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サキュバスの塔(5) サキュバスローパー

塔の頂上に捕らわれた姫を助けに、勇者がまた一人、魔物の巣くう塔を登っていた。

               ◆

ブイイイイインッ!!
虫の羽音の様な音が、近づいて来るのが聞こえる。
そして、その音がより大きくなると、目の前の廊下を巨大な火の玉が転がっているのが見えた。
火の玉という表現は、正確ではないかもしれない。赤く光る雷球のよう見えた。
フワフワと浮いて回転しているその球は、時折、壁や床に触れると、パチパチという音を立てている。

触ると危険だ!と、見てわかる代物だった。防ぐ手段は、無いように思われた。
煌く雷球に背を向けて、一目散に逃げ出す。雷球の速度は、それ程速くない。
しかも、姿を見て追って来ている訳では無さそうだ。

階段を見つけると急いで駆け登り、あの雷球からは逃げきれたようだ。
ほっと一息をつくが、油断はできない。
逃げきった階は、不気味に静かだった。今までの階は、何かしらの音がしたものだ。

しかし、よく耳を澄ますと遠くから声がする。
「・・すけて・・助け・・。」
どうやら、助けを呼ぶ男の声らしい。
この塔の中では、今までで、こんな事は一度も無かった。
もしかしたら罠かもしれない。

声のする方に、注意深く歩いて行く。
「助けてくれーっ!!」
その声は、だんだん大きくなる。

廊下を曲がると、その声がはっきり聞こえた。
ランプで照らすと、ぼんやりと人の姿が浮かんだ。
植物の蔓に絡みつかれたような裸の男の姿だった。
裸と言っても、体にわずかにボロ布や鎧と思われる金属片が残っている。
この暗闇の中で、植物が育つ訳がない。
蔓状のモンスターに捕らわれてしまったのだろう。

注意深く、モンスターと捕らわれた男に近づいてみる
裸の男の肌の上を、怪物の触手がぐにぐにと這っている。
その触手が通った後には、濡れて光る軌跡が残っている。
裸の男の体全体が、触手の分泌物でテラテラと光っているのだ。

「助けてくれっ!!」男は叫ぶ。
しかし、男の目には自分の姿は映っていないようだ。
男の目の焦点があってないのだ。
怪物の間近まで来た。
怪物はどうやら捕まえた男に夢中なのか、こちらには関心が無いようだ。

これなら怪物に勝てるかもしれない。
そう一瞬、頭を過ったが、無理に攻撃をしかけて、反撃を受けては何もならない。
触手に捕らえられている男には申し訳ないが、姫の救出が第一なのだ。

朦朧としたまま助けを呼ぶ男を後にして、次の階への階段を探す事にした。
再び、目の前に、触手に捕まっている男が姿を現わした。
同じ道をぐるぐる回っているのかと思ったが、そうではないようだ。
男は声を出していない。別の男だったのだ。
男は、ただ触手に絡まれて、体をピクピクさせている。
その真っ白い顔に、表情は見られない。

恐ろしい光景に、背筋がゾっとする。早く次の階へ逃げたいと思った。
自然と足が、駆け足になる。小走りで階段を探している間、
触手に絡みつかれた男が、廊下のあちらこちらにいるのがわかった。
この階で、怪物に捕まった勇者達の慣れの果てなのだろう。
自分だって、こうなるかもしれないのだ。その恐怖に、心臓の鼓動が早くなる。

探しても探しても、階段への扉は見つからなかった。
ビイイイイイインッ!!
下の階で聞いた、あの雷球の音が遠くに聞こえた。
そして、音は近づいて来る。それどころか、複数の雷球の音が聞こえるのだ。
駆け足で音から逃げながら、階段を探す。
音は近づいてこそ来ないが、遠ざかってもいない。

廊下を曲がった瞬間だった。
「あっ!!」
体に触手が絡みついていた。
あの怪物の触手が、優しく手足や胴や首に巻きついて来る。
そして雷球の音はどんどん近づいて来る。
もうダメだ。雷球が目の前で光っている。
シュワンッ・・・。雷球が、突如消滅した。
フロアに静寂が戻った。
残されたのは触手に絡みつかれた、自分の姿だけだった。

               ◆

全てが筋肉でできたような触手に絡みつかれて、どうする事もできなかった。
剣は手で持っているが、振りまわす事ができない。腰のナイフには、手が届かなかった。
怪物の触手は、ベトベトした粘液を出しながら、体中を這いまわっている。
気持ち悪いがどうする事もできない。気持ちの悪い、時間だけが過ぎて行く。
ボロッ。腰に止めてあった袋が落ちる。続いて、胸の鎧が外れて落ちた。
先ほどの男達との様子を合わせて考えると、どうやら触手の粘液で溶けているらしい。
ボロッ・・。ボロッ・・。時折、体から身に着けている装備が外れて落ちていく。
自分の体が、怪物の触手によって、次第に裸へと剥かれて行く。
露となった肌を、触手がぬるぬると舐めるように蠢いていた。

長い時間が経ったような気がした。不思議と腹が減らなかった。
それどころか疲れも無い。夢や幻覚を見ているのではないか、とも思った。
しかし、体には触手による拘束の感触がはっきりと感じられる。

今や、その触手はグニグニとイヤらしく蠢きはじめていた。
股を開かせて、肛門や会陰部を触手の先が撫で回している。
耳や口の中にも、細い触手を滑り込ませて、犯しはじめているのだ。
ヌチャヌチャといういやらしい音が、頭の中にこだまする。

「助けてくれーっ!」
男は、怪物に犯されて叫び声をあげる。
そういえば、怪物に捕まってから男は眠っていない。
もちろん眠れる訳もないのだが、果たして人間は限界が来ても眠らずにいられるものだろうか。

