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サキュバスの塔(6) リザードサキュバス

塔の頂上に捕らわれた姫を助けに、勇者がまた一人、魔物の巣くう塔で闘っていた。

               ◆

当初、廊下の奥に人影を見た時、あの黒騎士が再び現れたのかと思った。
しかし、顔が不自然に長く、大きな尾が揺れているのも見えた。
剣を構えている自分の前に現れたのは、鱗鎧を着た竜人間の剣士だった。

その真っ黒な体表には、小さい鱗が隙間無く生えている。
そして腰からは大きく太い、鱗のびっしり生えた尻尾が伸びていた。
黒騎士達のように、体を全て覆う鎧を着ていないのは、着る必要さえないのだろう。
固い自らの鱗が、その身を守ってくれるのだ。

逃げ出そうかどうするか、一瞬躊躇する。
塔の中で見つけた魔法の剣を持っているとは言え、万が一にも刃が通らなければ、
この怪物を倒すすべは無いのだ。しかし、易々と逃がしてくれるとも思えない。
やはり、闘うしかないのだ。

竜騎士に先んじて、勢い良く剣を繰り出した。
カキーン!
竜騎士の腕に刃が当たると、剣から漏れる魔法の光が一瞬輝いた。
しかし、その刃先が竜騎士の腕に食い込む事は無かった。
竜騎士の腕の鱗が、刃先を受けとめたのだ。
それでも、剣による打撃の効果はあったようだ。
竜騎士の腕に、力がグッと込められている。
間近に見える竜騎士の顔は無表情で、そこからは何も読み取る事はできない。

今度は、竜騎士が剣を振るう。
盾でその剣を受けとめるが、体が吹き飛ばされそうな勢いだった。
なんとか堪えるが、その崩れている体勢へ、更に竜騎士が剣を両手で振り下ろす。
ガイーンッ!!
音ともに盾から光芒が漏れる。魔法の盾の効果で竜騎士の剣を防いだのだ。
直後、盾が真っ二つに割れた。
盾は、魔法の効果を持って攻撃を防いだが、能力を超えた攻撃に、その役割を終えたのだ。

竜騎士と、互いに両手で剣を持ってにらみ合っている。
「ヤァッ!」
声をあげて、竜騎士に飛び込むと、竜騎士も咆哮をあげて、飛び込んで来た。
わずかな光しかない塔の暗闇に、白刃同士が煌いて重なり合う。

パリーンッ!
音を立てて剣がぶつかり、光芒があがる。折れたのは、竜騎士の方の剣だった。
勝った、そう思った。
ガチーンッ!
突如、剣を床を叩きつけたような固い感触に手が痺れた。
竜騎士の首に、剣はやはり食い込まなかったのだ。

竜騎士の拳が、男の顎を襲う。目から火花が出るような衝撃と歯と唇の痛み。
鉄の味が口に広がる。
そして、心が暗闇に落ちて行った。

               ◇

男は気がつくと、裸にされ、両手両足を壁の鎖に繋がれていた。
装備は既に奪い去られてしまったようだ。顎と歯がズキズキと痛む。
部屋には明かりが灯り、どうやら竜人間が背を向けて目の前に座っているようだった。
鱗鎧などの装備は外しており、その姿からは、知性がある生き物には全く見えない。
しかし、自分はその生き物に剣で遅れを取ったのだ。

竜人間は、男が目を覚ました様子に気がつかないのか、大きな唸り声を上げている。
獣のような唸り声は、竜人間が苦しんでいるように見えた。
メリメリ・・・。
気色の悪い、肉が裂ける音がする。竜人間の背中が破れているのだ。
男は驚愕する。この竜人間は、脱皮をしていたのだ!

メリメリッ!!
男は、更に驚愕する。竜人間の中から現れたのは、褐色の肌の美女だった。
濡れた髪の毛は真っ黒で、腰までの長さがある。男は幻でも見てるのかと目を疑った。

褐色の美女は、荒い息を整えている。まだ、こちらの様子には気づいてないようだ。
息が整うと、こちらの様子を見て、目を覚ましている事を確認すると、
『フフ・・。見てたのね。驚いた?』と微笑んで言う。
これが、先ほどまで闘っていた竜騎士なのだろうか。

美女の顔は、当然化粧っ気はないが、整った眉に形の良い唇、今まで見た事の無い美貌の女性だった。
体は、一糸纏わぬ姿を見せている。
しかし、恥かしがる様子も無く、堂々と惜しげも無く、均整の取れた姿を見せつけている。

