾液を啜りながら、しゃぶっている音がしている。
お福は、わざと音を立てて、聞こえるように、陰茎をしゃぶっているに違いない。
(やめて・・くれ・・。)
喉が、カラカラに乾いて声が出ない。
玉を揉まれながら、激しくしゃぶられて、陰茎はビクビクと発射したそうにしている。
レロレロレロ・・。
お福の舌先が激しく裏筋を刺激し、発射を促している。
「ううっ。」
出るッ!!!
チュルチュルチュルチュルッ!!
お福は発射するのを待っていたかの様に、精液を尿道から思いっきり吸い出す。
今まで感じた事のない快感に、目に火花が散ったようだった。
お福の舌先が、発射を終えた陰茎を丁寧に舐めて、綺麗にしている。
陰茎は、段々と力を失って行く。
お福は、次第に小さくなって行く陰茎を、再び自分の口の中に含んだ。
その小さくなって行く陰茎さえも、お福は愛らしく感じるのか、クチュクチュとしゃぶっている。
部屋には、自分の快感に荒くなった吐息と、お福の出すクチュクチュという音だけが聞こえている。
しゃぶられている内に、次第に陰茎が膨らんで来る。
再び、お福の甘い口撃が始まる。
巻きつくように絡みつく舌の動きと、厚い唇の柔らかい締めつけに、
股間は固く膨張している。
ちゅーう。音と共に、股間の棒が引きぬかれそうな吸引と快感を感じる。
ちゅーう・・ちゅーう・・。
激しく吸う音が部屋に響く。
(たすけ・・て・・。)
腹の奥から引っ張られるような感覚が、体を熱くする。
お福はレロレロと舌を動かして、再び発射を促す。
(あっ。あっ。あっ。ダメだ・・。)
お福の舌が動く度に、快感に悶えてしまう。
一度発射してしまっている為に、発射したいのに快感が発射まで至らない。
それでも頭で感じてしまう快感に、胴をくねらせて耐えるしかない。
お福は、わざと発射までの快感を与えないのか、生殺しのまま、体が悶絶する。
チョンチョン・・。
お福の指先が、肛門の穴に触れるか触れないか位の感じで、突ついた。
「あ゛ーっ。」
腹の底から振り絞られる快感の絶叫と共に、精液が勢い良く飛び出す。
お福も全て吸い出す余裕が無かったのか、尿道に残っている精液を吸う。
ちゅうっ・・。
「あっく・・。」
管に残っていた精液を吸い出されると、じんわりとした快感が続いた。
まだ激しい快感の余韻で、肛門がパクパクと開閉している。
脳が絶叫した一瞬だけ、真っ白になったのが自分でもわかった。
その真っ白になった瞬間、勝手に声が出てしまったのだ。
ちゅ・・ちゅ・・。お福まだ、陰茎を口から離そうとしない。
それは、あたかも口が陰茎とくっついてしまったかのようだった。
赤子が乳首を吸うように、いつまでも陰茎を吸っている。
ちゅ・・ちゅ。次第に、股間の感覚が麻痺して来る。
快感とその短調な響きで頭がぼうっとしているのか、段々眠気に襲われる。
ちゅう・・ちゅう・・。股間が自分のものでは無いかように感じる。
既に、陰茎が小さくなっているが、それでもお福は吸い続ける。
ちゅう、ちゅう・・。意識が段々遠くなる。
股間を吸われつづけたまま、深い眠りに着いて行く。
夢の中で、やはりお福は陰茎を吸いつづけていた。
夢なのか現実なのか、はっきりとはわからない。
ただ、時折、快感が体の中心を駆け抜けて、お福に吸い込まれて行くのがわかった。
それが何日も何日も続いたような気さえする。
夢うつつのまま、快感がいつまでもいつまでも続いていた。
◆
口に入る、生暖かいお粥の感触で目を覚ます。
目の前には、美しいお雪の顔があった。
「あっ!!」
ガバっと寝具を押しのけて、起き上がる。
動かなかった手足は、既に動く様になっていた。
いつも部屋の中、お雪が食事を運んで来てらしく、もぐもぐと咀嚼していた。
どうやら、お雪が咀嚼し口移しで、食べさせていたようだった。
お雪は、咀嚼していた食事を一旦下げると、
『お目覚めになりましたか?何日も眠られてたんですよ。』と言う。
訳がわからないが、お雪が言うには、
お福の毒気にあたったようで、申し訳ありません、と謝るばかりだ。
毒気??
お雪は二人の相性が悪かった、と言うが、その実あまり要領を得ない。
少なくとも体は動く様になったものの、腹の底から力が出ない。
立って歩くにも、お雪の支えが無くては、フラフラしてしまう。
体が元通りになるまで、しばらくはお粥をご用意しますと、お雪は言う。
更に、海を通って浜に行くには、体が治らないと無理でしょう、と続ける。
どことなく不安が頭をもたげて来たが、お雪が嘘を言ってるようにも思えない。
体が元通りになるまで、仕方なく竜宮城へ逗留する事になってしまった。
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サキュバス竜宮城 (2) お雪登場。
サキュバス竜宮城 (3) 朝湯
サキュバス竜宮城 (4) 酒宴
サキュバス竜宮城 (5) お福
サキュバス竜宮城 (6) み月 ■この記事に拍手
そのまま敷いてあった寝具に倒れ込み、すぐさまに眠りについてしまった。
その夢の中では、温かい布団に包まれているような、そんな夢を見ていた。
暖かな布団が、柔らかく体をギュっとくるんで、とても安心感がある。
「あたたかいな・・・」
そんな夢心地の中、恍惚と眠りについていた。
ふと目を覚ますと、寝具の中で、自分の体が暖かな体にやさしく抱かれているのがわかった。
決して気色の悪い感じでは無い。
柔らかい体と滑らかな肌の感触、心地の良い体温と、潮の混じった爽やかな匂い。
「ん・・んん??」
寝ぼけ眼で、抱かれている腕の中から出て、振りかえると、酒宴の時に脇にいた、
お福と名乗った女性だった。
先ほど、部屋に戻る時に手を引いてくれたのも、この女性だったかもしれない。
お雪よりも、派手な顔立ちで唇が厚く、酒宴の席での艶やかな衣装の上からでも
体の肉付きが良いのがわかった。
その女性が、寝具の中で一緒に裸で寝ていたのだ。
これは・・・??
ジワッと背中から汗が噴き出す。一方、やはり寝ぼけたように、お福が目を開ける。
『あ、タロウ様。お目覚めになりましたか?まだ朝には早うございますよ。』
お福はそう言うと、手をつかんで寝具の中に引き込もうとする。
引っ張る手に困惑してる様子を露にすると、お福は言う。
『乙姫様の言いつけで、こうしております。
タロウ様が風邪をひかれては、私が怒られます。』
乙姫様にこの女性が怒られるとあっては、断る事ができない。
しかし、それなら裸で寝具にいる理由が、よくわからないのだが、
乙姫様の威厳のある姿を思い起こすと、その考えもどこかに消えてしまった。
『ささ、早く。こちらへ。』
お福は手を引いて、寝具に招き入れる。
全裸のままの二人が一つの寝具で、並んで寝ている。
お福は、今まで寝ていたはずなのに、パッチリと目を明けて、
ジっと視線をこちらに向けている。
そして、こちらに手を伸ばして、摩擦するように体を撫でて、暖めているような素振りをする。
確かにお福に触られると温かいのだが、敏感な脇腹の部分なども触って来るので、
落ちついて眠る事もできない。
「あの・・触られると、気が散って眠れないのですが・・。」
お福に申し訳なさそうに言うと、さすがに触るのはやめてくれた。
それでも、お福の美しい顔がこちらに向いて、その目はジーッと顔を見つめている。
やむ得ず、お福に背を向けて、目をつぶる。
うとうと・・。
やっと眠くなった頃、ソーっとお福の腕が伸びて、後から抱きついている事に気がついた。
ギュっと激しく体を抱いているのではないが、体を抱えて、背中に自分の豊かな胸や
柔らかい腹を、わざと密着させている。
夢に現れた温かい布団の正体はこれだったのか、と、ぼんやりとした頭に思うものの、
暖かな心地よさと異常な眠たさに、再び深い眠りについてしまう。
夢の中では、温かな布団は体を真綿の様にくるみ、揺りかごの様にゆらゆらと揺れる。
布団が背中から包むのではなく、温かい布団を自分が抱いて、
体がごろごろと動かないように安定すると、すごく安心感があった。
そんな夢心地の中、その温かな布団が急に激しく巻きついて来た。
自分の体が動かせない程、激しく布団が巻きついて来る。苦しい!
ギュウウウウッ!!!
