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サキュバスの犬

都会の大通り。ブランドショップが建ち並んでいる。
向こうから、女性が一人歩いて来る。
女性は、白いブラウスにパンツにサンダル姿で、足の長さが特に強調されていた。
モデルかと思う程のスタイル、いや、実際にモデルなのかもしれない。
女性は、毛の長い可愛らしい犬を連れている。
その女性と犬のシルエットは、あたかも雑誌から抜け出て来たように見えた。

女性の美しさに、わずかな時間、ボーッと見つめてしまった。
その視線に女性は気づいたのか、こちらの方を向いてニコっと微笑んだ。
女性の笑顔に、めまいを覚える程だった。
グラリと平衡感覚を失いそうになり、咄嗟に目をつぶった。

               ◆

カチャ。金属音に目を開けると、首に革のバンドが巻かれていた。
バンドからは太い紐が伸びている。犬のリードみたいだった。

あの美しい女性は、うれしそうにこちらを見ている。

先程まで大通りに立っていたはずなのに、めまいを覚えた次の瞬間、
今は白い壁のフローリングの部屋にいた。大きい窓からは光が差し込んでいて、
遠くには下界が見えるという表現がピッタリな眺望が見える。

(あれ・・?なんだ?・・)
微笑む女性に何かを言おうとするが、声が出なかった。
喉からはヒューヒューと風を切る音だけがする。首輪のせいかもしれない。

話しかけようとしていた、笑顔の女性の姿がどんどん大きくなる。
いや、周りの風景が全てが大きくなっている。気持ち悪い感覚だった。

(なんだ?どうなってるんだ?)

ガクガクと足が震えて力が入らず、もう立っていられない。
堪らず、四つばいになる。
顔から噴き出る汗をぬぐう。

ジョリ・・。手に感じる、額に生える濃密な毛の感触。

(なっ・・?!)
額にびっしり毛が生えている。いや、手にも毛が生えていた。
そもそも自分の手が、犬の手になっている!!

首を曲げて、背中を振りかえる。お尻には、長い尻尾が揺れていた。
足も、手も、犬の姿だ。そう言えば、顔の前になにかある。
鼻だ!。目のはるか前の方に鼻があるのだ。

猛烈に匂い出す、さまざまな香り。いい匂い、臭い匂い。
特に一番近くにいるあの女性からは、香水のいい香りや、キツイ体臭が匂っている。

(俺・・・犬だ!?)
女性が大きくなったのではなく、自分が小さくなったのだ。
目の高さから言うと、中型犬位だろうか。

(どうなってるんだ!)
大声で叫ぶが、口から出るのは、キャンキャンと吼える音だけだ。

『かわいい犬になったわねー。うふ・・。』
女性はそう言うと、大きく見える手を伸ばして来る。
なでなで・・なでなで・・。
女性に頭を撫でられると、すごく気持ちがいい。
舌がベロリと口からはみ出して、垂れてしまう。

(いや、そんな事してる場合じゃない。助けてくれ!。)
女性に飛びかかるが、女性は脇を持って、犬の姿へと変った体を抱きかかえる。
女性は、犬の体を軽々と持ち上げる。

『チュ・・』女性は、犬の顔にキスをする
『チュ・・チュ・・』女性のキスが、敏感になった犬の口を刺激する。

(なんだ!?。ただにキスされただけで、こんなに気持ちいいんだ。)
敏感な神経の集まる犬の口は、人間よりも何倍も感じてしまう。
ベロリッ。
女性に口の周りにキスをされた興奮に、無我夢中で女性の唇を舌で舐める。
ベロベロベロベロッ!
人間だった時以上に、女性の唇の感触は甘く感じた。
女性は唇を舐められながらも、怪しげな目で犬を見つめている。

女性は、グイっと犬のリードをひっぱった。
(ぐえっ。)
リードに首が引っ張られて苦しい。
女性に、首に繋がれたリードをぐいぐい引っ張られて、壁に繋がれてしまう。
更に女性は、後足を抱えて、動きを封じてしまう。

犬の姿なので、前足で踏ん張るしかなかった。
かつて手であった前足が、プルプルと震える。
女性は、片腕で犬の両後足を抱えると、もう片方の手で犬の胴をさする。

なでなで。女性に腹を触られると、すごく気持ちいい。
前足の力が抜けてしまう。
舌を口からだらりと垂らして、床にべったりと這わされてしまった。

女性は、体をなで続ける。なでなで。女性の細い指が脇腹をなでる。
その快感に、自分の置かれている状況を忘れて、ゴロリと仰向けになってしまう。
足も力が抜けてしまい、既に弛緩していた。