褐色の肌も珍しいが、豊かな胸と引き締まった腰、そして肉付きのある尻と、
先ほどの様子を見ていなければ、女神かと思うの体型だった。
男の目線を感じて、美女はニヤっと笑う。

『そんなに女の裸が珍しいのかしら。』裸のまま、女は近づいて来る。
ツツー・・。
女は、細い指先を胸に這わせた。フフフ・・と女性は笑う。

『ここまで登って来る位だから、大したものね。私には敵わなかったけど。』
女は、男の乳首をクリクリといじりながら言う。
やはり、負けたのはこの美女の姿に変わった、この竜人間だったのだ。
実際に脱皮する姿を見ていても、正直信じられない。

『でも、いい筋してるから命まで奪わなかったのよ。』
ペロ。美女は、自分の乾いた唇を濡らして、舌なめずりしている。
ペロペロ・・。
その美女の舌が異様に長い事に気づくのに、時間はかからなかった。
美女は、人間より細く長い舌を持っているのだ。やはり人間では無い事に間違い無い。

『体も申し分ないわね・・。』
美女の手が、拘束された男の胸を這いまわる。
吸いつくような女性の手の感触に、男の体はピクリと反応してしまう。
その様子をうれしそうに、美女は男の肌の感触を楽しみながら確認しているようだった。
ピト、ピト。美女の指先は、濡れているかのように肌に吸いつく。
その感触は決して悪いものではない。
その指先で乳首を触られると、吸いつかれているように感じる。

その手が胸を離れるが、指先はなぜか乳首に吸いついたままだった。
チュパッ・・。音を立てて、乳首から美女の指先が離れる。
男の反応を見るように、美女は顔を覗き込んでいる。

男は、この美女の指先が吸盤の様に貼りつくことに、気がついた。
美女は、わざとその指先の吸盤の威力を男に見せていたのだ。

美女の口の端からは、チロチロと細かく動くピンクの舌先が覗いている。
美女は男を顔をがっちり両手で掴むと、その唇を押しつける。
美女の唇は、プヨプヨと柔らかく赤子の肌のようだった。
チロチロと美女の細い舌先が、口に侵入して来る。
歯を食いしばって、器用に動くその美女の舌に対抗する。

細い舌先が、歯茎と唇の隙間をなぶるように、舐めている。
チロチロ・・。
目の前にある美女の顔は、目を開けてこちらを見つめている。
美女の顔と。口をなぶる舌の事を考えると、頭がおかしくなりそうだった。
チロチロ・・。
美女は飽きる事なく、歯茎や頬の内側を舐めている。
次第に、口の中の快感が美女の舌によって励起されてしまう。
「う・・。」快感に声が漏れる。美女の瞳には、笑みが浮かんでいる。

吸いつく美女の指先が、脇腹に触れている。
敏感な脇腹を、美女の指が刺激すると、体が勝手に動いてしまう。
「あっ。」声を漏らして開いた歯の隙間に、美女の舌が滑り込んで来る。
しかし、美女の舌を噛み切ってやろうとは思わなかった。
剣でも負け、美女の淫らな責めにすら、自分は負けたのだ。

男の心は、もう美女のものだった。
美女は歓喜の笑みを浮かべて、思う存分、男の口の中を犯している。
舌を絡めて、唾液を流し込み、口を唾液まみれにし、細く長い舌先で、
上あごや、人間なら届かない喉の奥まで舐めているのだ。
ジュロ・・・ジュロッ・・。長い舌が喉の奥まで、入り込んでいる。
男は、美女の舌の責めに陶然となっている。

ちゅぽ・・。空気の抜ける音を残して、美女の口が離れて行く。
男は、体を固くして立ち尽くしていた。
美女は床にしゃがむと、男の陰茎を口に含んだ。
しゅるしゅるしゅる・・。
男の陰茎に、美女の長い舌が巻きついて、ぐにぐにと刺激しはじめる。
ピトピト・・。
美女の吸いつく指先が、陰嚢をやさしく揉んでいる。

美女に責められて、男の股間は既にイキたそうにピクピクと痙攣している。
美女はその様子を舌で感じ取ると、パっと離れてしまう。
美女の目前で、露になった陰茎がピクピクと痙攣している。

男の息は荒い。その男の苦しそうな表情を、美女は紅潮した顔で見ている。
美女は、自分の指を舐めて濡らすと、男の股を開かせて、肛門を露出させた。
吸いつく指先が、男の肛門の穴に触れる。