               ◆

男の目の前には、肖像画で見た美しい姫の姿があった。
匂うような美しさと高貴なオーラが出ている姫の姿。
忌まわしきこの塔に登っているのは、全てこの姫の為なのだ。

その姫がベッドの上で、男が来るのを恥じらいながら待っているのだ。
男がベットに忍び込むと、姫は既に裸になり熱い体で抱きついて来た。
男は、歓喜の表情を浮かべる。

               ◆

ハッと気づくと、男は怪物に捕らえられたままだった。
怪物の触手は、相変わらず体を舐めまわしている。
肛門を犯し、陰茎にまきついているのだ。
もし、夢の中で姫と寝所を伴にしてしまったらと思うと、ゾっとする。
怪物の触手の責めは、尚続いている。しかし、男の感覚は既に麻痺してしまっていた。
口の中や耳の中を触手がのたうちまわっても、何も感じなくなってしまった。
男はそう思っていた。

               ◆

美しい姫は、男の体に体を預けて来る。
小さなピンク色の唇と男の口に押しつけて来る姫。
男は溜まらず可愛らしい口に、舌を入れてしまう。
一瞬、びっくりしたように姫は戸惑うが、愛を持ってお互いの舌を絡ませる。
長い接吻が続く。男の心は満たされていった。

               ◆

男は、意識を取り戻すと、同じ夢の続きを見ていた事に愕然とする。
もしや、この怪物に夢を見せられているのではないかと、もう疑っていた。
そして夢で見た姫の唇と、今、口を犯している怪物の触手を想像して、
吐き出したくなるような嘔吐感に襲われた。

ゴボゴボっという音と吐瀉物を伴に、触手を口から吐き出した。
何も食べていないはずなのに、吐き出した量は結構あった。
口の中が酸っぱく感じる。
もう眠るまい。男は決意する。

               ◆

褥の上で、姫は露になった男の陰茎に、かわいらしい口を付ける。
小さい姫の口が男の陰茎を含むと、ぎこちなくその顔を動かしている。
美しい姫に、こんな事をさせるなんて・・。
そういう思いに、逆に男の陰茎が激しく膨張する。

もう男は、これが夢である事に気づいていない。

姫の舌が、男の陰茎をたどたどしく愛撫する。
「ああっ!!」男は溜まらず、姫の口の中へと発射してしまう。

               ◆

発射の瞬間、目が覚めた。陰茎には、舐められていた甘い感覚がまだ残っている。
いや、今もその感触が続いているのだ。
怪物の触手の先端が、管のように男の陰茎に吸いつき蠢いていた。
男は、怪物に夢を見せられているとはっきりと確信した。
しかし、男にはどうする事もできないのだ。

ただ、触手が股間から吸い出した精液を脈動して、飲んでいくのを見てる事しかできなかった。

               ◆

姫は顔を紅潮させて、男を待っていた。
男は、姫にそっと近づいて行く。

               ◆

男は怪物の触手を、恍惚の表情を浮かべて舐めていた。
もちろん、意識は夢の中にある。
触手を舐め、時には吸い。手の平は、触手を揉んでいる。
男は、それで歓喜の表情を浮かべているのだ。

別の触手が、男の陰茎に巻き付き、吸いついて、怪しく動き始める。
時を同じくして、男の腰がガクガクと動いている。
どれ位、男は腰を動かしていただろうか。
一瞬、体を硬直させると、体をぐったりとさせて。
陰茎に吸いついた触手は、男の精液をゴクゴクと吸い出している。
再び、男の腰が動く。痙攣する。触手はゴクゴクと精液を吸い出して行く。
これが一回の夢見で、繰り返されるのだ。

               ◆

男の心は打ち砕かれた。目を虚ろになり、力なく四肢は垂れている。
男の頭の最期の煌きは、ある事を考えていた。
食事をしなくなってから、どれ位経ったのだろう。1日だろうか、2日だろうか。
時間の感覚がおかしくなっている事もあり、よくわからない。
少なくとも腹が減っている感じは無い。

かと言って、力が抜けている訳でもない。
むしろ、塔を登っている時よりも、力がみなぎっているように感じている。
気のせいだろうか。
しかし、鍛えられた自分の体の事はよくわかっているつもりだった。
そして、男は絶望する。

怪物は、男を生かして精を搾り続けるつもりなのだ。
あの捉えられた男達は全てそうなのだ。
死ぬ事もできず、寿命が尽きるまで、夢の中でこの責めは永遠に続くのだ。

何故、あの時、俺は男達を助けてやらなかったのだろう。
男は悔やんでも悔やみ切れなかった。

ある時、男の前を一人の勇者が通り過ぎた。
助けてくれ!男は目で訴えたが、男は用心しながら、怪物を避けて行ってしまった。
男の表情は、あの時、自分が思った姫への打算の表情が浮かんでいた。

男は、夢の中へと逃避した。男は怪物の見せる夢の中で、姫と結ばれ王になったのだ。

               ◆

男は目をつぶったまま触手の快感に、打ち震えていた。
怪物の一本の触手が、男の肛門を出入りして、快感を与えている。
ゴボッ・・ゴボゴボ・・。
奇妙な音を立てて、触手が男の肛門の中に入り、脈打ちながらくねっているのが見える。
男は、一体どんな夢を見ているのだろうか。

陰茎を触手に吸いつかれて、肛門を触手に掻きまわされて、男は幸せそうな顔をしている。
口を犯している触手の端には泡が立ち、男の唾液が溢れて触手を伝って垂れている。

ビクビクッ!!
男の体が痙攣し、肛門がヒクヒクしながら精液を触手へと放出する。
男の肛門を犯している触手は、忙しく動いている。

触手が腸の中で、前立腺の辺りに吸盤で吸いつき、甘い刺激を送っているのだ。
じゅぽ・・じゅぽ・・。
陰茎に吸いついた、触手が激しく吸っている。
ビクビクと再び男は体を痙攣して、止めど無く精を放出している。
男の体がグッタリとするが、触手は動きを止めない。

グッタリとした男を無理矢理動かすように、触手は蠢いて男を責めたてている。
ピクピクと陰茎と肛門だけが痙攣する。触手は、男の僅かな精でも吸い出していた。

肛門と前立腺を責めても、精液が出ないとわかると、
怪物は触手をゆっくりと動かして、男を休ませた。
それはゆりかごのような、母性の感じる動きだった。
男は安らぎの表情を浮かべて、眠っている。