その苦しさに、あっ、と目を覚ますと、お福が正面から足を絡ませて抱きついていた。
その目は暗闇に怪しく光っている。口を開こうとすると、お福の手が口を塞ぐ。
『乙姫様の言いつけですから。』
お福は、その厚い唇を耳にねっとりとつけて囁く。
お福は、声を出さない様子なのを見計らうと、両手を首に回して、ギュっと抱きしめた。
お福の滑らかな頬の肌が首筋にあたり、お福の体からする甘い香りが、鼻をくすぐる。
お福は、首筋に頬ずりしているようだ。
お福の大きな胸が、お互いの胸の間に挟まって、ぐにゃりと変形している。
そして絡ませた足の付け根である下腹部さえ、ピッタリ密着させて、スリスリと擦りつけている。
お福と体が密着した部分は、ジワーっと体が温かくなる。
更にお福は、手の指を絡ませたり、手で腕をグニグニと揉んだりしている。
お福に揉まれた部分が、これまたジーンと次第に暖まって来る。
お福は、サッと体ごと寝具の中に潜って、足の太ももを揉み解し始める。
細い指先の感触が、腿から脹脛、足の裏へと移動して行く。
その度に、触られた足の部分が、ポカポカと温まって行くのがわかる。
朝の生理現象の事もあり、股間の陰茎は固くなっている。
お福は、突然に手で固くなった陰茎を握ると、前後に動かして刺激し始める。
「あっ!!何するんですか!!」
声をあげるが、お福の手技に当然、陰茎がビクビクと反応してしまう。
それでもお福は、手を離さない。
「ちょっと!!」
力を入れて、お福の手と体をやんわりと押しのけようとする。
しかし、お福はそれでも、掴んだ手を離そうとしない。
それどころか、もう片方の手で、陰嚢をも揉み始めている。
グニグニと、お福の指が動く。
「あっ・・。」
痛いような、気持ち良いような刺激に、声が漏れてしまう。
強く力を入れて、お福を押しのけようとするが、何故か手が痺れた様に力が入らない。
その痺れは、手だけではなく足にも広がっている。
ついに、だらりと体が麻痺してしまった。
(おか・・しい・・。)
お福の指に責められていると、頭がボーッとして、部屋がぐるぐると回転しているように思える。
それでも、股間の快感だけは、脳に直接流れ込んでいるかのように、はっきりと感じられた。
ちゅ・・。陰茎の先が、熱く濡れた物が張りついた。
じゅるっ。次の瞬間には、陰茎が何かに吸い込まれた感触が起こる。
お福の厚い唇が吸い込んだのだ、と直感した。
(あああっ・・・。)
にゅるにゅる。お福の厚い唇が、陰茎の腹を前後にしゃぶっている。
そしてお福の舌が口の中で、裏筋をものすごい早さで舐めていた。
下半身の辺りで、じゅるじゅると唾液を啜りながら、しゃぶっている音がしている。
お福は、わざと音を立てて、聞こえるように、陰茎をしゃぶっているに違いない。
(やめて・・くれ・・。)
喉が、カラカラに乾いて声が出ない。
玉を揉まれながら、激しくしゃぶられて、陰茎はビクビクと発射したそうにしている。
レロレロレロ・・。
お福の舌先が激しく裏筋を刺激し、発射を促している。
「ううっ。」
出るッ!!!
チュルチュルチュルチュルッ!!
お福は発射するのを待っていたかの様に、精液を尿道から思いっきり吸い出す。
今まで感じた事のない快感に、目に火花が散ったようだった。
お福の舌先が、発射を終えた陰茎を丁寧に舐めて、綺麗にしている。
陰茎は、段々と力を失って行く。
お福は、次第に小さくなって行く陰茎を、再び自分の口の中に含んだ。
その小さくなって行く陰茎さえも、お福は愛らしく感じるのか、クチュクチュとしゃぶっている。
部屋には、自分の快感に荒くなった吐息と、お福の出すクチュクチュという音だけが聞こえている。
しゃぶられている内に、次第に陰茎が膨らんで来る。
再び、お福の甘い口撃が始まる。
巻きつくように絡みつく舌の動きと、厚い唇の柔らかい締めつけに、
股間は固く膨張している。
ちゅーう。音と共に、股間の棒が引きぬかれそうな吸引と快感を感じる。
ちゅーう・・ちゅーう・・。
激しく吸う音が部屋に響く。
(たすけ・・て・・。)
腹の奥から引っ張られるような感覚が、体を熱くする。
お福はレロレロと舌を動かして、再び発射を促す。
(あっ。あっ。あっ。ダメだ・・。)
お福の舌が動く度に、快感に悶えてしまう。
一度発射してしまっている為に、発射したいのに快感が発射まで至らない。
それでも頭で感じてしまう快感に、胴をくねらせて耐えるしかない。
お福は、わざと発射までの快感を与えないのか、生殺しのまま、体が悶絶する。
チョンチョン・・。
お福の指先が、肛門の穴に触れるか触れないか位の感じで、突ついた。
「あ゛ーっ。」
腹の底から振り絞られる快感の絶叫と共に、精液が勢い良く飛び出す。
お福も全て吸い出す余裕が無かったのか、尿道に残っている精液を吸う。
ちゅうっ・・。
「あっく・・。」
管に残っていた精液を吸い出されると、じんわりとした快感が続いた。
まだ激しい快感の余韻で、肛門がパクパクと開閉している。
脳が絶叫した一瞬だけ、真っ白になったのが自分でもわかった。
その真っ白になった瞬間、勝手に声が出てしまったのだ。
ちゅ・・ちゅ・・。お福まだ、陰茎を口から離そうとしない。
それは、あたかも口が陰茎とくっついてしまったかのようだった。
赤子が乳首を吸うように、いつまでも陰茎を吸っている。
ちゅ・・ちゅ。次第に、股間の感覚が麻痺して来る。
快感とその短調な響きで頭がぼうっとしているのか、段々眠気に襲われる。
ちゅう・・ちゅう・・。股間が自分のものでは無いかように感じる。
既に、陰茎が小さくなっているが、それでもお福は吸い続ける。
ちゅう、ちゅう・・。意識が段々遠くなる。
股間を吸われつづけたまま、深い眠りに着いて行く。
夢の中で、やはりお福は陰茎を吸いつづけていた。
夢なのか現実なのか、はっきりとはわからない。
ただ、時折、快感が体の中心を駆け抜けて、お福に吸い込まれて行くのがわかった。
それが何日も何日も続いたような気さえする。
夢うつつのまま、快感がいつまでもいつまでも続いていた。
◆
口に入る、生暖かいお粥の感触で目を覚ます。
目の前には、美しいお雪の顔があった。
「あっ!!」
ガバっと寝具を押しのけて、起き上がる。
動かなかった手足は、既に動く様になっていた。
いつも部屋の中、お雪が食事を運んで来てらしく、もぐもぐと咀嚼していた。
どうやら、お雪が咀嚼し口移しで、食べさせていたようだった。
お雪は、咀嚼していた食事を一旦下げると、
『お目覚めになりましたか?何日も眠られてたんですよ。』と言う。
訳がわからないが、お雪が言うには、
お福の毒気にあたったようで、申し訳ありません、と謝るばかりだ。
毒気??
お雪は二人の相性が悪かった、と言うが、その実あまり要領を得ない。
少なくとも体は動く様になったものの、腹の底から力が出ない。
立って歩くにも、お雪の支えが無くては、フラフラしてしまう。
体が元通りになるまで、しばらくはお粥をご用意しますと、お雪は言う。
更に、海を通って浜に行くには、体が治らないと無理でしょう、と続ける。
どことなく不安が頭をもたげて来たが、お雪が嘘を言ってるようにも思えない。
体が元通りになるまで、仕方なく竜宮城へ逗留する事になってしまった。
サキュバス竜宮城 (1) 亀を助けるの巻
サキュバス竜宮城 (2) お雪登場。
サキュバス竜宮城 (3) 朝湯
サキュバス竜宮城 (4) 酒宴
サキュバス竜宮城 (5) お福
サキュバス竜宮城 (6) み月 ■この記事に拍手
サキュバス竜宮城 (3) 朝湯
朝、と言っても部屋が明るい訳ではない。
体の中がそう判断しているだけだった。
(厠・・。)用を足したくなった。
人を呼ぼうかと思ったが、好奇心が勝り、襖をそっと開けて部屋を出てみる。
ギョッとしたのは、そこでかしずいている女性がいたからだ。
お雪ではない、お雪よりも若い感じの別の女性だった。
『ご用ですか?』
もしかして、一晩中この場所で控えていたのだろうか。
厠の用を告げると、こちらですと案内してくれた。
途中、廊下から大きい庭が見えた。
昨日の海の中の事は夢だったのではないかと思う程、立派な庭園が広がっている。
このような庭が海中にあるとは思えない。空も白々と明けて来ている。
「ここは海の底なのでしょうか?」
恐る恐る聞くと、女性はにこりと笑うだけで、答えようとしない。
厠の後は、そのまま再び部屋に戻された。
部屋の寝具の上で、寝つけないまま、ただ時間だけが過ぎて行く。
◆
『おはようございます。』
しばらくすると、お雪と名乗った昨日の女性が、部屋にやって来た。
『ゆっくりお休みいただけましたか?』
にこりと笑顔を見せて聞いて来る。
もちろん、悶悶として眠れなかったとは言えない。
『朝のお食事の用意ができました。』
お雪に、再び手を引かれて部屋の外へと連れて行かれる。
案内された場所は、昨晩入った温泉だった。
明るくなって見た感じは、普通の岩場の露天風呂だ。
ただ、綺麗に晴れ上がった淡い水色の空に、太陽が無い。
やっぱり・・。それ以上、あまり考えないようにした。
お湯につかっていると、やはりお雪が靄の向こうからやって来た。
食事を載せた大きな桶もゆっくりと、ひとりでに泳いでやって来る。
白米の御飯に、一汁一菜。昨晩と大きい違いはない。
そして、昨晩と同じく、お雪と名乗った女性が、匙や箸で取っては食べさせてくれる。
しかし、粥ではないからなのか、咀嚼して口移しでは食べさせてくれなかった。
