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サキュバスの塔(8) 女神サキュバス
塔の頂上に捕らわれた姫を助けに向かった勇者の一人が、
今、魔物が巣くう塔の頂きに近づきつつあった。
◆
階段を登ると、神殿のような広間が目の前にあった。
所々、天井に空いた穴から眩しい陽の光が、挿し込んでいる。
そして静寂と清浄な空気が、辺りを包んでいた。
(これは一体・・。)
とまどいながら辺りを見まわすと、部屋の中央に祭壇らしきものがある。
(もしや!?)
塔を登る途中で手に入れた宝玉を、静かに台に捧げた。
どこからか厳かな音と共に、天から眩しい光が台を照らしている。
その光を見ようとすると、目がつぶれてしまいそうに眩しい。
そしてこの光の中から、女神が現れた。
見た瞬間、女神だと無条件にわかる。そこ理由は無い。
直感的にわかるのだ。そのまま、女神の姿を見続ける事はできなかった。
自然と頭が下がり、女神に平伏した。
『勇者よ・・よくここまで辿りつきました。』
頭の中に直接、厳かな女神の言葉が響く。
『私もあなたのおかげで、今は力を貸すことができます。』
女神の微笑するような暖かみを、垂れた頭に感じる事ができる。
『そこに横になって、私の祝福を受けるが良いでしょう。』
女神は、厳かに言いきった。
『但し、祝福を受けた後に、あなたが自我を失ってしまっていたら、
あなたは、私の一部になってしまいます。』
女神の声は続く。
『それでも、あなたは私の祝福を受けますか?』
男は、黙ってうつむいていた。
◆
女神の指図するまま、床に横にたわり、目をつぶっていた。女神の声が頭に響く。
『目を開けなさい。』初めて、女神の姿をはっきりと見た。
豊かな胸と大きく張った尻を持つ女神は、完全に均整のとれた姿をしていた。
その姿には光を纏い、輝いている。
宙に浮く女神の手が、誘うように伸びている。
恐れつつも、女神と指を絡めるように、自分の手も伸ばして行く。
自分の指と女神の指が絡み、しっかりと手を握る。
暖かい何かの力が、繋いだ手を通じて流れ込んで来るような感じがする。
女神との距離がどんどん近づくに連れて、その何かは、次第に熱く感じる。
ムッチリとした女神の肢体が、体に圧し掛かって来る。
驚く程に重さのある女神の体は、人間のように、しっとりと汗ばんだ肌を持ち、
胸の鼓動や、息をする腹の膨らみ、体の熱まで伝わって来るようだった。
そして、その触れた面からは、同じように熱い何かが体に流れ込んで来るのだ。
体中に力がみなぎって来るのが、はっきりとわかる。
圧し掛かる女神の体を受け止めようと、女神の指の間から、自分の指を抜こうとするが、
指が女神の手に貼りついたように、抜く事ができなかった。
いや、指だけではなく、女神の体に触れた部分、全てが融合したかのように、
ピッタリ貼りついている。女神と男の体は、1つになってしまったのだ。
美しい女神の顔は目前にあり、こちらを見つめている。
女神の唇が、男の唇をぴったりと塞ぐ。息は苦しくない。
女神の舌が、男の舌にやさしく絡みつく。
舌の先から射精しているような快感に、男は我を忘れそうになる。
自分の舌を引き戻そうにも、既に女神の舌と融合し、口も繋がってしまった。
ただ、口で起こる快感だけが、男を忘我の彼方へと連れ去ろうとしている。
遠くの方で女神の声が、男を呼んでいる。
『このままでは、自我を失ってしまいますよ。』その女神の声は、冷静だ。
快感に耐えながらも、男の股間は反りかえって、女神の体の下腹部に当たっている。
にゅるり・・。陰茎が、そのまま女神の胎内へと飲み込まれて行く。
(あ゛ーっ!!)