男の精が出なくなるまで、あと何年あるだろうか。20年、30年。
いや、もしかしたら40年、残り時間はあるのかもしれない。
その間、ずっと、男は怪物の触手に吸い出され続けるのだろう。
終わらない幸せな夢を見ながら。

END


サキュバスの塔(1) サキュバススライム
サキュバスの塔(2) サキュバスバット
サキュバスの塔(3) ゴーストサキュバス
サキュバスの塔(4) サキュバスナイト
サキュバスの塔(5) サキュバスローパー
サキュバスの塔(6) リザードサキュバス

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テーマ : 官能小説 - ジャンル : アダルト

タグ : フェチ  肛門  前立腺  ファンタジー  連作 

栄養ドリンク・サキュバスC

疲れたー・・・。とある見なれないコンビニで、栄養ドリンクを買った。
すごく安いドリンクのがあったので、適当にそれを買ったのだ。
名前は、サキュバスC。あぁ、アレのパチモンのドリンクだな。

               ◆

家に帰り、買った栄養ドリンクをぐっと飲み干した。
キツイ炭酸の喉越しが、すごく心地いい。
レモンのようなオレンジのような、かんきつ類の味がする。
でも、安いだけあって量が、それ程入ってないようだ。

なんか、ちょっとした口わびしさに、茶色の瓶を逆さにして、吸ってみた。
ちゅう・・・。タラーっと、ドリンクの残りの滴が垂れてくる。
強くちゅーっと吸うと、少しだけ中にまだ残ってたようだ。

すぽっ。舌が吸い込まれた。その感触は、ちょっと楽しいかも。
ちゅーっ。すぽっ。瓶を吸って舌を吸い込ませる、一人遊びをする。
瓶から手を離しても、瓶が舌を吸い込んでブラブラとぶら下がっている。

吸い込ませるのに飽きて、抜こうとした時だった。
(あ。舌が抜けない・・・)

あまり強く吸引したせいか、瓶の中に舌がグっと吸い込まれてしまった。

(ゆっくり抜けば、抜けるだろう。)その時は、そう考えていた。

               ◆

『ザラッ。』
ざらざらとした固いゴムのような感触が、瓶の中の見えない舌先に感じる。

『チュッ。』
舌が、吸盤に吸いつかれたような感触もして、音も瓶の中から聞こえて来る。
(おかしい・・・。)
そう思うのだが、瓶を抜く事もできない。
疑問を感じながらも、ぼんやりとしてしまう。。

『チュッ。チュッ。』
小鳥のさえずりのような音を出して、その吸盤は吸い付いてくる。
その吸盤のやわらかさは、まるで唇でキスされているような・・・。

『チュパ・・チュパ・・。』
その柔らかい唇は、赤子が、乳首を吸うように、可愛らしく舌先を吸う。
その優しい感触に心を奪われ、床にごろっと寝転がり、しばしうっとりと、
その甘い吸引感を味わう。

目を瞑ると本当に、かわいらしい女性に舌先を吸われてるかの様に感じる。

ふいに、その吸引が終わる。ハッとするが、何故か寂しさも覚えた。
しかし、さすがに異常な状況に、ゆっくりと舌先を瓶から抜こうと手に力を入れる。

『ベロリ・・。』
ねっとりした舌の感触が、自分の舌先に伝わって来た。
それは、粘液まみれの肉が擦りつけられるような感じだ。
(唾液をまぶされてる!!)そう直感する。

ベロリ、ベロリ。ねっとりと唾液まみれの舌先が、自分の舌をなぞる。

『ベチョ・・ベチョ・・』
粘液をまぶす音が、瓶の中から聞こえて来る。

『チューゥウッ!』
激しく舌先が、尖らせた唇に吸われている。自分の舌が、内出血しそうな勢いだ。

『レロレロレロレロッ。』
猛烈なスピードで、舌が動かされて、舌と舌が擦れあっている。
床に倒れ込み、恍惚のまま目を閉じた。

『じゅぽじゅぽじゅぽっ・・』
舌先が、唇に吸われている。
心なしか、自分舌が、瓶の奥へ奥へと吸い込まれているような気がする。
気のせいだろうか・・。

いや、気のせいじゃない。
瓶の口より明らかに太い舌の根元までが、完全に吸い込まれてしまった。

瓶からは、じゅぼじゅぼという、イヤらしい音が続いている。
先程の可愛らしい吸い方とは違う、強い熱っぽい吸い方だった。
最初のを女子校生に例えるなら、こちらは淫乱痴女という感じだった。

ハム・・。
じゅぽじゅぽ吸う側で、別のやわらかく甘噛みする感触がある。
2人がかりで舌を責めている!!。
瓶に吸い込まれた自分の舌の両側から、柔らかい舌でベロベロと舐められ、
ハムハムと唇で甘噛みされ、舐られている。

(ああぁ。気持ちいぃぃ・・・。)
体の力が抜けていくようだった。
いや、現実に舌で舐められる度に、抵抗する気持ちが萎えて行く。

床に体をだらりと投げ出したまま、舐められるこの甘い深みに、
ゆっくりと、ゆっくりと落ちて行くしかなかった。

               ◆

『そろそろ熟して来たんじゃない?・・』
『もうちょっと待ちなさいよ・・』
『もういいじゃない。私、早く食べたいわ・・』
『抜け駆けは、許さないわよ・・』
『ダメ、もう我慢できないわ!』

どこか遥か遠くで、2人の女性の話し声が聞こえるような気がした。
でも耳に聞こえるのではなく、ジーンと頭の中から響くような感じだった。

『ベロッ・・』
舌が舐められる。背筋がゾクゾクする程イヤらしい舐め方だ。
それだけじゃない、舌に加えられた同じ刺激が、ペニスにも与えられた感じがする。

ハっとして、パンツに手をやるが、そこには自分のものがあるだけだ。

『じゅぷ・・。』
舌が根元まで咥えられた。当然ペニスも根元まで咥えられた感じがする。
温かく濡れた柔らかい粘膜に、包み込まれる感触。
恍惚から驚愕へ、そして快感へと感情がくるくると変わる。