自分が、わずかながら期待をしていた事に、勝手に赤面する。
食事が終わると、桶だけが勝手にお湯の上を漂って、白い靄の中に泳いで消えて行く。
お雪は、そのままニコニコと笑顔を浮かべながら言う。
『お帰りになる前に、主の乙姫様がお礼を申し上げたいとの事です。
申し訳ありませんが、お会いいただく前に、身を清めていただきたいのですが。』
と若干、申し訳無さそうに言う。
さすがにこれだけの丁重なもてなしを受けて、会うのを断る訳にもいかない。
昨日の出迎えの失礼な事も忘れて、言われるまま、身を清める事にした。
岩場にあがると、お雪も白い裸体を恥かしがる様子も無く、後について上がって来た。
こんなに露骨に見せられると、目のやり場に困るのだが、お雪は恥かしがる様子は全く無い。
『身を清めさせていただきます。まずは、背中を流させて下さい。』
お雪は、さも当然かのように言う。
主の乙姫様に会うという事もあり、断る事はできなかった。
何よりも、淡い期待もあり、お雪に背中を流してもらう事にした。
椅子に腰を降ろし、自分でも手ぬぐいで、体に付いた垢を落し始める。
温泉の成分の効果なのか、妙に手ぬぐいの感触がヌルヌルとする。
それでいて、垢がごっそり取れる。
そう言えば、昨日もお湯を上がった後は、肌がツルツルになっていた。
背中にも、ゴシゴシと擦る刺激がある。お雪が、背中を流してくれているのだ。
擦るために、肩にはお雪の手がそっと添えられている。
肩に感じるお雪の柔らかい手の感触。
細い指の形やピンク色の爪の先まで、閉じた目の裏に浮かんでくる。
ゴシゴシとやさしく背中を流されて、どうしても股間が緊張してしまう。
お雪は、気がついているのかいないのか、ゴシゴシと背中を擦り続ける。
背中を這いまわるお雪の手の動きに、体がピクリと動いてしまったことを、
気づかれてしまっただろうか。心臓の鼓動が速く打つ中、背中を洗って貰い続ける。
お雪は、腰や尻に手を添えて、背中をゴシゴシと擦りつづけている。
そして脇腹を掴む様に、その手を添えている。
脇腹に当たる指の感触に、体が勝手にくねる。
「そこは触らないで下さい・・。」
その言葉が喉まで出かかったが、何故か声にならなかった。
お雪の片方の手が脇腹を揉む様に動きながら、もう片方の手の手ぬぐいで、
脇腹を擦り始めている。
自分で体を洗うのは、もうやめてしまっていた。
お雪が体を洗うのにまかせて、ぼうっとしてしまう。
お雪は、脇腹から脇、肩から腕、太ももと次々に洗って行く。
そして、柔らかな反対の側の手も、次第に伸ばして来るのだ。
反対側の柔らかな手が、お湯の効果なのかヌルヌルと体を撫でている。
「はぁ・・・。」
お雪の手の感触に自然と溜息が漏れる。
「あっ。」
小さく声をあげてしまう。
ピト・・。背中にぴったりと、お雪の体が張りついて来た!
柔らかい二つの胸の丘と、滑らかなお雪の腹部の感触まで、はっきりとわかる。
お雪は、後から抱く様に腕を回し、その手は腹や胸を擦り出した。
ゴシゴシ・・。後から抱くように体を洗われて、体が硬直してしまう。
『洗っているだけですから・・・』
お雪は、耳元で言う。
肩には、お雪の小さく尖った顎が乗っている感触がある。
お雪の匂いなのか、潮の香りにまざって甘酸っぱいような匂いがした。
お雪の手が内股を洗いはじめる。自分の息が荒くなっているのがわかる。
お雪の柔らかい体と手の感触に、目をつぶり、うっとりとしてしまう。
ザザー・・。桶に汲んだお湯が、背中から流された。
いつの間に体が離れたのか、お雪がお湯を汲んで背中を流してくれていた。
「はぁ・・・。」
なんとなく期待を裏切られた、残念な気持ちに小さく声を漏らしてしまう。
しかし一方で、いやこれでいいんだと、自分に言い聞かせる。
それでも股間は、やり場なく張り詰めたままだった。
◆
『お召し物は、洗ってそちらに置いてあります。』
お雪が裸のままで言う。
確かに、来る時に来ていた服が綺麗にして置いてあった。
洗ったというよりも、全く同じ物の新品の様に見える程だった。
一体どうなっているんだろう・・。
では、とお雪は一旦どこかへ下がって行ったが、着物を着ている最中に、
自分もちゃんと着物を着て、しずしずと戻って来た。
そのお雪に手を引かれ先ほどの部屋に戻ると、朝の寝具は、既に片付けられている。
『では、乙姫様がお呼びになるまで、しばらくお待ち下さい。』
そう言って、お雪は再び下がっていった。
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サキュバス竜宮城 (3) 朝湯
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体の中がそう判断しているだけだった。
(厠・・。)用を足したくなった。
人を呼ぼうかと思ったが、好奇心が勝り、襖をそっと開けて部屋を出てみる。
ギョッとしたのは、そこでかしずいている女性がいたからだ。
お雪ではない、お雪よりも若い感じの別の女性だった。
『ご用ですか?』
もしかして、一晩中この場所で控えていたのだろうか。
厠の用を告げると、こちらですと案内してくれた。
途中、廊下から大きい庭が見えた。
昨日の海の中の事は夢だったのではないかと思う程、立派な庭園が広がっている。
このような庭が海中にあるとは思えない。空も白々と明けて来ている。
「ここは海の底なのでしょうか?」
恐る恐る聞くと、女性はにこりと笑うだけで、答えようとしない。
厠の後は、そのまま再び部屋に戻された。
部屋の寝具の上で、寝つけないまま、ただ時間だけが過ぎて行く。
◆
『おはようございます。』
しばらくすると、お雪と名乗った昨日の女性が、部屋にやって来た。
『ゆっくりお休みいただけましたか?』
にこりと笑顔を見せて聞いて来る。
もちろん、悶悶として眠れなかったとは言えない。
『朝のお食事の用意ができました。』
お雪に、再び手を引かれて部屋の外へと連れて行かれる。
案内された場所は、昨晩入った温泉だった。
明るくなって見た感じは、普通の岩場の露天風呂だ。
ただ、綺麗に晴れ上がった淡い水色の空に、太陽が無い。
やっぱり・・。それ以上、あまり考えないようにした。
お湯につかっていると、やはりお雪が靄の向こうからやって来た。
食事を載せた大きな桶もゆっくりと、ひとりでに泳いでやって来る。
白米の御飯に、一汁一菜。昨晩と大きい違いはない。
そして、昨晩と同じく、お雪と名乗った女性が、匙や箸で取っては食べさせてくれる。
しかし、粥ではないからなのか、咀嚼して口移しでは食べさせてくれなかった。
自分が、わずかながら期待をしていた事に、勝手に赤面する。
食事が終わると、桶だけが勝手にお湯の上を漂って、白い靄の中に泳いで消えて行く。
お雪は、そのままニコニコと笑顔を浮かべながら言う。
『お帰りになる前に、主の乙姫様がお礼を申し上げたいとの事です。
申し訳ありませんが、お会いいただく前に、身を清めていただきたいのですが。』
と若干、申し訳無さそうに言う。
さすがにこれだけの丁重なもてなしを受けて、会うのを断る訳にもいかない。
昨日の出迎えの失礼な事も忘れて、言われるまま、身を清める事にした。
岩場にあがると、お雪も白い裸体を恥かしがる様子も無く、後について上がって来た。
こんなに露骨に見せられると、目のやり場に困るのだが、お雪は恥かしがる様子は全く無い。
『身を清めさせていただきます。まずは、背中を流させて下さい。』
お雪は、さも当然かのように言う。
主の乙姫様に会うという事もあり、断る事はできなかった。
何よりも、淡い期待もあり、お雪に背中を流してもらう事にした。
椅子に腰を降ろし、自分でも手ぬぐいで、体に付いた垢を落し始める。
温泉の成分の効果なのか、妙に手ぬぐいの感触がヌルヌルとする。
それでいて、垢がごっそり取れる。
そう言えば、昨日もお湯を上がった後は、肌がツルツルになっていた。
背中にも、ゴシゴシと擦る刺激がある。お雪が、背中を流してくれているのだ。
擦るために、肩にはお雪の手がそっと添えられている。
肩に感じるお雪の柔らかい手の感触。
細い指の形やピンク色の爪の先まで、閉じた目の裏に浮かんでくる。
ゴシゴシとやさしく背中を流されて、どうしても股間が緊張してしまう。
お雪は、気がついているのかいないのか、ゴシゴシと背中を擦り続ける。
背中を這いまわるお雪の手の動きに、体がピクリと動いてしまったことを、
気づかれてしまっただろうか。心臓の鼓動が速く打つ中、背中を洗って貰い続ける。
お雪は、腰や尻に手を添えて、背中をゴシゴシと擦りつづけている。
そして脇腹を掴む様に、その手を添えている。
脇腹に当たる指の感触に、体が勝手にくねる。
「そこは触らないで下さい・・。」
その言葉が喉まで出かかったが、何故か声にならなかった。
お雪の片方の手が脇腹を揉む様に動きながら、もう片方の手の手ぬぐいで、
脇腹を擦り始めている。
自分で体を洗うのは、もうやめてしまっていた。
お雪が体を洗うのにまかせて、ぼうっとしてしまう。
お雪は、脇腹から脇、肩から腕、太ももと次々に洗って行く。
そして、柔らかな反対の側の手も、次第に伸ばして来るのだ。
反対側の柔らかな手が、お湯の効果なのかヌルヌルと体を撫でている。
「はぁ・・・。」
お雪の手の感触に自然と溜息が漏れる。
「あっ。」
小さく声をあげてしまう。
ピト・・。背中にぴったりと、お雪の体が張りついて来た!
