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サキュバスター3 第7話 戦慄!後家蜘蛛女

秘密結社サQバスの基地内。
真っ赤な鎧の女幹部が、一人の女を連れて部屋へ入って来た。
女は、紫色のレオタードのような衣装の上に、黒いレースのケープを羽織っている。
年の頃は、人間ならば20代後半といった妖艶な魅力に溢れている。
しかし当然の如く、この女は人間ではなく、秘密結社サQバスの女怪人なのであった。

赤い鎧の女幹部は、女怪人を指差して言う。
『今回の作戦は、このブラックウィドウ・サキュバスに指揮を取ってもらう。』
工作員達は、黙ってその女幹部の指示に聞き入っていた。

               ◆

ここは、とある学校。
日も暮れた教室の中では、ブラックウィドウ・サキュバスが怪しく蠢いていた。
ブラックウィドウ・サキュバスは、女工作員達に命じて学校内の男の学生を一人ずつ捕獲し、
裸に剥いては、目の前に差し出させる。
サキュバスは、形の良い唇から紡ぎ出したベタベタとする糸で、男の体を絡め取り、
その肉体を時間を掛けてゆっくりとなぶって行く。

しゅるしゅるしゅる・・・。
既に、一人の男がネバネバする糸で縛られていた。
糸は、ベタベタと張りついて男の体の動きを止めつつ、その股間や尻をイヤらしく締め上げる。
男は恐怖を感じているのに、女怪人の淫らな糸の呪縛に股間が膨らんでしまっている。

男の体は、天井からサキュバスの糸によって宙に吊るされていた。
不安定な体勢で男の体がブラブラと揺れると、細い糸が尻の割れ目や体に食い込んで来る。

(ああっ。)
男は声を上げたくても、その口を女怪人の唇が塞いでいる。
ツツー・・。
女怪人の濡れた唇が、男の唇から離れると細い糸を引いてみせた。
しかし、その極細の糸が男の舌にさえ巻き付いて、その声を封じていた。

ブラックウィドウ・サキュバスは、空中に浮かせた男の周りをぐるぐると回りながら、
楽しそうに男の苦しむ顔を眺めている

『ウフフ・・。いい表情をしてるわ・・。もっとその表情を見せて頂戴。』
ベロリ。ブラックウィドウ・サキュバスの口から、妙に長ったらしい舌が姿を現す。
そして、その美しい顔をゆっくりと男の尻に近づけた。

ぴちゃ・・ぴちゃ・・。ぴちゃぴちゃぴちゃ・・。
濡れた音が聞こえはじめる。
(ひっ!!)
男は、自分の肛門から湧きあがる快感に身悶えする。
ブラックウィドウ・サキュバスは、宙にぶら下がった男の肛門をその舌で舐めていた。
男の体が、ピクピクと痙攣するように動く。
女怪人の両手が、男の尻を押し開くようにして、肛門の穴をベロベロと舐めまわす。
ピチャピチャという、イヤらしい音が部屋に響いた。
その様子を、女工作員達が囲んで監視している。

男の陰茎は、女怪人の舌で肛門を舐められるたびに、ピクピクと立ちあがる。
『ん・・んんっ・・・。』
ブラックウィドウ・サキュバスが、体に力を込めた。
もりっ・・もりもりっ・・。
女怪人の肩の辺りの筋肉が盛り上がったかと思うと、そこからもう一対の手が生えた。
『んんんっ!!!』
もりもりもりっ!!
手は更に増えて、ブラックウィドウ・サキュバスの手は6本になった。
『ふぅ・・。この手で楽しい事をしてあげるわ・・。』
一対の手は、男の尻を押し開いて、肛門を露にしている。
増えたもう一対の手が、男の陰茎をサワサワと指先で刺激しはじめる。
さらにもう一対の手は、男の乳首を摘んで、コリコリと愛撫していた。