(吸い込まれている舌が、自分のアソコになったみたいだ。)
朦朧とした意識の中で、口にペニスがついているような錯覚に捕らわれる。

じゅぷ・・じゅぷ・・。
激しく吸い出される感覚がある。
舌の先から何か放出したいような、ムズムズするそんな感覚さえある。

(ああぁ・・気持ちいい・・。)
『ちょっと私にも代わってよ!』頭の中で、やはり女の声がする。

『チュ・・・チュ・・チュ・・』
舌へとやさしいキスが、何回も繰り返される。
やはりペニスにも、優しい口付けが繰り返されるのだ。
激しくしゃぶられるのも感じるが、優しい舌使いにもかなり感じさせられてしまう。

『チューーーウッ!!』
いきなり激しく吸引された。

(あっ!!出るっ。)
ビュワーッ!!
舌の先から、何かが放出された感じがする。
しかし、痙攣しているのは、自分のペニスだった。
ペニスから流れ出すような、甘い快感が伝わっている。

『あ!何やってんのよ、勝手に!ちょっとどきなさいよ。』
脳の中の女の声が言う。
ズルッ・・粘膜の筒から自分の舌が、引き抜かれる。

そして、『いただきまーす。』の女の声の後、
『じゅっぷ・・』ねっとりと舌が、再び粘膜に吸い込まれて行った。

しかし、先程までと感じが違う。肉襞のついた隙間に、挿し込んでいるような・・。
唾液のようにサラリとはしていない、もっとヌルヌルした粘液で包まれた隙間に
挿し込んでいる感じがする・・。

これは・・・?。
そして、その肉襞はグニャグニャと蠢いて、舌とペニスをリンクして刺激している。

『グチュ・・グチュ・・』
イヤらしい音が、自分の舌先から鳴っている。
そして、同じ刺激が股間にも加えられているのだ。

(頭が・・おかしくなりそうだ。)
股間にも纏わりつくヌルヌルとした感触に、射精感が募ってくる。
(気持ちいい・・・)
『フフ・・もうイッちゃいそうなの・・。』
女の声が、耳を責める。

(ああぁ。出るっ!!)
ビュワーッ!!トクン・・トクン・・。
甘い快感と共に、ペニスが痙攣する。

『あはーっ・・!』
満足そうな女の声の響きが、脳の中にこだましていた。

               ◆

『ねえ!私の番には、出なくなっちゃうってどういう事よ!』

舌と股間がヌルヌルと刺激されて続けているが、感覚が麻痺して来たのか、
あまり感じなくなってしまった。

『こうなったら、こうやって空間を捻ってっと。』
女がそう言うと、肛門にざらりとした肉塊が挿し込まれた感じがした。
(っ!!!)
同時に、自分の舌が皺のある穴に刺さって、すごく締め付けられているのがわかった。

異物の挿入感を感じている肛門は、ひくひくと収縮している。
そして、リンクするように、舌が根元からひくひくと締めつけられている。

ピク・・ピクピクッ!!
肛門の・・痙攣が・・気持ちいいっ!!)
自分の舌で、自分の肛門を犯しているのでは、という疑念も
その快楽の前に、吹き飛んでしまった。

れろ・・。自分の舌先を、おそるおそる動かしてみた。
何かに肛門の中をねぶられる快感が、腰から脳へ抜けていく。
ペニスもパンツの中で、はちきれるばかりに膨らんでしまう。

『ホラ・・。もっと舌を動かして、気持ちいい場所を探してみて。
 そうしたら、おいしくいただけるから・・。ねえ・・』
女の声が、舌を動かすように促す。
クチュ・・。そして、ペニスが甘く挟み込まれる感触がする。

れろ・・れろ・・。
自分の舌先で、より気持ち場所、より気持ちいい場所を探っていく。
コリ・・・。
あまりの気持ち良さに、脳の中に光がさし込んだ。
(あっ・・当たってる・・!!)

れろれろれろれろっ!
最も気持ちいい場所を舌先で探り当て、それを貪るように、舌先で嬲りはじめる。
(あっ・・舌が止まらない・・気持ちいい!!!)

『そうよ。その調子。いいわぁ。いいわよ!フフッ。』
脳の中の女の声は、うれしそうに促す。

(あふ・・あふ・・あふ・・)
気持ち良過ぎて、我を忘れているが、舌を動かす事はやめられなかった。
(あああっ・・・イクッ!!!)

激しく舌と肛門を痙攣させて、ペニスの先から精液を異次元の彼方へと放出する。
ビュルルルルッ!!ヒクッ・・ヒクヒクッ!!
(あうっ!!うう・・。)
舌と肛門が、怪しく痙攣を続けていた。

               ◆

とある病院の中。男がベッドの上で、悶えている。

「ああやって、瓶の中に舌を入れて悶絶してるんですよ。」
「瓶は割れないんですか?」
「ええ、ハンマーで割る事も試みたんですが、、。」
「食事は?」
「不思議な事に、栄養を取らなくても体重が減らないんです。
 見つかった時にも、1週間程、食事してなかったようですし・・」

「現代の科学では、説明できない事もあるんですね・・。」
「今は、とりあえず経過を観察している所です。では、次の患者を。」

2人の白衣の人物が歩みを進めた。

悶絶している男は、心の中で叫んでいた。

(気持ちいい。助けて!!。気持ちよくて、頭がおかしくなっちゃうぅ・・。
 助けて!。
       助けてえ!!!!                 。)

END

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サキュバスの塔(4) サキュバスナイト

塔の頂上に捕らわれた姫を助けに、勇者がまた一人、魔物の巣くう塔を登って行く。

               ◆

ガシャン、、、ガシャン、、、。
金属音を立てて、真っ黒な甲冑を付けた剣士が現れた。
甲冑を彩る紋様は、騎士と呼ぶのが相応しい豪華さだった。
暗闇の中でも、その紋様が明かりに反射して微かに浮き立って見える。

騎士は、既に剣を抜いている。
そして構えながら、速足でこちらへ近づいて来るのだ。
顔を全て覆った鉄仮面の奥の、その表情を読み取る事はできない。

近づく騎士に、自分も剣を構えて一閃する。
バキーンッ!
激しく金属が擦れ合う音と、手に残るジーンと痺れるような衝撃。
しかし、なんとか剣を落さずに済んだ。もちろん相手も剣を落としていない。