柔らかい二つの胸の丘と、滑らかなお雪の腹部の感触まで、はっきりとわかる。
お雪は、後から抱く様に腕を回し、その手は腹や胸を擦り出した。
ゴシゴシ・・。後から抱くように体を洗われて、体が硬直してしまう。
『洗っているだけですから・・・』
お雪は、耳元で言う。
肩には、お雪の小さく尖った顎が乗っている感触がある。
お雪の匂いなのか、潮の香りにまざって甘酸っぱいような匂いがした。
お雪の手が内股を洗いはじめる。自分の息が荒くなっているのがわかる。
お雪の柔らかい体と手の感触に、目をつぶり、うっとりとしてしまう。
ザザー・・。桶に汲んだお湯が、背中から流された。
いつの間に体が離れたのか、お雪がお湯を汲んで背中を流してくれていた。
「はぁ・・・。」
なんとなく期待を裏切られた、残念な気持ちに小さく声を漏らしてしまう。
しかし一方で、いやこれでいいんだと、自分に言い聞かせる。
それでも股間は、やり場なく張り詰めたままだった。
◆
『お召し物は、洗ってそちらに置いてあります。』
お雪が裸のままで言う。
確かに、来る時に来ていた服が綺麗にして置いてあった。
洗ったというよりも、全く同じ物の新品の様に見える程だった。
一体どうなっているんだろう・・。
では、とお雪は一旦どこかへ下がって行ったが、着物を着ている最中に、
自分もちゃんと着物を着て、しずしずと戻って来た。
そのお雪に手を引かれ先ほどの部屋に戻ると、朝の寝具は、既に片付けられている。
『では、乙姫様がお呼びになるまで、しばらくお待ち下さい。』
そう言って、お雪は再び下がっていった。
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サキュバス竜宮城 (2) お雪登場。
助けた亀に連れ去られて、竜宮城へやって来たタロウ。
気がつくと、仄かに明かりの灯った暗い部屋の中、
赤い寝具の上で、寝かされていました。
◆
『お目覚めになりましたか?』
戸を開けて入って来たのは、清潔な感じの大人びた顔の女性だった。
暗い部屋の明かりに、着物姿と白い顔が浮き上がって見える。
『私は、この竜宮城の主でいらっしゃる乙姫様に仕える、お雪と申します。
出迎えの者が大変失礼しました。先ほど、ちゃんと言い聞かせておきましたから。』
手をついてわびる女性。その姿に何も言えなくなってしまう。
「浜へは、返してもらえるんでしょうか?」
怖々、お雪と名乗る女性に聞いてみる。
『はい、後で別の者に送らせますから。今日は夜遅くなってしまったので、
明日、浜までお送りします。』
丁寧に、女性は言う。
『何も召し上がっていらっしゃらないかと思います。
ささやかですがお食事の用意ができておりますので、こちらへどうぞ。』
お雪と名乗った女性は、手を引いて別の部屋へと案内してくれる。
温かみのある女性の手の感触は、どこかほっと安心させてくれるものだった。
手を引かれて着いた場所は、部屋というより大きい岩場の温泉の様だった。
どう見ても、夜の屋外にいるようにしか思えない。
暗い浴場に、明かりがポツポツと灯り、白い湯気がたち込め、一層幻想的見える。
『このお湯につかってお待ち下さい。』
女性は、静かに下がって行く。
食事だよな・・・?
少し疑問に思ったが、女性に言われるまま、着物を脱いでお湯につかる。
若干、ヌルっとするが、潮のいい香りがするお湯だった。温泉だろうか。
手に取って少し舐めると、しょっぱい中に苦味を感じる。
海水由来の温泉なのかもしれない。
このお湯につかっていると、本当に体の芯からじんわりと暖まって来る。
「はぁ・・・。」
亀との遭遇から、今まで夢を見ているようだった。
温泉の心地良さに、口から溜息やうなり声が漏れる。
しばらく待っていると、靄の向こうから人影が近づいて来る。
真っ白な裸体で現れたのは、お雪と名乗った先ほどの女性だった。
「あっ。」
声を上げて、お湯から出ようとすると、
『お待ち下さい。』と女性は言う。
『お食事の用意をさせていただくだけですから。』
お雪と名乗った女性は、そう言うものの、
現れた女性が身に一枚も帯びていない、艶かしく光る裸体では、食事どころではない。
お湯の上を、大きな桶に乗って食事が運ばれて来る。
どうして目の前に、ひとりでに桶が泳いで来るのか不思議だった。
食事は、ご馳走という程のものではない。
粗末な粥と汁物と漬物だけだ。深夜だからだろうか。
しかし、お雪と名乗る女性が、その食事を取っては口に入れてくれるのだ。
お湯の下には、お雪の裸体があるのだが、それを恥かしそうに隠すでもなく、
平気な顔で箸や匙を持って、食事を食べさせてくれる。
お湯の中で、ちらちら見える、抜けるように白い裸体は、目の毒だった。
しかも、食べさせてもらうなんて。
最初こそ抵抗があったが、そういう作法ならば仕方無いと思うしかない。
すると突然、お雪と名乗った女性は、粥を口に入れて自分で食べ始めた。
あっけに取られたが、今度はその咀嚼した粥を、口を半開きにしてこちらに見せている。
もしかして、これを食えという事なのだろうか・・。
お互いにじっとしまま、時がゆっくりと流れて行く。
どれ位経ったろうか。お雪と名乗った女性はじりじりとにじり寄って、
腕を首に回してくると、半開きに開けた口をゆっくりと押しつけて来る。
甘く生暖かい粥が、女の口から、自分の口の中に流し込まれる。
不思議な事に、匙でそのまま食べるよりも味が旨くなっていた。
気のせいだろうか。
お雪は、パっと体を離すと、再びもぐもぐと粥を食べ、口を半開きに開いて待っている。
その様子を見ていて、自分の口が勝手に開いてしまっている事に気づく。
お雪は、再び近づいて粥をゆっくりと口に流し込んで来る。
しかし、お雪はそれ以上迫って来る事はしなかった。
粥や汁を口の中で咀嚼しては、ゆっくりと流し込んで食べさせてくれる。
気づいた時には、食事を終えていた。
『お召し物は、そちらに用意してあります。では、失礼致します。』
お雪は、そう言うと、靄の中に下がって行く。
お湯の中で複雑な気持ちのまま、しばしの間、ぼんやりとしてしまった。
◆
湯をあがると、新しい着物が用意されていた。
着替え終わるとお雪が現れて、先ほどいた寝室に再び手を引いて案内してくれる。
『では、明朝またお伺いします。』
お雪はそう手をついて言うと、部屋を出て行った。
寝具の中に入るが、先ほどのお雪の唇の感触を思い出すと、
まんじりともできない一夜を過ごした。
サキュバス竜宮城 (1) 亀を助けるの巻
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気がつくと、仄かに明かりの灯った暗い部屋の中、
赤い寝具の上で、寝かされていました。
◆
『お目覚めになりましたか?』
戸を開けて入って来たのは、清潔な感じの大人びた顔の女性だった。
暗い部屋の明かりに、着物姿と白い顔が浮き上がって見える。
『私は、この竜宮城の主でいらっしゃる乙姫様に仕える、お雪と申します。
出迎えの者が大変失礼しました。先ほど、ちゃんと言い聞かせておきましたから。』
手をついてわびる女性。その姿に何も言えなくなってしまう。
「浜へは、返してもらえるんでしょうか?」
怖々、お雪と名乗る女性に聞いてみる。
『はい、後で別の者に送らせますから。今日は夜遅くなってしまったので、
明日、浜までお送りします。』
丁寧に、女性は言う。
『何も召し上がっていらっしゃらないかと思います。
ささやかですがお食事の用意ができておりますので、こちらへどうぞ。』
お雪と名乗った女性は、手を引いて別の部屋へと案内してくれる。
温かみのある女性の手の感触は、どこかほっと安心させてくれるものだった。
手を引かれて着いた場所は、部屋というより大きい岩場の温泉の様だった。
どう見ても、夜の屋外にいるようにしか思えない。
暗い浴場に、明かりがポツポツと灯り、白い湯気がたち込め、一層幻想的見える。
『このお湯につかってお待ち下さい。』
女性は、静かに下がって行く。
食事だよな・・・?