女神の胎内へ飲み込まれた直後、筒先から怒涛のように放出してるような快感に、男は絶叫する。
しかし、女神と融合してしまった口からは、声が出る事はなかった。
女神と融合した肌の部分からは、熱い気を注がれつつ、
舌先と陰茎から精気を放出する快感を味わい、女神と融合してしまった体は、
もう自分の思うままに動かす事はできない。
体をくねる事も、快感から逃れる事も、もうできないのだ。
男は快感と共に、暖かい海に溶けるような感覚も感じていた。
実際に、男の体は、女神の体に融けるように吸い込まれつつあった。
少しずつ女神の体に融けて、外部から見えなくなって行く男の肉体。
その女神と融合した面に沿って、チリチリとした快感を男は感じている。
男は、チリチリと少しずつ、女神に飲み込まれている体の感覚を感じつつも、
与えられる快感に、声ならぬ歓喜の声をあげていた。
完全に女神と男の体が融合してしまうと、男は自分の体中の毛穴から、
精気を放出してるような快感を感じていた。
女神と融合した今、与えられる快感は、人間という枠の際限もなく、
止まる事なく高まる一方だった。
声をあげたくともあげるべき口も無く、のた打ち回りたくとも、
自分の体は、既に無かった。快感におかしくなる頭すら、もう無いのだ。
男の肉体にあった前立腺は、濃密な揺りかごのような女神の胎内で、
ゆさぶられ、女神の肉体と融合して、単なる快感の発生源となっている。
(あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!)
男の陰茎も女神の胎内に融合し、女神の肉体の中で、
ただ快感にビクビクと痙攣し続ける、女神の一器官になってしまった。
その快感の意識だけが、今や男の存在を確認できるものだった。
女神と融合し、その女神の体に自分の体が内包される事で、初めて体感した
体の外と内からまさぐられて与えられるような快感に、男の意識だけが、
高まる絶頂に、どんどん昇って行く。
『あぁぁっ・・。』
一瞬だけ顔が曇った女神の口から、わずかな声が漏れる。
この瞬間、女神と融合するの感に、耐える事ができなかった男の意識は、昇華してしまった。
女神の胎内に残っていた、融けきっていない、わずかな男の肉体の残存物は、
女神の肉体へと吸収されて行く。
女神の肌には汗が光っている。そして、その顔には影が浮かんでいた。
◆
女神は暗い表情を浮かべて、空に融けるように姿を消して行く。
明るかった部屋が、再び暗闇に包まれて行く。
祭壇に捧げられた宝玉は、再び呪いによって塔の中に散らばり消えて行った。
次の勇者が現れるまで、女神は姿を現わす事は無いのだ。
END
サキュバスの塔(1) サキュバススライム
サキュバスの塔(2) サキュバスバット
サキュバスの塔(3) ゴーストサキュバス
サキュバスの塔(4) サキュバスナイト
サキュバスの塔(5) サキュバスローパー
サキュバスの塔(6) リザードサキュバス
サキュバスの塔(7) サキュバスドラゴン
サキュバスの塔(8) 女神サキュバス
サキュバスの塔(9) 偽神サキュバス
サキュバスの塔(10)-1 邪神サキュバス - 戦闘編(非エロ)
サキュバスの塔(10)-2 邪神サキュバス 快楽編
今、魔物が巣くう塔の頂きに近づきつつあった。
◆
階段を登ると、神殿のような広間が目の前にあった。
所々、天井に空いた穴から眩しい陽の光が、挿し込んでいる。
そして静寂と清浄な空気が、辺りを包んでいた。
(これは一体・・。)
とまどいながら辺りを見まわすと、部屋の中央に祭壇らしきものがある。
(もしや!?)
塔を登る途中で手に入れた宝玉を、静かに台に捧げた。
どこからか厳かな音と共に、天から眩しい光が台を照らしている。
その光を見ようとすると、目がつぶれてしまいそうに眩しい。
そしてこの光の中から、女神が現れた。
見た瞬間、女神だと無条件にわかる。そこ理由は無い。
直感的にわかるのだ。そのまま、女神の姿を見続ける事はできなかった。
自然と頭が下がり、女神に平伏した。
『勇者よ・・よくここまで辿りつきました。』
頭の中に直接、厳かな女神の言葉が響く。
『私もあなたのおかげで、今は力を貸すことができます。』
女神の微笑するような暖かみを、垂れた頭に感じる事ができる。
『そこに横になって、私の祝福を受けるが良いでしょう。』
女神は、厳かに言いきった。
『但し、祝福を受けた後に、あなたが自我を失ってしまっていたら、
あなたは、私の一部になってしまいます。』
女神の声は続く。
『それでも、あなたは私の祝福を受けますか?』
男は、黙ってうつむいていた。
◆
女神の指図するまま、床に横にたわり、目をつぶっていた。女神の声が頭に響く。
『目を開けなさい。』初めて、女神の姿をはっきりと見た。
豊かな胸と大きく張った尻を持つ女神は、完全に均整のとれた姿をしていた。
その姿には光を纏い、輝いている。
宙に浮く女神の手が、誘うように伸びている。