盾を構えて、相手の隙を見出そうとする。
ガイーンッ!
相手の剣から盾に受ける衝撃は、かなり重い。
暗闇に煌く白刃だけが、キラリと軌跡を残して見えた。
相手の剣のこの正確な動きは、かなり訓練を受けている証拠だ。油断はできない。
大きく剣を掲げた黒騎士の脇腹が、ぽっかりと空いた。

(今だっ!)
体を反転して剣を下から振り上げる。
グオーンッ!!!
鈍い金属音と再び手に痺れるような衝撃が残った。
相手も反転して、盾で剣を受けたのだ。
黒騎士は、回転する体の流れを止めず、そのまま剣を叩きつけて来た。

ガツンッ!
背中を鉄の棒で叩かれたような衝撃を受けた。
熱いっ!そう思ったのは一瞬だった。
脳が揺さぶられるような感じがして、床が波打つように揺れたように思った。
ドウン、、
自分の体が、崩れ落ちる。目の前に紗がかかったように闇が深くなって行った。

黒騎士が、仮面を外すのが僅かに見える。
真っ白な顔と金色の長い髪が、ぼんやりと目の中に浮かんで消えていった。

               ◇

背中のにぶい痛みに、目が覚めた。どこかに寝かされているようだ。
手をついて体を起こそうとするが、自分の手足を動かす事ができない。
よく見ると、顔にも目の部分だけ穴の開いた、仮面をつけられていて、
その穴を通じてしか外が見えなかった。今は、天井に反射する、暗い明かりしか見えない。

金属の匂いが鼻をつく。どうやら鉄の仮面を被せられているらしい。
体全体の肌に、金属独特のひんやりとした感触が触れている。
しかも、手足は動かない。
つまり、裸で動かない鉄の鎧を着せられてるらしい。
人の形をした鉄の箱に入れられてしまっているのと、同じ事だ。

体を動かそうとすると、わずかに金属がカチカチと鳴る音がする。
しかし、どうにも体が動かない。汗をかく程に、動かない体を格闘する。

ギシッ。何かが軋む音、そして、カツカツという足音が近づいて来る。
何者かが近くにいたのだ。自分が目覚めた事に気づかれてしまったらしい。
ぼんやりしていたとはいえ、敵が近くにいる事に気づかなかったのは不覚だった。

『目が覚めた?』
妙に甘ったるい女の声。
鉄仮面の覗き穴から、長い金髪の真っ白な顔をした女性が見えた。
人間ならば30歳を超えた位だろうか。真っ赤に塗られた厚い唇が、濡れて光っている。

「何者だ!」そう声を出そうとしたが、声が出なかった。
仮面の下で口を封じられてしまっていたらしい。
出るのは、「ンー、ンー。」という声だけだった。

『勇者様も意外と大した事ないのねえ。私に負けるなんて。』
その女の言葉にハッとする。
ぼんやり見えた黒騎士の鉄仮面の下の顔は、この女の顔だったのだ。

女は、鉄仮面の下の目の表情を読み取ったのか、にやりと笑って言う。
『あら?今気がついたの?あなたは、私に打ち負かされたのよ。』
女は、嘲弄するように言う。
『だから、あなたは私の奴隷なのよ。おほほほほっ。』
人を馬鹿にしたような女の高笑い。
頭がカッとするが、剣で遅れを取ったのは事実なのだ。
それに今はどうする事もできない。捕らわれの身だ。

『今度の奴隷は、どれ位楽しませてくれるかしら。』
カツカツという足音が遠ざかって行く。
カチャリ。音と共に、股間だけが外気に触れたのがわかった。
股間の部分だけ、鎧を外されたのだ。
(何をするんだ!)そう言いたくても、言う事はできない。

ペト。なめくじのような感触が、陰茎に貼りついた。
ニチャ、ニチャ。粘液質の音が、下半身の辺りでする。
生温かい湿った甘い感触が、陰茎を嬲って固くして行く。
『勇者様も、やっぱりここは他の男と同じなのね。』
股間の辺りで、女の声が一瞬聞こえた。
再び、陰茎を這いまわる温かいナメクジの感触に、陰茎が完全に固くなった。

女に舐められているのだ。どうする事もできない。

レロ・・レロ・・。
女は、裏筋を舐めている。ピクピクと陰茎が反応してしまう。

じゅるるるっ。
そして、今後は音を立てて亀頭をしゃぶりはじめる。
レローッ・・レローッ。
ゆっくり舌で亀頭を撫でる女。

『ン・・・』
唇の輪で、カリ首を締めつけつつ、舌の平で裏筋を撫でまわす。
激しい快感こそないが、ジワーンとした感触が、陰茎の先端から広がって行く。

『うふっ。ホラ、こんなにおつゆが溢れてるじゃない。』
女は、笑いながら言う。
言葉と女の口で犯されている事実に、屈辱のあまり頭の中がグルグルと周っているような気がする。
この鎧という鉄の箱に押し込められている今、逃げ出す事もできないのだ。

ちゅるっ。ちゅるっ。鈴口から漏れた汁を、女の口が吸い出している。
「んん・・」
快感に唸り声が出てしまう。しかし、女の耳までは聞こえないようだ。

しゃぶしゃぶしゃぶしゃぶっ!!
女は、いきなり激しく陰茎をしゃぶり始める。
女の舌は、激しく裏筋を擦り刺激している。
れりれりれりれりっ!!