少し疑問に思ったが、女性に言われるまま、着物を脱いでお湯につかる。
若干、ヌルっとするが、潮のいい香りがするお湯だった。温泉だろうか。
手に取って少し舐めると、しょっぱい中に苦味を感じる。
海水由来の温泉なのかもしれない。
このお湯につかっていると、本当に体の芯からじんわりと暖まって来る。
「はぁ・・・。」
亀との遭遇から、今まで夢を見ているようだった。
温泉の心地良さに、口から溜息やうなり声が漏れる。
しばらく待っていると、靄の向こうから人影が近づいて来る。
真っ白な裸体で現れたのは、お雪と名乗った先ほどの女性だった。
「あっ。」
声を上げて、お湯から出ようとすると、
『お待ち下さい。』と女性は言う。
『お食事の用意をさせていただくだけですから。』
お雪と名乗った女性は、そう言うものの、
現れた女性が身に一枚も帯びていない、艶かしく光る裸体では、食事どころではない。
お湯の上を、大きな桶に乗って食事が運ばれて来る。
どうして目の前に、ひとりでに桶が泳いで来るのか不思議だった。
食事は、ご馳走という程のものではない。
粗末な粥と汁物と漬物だけだ。深夜だからだろうか。
しかし、お雪と名乗る女性が、その食事を取っては口に入れてくれるのだ。
お湯の下には、お雪の裸体があるのだが、それを恥かしそうに隠すでもなく、
平気な顔で箸や匙を持って、食事を食べさせてくれる。
お湯の中で、ちらちら見える、抜けるように白い裸体は、目の毒だった。
しかも、食べさせてもらうなんて。
最初こそ抵抗があったが、そういう作法ならば仕方無いと思うしかない。
すると突然、お雪と名乗った女性は、粥を口に入れて自分で食べ始めた。
あっけに取られたが、今度はその咀嚼した粥を、口を半開きにしてこちらに見せている。
もしかして、これを食えという事なのだろうか・・。
お互いにじっとしまま、時がゆっくりと流れて行く。
どれ位経ったろうか。お雪と名乗った女性はじりじりとにじり寄って、
腕を首に回してくると、半開きに開けた口をゆっくりと押しつけて来る。
甘く生暖かい粥が、女の口から、自分の口の中に流し込まれる。
不思議な事に、匙でそのまま食べるよりも味が旨くなっていた。
気のせいだろうか。
お雪は、パっと体を離すと、再びもぐもぐと粥を食べ、口を半開きに開いて待っている。
その様子を見ていて、自分の口が勝手に開いてしまっている事に気づく。
お雪は、再び近づいて粥をゆっくりと口に流し込んで来る。
しかし、お雪はそれ以上迫って来る事はしなかった。
粥や汁を口の中で咀嚼しては、ゆっくりと流し込んで食べさせてくれる。
気づいた時には、食事を終えていた。
『お召し物は、そちらに用意してあります。では、失礼致します。』
お雪は、そう言うと、靄の中に下がって行く。
お湯の中で複雑な気持ちのまま、しばしの間、ぼんやりとしてしまった。
◆
湯をあがると、新しい着物が用意されていた。
着替え終わるとお雪が現れて、先ほどいた寝室に再び手を引いて案内してくれる。
『では、明朝またお伺いします。』
お雪はそう手をついて言うと、部屋を出て行った。
寝具の中に入るが、先ほどのお雪の唇の感触を思い出すと、
まんじりともできない一夜を過ごした。
サキュバス竜宮城 (1) 亀を助けるの巻
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サキュバス竜宮城 (1) 亀を助けるの巻
浜辺で子ども達にいじめられている亀を助けたタロウは、
亀が案内してくれるという竜宮城へ向かいました。
◆
亀の背中に乗って海中を進んで行くと、不思議と息ができた。
綺麗な海の中を見下ろすと、空を飛んでいるような気分さえする。
(綺麗だなぁ・・。)
太陽の光で、海底が青く輝いて見える。
珊瑚や海草、そして小さな魚たちが群れている景色は、心和ませる。
見上げれば、海面がキラキラと煌いているのが見える。
その時、ちょっとした異変に気づく。
乗っている亀の甲羅が、微妙に振動しているのだ。
亀が息をしているせいかとも思ったが、その割りには微細な振動だった。
実際には聞こえないが、ブィィィィィンという音が聞こえるような感じさえする。
ビリビリビリビリ・・・・。
お尻や股の辺りが、その振動に痒いような、ムズムズした感触に襲われる。
足を踏ん張って、あまり尻をペタンと亀の背中につけないようにしているが、
疲れると、どうしても亀の背中に腰を降ろさざるを得ない。
その度に、ビィィィン、ビィィィンという刺激が、股間に伝わって来る。
(何か変だなぁ・・。)
そう思うが、海面は段々遠くなり、辺りは暗くなっている。
『そろそろ着きますよ。』
可愛らしい女性の声をした亀が言う。多分、雌の亀なのだろう。
遠くの海底に、赤桃色の外壁をした見るからに毒々しい感じの竜宮城がそびえていた。
そのあまりの禍禍しさに、急に気分が冷えて来た。
「あのー、やっぱり帰ります。」
脚の下の亀に言う。
亀は聞いていないのか、グングンと竜宮城の方へ進んで行く。
遂に怖くなって、亀の背中から飛び降りて逃げ出す事にした。
亀から離れると息ができなくなったが、海面まで我慢するしかない。
亀の姿も見ずに、一目散に海面を目指して泳ぐ。
上へ上へ泳いでいると、周りが次第に明るくなって行く。
(もう少しだ・・。)
しかし、あと少しの所で、背後から、がっしと体を抱きとめられた。
何者かが、背後から足を絡ませるように抱きついて、泳がせまいとしている。
(ひっ!誰だ!!)
驚く事に、抱きとめた腕は、白く細い女の腕だった。
足に絡んんでいる足も、ごく柔らかい女性の足で、
ただ、背中には固い甲羅のようなコツコツした部分が当たっている。
『逃がさないわよ。』
先ほどの亀の声に振り向くと、そこには大きい黒目がちの目をした女の顔があった。
その女が手や足を絡みつかせて、泳げないようにしているのだ。
亀女!!!
女は、先ほどの亀と同じ大きさの甲羅を着込んでいる。
女の着ている甲羅が重いのか、抱きつかれたまま、ぶくぶくと海の底に沈んでしまう。
この亀女に捕まった時から、息は吸えるようになってはいるが、
このままでは海の底に連れ去られてしまう。
ジタバタと手足を動かし暴れるが、女は、その動きを避けつつ、
微妙に手足をくねらせて、モゾモゾと体の敏感な部分を触っては刺激する。
『ダメダメ・・。海の中で、私にかなうわけないでしょ。』
亀女は笑っている。
(たすけて!!!)
しかし、それでも逃げようと暴れると、亀女は一度ため息をついて、
何か覚悟を決めたようだった。
『はぁ・・。仕方ないわね。こんなことしたくなかったんだけど・・。』
ガバっと背中に当たっていた亀の甲羅の腹の部分が大きく割れて口を開き、
二人の体を飲み込んで行く。カチリと亀の甲羅の腹が閉まった時には、
1つの亀の甲羅の中に、2人の姿が二人羽織の様に収まっていた。
亀の甲羅からは、男と女の2つの首が出て、両手両足も2本ずつ出ている。
奇怪な生き物ができあがっていた。
『暴れてしょうがないといえば、乙姫様も許してくれるでしょう。』
奇妙な2人の姿が、ゆっくりと海の底へ沈んで行く。
(ひいいいっ・・。なんだこれ!!)
甲羅の中では、背中に亀女の柔らかいぷにょぷにょとした胸の感触が伝わっている。
にゅるにゅると柔らかい体を背中に擦りつけるように、亀女は胸を押し当てている。
『ウフフ・・・。柔らかいでしょう・・。』
亀女は、耳元で囁く。
その刺激から逃れよう思っても、手足が甲羅にがっちり食い込んで、
体を捻る事くらいしかできない。
『無理無理。私の甲羅ばさみからは逃げられないわよ。』
亀女は、笑って言う。
『それにしても、久しぶりの人間の男の感触だわ・・。』
亀女の声が、熱っぽさを増す。
『ああっ!もう我慢できないわ。乙姫様には申し訳ないけど、ちょっとだけ味見を・・。』
亀女の声が耳元でしたかと思うと、細い指が胸や腹を撫でる感触があった。
亀女が甲羅の中に手を引っ込めて、触っているのだ。
それだけではない、足も引っ込めて胴に巻きつけたりしている。
この亀の甲羅は一体どうなっているだろうか。
『あぁ・・。人間の肌は、やっぱり違うわね。不思議な感触だわ・・。』
亀女は、うっとりとした声をあげている。
『いただきまーす。』
亀女の首が甲羅の中に引っ込んだと思うと、脇をチロチロと舐める感触がある。
女の手足や舌が体中を撫でまわして、性感を刺激している。
自分でも、次第に陰茎に血液が溜まって固くなって行くのがわかった。
『ウフ、大きくなって来たわぁ。』
甲羅の中から亀女の声がする。
女の手が、モゾモゾとやさしく陰茎をしごきはじめる。
(あぁっ!!)
男は、海の底で、声を上げてしまう。
亀女は、指で輪の形を作り、その輪を陰茎に通して、上下にしごいている。
クリクリクリと裏筋を指の輪が通りぬける度に、ビクビクと陰茎が痙攣する。
リズミカルに指が動く度に声が漏れてしまう。
(あっ・・あっ・・やめてくれ・・・。)
亀女は、甲羅の中のイヤらしい行為を辞めようとはしない。
『ウフフ・・・。我慢しなくていいのよ。ホラホラ・・。』
クリクリクリ・・。亀女の指が、激しく動く。
『もう出していいのよ。ホラ、早く。』
淫らな亀女の指の輪が、激しく陰茎を擦り上げる。
(ああっ!)
ビュワワーッ。亀女の手技に、堪らず精液がドクドクと放出される。
『あらー、いっぱい出たわねー。』
甲羅の中で、亀女の喜ぶ声がする。
にゅるにゅる。亀頭を舐められている感じがする。
亀女が、精液を舐めとっているのかもしれない。
(あぁ・・。)
発射直後に舐められて、その感触に声が出ない。
ちゅ・・ちゅぽん。亀女の唇が陰茎に吸いついた。
(ひっ!!)