「あうっ・・。」
男の表情が歪み、腰が動く。
男は、肛門から吸い出されるような快感に襲われていた。
男の体の中が、ビクビクと快感に痙攣する。
それに合わせるように、肛門もパクパクと口を開き、美女の指先を咥え込んで行く。
『ウフフ・・・吸いつく指が気持ちいいのね・・。』
美女は、ゆっくりとその指先を腸の奥へと進めて行く。
そして指の腹で、腸を探るようになぞっている。
『ホラ・・ピトピトしてるでしょう・・。』
ズリ・・ズリ・・・美女の指が、ゆっくりと奥まで挿し込まれる。

男には、筒先から何かが出るような不思議な感触を感じていた。
美女の指先は、吸い付きながら、やはり何かを探っている。
「あぁっ。そこはっ!!」男が声をあげる。美女の顔に笑みが浮かぶ。
美女の指先は、男の前立腺を探り出したのだ。
ピト・・。
美女は吸いつく指先を、腸から前立腺の辺りに吸いつかせた。
そして、指先を小刻み動かし、前立腺を刺激する。
『ホラホラ・・気持ちいいでしょう・・』
「ああああああっ。」男は唸り声をあげる。
筒先からは透明な汁が、ポタポタ垂れている。
男の口からも涎が垂れる。男は、快感に自分を失ってしまっている。
『ウフフ・・こんなにダラダラ垂らして・・』
肛門の外にある女の拳が、小刻みに動いている。
男は、その手が動く度に体を悶えさせる。

にゅるん・・。
美女は、その男の様子に満足したのか、肛門から指を抜いてしまう。
男は息も絶え絶えだった。力なく壁の鎖にぶらさがっている。
美女は、男を鎖から外すと、部屋の奥にあるベッドへと軽々と運んで寝かせた。
男は、抵抗する事もできず、ぐったりと横たわる。

しかし、男の陰茎は天を向いて立っていた。
美女は、その上にゆっくりと自分の腰を降ろして行く。

クチュ・・。美女の秘裂に、男の陰茎はスムーズに吸い込まれて行く。
『ん・・んんん・・』
女の重い腰にしっかりと乗られている。
『ホラ・・イクわよ・・・。』
美女が腰を少し動かすと、男は声をあげて、いきなり発射してしまう。
「あっ!!!・・」
ビュワーッ!!美女も、声をあげてそれを受けとめている。
『ああっ・・あぁ・・。フフッ・・もう我慢できなかったのね・・。』

美女は、それでも尚も腰をグネグネと動かして始める。
はっ。はっ。という二人の吐息が、聞こえる。
美女の指先がそっと男の会陰部から、肛門へと伸びて行く。
ピト。指先が再び男の肛門に貼りついて、吸いついた。
「あっ。つっ!!」男が悶絶する。
肛門の穴に貼りついた美女の指先が、怪しく動いている。
『ウフフ・・・。』
男は、腰をくねらせて悶絶しながら、美女の中へ再び発射する。
その口からは、快感の為に、涎が伝って流れている。

『ホラ・・もっと奥をこうすると・・・』
美女は指先を肛門の奥に伸ばして、男の肛門を掻きまわす。
「あ゛ーっ!!!」男は絶叫して、体を痙攣させる。
美女は、より激しく腰を別の生き物ように動かす。

ビュロロロロロロロロッ!!
激しく美女の中に、男の精が吸い込まれて行く。
じゅる・・じゅる・・・。
男は精を全て放出して、ガックリと力無くベッドに沈む。
一方美女は、体を仰け反らして体を震わせる。
美女は、体の中に男性の精が注ぎ込まれて、自らそれを吸い出しているのを感じていた。
『あぁ・・・あぁ・・。』
美女は、男性の上に乗ったまま、息をゆっくりと整えて行く。
美女の腰はまだ余韻に、少し動いていた。
『はぁ・・はぁ・・。』
美女は息が十分整うと、ガウンを羽織って、誰かを呼んだようだった。
ぐったりとした男を、美女が呼んだ騎士達がどこかへ運んで行く。
その様子を見ながら、美女はいとおしそうに自分の腹をさすっていた。
その目には、何故か母性の温かみが感じられた。

               ◆

男は裸で手足を縛られて、塔の入り口に転がされてる所を発見された。
男は幸運にも助け出されたが、この男の話を信じるものはいなかった。

END


サキュバスの塔(1) サキュバススライム
サキュバスの塔(2) サキュバスバット
サキュバスの塔(3) ゴーストサキュバス
サキュバスの塔(4) サキュバスナイト
サキュバスの塔(5) サキュバスローパー
サキュバスの塔(6) リザードサキュバス
サキュバスの塔(7) サキュバスドラゴン
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