(ああっ。)
ビュルルルッ!!
我慢する事もできず、あっと言う間に女の口の中に放出させられてしまう。

溢れた精液をこぼさないように、ゆっくりと女の口が扱きながら離れて行く。
じゅる・・じゅるっ。
外気に触れている陰茎が、まだピクピクと痙攣しているのが自分でもわかる。

静寂の中で、女が嚥下するような静かな音だけが聞こえる。
『ング・・・ング・・・。はぁ・・。』

そして女が言った。
『フフッ。さすがここまで上がって来るだけの事はあるわね。
 塔に入ってから、一度も精を漏らさずあがって来て・・。
 こんなに一杯溜めてて、よく平気だったわね。』
女の声は、何故か喜んでいるような気がした。

『今度は、もっと楽しませてもらうわよ。フフンッ。』
女の声がそう告げると、チャリチャリというネックレスの鎖の擦れる音がする。

ギ・・ギギィ・・。
着ている鎧が体の関節を勝手に曲げて、寝ている体を起こそうとする。
逆らう事はできない。手足を突っ張っても、関節を曲げる力には勝てないのだ。
鎧の力で、寝ていた台の上で、ゆっくりと体を起こして行く。

金髪の女の姿が、この目にはっきりと見えた。
真っ白な裸体には、首飾り以外には何も身につけていけてない。
長い髪の毛が、豊かな胸をわずかに隠している。
その谷間の辺りには、大きな宝石が一つだけついたネックレスが下がっている。
女の指先が、その真っ赤な宝石を弄っている。
女の指先がクリクリ動く度、鎧が勝手に動くのだ。

(あのネックレスで、女に操られている!)
女の様子を見て、気がついたが、どうする事もできない。
女の指先に操られるまま、立ちあがり、ゆっくりと歩いて女に近づいて行く。
キラキラと怪しく煌く胸の谷間の宝石を、女の指先が静かに弄んでいる。

ガチャン、ガチャンと金属の音を立てながら、勝手に足は進んでいく。
女は、くるりと背中を向ける。筋肉質に引き締まった白い裸体。
しかし、臀部には、しっかりと豊かに肉が付いている。

女は壁に手をかけているようだった。ゆっくり腰を突き出して来る。
女の足の付け根が、チカチカとわずかに光っているように見えた。

足は、自分の意思と関係無く、どんどん近づいて行く。腕は女の背中に置かれた。
指までは鎧に覆われていないので、手の平が女の背中に触れる。
サラリとした肌が、汗でしっとりと濡れたような官能的な感触だった。
溜まらず拳を握って、その女の肌の誘惑に負けまいとする。

女は、首から下がった飾りをチャリチャリ指で弄りながら、体を小刻みに振るわせた。
腹でクックッと笑っているように見えた。再び、頭にカッと血が昇った。
それなのにも係らず、自分の腰は、ゆっくりと女の尻に近づいて行くのだ。

『早く頂戴よ・・ねえ・・。』
女は、顔を少しこちらに向けて、笑いながら言う。
自分で操っておきながら、馬鹿にして言っているのだ。

腰が勝手に動く。そして、陰茎が、女の濡れた割れ目に触れる。
驚いた事に、モグモグと器用に陰茎を女の下の口が食んで飲み込んで行く。
男の背筋がゾっとする。
今まで人間の女だろうと思っていたが、妖魔の類かもしれないと気づいたのだ。
本来なら、ここで陰茎が縮みあがってしまう所なのだが、女の肉の口が、
小さくなる事を許さなかった。絶妙な咀嚼が、陰茎を激しく屹立させたのだ。

『ホラ、早く突いて・・。』
熱っぽい声とチャリリという鎖の音。ペンダントを触っているのだ。
腰が勝手に動いて、女の尻を激しく突き刺す。
ガチャン・・ガチャン・・。
金属の音が部屋に響く。女の尻が金属にあたって赤くなって行く。
『あっ・・・あっ・・そうよ・・。』
女が声をあげる。

チャリリン・・。腰の動きが止まった。
『ちょっと金属が当たって痛いわ。』
女の足が、下半身の鎧を蹴りつけた。
パカンと腰の部分だけ鎧が下に落ちる。
『フフ・・これでいいわね。さ、続けて。』
そして女が再び宝石を弄ると、腰が勝手に動いて女の下半身を突いて行く。

『あっ・・あっ・・・イイッ!!』
女は、吐息まじりの声をあげていく。
もう自分が犯しているのか犯されているのか、訳がわからない。
いや、明らかに自分の意思とは関係なく、女の尻に腰をぶつけている。
犯されているのは、自分なのだ。

快感を振りきるように腰に力を入れる。
腰の鎧が外れた今、力を込めれば、なんとか耐える事ができるのだ。
男の腰の動きが収まって行く。

女は紅潮させた顔のまま、後を振り向いて、男の顔を睨みつけた。
『黙って体をまかせていれば、いい思いができたものを。』
女は息があがっていたが、その声は冷静だった。

シュルシュルッ!!!
暗闇の中に風を斬る音がした。
股の下を何かが通り抜ける感触がした。
何か、太いロープの様なものが股の下を通って、シュルシュルと伸びて行く。
そして、その縄はぐるぐると腰に巻きついた。
縄の付け根は、女の腰にあった。腰に巻きついたのは女の尻尾だった。
そして伸びた尻尾の先が、顔の鉄仮面を叩き落した。

やはり、この女は人間では無かったのだ。男はもう驚かなかった。
女の尻尾の先端は、股の下に貼りついて、ぐにぐにと会陰部や陰嚢を揉んでいる。
腰に巻き付いてる尻尾本体も微妙に蠢いて、快感を引き出そうとしている。
そして、ものすごい力でグイグイ引っ張り、強制的に腰を動かすのだ。
味わった事の無い快感に、顔が歪む。その表情を、異形の女は楽しんでいるようだ。

『フフフ・・無理矢理尻尾で快感を引き出されて、気持ちいいでしょう・・』
グチョ・・グチョ・・。
再び女との接合部分から、イヤらしい音が部屋に響き始める。
生きた蛇のような女の尻尾の責めもあり、快感に悶えるしかない。
いや、実際には鎧に捕らわれて、悶える事も許されないのだ。
鎧と女の尻尾によって、自らの意思に関係なく快感を与えられてしまっていた。
(ああっ・・ダメだ・・・)
快感に体を痙攣させながら、発射の時を待つ事しかできなかった。

女も熱い吐息を吹いている。
そして、女の秘裂は、男の陰茎から搾りだそうと怪しく蠢いていた。
女の指先と尻尾が、男に腰をもっと激しく動かすように強制する。
自分の塞がれた口の端には、快感の為に溢れた涎が滲んでいる。
もう快感に目の前が真っ白になり、目も開いていられない。
それでも、自分の腰は勝手に動くのだ。