ちゅぽんちゅぽん。
イヤらしく吸いつく音が甲羅の中からするが、どうする事もできない。
(やめ!やめてくれぇ!!!)
ただ、甲羅の外で、亀女の口の与える快感に手足をバタつかせる。
ちゅぽちゅぽちゅぽっ!
吸いつく亀女の口の粘膜の動きが速くなる。
それだけではない。亀女の舌が、カリ首をぐるぐると回転しながら刺激している。
(ひっ!ひっ!・・ひぃっ!!)
再び快感が徐々に溜まって行く。そして、快感が壁を越えた瞬間。
ジュルルルルルルッ!
亀女の柔らかい濡れた唇が、思いっきり精液を吸い上げた。
ビュルルルルッ!
亀女の口に吸われて、精液が物凄い早さで吸い出される。
(あはっ!)
今まで味わった事のない快感に悶絶する。
(あくっ・・。)
男は、一言だけ何か言ったかと思うと、口から泡を吹いて気絶した。
それでも腰の辺りは、ビクビクと快感に時折、痙攣し続けていた。
亀女は、口の中でピクピクと動く男の陰茎を、満足そうにしばらくの間、
咥えてしゃぶっていた。
ちゅぷ・・ちゅぷ・・。
亀の甲羅の中の亀女は、イヤらしい音を立て続ける。
◆
気絶したタロウを抱えて、亀は竜宮城の門くぐって、城へと入って行きました。
ズシーン・・・。
大きい音と共に、竜宮城の重い鉄の扉が、固く門を閉ざしましたとさ。 ■この記事に拍手
亀が案内してくれるという竜宮城へ向かいました。
◆
亀の背中に乗って海中を進んで行くと、不思議と息ができた。
綺麗な海の中を見下ろすと、空を飛んでいるような気分さえする。
(綺麗だなぁ・・。)
太陽の光で、海底が青く輝いて見える。
珊瑚や海草、そして小さな魚たちが群れている景色は、心和ませる。
見上げれば、海面がキラキラと煌いているのが見える。
その時、ちょっとした異変に気づく。
乗っている亀の甲羅が、微妙に振動しているのだ。
亀が息をしているせいかとも思ったが、その割りには微細な振動だった。
実際には聞こえないが、ブィィィィィンという音が聞こえるような感じさえする。
ビリビリビリビリ・・・・。
お尻や股の辺りが、その振動に痒いような、ムズムズした感触に襲われる。
足を踏ん張って、あまり尻をペタンと亀の背中につけないようにしているが、
疲れると、どうしても亀の背中に腰を降ろさざるを得ない。
その度に、ビィィィン、ビィィィンという刺激が、股間に伝わって来る。
(何か変だなぁ・・。)
そう思うが、海面は段々遠くなり、辺りは暗くなっている。
『そろそろ着きますよ。』
可愛らしい女性の声をした亀が言う。多分、雌の亀なのだろう。
遠くの海底に、赤桃色の外壁をした見るからに毒々しい感じの竜宮城がそびえていた。
そのあまりの禍禍しさに、急に気分が冷えて来た。
「あのー、やっぱり帰ります。」
脚の下の亀に言う。
亀は聞いていないのか、グングンと竜宮城の方へ進んで行く。
遂に怖くなって、亀の背中から飛び降りて逃げ出す事にした。
亀から離れると息ができなくなったが、海面まで我慢するしかない。
亀の姿も見ずに、一目散に海面を目指して泳ぐ。
上へ上へ泳いでいると、周りが次第に明るくなって行く。
(もう少しだ・・。)
しかし、あと少しの所で、背後から、がっしと体を抱きとめられた。
何者かが、背後から足を絡ませるように抱きついて、泳がせまいとしている。
(ひっ!誰だ!!)
驚く事に、抱きとめた腕は、白く細い女の腕だった。
足に絡んんでいる足も、ごく柔らかい女性の足で、
ただ、背中には固い甲羅のようなコツコツした部分が当たっている。
『逃がさないわよ。』
先ほどの亀の声に振り向くと、そこには大きい黒目がちの目をした女の顔があった。
その女が手や足を絡みつかせて、泳げないようにしているのだ。
亀女!!!
女は、先ほどの亀と同じ大きさの甲羅を着込んでいる。
女の着ている甲羅が重いのか、抱きつかれたまま、ぶくぶくと海の底に沈んでしまう。
この亀女に捕まった時から、息は吸えるようになってはいるが、
このままでは海の底に連れ去られてしまう。
ジタバタと手足を動かし暴れるが、女は、その動きを避けつつ、
微妙に手足をくねらせて、モゾモゾと体の敏感な部分を触っては刺激する。
『ダメダメ・・。海の中で、私にかなうわけないでしょ。』
亀女は笑っている。
(たすけて!!!)
しかし、それでも逃げようと暴れると、亀女は一度ため息をついて、
何か覚悟を決めたようだった。
『はぁ・・。仕方ないわね。こんなことしたくなかったんだけど・・。』
ガバっと背中に当たっていた亀の甲羅の腹の部分が大きく割れて口を開き、
二人の体を飲み込んで行く。カチリと亀の甲羅の腹が閉まった時には、
1つの亀の甲羅の中に、2人の姿が二人羽織の様に収まっていた。
亀の甲羅からは、男と女の2つの首が出て、両手両足も2本ずつ出ている。
奇怪な生き物ができあがっていた。
『暴れてしょうがないといえば、乙姫様も許してくれるでしょう。』
奇妙な2人の姿が、ゆっくりと海の底へ沈んで行く。
(ひいいいっ・・。なんだこれ!!)
甲羅の中では、背中に亀女の柔らかいぷにょぷにょとした胸の感触が伝わっている。
にゅるにゅると柔らかい体を背中に擦りつけるように、亀女は胸を押し当てている。
『ウフフ・・・。柔らかいでしょう・・。』
亀女は、耳元で囁く。
その刺激から逃れよう思っても、手足が甲羅にがっちり食い込んで、
体を捻る事くらいしかできない。
『無理無理。私の甲羅ばさみからは逃げられないわよ。』
亀女は、笑って言う。
『それにしても、久しぶりの人間の男の感触だわ・・。』
亀女の声が、熱っぽさを増す。
『ああっ!もう我慢できないわ。乙姫様には申し訳ないけど、ちょっとだけ味見を・・。』
亀女の声が耳元でしたかと思うと、細い指が胸や腹を撫でる感触があった。
亀女が甲羅の中に手を引っ込めて、触っているのだ。
それだけではない、足も引っ込めて胴に巻きつけたりしている。
この亀の甲羅は一体どうなっているだろうか。
『あぁ・・。人間の肌は、やっぱり違うわね。不思議な感触だわ・・。』
亀女は、うっとりとした声をあげている。
『いただきまーす。』
亀女の首が甲羅の中に引っ込んだと思うと、脇をチロチロと舐める感触がある。
女の手足や舌が体中を撫でまわして、性感を刺激している。
自分でも、次第に陰茎に血液が溜まって固くなって行くのがわかった。
『ウフ、大きくなって来たわぁ。』
甲羅の中から亀女の声がする。
女の手が、モゾモゾとやさしく陰茎をしごきはじめる。
(あぁっ!!)
男は、海の底で、声を上げてしまう。
亀女は、指で輪の形を作り、その輪を陰茎に通して、上下にしごいている。
クリクリクリと裏筋を指の輪が通りぬける度に、ビクビクと陰茎が痙攣する。
リズミカルに指が動く度に声が漏れてしまう。
(あっ・・あっ・・やめてくれ・・・。)
亀女は、甲羅の中のイヤらしい行為を辞めようとはしない。
『ウフフ・・・。我慢しなくていいのよ。ホラホラ・・。』
クリクリクリ・・。亀女の指が、激しく動く。
『もう出していいのよ。ホラ、早く。』
淫らな亀女の指の輪が、激しく陰茎を擦り上げる。
(ああっ!)
ビュワワーッ。亀女の手技に、堪らず精液がドクドクと放出される。
『あらー、いっぱい出たわねー。』
甲羅の中で、亀女の喜ぶ声がする。
にゅるにゅる。亀頭を舐められている感じがする。
亀女が、精液を舐めとっているのかもしれない。
(あぁ・・。)
発射直後に舐められて、その感触に声が出ない。
ちゅ・・ちゅぽん。亀女の唇が陰茎に吸いついた。
(ひっ!!)
ちゅぽんちゅぽん。
イヤらしく吸いつく音が甲羅の中からするが、どうする事もできない。
(やめ!やめてくれぇ!!!)
ただ、甲羅の外で、亀女の口の与える快感に手足をバタつかせる。
ちゅぽちゅぽちゅぽっ!
吸いつく亀女の口の粘膜の動きが速くなる。
それだけではない。亀女の舌が、カリ首をぐるぐると回転しながら刺激している。
(ひっ!ひっ!・・ひぃっ!!)
再び快感が徐々に溜まって行く。そして、快感が壁を越えた瞬間。
ジュルルルルルルッ!
亀女の柔らかい濡れた唇が、思いっきり精液を吸い上げた。
ビュルルルルッ!
亀女の口に吸われて、精液が物凄い早さで吸い出される。
(あはっ!)