(くっ・・くううう・・。)
男は、6本の手で同時に責められるて、体を痙攣させるように悶えている。
6本の腕が、男を快感の絶頂に導くという一つの目的を持って、淫らに動き続ける。
6本の腕が絶妙に同期して、全ての快感をレンズの様に1つの塊へと集約させて行く。
(あふぅっ・・。)
男は与えられる快感に、陰茎をはちきれんばかりに固くして発射に備えていた。

女怪人は、男の肛門に唇をつけると、口から怪しげな糸を吐き出して、男の肛門の中に糸を張って行く。
プシュッ!!ピーン・・。ピーン・・。
男の肛門の奥と繋がった一本の糸が、男の肛門から頭を出して、その糸の端を女怪人は握っていた。

ポロン。
女怪人が指でその糸に触れると、琴のような美しい音が鳴り響く。

(んんんっ!!!)
男は、その絹のような美しい調べに悶絶する。
女怪人の張った糸の端が、男の前立腺の辺りに貼りついて、美しい音の振動が前立腺へと伝わっているのだ。
美しくも怪しく、そして淫らな調べが、女怪人の手によって紡ぎ出される。
ポロン、ポロン。ポロン。
(ふぐっ・・ふぐぅっ!!)
糸で封じられた男の口端からは涎が溢れて、男の目は、痺れるような快感に白目がちになっている。

(あっ・・あっ・・あっ・・。)
男の陰茎が、グググッと射精する体制に入った。
すかさず女怪人は、男の陰茎を口に収めて、その口の中から勢いよく糸を吐き出す。
プシュッ!!
吐き出された糸は、男の尿道を遡って奥にまで達する。

男に、もしはっきりとした意識があったなら、尿道にプスリと刺さるような感覚があっただろう。
しかし、男にもう意識はほとんど無かった。
女怪人は、男の尿道を口から吐いた糸で塞いでしまった。
射精しようにも、粘着質の糸で管を塞がれて、男は射精する事ができない。
快感に前立腺や肛門までも痙攣させているのに、精液は放出できないのだ。

ポロン・・ポロン・・。
男の脳が、女怪人に与えられる快感で焼き付き始める。
しゅるしゅるしゅるっ!!
女怪人が、尿道を塞いでいた糸を激しく巻き取ると、男の脳に射精するような快感が与えられる。
(!!!!)

プシュッ!・・・ピト・・。
しかし、それに乗じて男が射精しようとすると、再び尿道の奥まで糸を積め込まれる。

(きっ・・きぃぃっ・・。)
しゅるっ、しゅるっ。
女怪人によって尿道に出し入れされる糸のピストン運動に、男の脳は遂に快感で焼き切れてしまう。
その時、男はただの肉塊へと変わり果てる。
『ウフフ・・・できあがり・・。』
女怪人は、笑みを浮かべる。

しゅるしゅる・・しゅるっ。
女怪人は、糸を口の奥へと巻き取ると、陰茎を強く吸いはじめた。
ちゅ・・。ちゅうううっ・・。
その姿は、蜜を吸う美しい蝶のようでもあり、獲物を捕えた後家蜘蛛のようでもあった。
ジャ・・。ジャッ!・・・。ジャワーッ!!。
(きひっ・・・きひぃっ・・)
男は、口の中で奇声を漏らす。
男の筒先からは、まるで水道の蛇口をひねったかのように精液が溢れ出す。
ジャッ・・ジャジャーッ!!
ビクンッビクンッ。男の肛門と前立腺がいつまでも痙攣し、液体を溢れさせる。
その流れは、男の精が枯れるまで延々と続く。

ポロン・・ポロン・・。細い指が奏でる、男の前立腺へと響く甘い調べ。
そして最後の仕上げに女怪人の5本の腕が、前立腺に張った糸を激しく掻き鳴らす。
ボロロロンッ!・・・ボロロロンッ!・・・。
(ひぃっ!!・・・っく・・・。)
ジャッ・・ジャーッ!!ジャアアアッ!!