「ンンンッ!!」
塞がれた口から、振り絞るような声が漏れる。
ビュロロロロッ!!
女の秘裂の中で、快感に激しく痙攣しながら精を放出する。
ドクン・・・ドクン・・。
快感に脳が焼けて、体から力が抜けて行く。
しかし、脱力した体を鎧と女の尻尾が支えている。
脱力しても、女は尻尾を鎧の秘術で絞り取るように精を抜きとってしまうのだ。


女の息は荒い。
ちらりと男の様子を見て、男が失神してないのを確認すると、淫猥に微笑んだ。
チャリリ・・。再び首飾りを宝石に手を当てた。
また、男の腰がゆっくりと動き始める。
力が抜けている男の体が、ぎこちなく腰を振る。
グチョ・・グチョ・・。汁気のある音が部屋に再び響く。

次の瞬間。
ぬらり・・。
女の尻尾の先が、男の肛門の穴の周りを探っている。
男の陰茎がピクピクと反応する。もう男は、ぼんやりと快感に身を任せていた。
「ンンッ!」
男の声が漏れる。女の尻尾の先が、にゅるにゅると尻の穴に入って来たのだ。
何か尻尾の表面から粘液が出ているのか、すんなりと肛門に侵入してしまう。
男は肛門が開かれるような、わずかな痛みに意識が多少はっきりして来る。

『フフ・・お尻の中に尻尾を入れられて、耐えられるかしら・・。』
腸の中で、女の尻尾の先が舐めるように動いている。
『ホラ・・・どう?気持ちいい??』
体の中をまさぐられる初めての快感に、男は再び悶絶する。
「ン゛ンンッ。」男は塞がれた口で絶叫する。
女は、男の悶絶の表情を楽しんでいる。
『フフフ・・気持ちよくてしょうがないって表情ね。』
男は腸の中から、前立腺を刺激されていた。

『アラ?どうしたの?そんなに声を上げて。』
荒い息を整えながら、女は腰の動きを止めて、じっと男の表情を見ている。
れろ・・れろ・・。
尻尾の先が体の中の前立腺を舐めるように、肛門の奥で蠢く。
腸の中の前立腺は、男が今までに味わった最高の快楽を与えていた。
目の前が真っ白になる。男の肛門はパクパクと女の尻尾を食んでいる。
『もうイキそうね・・。ホラ・・ホラホラ・・』
ビク・・ビクビクビクッ!!。男の陰茎が痙攣する。

『ウフフ。お尻だけでイッちゃうなんて・・。
 勇者様もここは鍛えて無かったみたいね。』
女は、うれしそうに言う。
『もっとイッてもいいのよ。ホラホラホラ!!』
女の尻尾が、男の体の中で怪しく蠢く。
男の体がビクビクと痙攣する。そして陰茎も女の体の中で、再び痙攣するのだ。
女は、その痙攣を秘裂の感触で味わっているようだった。

男はもう失神寸前だった。
殺せ!と心の中で思った。男はもう錯乱している。
『もう限界みたいね。フフ・・』
女は、胸の宝石に手をかける。男の腰が激しく動き始める。
もちろん女の尻尾も激しく動いて、男の肛門の中を掻き回している。

「ン゛・・フン・・。」
男の脳が焼ききれた。
体は脱力して、白目を剥いているが、女は宝石を弄るのを止めなかった。
男の腰はガクガク動いている。
女の息が荒い。
『・・ンンッ。』
女も声をあげた。
女の尻に力が入り、キュっと締まる。
ビクビクビクッ!!
男の陰茎は女に締めつけられて、そのまま強制的に放出させられた。
男の肛門の痙攣に会わせて、女の尻尾が男の体の中でのた打ち回る。
ビョロロロロロロロロロロッ!!
大量の精が女の中に流れ込んでいる。
いや、女の体の中に吸い出されて行っていた。
じゅるるるるるるっ!
音を立てて吸い出される男の精。
男の精が枯れるまで、大分長い間、その音は鳴り響いていた。

               ◆

女は、裸のまま、男の着ていた鎧をバラして片付けている。
ピンク色の汗に濡れた肌が、暗闇に光っている。
パチン、パチン、鎧をバラして行くと、その中には虚ろな空間だけがあった。
男の姿は、そこには無かったのだ。

男の肉体は全て精に変わり、女の胎内へ吸い込まれてしまった。
女は、再び黒い甲冑を纏い、塔の中をさ迷いはじめる。新たな獲物を探しに。

END


サキュバスの塔(1) サキュバススライム
サキュバスの塔(2) サキュバスバット
サキュバスの塔(3) ゴーストサキュバス
サキュバスの塔(4) サキュバスナイト
サキュバスの塔(5) サキュバスローパー

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タグ : 肛門  前立腺  ファンタジー  連作 

サキュバスのリコーダー

サキュバスの見せる淫夢。
男は、子どもの頃の甘酸っぱい思い出と混ぜ合わされた淫夢に襲われる。

               ◆

クラスのあこがれの可愛い女の子。
体操着を着ていると、スポーツブラが透けて見えたりして、ちょっとドキドキする。

誰もいない教室で、あこがれの女の子の机から、リコーダーを探して吹いてみる。
(この笛に口をつけて、吹いているんだな・・・)
プラスチックの味しかしない笛さえも、甘い味がしている気がする。

その時、ガヤガヤと声がする。
(マズイ!!!)
しかし、笛が接着剤でくっついたように、唇から剥がれない。
(なんだよー。どうしよう。どうしよう。)
とりあえず、笛を口に貼りつけたまま、掃除道具入れのロッカーの中に隠れる。
ガヤガヤとした声は、別の教室へ通り過ぎて行った。