今まで味わった事のない快感に悶絶する。
(あくっ・・。)
男は、一言だけ何か言ったかと思うと、口から泡を吹いて気絶した。
それでも腰の辺りは、ビクビクと快感に時折、痙攣し続けていた。
亀女は、口の中でピクピクと動く男の陰茎を、満足そうにしばらくの間、
咥えてしゃぶっていた。
ちゅぷ・・ちゅぷ・・。
亀の甲羅の中の亀女は、イヤらしい音を立て続ける。
◆
気絶したタロウを抱えて、亀は竜宮城の門くぐって、城へと入って行きました。
ズシーン・・・。
大きい音と共に、竜宮城の重い鉄の扉が、固く門を閉ざしましたとさ。 ■この記事に拍手
サキュバスター3 第2話 恐怖!蜂女現る。
秘密結社サQバス。
表向きは外資系の企業だが、その実、日本支配を企む、悪の秘密結社。
その結社の作戦室に、女幹部が現れた。
女幹部は、禍禍しい印象を与える、真っ赤なボディスーツのような鎧を着ている。
その背中には蝙蝠の様な皮膜の翼が折り畳まれ、臀部には長い尾が揺れている。
女幹部は、人間ではない。怪人なのだ。
その女幹部は高い踊り場から、結社の工作員達に指示を出していた。
結社の工作員達は、一人一人が人体改造を施された改造人間だ。
能力は、その素体となる人間にもよるが、通常の人間の倍の力を持つ。
知性は、結社に従順になるように制限する事もあるが、作戦指揮を取る工作員は、
例外的に高めてある者もいる。
『今回は、このクインビー・サキュバスに指揮を取ってもらう。』
女幹部がそう言うと、長いストレートの髪の女が姿を現わした。
黄色と黒のストライプのレースクイーンの様な服を来ている。
胸の部分が丸く開き、女幹部よりも一回り大きい胸元が覗いている。
スカートの丈は短く、裾からはスラリと長い足が伸びていた。
クインビー・サキュバスは、うやうやしく女幹部に礼をすると、
工作員を引き連れて部屋を出て行く。
女幹部は、それをニヤリと笑いながら見送っていた。
◆
怪人クインビー・サキュバスは、夕闇が辺りを包み始めた男子校に姿を現わした。
女工作員で構成されたクインビー隊が、男子学生を一人ずつ捕獲して行く。
逃げ惑う男子学生を学校内に閉じ込めて、力ずくで一人一人押し倒し、
クインビーサキュバスに差し出して行く。
理科準備室に隠れて、息を潜めている学生がいた。
しかし、動物的、いや昆虫的な人知を超える感覚で、
クインビー隊の女工作員達が、5人がかりで隠れていた男を見つけ出す。
一人が手を、一人が足を、そして一人が体を押さえつけて、
クインビー・サキュバスの元へと運んで行く。
その様は、まるでミツバチの巣を襲うスズメバチの様だった。
男子学生がクインビー・サキュバスに差し出される時には、既に裸に剥かれている。
学生は、驚きと恐怖の余り声も出ない。ただ、股間を手で隠し、震えるだけだった。
クインビー・サキュバスも、既に裸で待ち構えている。
豊かな胸が、クインビー・サキュバスが動く度に、大きく揺れる。
そして、素早く男子学生に飛びかかる。
一人一人を、ゆっくりと相手にしている時間は無いのだ。
クインビー・サキュバスは、女工作員に差し出されて転がされた男に飛びかかると、
その大きな胸で圧し掛かり、自分の体の下に押さえつける。
2本の腕で抵抗する男の手を押さえつけると、さらにもう2本の腕を男の背中に回し、
男を強く抱きしめる。
クインビー・サキュバスには、2対、4本の腕があるのだ。
ギュ・・ギュウウウッ。
男は、クインビー・サキュバスの白い腕に抱かれて、その柔らかな胸に圧迫されている。
そのクインビー・サキュバスの臀部からは、細長い物が伸びている。
毒針だ。
その尻尾のように伸びる毒針を蛇の様に自在に操り、男の体に突き刺し、
毒液を注入すると、男の筋肉は麻痺して、もう抵抗する事もできない。
男の体がダラリと力を失うと、クインビー・サキュバスは舌なめずりをする。
それは、肉食動物のようだった。
クインビー・サキュバスの長い舌が、男の脇の下や脇腹を舐め始める。
ペロ・・ペロペロ・・。
動けなくなった男は、その舌の快感にピクピクと体を痙攣させる事しかできない。
そしてしなやかに曲がる毒針を男のペニスに巻きつけ、優しく擦り始める。
(あ・ああ・・。)
筋肉が弛緩した男は、声をあげる事もできない。
『ウフフ・・。』
クインビー・サキュバスは、男の虚ろな表情を楽しみながら、
巻きつけた毒針で、男のカリ首を小刻みに刺激している。
ちゅ・・。
毒針の先端から、透明な汁が漏れる。
その先端から出たのは、先ほどの毒液ではない。
ねっとりしたその汁を、クインビー・サキュバスは、ペニスにトロリと垂らす。
(あ・・あついぃぃっ!)
男の脳は、快感に焼けるようだった。
毒針の先から出たのは、強力な媚薬なのだ。
クインビー・サキュバスは、毒針の先から淫靡な液を垂らし、
汁まみれになったペニスは、男の意思とは関係なく、激しく勃起させられてしまう。
『そろそろね・・。』
クインビーは、男の勃起したペニスを、自分の下腹部の秘裂へ吸い込んでいく。
毒液の効果と、人では無い秘裂の責めに、すぐにも男のペニスは発射しそうだった。
しかし、クインビー・サキュバスは、根元を強く締めつけて、発射を許さない。
『まだダメよ。ここからが大切なんだから。』
ゆっくりと男の肛門から毒針を刺し込んでいく。
ツンツン・・。ヌプ・・。ヌプヌプ・・。
肛門から侵入した毒針は、男の前立腺を探り出して行く。
『どこかしらねぇ・・。ココかしら。それともココ?』
(あくっ!!)
痛覚が麻痺する毒液を出しながら、毒針は前立腺に突き刺ささり、
その先端が、直接前立腺を刺激する。
『ウフフ・・。ここね。ここでしょう!』
プツプツプツッ!毒針の先端が、男の快感を無理矢理引き出していく。
(んぎいぃぃぃっ!!)
ビクビクと男の肛門の奥が、痙攣をしはじめる。
男の痙攣を毒針の先で確認すると、クインビー・サキュバスは、締め付けを緩めて、
ペニスに発射を促す為に、秘裂の奥で甘美な刺激を与える。
『ホラ!イッてもいいわよ!』
「ああっ!!!」
ビュロロロロッ!!!ドクンッ!ドクンッ!