女性は、両手で腹や胸をまさぐる。
(はぁ・・はぁ・・はぁ。)
快感に漏れる、自分の荒い息が聞こえる。
細く長い女性の指から与えられる快感に、臀部でピョコピョコ動くものを感じた。

(尻尾か!?)
その考えに、我ながらハッとする。自分は、犬になってしまったのだ!
しかし、女性の指による快感責めは、まだ続いていた。
息も絶え絶えになりながら、頭がボーッとしてしまうのがわかる。

女性は着ている服を脱いで、床に座ると、大きく股を開いて淫猥に言う。

『ホラ・・ここを舐めなさい。』
女性の股間の繁みの奥からは、液体が滲み出しているのが、キラキラと光って見えた。
今まで嗅いだ事の無い、強烈な体臭が女性から匂い出す。

強烈な匂いだけども、むしろその匂いに何故か興奮した。
女性の繁みにむしゃぶりつきたいという感情を、無理矢理引き出す匂いだった。
どうにも堪らない!
ベロベロベロベロッ。

かつて人間だった犬は、女性の繁みに飛びついた。
繁みから沸く液を、舐めれば舐めるほど泉が沸くように、液は溢れ出して来る。
シャブシャブシャブ。
繁みを舐める音が、汁気を帯びて来る。
既に、繁みの下には、軽く水溜りができている。
女性は、少しだけ息を荒げながら、犬が舐める様子をじっと見つめていた。

もし、女性が腰を引かなければ、ずっと繁みを舐め続けていただろう。
女性は、すっと立ちあがると、唐突に部屋から出ていってしまう。

(あっ・・・。)何故か、どことなく寂しい気持ちが襲う。

しかし、すぐに女性は戻って来た。
自ら猫の様に四つんばいになり、そのまま女性は、ゆっくりと近寄って来る。
胸から垂れ下がるお碗状の胸、しっかり這っているお尻。それに揺れる尻尾。

女性に尻尾があるとか細かい事は、もうどうでも良かった。
目の前にある、女性の大きく張った尻に飛びついた。
四つんばいになった女性の背中に手を置いて、
女性の繁みに張りきった自分のペニスを突き刺した。

『ああんっ。』
女性は声を上げる。

腰のピストン運動を始めると、女は小さく喘ぎながら、腰をくねらせる。
腰のくねりで、ペニスを抜き取るばかりに締めつける。

(あっ・・あっ。こんなに気持ちいいのは、はじめてだ。)
女の膣の中が、ペニスを締めつけて、発射させようと絞り上げる。
(ああっ。出るっ!)
ビュワッ!女性の中に発射してしまう。
女性は、大きな叫び声を上げる。

息を荒げながらも、その余韻にぼんやりしていた。
しかし、はたと冷静になって、ペニスを抜こうとするが、
膣の中で何かひっかかるものがあって抜けない。

女性は顔をこちらに向けて、微笑んでいる。くね。女性の腰が動く。
甘美が刺激が、ペニスに与えられている。くね・・くね・・くねくね。

今や、女性から腰を動かして、体内から精液を吸い出そうとしていた。
膣の中のペニスには、ねじられるような刺激が与えられて、すぐに発射寸前になる。
ググっとペニスに力が入るのを見るや、膣が痙攣して、射精を促している。

ビュワーッ!!。暖かい精液が、女性の中へ流れ込んで行く。
もうその快感の海に、恍惚と浸る事しかできなかった。

女性は、腰を動かしつづける。
かつて男だった犬は、女性の求めるまま精液を出し続ける、犬に成り下がったのだ。

               ◆

女性が一人、部屋へ歩いて入って来る。
その女性の顔は、今、自分のペニスを捕らえて離さない女性と同じ顔をしている。
同じ顔の女性が2人。

(双子なのか???)
『あら、もううちの子と仲良くなったの。良かったわねー。』
部屋に入って来た女性は言う。
『こどもは何匹生まれるかしら。』
歩いている女性がそう言うと、腰をくねらせていた女性は、
何事も無かった様に体を離して、歩いている女性に飛びついた。

ベロベロ。女性が、女性の顔を舐めている。
その格好は、犬が後ろ足で立つような格好だ。
犬が立つような格好・・。
あっ!!!

かつて男だった犬は気づく。
自分が美女だと思うのは、人間ではなく美しい雌犬だったという事に。
人間の女性の口を舐めていた雌犬が、うれしそうに尻尾を振りながら、
こちらへ戻って来る。その顔は、興奮に上気していた。

END
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