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サキュバスの塔(4) サキュバスナイト

塔の頂上に捕らわれた姫を助けに、勇者がまた一人、魔物の巣くう塔を登って行く。

               ◆

ガシャン、、、ガシャン、、、。
金属音を立てて、真っ黒な甲冑を付けた剣士が現れた。
甲冑を彩る紋様は、騎士と呼ぶのが相応しい豪華さだった。
暗闇の中でも、その紋様が明かりに反射して微かに浮き立って見える。

騎士は、既に剣を抜いている。
そして構えながら、速足でこちらへ近づいて来るのだ。
顔を全て覆った鉄仮面の奥の、その表情を読み取る事はできない。

近づく騎士に、自分も剣を構えて一閃する。
バキーンッ!
激しく金属が擦れ合う音と、手に残るジーンと痺れるような衝撃。
しかし、なんとか剣を落さずに済んだ。もちろん相手も剣を落としていない。

盾を構えて、相手の隙を見出そうとする。
ガイーンッ!
相手の剣から盾に受ける衝撃は、かなり重い。
暗闇に煌く白刃だけが、キラリと軌跡を残して見えた。
相手の剣のこの正確な動きは、かなり訓練を受けている証拠だ。油断はできない。
大きく剣を掲げた黒騎士の脇腹が、ぽっかりと空いた。

(今だっ!)
体を反転して剣を下から振り上げる。
グオーンッ!!!
鈍い金属音と再び手に痺れるような衝撃が残った。
相手も反転して、盾で剣を受けたのだ。
黒騎士は、回転する体の流れを止めず、そのまま剣を叩きつけて来た。

ガツンッ!
背中を鉄の棒で叩かれたような衝撃を受けた。
熱いっ!そう思ったのは一瞬だった。
脳が揺さぶられるような感じがして、床が波打つように揺れたように思った。
ドウン、、
自分の体が、崩れ落ちる。目の前に紗がかかったように闇が深くなって行った。

黒騎士が、仮面を外すのが僅かに見える。
真っ白な顔と金色の長い髪が、ぼんやりと目の中に浮かんで消えていった。

               ◇

背中のにぶい痛みに、目が覚めた。どこかに寝かされているようだ。
手をついて体を起こそうとするが、自分の手足を動かす事ができない。
よく見ると、顔にも目の部分だけ穴の開いた、仮面をつけられていて、
その穴を通じてしか外が見えなかった。今は、天井に反射する、暗い明かりしか見えない。

金属の匂いが鼻をつく。どうやら鉄の仮面を被せられているらしい。
体全体の肌に、金属独特のひんやりとした感触が触れている。
しかも、手足は動かない。
つまり、裸で動かない鉄の鎧を着せられてるらしい。
人の形をした鉄の箱に入れられてしまっているのと、同じ事だ。

体を動かそうとすると、わずかに金属がカチカチと鳴る音がする。
しかし、どうにも体が動かない。汗をかく程に、動かない体を格闘する。

ギシッ。何かが軋む音、そして、カツカツという足音が近づいて来る。
何者かが近くにいたのだ。自分が目覚めた事に気づかれてしまったらしい。
ぼんやりしていたとはいえ、敵が近くにいる事に気づかなかったのは不覚だった。

『目が覚めた?』
妙に甘ったるい女の声。
鉄仮面の覗き穴から、長い金髪の真っ白な顔をした女性が見えた。
人間ならば30歳を超えた位だろうか。真っ赤に塗られた厚い唇が、濡れて光っている。

「何者だ!」そう声を出そうとしたが、声が出なかった。
仮面の下で口を封じられてしまっていたらしい。
出るのは、「ンー、ンー。」という声だけだった。

『勇者様も意外と大した事ないのねえ。私に負けるなんて。』
その女の言葉にハッとする。
ぼんやり見えた黒騎士の鉄仮面の下の顔は、この女の顔だったのだ。

女は、鉄仮面の下の目の表情を読み取ったのか、にやりと笑って言う。
『あら?今気がついたの?あなたは、私に打ち負かされたのよ。』
女は、嘲弄するように言う。
『だから、あなたは私の奴隷なのよ。おほほほほっ。』
人を馬鹿にしたような女の高笑い。
頭がカッとするが、剣で遅れを取ったのは事実なのだ。
それに今はどうする事もできない。捕らわれの身だ。

『今度の奴隷は、どれ位楽しませてくれるかしら。』
カツカツという足音が遠ざかって行く。
カチャリ。音と共に、股間だけが外気に触れたのがわかった。
股間の部分だけ、鎧を外されたのだ。
(何をするんだ!)そう言いたくても、言う事はできない。