男は激しく放出して、今までに味わった事のない快感を味わってしまう。
(あっ・・・あああ・・・)
男の口からは、だらしなく涎が垂れ続けている。
クインビー・サキュバスは、体の中に男の精液を吸収すると、より力が漲って行く。
『最後の一滴まで、搾らせてもらうわよ。ホラホラ・・。』
毒針の先端が、優しく前立腺を弄りまわしていく。
(うくぅ・・。)
ビュル・・・ビュル・・。
男のペニスと前立腺は、責め続けられて、精液をいつまでも放出し続ける。
そしてドクドクと溢れる精液が、クインビー・サキュバスの胎内へと吸収されて行く。
(あうっ・うう・・うっ・・。)
その脈動が、どれ位続いただろうか。
ビクン・・ビクン・・。男は、もう精液を放出する事ができなかった。
ただ快感だけが、男の脳を埋め尽くしていた。
『もう終わり・・。仕方ないわね。じゃあ、そろそろ・・。』
男が精液を出し尽くし、その快感に理性を崩壊させてしまうと、
クインビー・サキュバスは、最後の仕上げに取りかかる。
『ウフフフ・・。』
男の尿道を、クインビーの胎内の中から伸びる、もう一本の管が遡って行く。
ツプツプツプツ・・。
(ああああああ・・・・。)
尿道を管が遡る異様な感覚に、男はもう頭が一杯だった。
(あはっ・・あははははっ・・。)
プツンッ。
その管が関門を抜けると、クインビー・サキュバスは、尿道の奥に、
プルプルと細かく震える小さな卵を産卵する。
その振動が与える快感に、男は本能で悶絶するしかない。
(あ゛・あ゛あ゛あ゛・あ゛・あ゛・あ゛・・あ゛・・・)
プルプルプル・・・。イヤらしく尿道の奥、前立腺の辺りで震え続ける球体。
(イクッ!イクゥッ!!!あははぁ・・イクゥッ!!あは・あは・・)
男の意識は、もう快感の事しか頭になかった。
そして、クインビー・サキュバスは満足し、次の獲物へと取りかかる。
男は、その体力が尽きるまで、尿道の奥に産み付けられた卵から、
果てしない快感を与えられる。
そして、時が来るまで、その快感にビクビクと体を震えさせ続けるのだ。
◆
男の体力が尽きる頃、卵は男の体に溶けてしまう。
消えてしまうのではない。遺伝子レベルで、男の体と融合してしまのだ。
融合すると、男の体の表面が、すっぽりと薄い膜で覆われて行く。
男の体の表面に沿って、白い毛で織ったような、真っ白い繭ができあがる。
男は、もう人とは呼べない存在になってしまった。
時が来ると、その繭が割れる。
パリ・・パリパリパリッ・・。
その繭が破れると、中からは美しい女が現れる。
若若しい張りの肌とピンク色と唇。瑞々しい裸体は、神々しくさえある。
しかし、その女は、結社の改造人間なのだ。
クインビー・サキュバスは、卵を産卵する事で、肉体改造を行い、
捕まえた人間を改造人間してしまう。
今や、何十、何百もの繭が並んでいる。
そして、また1つの繭が、また新たに破れようとしていた。
つづく ■この記事に拍手
表向きは外資系の企業だが、その実、日本支配を企む、悪の秘密結社。
その結社の作戦室に、女幹部が現れた。
女幹部は、禍禍しい印象を与える、真っ赤なボディスーツのような鎧を着ている。
その背中には蝙蝠の様な皮膜の翼が折り畳まれ、臀部には長い尾が揺れている。
女幹部は、人間ではない。怪人なのだ。
その女幹部は高い踊り場から、結社の工作員達に指示を出していた。
結社の工作員達は、一人一人が人体改造を施された改造人間だ。
能力は、その素体となる人間にもよるが、通常の人間の倍の力を持つ。
知性は、結社に従順になるように制限する事もあるが、作戦指揮を取る工作員は、
例外的に高めてある者もいる。
『今回は、このクインビー・サキュバスに指揮を取ってもらう。』
女幹部がそう言うと、長いストレートの髪の女が姿を現わした。
黄色と黒のストライプのレースクイーンの様な服を来ている。
胸の部分が丸く開き、女幹部よりも一回り大きい胸元が覗いている。
スカートの丈は短く、裾からはスラリと長い足が伸びていた。
クインビー・サキュバスは、うやうやしく女幹部に礼をすると、
工作員を引き連れて部屋を出て行く。
女幹部は、それをニヤリと笑いながら見送っていた。
◆
怪人クインビー・サキュバスは、夕闇が辺りを包み始めた男子校に姿を現わした。
女工作員で構成されたクインビー隊が、男子学生を一人ずつ捕獲して行く。
逃げ惑う男子学生を学校内に閉じ込めて、力ずくで一人一人押し倒し、
クインビーサキュバスに差し出して行く。
理科準備室に隠れて、息を潜めている学生がいた。
しかし、動物的、いや昆虫的な人知を超える感覚で、
クインビー隊の女工作員達が、5人がかりで隠れていた男を見つけ出す。
一人が手を、一人が足を、そして一人が体を押さえつけて、
クインビー・サキュバスの元へと運んで行く。
その様は、まるでミツバチの巣を襲うスズメバチの様だった。
男子学生がクインビー・サキュバスに差し出される時には、既に裸に剥かれている。
学生は、驚きと恐怖の余り声も出ない。ただ、股間を手で隠し、震えるだけだった。
クインビー・サキュバスも、既に裸で待ち構えている。
豊かな胸が、クインビー・サキュバスが動く度に、大きく揺れる。
そして、素早く男子学生に飛びかかる。
一人一人を、ゆっくりと相手にしている時間は無いのだ。
クインビー・サキュバスは、女工作員に差し出されて転がされた男に飛びかかると、
その大きな胸で圧し掛かり、自分の体の下に押さえつける。
2本の腕で抵抗する男の手を押さえつけると、さらにもう2本の腕を男の背中に回し、
男を強く抱きしめる。
クインビー・サキュバスには、2対、4本の腕があるのだ。
ギュ・・ギュウウウッ。
男は、クインビー・サキュバスの白い腕に抱かれて、その柔らかな胸に圧迫されている。
そのクインビー・サキュバスの臀部からは、細長い物が伸びている。
毒針だ。
その尻尾のように伸びる毒針を蛇の様に自在に操り、男の体に突き刺し、
毒液を注入すると、男の筋肉は麻痺して、もう抵抗する事もできない。
男の体がダラリと力を失うと、クインビー・サキュバスは舌なめずりをする。
それは、肉食動物のようだった。
クインビー・サキュバスの長い舌が、男の脇の下や脇腹を舐め始める。
ペロ・・ペロペロ・・。
動けなくなった男は、その舌の快感にピクピクと体を痙攣させる事しかできない。
そしてしなやかに曲がる毒針を男のペニスに巻きつけ、優しく擦り始める。
(あ・ああ・・。)
筋肉が弛緩した男は、声をあげる事もできない。
『ウフフ・・。』
クインビー・サキュバスは、男の虚ろな表情を楽しみながら、
巻きつけた毒針で、男のカリ首を小刻みに刺激している。
ちゅ・・。
毒針の先端から、透明な汁が漏れる。
その先端から出たのは、先ほどの毒液ではない。
ねっとりしたその汁を、クインビー・サキュバスは、ペニスにトロリと垂らす。
(あ・・あついぃぃっ!)
男の脳は、快感に焼けるようだった。
毒針の先から出たのは、強力な媚薬なのだ。
クインビー・サキュバスは、毒針の先から淫靡な液を垂らし、
汁まみれになったペニスは、男の意思とは関係なく、激しく勃起させられてしまう。
『そろそろね・・。』
クインビーは、男の勃起したペニスを、自分の下腹部の秘裂へ吸い込んでいく。
毒液の効果と、人では無い秘裂の責めに、すぐにも男のペニスは発射しそうだった。
しかし、クインビー・サキュバスは、根元を強く締めつけて、発射を許さない。
『まだダメよ。ここからが大切なんだから。』
ゆっくりと男の肛門から毒針を刺し込んでいく。
ツンツン・・。ヌプ・・。ヌプヌプ・・。
肛門から侵入した毒針は、男の前立腺を探り出して行く。
『どこかしらねぇ・・。ココかしら。それともココ?』
(あくっ!!)
痛覚が麻痺する毒液を出しながら、毒針は前立腺に突き刺ささり、
その先端が、直接前立腺を刺激する。
『ウフフ・・。ここね。ここでしょう!』
プツプツプツッ!毒針の先端が、男の快感を無理矢理引き出していく。
(んぎいぃぃぃっ!!)
ビクビクと男の肛門の奥が、痙攣をしはじめる。
男の痙攣を毒針の先で確認すると、クインビー・サキュバスは、締め付けを緩めて、
ペニスに発射を促す為に、秘裂の奥で甘美な刺激を与える。
『ホラ!イッてもいいわよ!』
「ああっ!!!」
ビュロロロロッ!!!ドクンッ!ドクンッ!
男は激しく放出して、今までに味わった事のない快感を味わってしまう。
(あっ・・・あああ・・・)
男の口からは、だらしなく涎が垂れ続けている。
クインビー・サキュバスは、体の中に男の精液を吸収すると、より力が漲って行く。
『最後の一滴まで、搾らせてもらうわよ。ホラホラ・・。』
毒針の先端が、優しく前立腺を弄りまわしていく。
(うくぅ・・。)
ビュル・・・ビュル・・。
男のペニスと前立腺は、責め続けられて、精液をいつまでも放出し続ける。
そしてドクドクと溢れる精液が、クインビー・サキュバスの胎内へと吸収されて行く。
(あうっ・うう・・うっ・・。)
その脈動が、どれ位続いただろうか。
ビクン・・ビクン・・。男は、もう精液を放出する事ができなかった。
ただ快感だけが、男の脳を埋め尽くしていた。
『もう終わり・・。仕方ないわね。じゃあ、そろそろ・・。』
男が精液を出し尽くし、その快感に理性を崩壊させてしまうと、
クインビー・サキュバスは、最後の仕上げに取りかかる。
『ウフフフ・・。』
男の尿道を、クインビーの胎内の中から伸びる、もう一本の管が遡って行く。
ツプツプツプツ・・。
(ああああああ・・・・。)
尿道を管が遡る異様な感覚に、男はもう頭が一杯だった。
(あはっ・・あははははっ・・。)
プツンッ。
その管が関門を抜けると、クインビー・サキュバスは、尿道の奥に、
プルプルと細かく震える小さな卵を産卵する。
その振動が与える快感に、男は本能で悶絶するしかない。
(あ゛・あ゛あ゛あ゛・あ゛・あ゛・あ゛・・あ゛・・・)
プルプルプル・・・。イヤらしく尿道の奥、前立腺の辺りで震え続ける球体。
(イクッ!イクゥッ!!!あははぁ・・イクゥッ!!あは・あは・・)
男の意識は、もう快感の事しか頭になかった。
そして、クインビー・サキュバスは満足し、次の獲物へと取りかかる。
男は、その体力が尽きるまで、尿道の奥に産み付けられた卵から、
果てしない快感を与えられる。
そして、時が来るまで、その快感にビクビクと体を震えさせ続けるのだ。
◆
男の体力が尽きる頃、卵は男の体に溶けてしまう。
消えてしまうのではない。遺伝子レベルで、男の体と融合してしまのだ。
融合すると、男の体の表面が、すっぽりと薄い膜で覆われて行く。
男の体の表面に沿って、白い毛で織ったような、真っ白い繭ができあがる。
男は、もう人とは呼べない存在になってしまった。
時が来ると、その繭が割れる。
パリ・・パリパリパリッ・・。
その繭が破れると、中からは美しい女が現れる。
若若しい張りの肌とピンク色と唇。瑞々しい裸体は、神々しくさえある。
しかし、その女は、結社の改造人間なのだ。
クインビー・サキュバスは、卵を産卵する事で、肉体改造を行い、
捕まえた人間を改造人間してしまう。
今や、何十、何百もの繭が並んでいる。
そして、また1つの繭が、また新たに破れようとしていた。
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