ポロロロン・・・ポロロロン・・。
ブラックウィドウ・サキュバスは、竪琴を弾くように男の体を快感に鳴らして、
体をヒクつかせながら流れ出す精を、ゴクリゴクリと喉を艶かしく動かして、飲み干して行った。

               ◆

その時だった。
『待ちなさい!』
声と共に現れた3つの影。
しかし、ブラックウィドウ・サキュバスは、まだ精が滴る淫猥な口に笑みを浮かべていた。

END


サキュバスター3 第1話 サキュバス改造人間
サキュバスター3 第2話 恐怖!蜂女現る。
サキュバスター3 第3話 サキュバス洗脳解除
サキュバスター3 第4話 サキュバスター3、参上!
サキュバスター3 第4.5話 怪奇!キス魔サキュバス
サキュバスター3 第6話 奇物!魔のサキュバススーツ

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タグ : フェチ  肛門  前立腺  人外  連作  SF 

サキュバスター3 第6話 奇物!魔のサキュバススーツ

ここは、秘密結社サQバスの研究所。
真っ赤なボディスーツ様の鎧を着た女幹部と、顔をマスクで隠した研究員達が、
得体の知れない液体で満たされたタンクの中から、人の姿をした何かが引き上げられるのをじっと見つめていた。

いや人の姿と言うよりも、人の脱げ殻といった方が正しいかもしれない。
しかも、それは女性の抜け殻だった。白く光る肌、豊かな胸と尻、細く長い手足。
しかし、その美しい女性の背中の部分は、ぱっくりとく口を大きく開き、中は空っぽで、
その中に人が入れるように作られているらしい。

『これが新たな生体スーツか・・』
女幹部は、感心した様子でその人の抜け殻を眺めて、そして研究員に顎で指図をした。
その女幹部の指し示した先では、一人の裸の男が台の上に寝かされていた。
研究員達は、薬で眠らせてあるこの実験体の男に、その女の形をした生体スーツを手早く着せて行く。
着せて行くと言っても、男の足や手先を生体スーツの内側に少し触れさせると、
まるでスーツが生き物のように男の手足はもちろん、体や頭までもアメーバのように勝手に飲み込んで行くのだ。
それは、あたかも大きな口が、人間を咥えて飲み込んでいく様のように見える。
ヌチャ・・ヌチャ・・。
生体スーツは、透明な粘液をその背中の切れ目から溢れ出させて、眠っている男をゆっくり包み込んで行く。

女幹部は、その様子を真剣な面持ちで見つめている。
生体スーツが男の体を全て飲み込むと、スーツの背中に開いていた口が、
そこに切れ目など無かったかのようにピッタリと閉じて行く。
そしてその結果、台の上に現れたのは、寝ている一人の女の姿だった。
但し、その女の体には、背中に小さく畳まれた翼と細く長く伸びる一本の尻尾が付いていた。

               ◆

(あ・・。)
生体スーツの中の男は、ゆっくりと覚醒する。
体中に薄くピッタリと貼りつく、新しい皮膚は、淫靡な快感を全身の肌に与えていた。
脇腹や、内股。足の指の間まで、小刻みに舐められているような快感の信号が送られて来る。

男は自分の体に起きた異変に戸惑いながら、体を確認するように撫でまわす。
(あぁっ・・。)
まるで自分の触った皮膚の下で、舌が這いずり回っているようだ。
男はどうする事もできず、その場で寝返りをする事しかできない。
(うあっ・・・あ・・。)
陰茎も何か温かいものに飲み込まれていて、熱い刺激を感じている。