ペト。なめくじのような感触が、陰茎に貼りついた。
ニチャ、ニチャ。粘液質の音が、下半身の辺りでする。
生温かい湿った甘い感触が、陰茎を嬲って固くして行く。
『勇者様も、やっぱりここは他の男と同じなのね。』
股間の辺りで、女の声が一瞬聞こえた。
再び、陰茎を這いまわる温かいナメクジの感触に、陰茎が完全に固くなった。

女に舐められているのだ。どうする事もできない。

レロ・・レロ・・。
女は、裏筋を舐めている。ピクピクと陰茎が反応してしまう。

じゅるるるっ。
そして、今後は音を立てて亀頭をしゃぶりはじめる。
レローッ・・レローッ。
ゆっくり舌で亀頭を撫でる女。

『ン・・・』
唇の輪で、カリ首を締めつけつつ、舌の平で裏筋を撫でまわす。
激しい快感こそないが、ジワーンとした感触が、陰茎の先端から広がって行く。

『うふっ。ホラ、こんなにおつゆが溢れてるじゃない。』
女は、笑いながら言う。
言葉と女の口で犯されている事実に、屈辱のあまり頭の中がグルグルと周っているような気がする。
この鎧という鉄の箱に押し込められている今、逃げ出す事もできないのだ。

ちゅるっ。ちゅるっ。鈴口から漏れた汁を、女の口が吸い出している。
「んん・・」
快感に唸り声が出てしまう。しかし、女の耳までは聞こえないようだ。

しゃぶしゃぶしゃぶしゃぶっ!!
女は、いきなり激しく陰茎をしゃぶり始める。
女の舌は、激しく裏筋を擦り刺激している。
れりれりれりれりっ!!

(ああっ。)
ビュルルルッ!!
我慢する事もできず、あっと言う間に女の口の中に放出させられてしまう。

溢れた精液をこぼさないように、ゆっくりと女の口が扱きながら離れて行く。
じゅる・・じゅるっ。
外気に触れている陰茎が、まだピクピクと痙攣しているのが自分でもわかる。

静寂の中で、女が嚥下するような静かな音だけが聞こえる。
『ング・・・ング・・・。はぁ・・。』

そして女が言った。
『フフッ。さすがここまで上がって来るだけの事はあるわね。
 塔に入ってから、一度も精を漏らさずあがって来て・・。
 こんなに一杯溜めてて、よく平気だったわね。』
女の声は、何故か喜んでいるような気がした。

『今度は、もっと楽しませてもらうわよ。フフンッ。』
女の声がそう告げると、チャリチャリというネックレスの鎖の擦れる音がする。

ギ・・ギギィ・・。
着ている鎧が体の関節を勝手に曲げて、寝ている体を起こそうとする。
逆らう事はできない。手足を突っ張っても、関節を曲げる力には勝てないのだ。
鎧の力で、寝ていた台の上で、ゆっくりと体を起こして行く。

金髪の女の姿が、この目にはっきりと見えた。
真っ白な裸体には、首飾り以外には何も身につけていけてない。
長い髪の毛が、豊かな胸をわずかに隠している。
その谷間の辺りには、大きな宝石が一つだけついたネックレスが下がっている。
女の指先が、その真っ赤な宝石を弄っている。
女の指先がクリクリ動く度、鎧が勝手に動くのだ。

(あのネックレスで、女に操られている!)
女の様子を見て、気がついたが、どうする事もできない。
女の指先に操られるまま、立ちあがり、ゆっくりと歩いて女に近づいて行く。
キラキラと怪しく煌く胸の谷間の宝石を、女の指先が静かに弄んでいる。

ガチャン、ガチャンと金属の音を立てながら、勝手に足は進んでいく。
女は、くるりと背中を向ける。筋肉質に引き締まった白い裸体。
しかし、臀部には、しっかりと豊かに肉が付いている。

女は壁に手をかけているようだった。ゆっくり腰を突き出して来る。
女の足の付け根が、チカチカとわずかに光っているように見えた。

足は、自分の意思と関係無く、どんどん近づいて行く。腕は女の背中に置かれた。
指までは鎧に覆われていないので、手の平が女の背中に触れる。
サラリとした肌が、汗でしっとりと濡れたような官能的な感触だった。
溜まらず拳を握って、その女の肌の誘惑に負けまいとする。