恐れつつも、女神と指を絡めるように、自分の手も伸ばして行く。
自分の指と女神の指が絡み、しっかりと手を握る。
暖かい何かの力が、繋いだ手を通じて流れ込んで来るような感じがする。
女神との距離がどんどん近づくに連れて、その何かは、次第に熱く感じる。
ムッチリとした女神の肢体が、体に圧し掛かって来る。
驚く程に重さのある女神の体は、人間のように、しっとりと汗ばんだ肌を持ち、
胸の鼓動や、息をする腹の膨らみ、体の熱まで伝わって来るようだった。
そして、その触れた面からは、同じように熱い何かが体に流れ込んで来るのだ。
体中に力がみなぎって来るのが、はっきりとわかる。
圧し掛かる女神の体を受け止めようと、女神の指の間から、自分の指を抜こうとするが、
指が女神の手に貼りついたように、抜く事ができなかった。
いや、指だけではなく、女神の体に触れた部分、全てが融合したかのように、
ピッタリ貼りついている。女神と男の体は、1つになってしまったのだ。
美しい女神の顔は目前にあり、こちらを見つめている。
女神の唇が、男の唇をぴったりと塞ぐ。息は苦しくない。
女神の舌が、男の舌にやさしく絡みつく。
舌の先から射精しているような快感に、男は我を忘れそうになる。
自分の舌を引き戻そうにも、既に女神の舌と融合し、口も繋がってしまった。
ただ、口で起こる快感だけが、男を忘我の彼方へと連れ去ろうとしている。
遠くの方で女神の声が、男を呼んでいる。
『このままでは、自我を失ってしまいますよ。』その女神の声は、冷静だ。
快感に耐えながらも、男の股間は反りかえって、女神の体の下腹部に当たっている。
にゅるり・・。陰茎が、そのまま女神の胎内へと飲み込まれて行く。
(あ゛ーっ!!)
女神の胎内へ飲み込まれた直後、筒先から怒涛のように放出してるような快感に、男は絶叫する。
しかし、女神と融合してしまった口からは、声が出る事はなかった。
女神と融合した肌の部分からは、熱い気を注がれつつ、
舌先と陰茎から精気を放出する快感を味わい、女神と融合してしまった体は、
もう自分の思うままに動かす事はできない。
体をくねる事も、快感から逃れる事も、もうできないのだ。
男は快感と共に、暖かい海に溶けるような感覚も感じていた。
実際に、男の体は、女神の体に融けるように吸い込まれつつあった。
少しずつ女神の体に融けて、外部から見えなくなって行く男の肉体。
その女神と融合した面に沿って、チリチリとした快感を男は感じている。
男は、チリチリと少しずつ、女神に飲み込まれている体の感覚を感じつつも、
与えられる快感に、声ならぬ歓喜の声をあげていた。
完全に女神と男の体が融合してしまうと、男は自分の体中の毛穴から、
精気を放出してるような快感を感じていた。
女神と融合した今、与えられる快感は、人間という枠の際限もなく、
止まる事なく高まる一方だった。
声をあげたくともあげるべき口も無く、のた打ち回りたくとも、
自分の体は、既に無かった。快感におかしくなる頭すら、もう無いのだ。
男の肉体にあった前立腺は、濃密な揺りかごのような女神の胎内で、
ゆさぶられ、女神の肉体と融合して、単なる快感の発生源となっている。
(あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!)
男の陰茎も女神の胎内に融合し、女神の肉体の中で、
ただ快感にビクビクと痙攣し続ける、女神の一器官になってしまった。
その快感の意識だけが、今や男の存在を確認できるものだった。
女神と融合し、その女神の体に自分の体が内包される事で、初めて体感した
体の外と内からまさぐられて与えられるような快感に、男の意識だけが、
高まる絶頂に、どんどん昇って行く。
『あぁぁっ・・。』
一瞬だけ顔が曇った女神の口から、わずかな声が漏れる。
この瞬間、女神と融合するの感に、耐える事ができなかった男の意識は、昇華してしまった。
女神の胎内に残っていた、融けきっていない、わずかな男の肉体の残存物は、
女神の肉体へと吸収されて行く。
女神の肌には汗が光っている。そして、その顔には影が浮かんでいた。
◆
女神は暗い表情を浮かべて、空に融けるように姿を消して行く。
明るかった部屋が、再び暗闇に包まれて行く。
祭壇に捧げられた宝玉は、再び呪いによって塔の中に散らばり消えて行った。
次の勇者が現れるまで、女神は姿を現わす事は無いのだ。
END
サキュバスの塔(1) サキュバススライム
サキュバスの塔(2) サキュバスバット
サキュバスの塔(3) ゴーストサキュバス
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サキュバスの塔(6) リザードサキュバス
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サキュバスの塔(9) 偽神サキュバス
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