「んああっ!」
かつて男だった生体スーツの女の口からは、当然のように女の声が漏れる。
その声は、快感にあえぐ女の声そのものだ。

男の手、いや女の手が股間へと伸びて行く。あるべき陰茎はもちろん無い。
あるのは、濡れた秘裂だけだった。
「はぁ・・はぁ・・。あっ・・。」
ほんの少し触っただけなのに、痺れるような快感が走る。
もう何も考えられなかった。女は、堪らず指先を秘裂に押し込んだ。
「ああーっ!!。」
高い叫び声を上げて、女は体を仰け反らせる。
「あっ・・ああっ・・。」
女は、反らせた体を小刻みに痙攣させて、女の尻の下には小さな水溜りができている。

女幹部と研究員達は、あえぐ女の様子を遠くからじっくりと観察している。

女は、今度は自分の両手でその豊かな胸を揉みしだいた。
白い胸が、女の指でグニャグニャと形を変える。
「あはっ・・あはっ・・。」
女は顔を紅潮させて、いやらしくその指を動かす。

女の生体スーツの中の男は、本来自分のものではない胸を揉んで、その気持ち良さに我を忘れていた。
自分の指で感じる柔らかい胸の感触と、細い指で揉まれて感じている自分の胸の快感。
2つの快感を味わい、恍惚の海を泳いでいた。

その時、しゅるしゅると自分が自分の尻尾を思いのままに動かしているのがわかった。
どうして動かせるのか、どうすれば動くのか、そんな事はわからないが、
本能でこうしたいと思えば、その通りに腰の尻尾が動くのだ。

尻尾の先が、自分の股の間の秘裂へ向かって、ムチのようにしなる。
ぬる・・ぬるり・・。
「ああっ!!!」
ぬるりと、自分の尻尾の先端が、自分の体の中に押し入って来るのがわかった。
そして、自分の陰茎が何かにゆっくりと入って行く感覚も感じている。

入る快感と入れられる快感。快感の二重奏に声も出なかった。それも当然だった。
自分が自分の一番感じる場所を責めて、一番感じる場所で、その快感を受け止めているのだ。
かつて男であった女は、自分の意思を失って、本能のまま尻尾を激しく動かしている。
ぬちゅっ・・ぬちゅっ・・!
「あっ・・あっ・・あっ・・。」
女として感じている自分、男として感じている自分。頭の中が、白く燃え上がっている。
自分の手で胸を揉み、揉む快感と揉まれる快感、そして自らの尻尾を秘裂にさし込む、
幾重もの激しい快感に、今、脳が燃え尽きようとしてた。

『ア゛ーッ!!』
人ならぬ声を上げて女は絶叫し、体を激しく上下に痙攣させる。
その目は白目を剥き、口端からは泡が溢れ、パクパクと虚しく息をしている。

ドクッ!・・ドクッ!!・・ドクドクドクッ!!
尻尾の先からは、何か粘液がほとばしり、自らの秘裂の奥でゴクゴクと吸引している。
尻尾の内部を何かが勢いよく流れて、床を脈動しながらのた打ち回る。
そして次の瞬間、女の体はあえいだ状態のまま、体を硬直させた。

その光景を見た女幹部は、失望した様子で目を瞑った。

               ◆

シュウウウウゥ・・・。
音と白い煙、そして鼻を突く酸っぱいような異臭と共に、女の体が形を失っていく。

生体スーツの中身が消化されてしまったのか、生体スーツは、中に何も入っていないかのような平面的な人の皮となった。

『何分だった?』
女幹部がそう尋ねると、研究員の一人が、3分です、と答えた。
女幹部は、その答えに舌打ちする。
女幹部と研究員達の目の前で、更に女の姿の生体スーツは、ぶくぶくと泡を立てて解けて行く。

(強化された生体スーツがあっても、着る事ができる者がいなければ、意味が無い。)
女幹部は、しばしの間、考えていた。
そして何かを思いついたのか、カツカツと足音を立てて、その部屋から出て行った。

END


サキュバスター3 第1話 サキュバス改造人間
サキュバスター3 第2話 恐怖!蜂女現る。
サキュバスター3 第3話 サキュバス洗脳解除
サキュバスター3 第4話 サキュバスター3、参上!
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