女は、首から下がった飾りをチャリチャリ指で弄りながら、体を小刻みに振るわせた。
腹でクックッと笑っているように見えた。再び、頭にカッと血が昇った。
それなのにも係らず、自分の腰は、ゆっくりと女の尻に近づいて行くのだ。

『早く頂戴よ・・ねえ・・。』
女は、顔を少しこちらに向けて、笑いながら言う。
自分で操っておきながら、馬鹿にして言っているのだ。

腰が勝手に動く。そして、陰茎が、女の濡れた割れ目に触れる。
驚いた事に、モグモグと器用に陰茎を女の下の口が食んで飲み込んで行く。
男の背筋がゾっとする。
今まで人間の女だろうと思っていたが、妖魔の類かもしれないと気づいたのだ。
本来なら、ここで陰茎が縮みあがってしまう所なのだが、女の肉の口が、
小さくなる事を許さなかった。絶妙な咀嚼が、陰茎を激しく屹立させたのだ。

『ホラ、早く突いて・・。』
熱っぽい声とチャリリという鎖の音。ペンダントを触っているのだ。
腰が勝手に動いて、女の尻を激しく突き刺す。
ガチャン・・ガチャン・・。
金属の音が部屋に響く。女の尻が金属にあたって赤くなって行く。
『あっ・・・あっ・・そうよ・・。』
女が声をあげる。

チャリリン・・。腰の動きが止まった。
『ちょっと金属が当たって痛いわ。』
女の足が、下半身の鎧を蹴りつけた。
パカンと腰の部分だけ鎧が下に落ちる。
『フフ・・これでいいわね。さ、続けて。』
そして女が再び宝石を弄ると、腰が勝手に動いて女の下半身を突いて行く。

『あっ・・あっ・・・イイッ!!』
女は、吐息まじりの声をあげていく。
もう自分が犯しているのか犯されているのか、訳がわからない。
いや、明らかに自分の意思とは関係なく、女の尻に腰をぶつけている。
犯されているのは、自分なのだ。

快感を振りきるように腰に力を入れる。
腰の鎧が外れた今、力を込めれば、なんとか耐える事ができるのだ。
男の腰の動きが収まって行く。

女は紅潮させた顔のまま、後を振り向いて、男の顔を睨みつけた。
『黙って体をまかせていれば、いい思いができたものを。』
女は息があがっていたが、その声は冷静だった。

シュルシュルッ!!!
暗闇の中に風を斬る音がした。
股の下を何かが通り抜ける感触がした。
何か、太いロープの様なものが股の下を通って、シュルシュルと伸びて行く。
そして、その縄はぐるぐると腰に巻きついた。
縄の付け根は、女の腰にあった。腰に巻きついたのは女の尻尾だった。
そして伸びた尻尾の先が、顔の鉄仮面を叩き落した。

やはり、この女は人間では無かったのだ。男はもう驚かなかった。
女の尻尾の先端は、股の下に貼りついて、ぐにぐにと会陰部や陰嚢を揉んでいる。
腰に巻き付いてる尻尾本体も微妙に蠢いて、快感を引き出そうとしている。
そして、ものすごい力でグイグイ引っ張り、強制的に腰を動かすのだ。
味わった事の無い快感に、顔が歪む。その表情を、異形の女は楽しんでいるようだ。

『フフフ・・無理矢理尻尾で快感を引き出されて、気持ちいいでしょう・・』
グチョ・・グチョ・・。
再び女との接合部分から、イヤらしい音が部屋に響き始める。
生きた蛇のような女の尻尾の責めもあり、快感に悶えるしかない。
いや、実際には鎧に捕らわれて、悶える事も許されないのだ。
鎧と女の尻尾によって、自らの意思に関係なく快感を与えられてしまっていた。
(ああっ・・ダメだ・・・)
快感に体を痙攣させながら、発射の時を待つ事しかできなかった。

女も熱い吐息を吹いている。
そして、女の秘裂は、男の陰茎から搾りだそうと怪しく蠢いていた。
女の指先と尻尾が、男に腰をもっと激しく動かすように強制する。
自分の塞がれた口の端には、快感の為に溢れた涎が滲んでいる。
もう快感に目の前が真っ白になり、目も開いていられない。
それでも、自分の腰は勝手に動くのだ。

「ンンンッ!!」
塞がれた口から、振り絞るような声が漏れる。
ビュロロロロッ!!
女の秘裂の中で、快感に激しく痙攣しながら精を放出する。
ドクン・・・ドクン・・。
快感に脳が焼けて、体から力が抜けて行く。
しかし、脱力した体を鎧と女の尻尾が支えている。
脱力しても、女は尻尾を鎧の秘術で絞り取るように精を抜きとってしまうのだ。


女の息は荒い。
ちらりと男の様子を見て、男が失神してないのを確認すると、淫猥に微笑んだ。
チャリリ・・。再び首飾りを宝石に手を当てた。
また、男の腰がゆっくりと動き始める。
力が抜けている男の体が、ぎこちなく腰を振る。
グチョ・・グチョ・・。汁気のある音が部屋に再び響く。

次の瞬間。
ぬらり・・。
女の尻尾の先が、男の肛門の穴の周りを探っている。
男の陰茎がピクピクと反応する。もう男は、ぼんやりと快感に身を任せていた。
「ンンッ!」
男の声が漏れる。女の尻尾の先が、にゅるにゅると尻の穴に入って来たのだ。
何か尻尾の表面から粘液が出ているのか、すんなりと肛門に侵入してしまう。
男は肛門が開かれるような、わずかな痛みに意識が多少はっきりして来る。

『フフ・・お尻の中に尻尾を入れられて、耐えられるかしら・・。』
腸の中で、女の尻尾の先が舐めるように動いている。
『ホラ・・・どう?気持ちいい??』
体の中をまさぐられる初めての快感に、男は再び悶絶する。
「ン゛ンンッ。」男は塞がれた口で絶叫する。
女は、男の悶絶の表情を楽しんでいる。
『フフフ・・気持ちよくてしょうがないって表情ね。』
男は腸の中から、前立腺を刺激されていた。

『アラ?どうしたの?そんなに声を上げて。』
荒い息を整えながら、女は腰の動きを止めて、じっと男の表情を見ている。
れろ・・れろ・・。
尻尾の先が体の中の前立腺を舐めるように、肛門の奥で蠢く。
腸の中の前立腺は、男が今までに味わった最高の快楽を与えていた。
目の前が真っ白になる。男の肛門はパクパクと女の尻尾を食んでいる。
『もうイキそうね・・。ホラ・・ホラホラ・・』
ビク・・ビクビクビクッ!!。男の陰茎が痙攣する。

『ウフフ。お尻だけでイッちゃうなんて・・。
 勇者様もここは鍛えて無かったみたいね。』
女は、うれしそうに言う。
『もっとイッてもいいのよ。ホラホラホラ!!』
女の尻尾が、男の体の中で怪しく蠢く。
男の体がビクビクと痙攣する。そして陰茎も女の体の中で、再び痙攣するのだ。
女は、その痙攣を秘裂の感触で味わっているようだった。

男はもう失神寸前だった。
殺せ!と心の中で思った。男はもう錯乱している。
『もう限界みたいね。フフ・・』
女は、胸の宝石に手をかける。男の腰が激しく動き始める。
もちろん女の尻尾も激しく動いて、男の肛門の中を掻き回している。

「ン゛・・フン・・。」
男の脳が焼ききれた。
体は脱力して、白目を剥いているが、女は宝石を弄るのを止めなかった。
男の腰はガクガク動いている。
女の息が荒い。
『・・ンンッ。』
女も声をあげた。
女の尻に力が入り、キュっと締まる。
ビクビクビクッ!!
男の陰茎は女に締めつけられて、そのまま強制的に放出させられた。
男の肛門の痙攣に会わせて、女の尻尾が男の体の中でのた打ち回る。
ビョロロロロロロロロロロッ!!
大量の精が女の中に流れ込んでいる。
いや、女の体の中に吸い出されて行っていた。
じゅるるるるるるっ!
音を立てて吸い出される男の精。
男の精が枯れるまで、大分長い間、その音は鳴り響いていた。

               ◆

女は、裸のまま、男の着ていた鎧をバラして片付けている。
ピンク色の汗に濡れた肌が、暗闇に光っている。
パチン、パチン、鎧をバラして行くと、その中には虚ろな空間だけがあった。
男の姿は、そこには無かったのだ。

男の肉体は全て精に変わり、女の胎内へ吸い込まれてしまった。
女は、再び黒い甲冑を纏い、塔の中をさ迷いはじめる。新たな獲物を探しに。

END


サキュバスの塔(1) サキュバススライム
サキュバスの塔(2) サキュバスバット
サキュバスの塔(3) ゴーストサキュバス
サキュバスの塔(4) サキュバスナイト
サキュバスの塔(5) サキュバスローパー
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テーマ : ☆官能★小説☆ - ジャンル : アダルト

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