とりあえず、ソーっと唇から笛をはがそうとする。
無理にはがそうとすると、唇の皮がはがれそうだ。

仕方なく唇に笛をぶら下げたまま、ロッカーから出ようとするが、
今度は、ロッカーの鍵がかかったように扉が開かない。

(ロッカー壊れちゃったのかなぁ。)
半べそをかきながら、どうする事もできなかった。。

               ◆

・・ヌル・・ン。唇に触れている、笛の感触がヌルヌルしている事に気づく。
笛のような固いものでなく、もっとやわらかい何かを咥えているような。
例えば、ヌルヌルした缶詰のみかんの房。
そして、そのみかんの房はプルプルと動いているような気がする。

(なんだろう・・この感触・・)

気味が悪くなり、笛を口から引き抜こうとする。笛は貼りついて動かなかった。
まるで見えない手で、引き抜くのを止められているような感じだった。
その間にも、咥えている笛の吹き口のヌルヌルさは、どんどん増して行く。

ヌルン、ヌルン。唇にヌルヌルした感触が伝わる。
まるで、舌で唇を舐められているような・・・。

股間が膨張する感覚に襲われる。
しかし、その股間の膨張する意味がわからなかった。

ヌル・・ン・・ヌル・・ン。唇は、笛から伸びる怪しい舌先に犯されていた。
その実、恍惚の表情で、奇妙な舌に口を犯されるままにしている。

その舌の責めは大胆になる。

ヌルリ・・。笛から伸びる舌先が、歯茎を舐める。びっくりして歯を閉じる。
右から左へ、上の歯茎から下の歯茎へ。ねっとりとその舌は、歯茎を舐め上げる。
舌によって引き出される快感に、自然と口が開いてしまう。

(あ・・・。)

チュルン。舌先は、口の中にまで入り込んだ。
自分の上あごが、レロレロと舌先で愛撫される。
敏感な感触が、頭をうっとりとさせる。
不思議な舌と舌を絡めあい、喉脇の性感帯まで刺激されてしまう。

『口を犯されて恍惚としてるなんて、根っからの変態ねえ。』
耳元で、イヤらしい大人の女の人の声がした。
びっくりして振り向くが、もちろんロッカーの金属の壁があるだけだ。
声を出そうにも、喉元にまで舌が入り込んでいて、声を出す事はできない。

『こんなに股間をパンパンに膨らませちゃって。ウフフ・・』
股間を手で撫でられた感じがする。
すごく気持ちイイ!!。初めて股間を触られて、股間から湧く快感が呼び覚まされた。

ふわっと後から暖かいものに包まれた感覚が起こる。
狭いロッカーの中、細い体の大人の女の人が、薄い衣装一枚で、後ろから抱き付いていた。
上から覆い被さるように温かい肉体に抱き込まれて、首筋には、女の人のあごが乗っている。

『かわいいわぁ・・。食べちゃいたい位ね・・』
ベロー・・。背後から耳の縁を舐められる。
背筋がゾクゾクする。体がビクンと反応してしまったようだ。

『体がビクビクしちゃって、本当に敏感なのねぇー。』
そう言うと、その女の人は耳の穴に舌を突っ込んでくる。

(助けてーっ。止めてーっ。)
そう喉の奥で叫ぶが、リコーダーから伸びる舌が口を塞ぎ、声が出ない。

『女の子のリコーダーで、悪い事をした罰よ。ウフフ・・』
(神様は見てたんだ。神様、ごめんなさい。)
快感に悶えながら、どうする事もできなかった。

『あんまりやると刺激が強過ぎるから、どうしようかしら・・。』
暗闇の中で、大人の女の人に後ろから抱きかかえられているだけなのに、
股間がパンパン膨らんでいる。
しかも、それを手で触られると気持ちいい事は理解していた。

『よいっしょ。』
女の人は、脇の下に手を入れて体を抱き上げた。
ブラブラしている足の間に、自分の足を入れて、強制的に股を開かせる。
女の人は、体に巻きつけた手で、乳首をコリコリと触り始める。

(ああっ・・なんか変・・。)
『もう乳首も感じる体なのねぇ。フフフ・・。』
女の人は、うれしそうに乳首を指先で弄り続ける。
そして、チュっと頬に唇を付ける。

『そろそろ、楽しませてもらおうかしら。』
レロ・・。女の人の舌先が耳を這う。レロレロレロ・・。
舌先が耳の中に侵入する。あまりの快感に、気が遠くなりそうだった。
体の力が抜けてしまう。

『あら。もうイッちゃったの。刺激が過ぎたかしら?でも、まだ始めたばかりよ・・』
女の人は、その手を膨らんだ股間へと伸ばして行く。
半ズボンを履いた太ももが、女の人の柔らかい手でサワサワと撫でられる。
その感触に体がビクビクと動いてしまう。
(あっ・・やめて・・・。)
体がビクビクする様子を楽しそうに眺めながら、女の人は、またゆっくりと股間を触る。
既に股間はパンパンに膨らんでいる。

『ウフフ・・・ホラホラ・・どう?気持ちいい?』
女の人は、手を小刻みに震わせて股間に振動を与える。
まるでマッサージ機ように、ブルブルとした振動が、股間に伝わる。

(あああ・・なんか気持ちいいい。)
股間の気持ち良さにうっとりしてしまう。
『気持ちいいみたいね・・・。ホラホラ・・。』
女の人は、その振動を止めようとはしない。
もちろん、止めて欲しいとも思わなかった。

(あっ!!!)
股間が、快感と共にビクビクと痙攣するのがわかった。
生まれて初めて味わう快感。
その一方でいけない事をしているような、気持ちが頭に浮かんでくる。

『気持ち良かった?フフ。もっと気持ち良くなるわよ。』
チーッ・・。女の人の手が、半ズボンのチャックを開ける。

(なんかいやだっ。)
手で股間を隠そうとするが、手は女の人の手で押さえられてしまって、届かない。
ちゅぽん。何かホースの様なものが、チンポの先に吸いついたのがわかる。
ぴったりとくっついている感じがする。

『ブィィィィン!』
微動するような鈍い音が、ホースの先からする。
(すごく気持ちいい。あぁ。)
『気持ちいいでしょう。どんどん気持ち良くなっていいのよ。』
耳元で女の人が囁く。

(あああ。あぁっ!!)
また、チンポがビクビクと痙攣する。
顔と耳を女の人がベロベロと舐めている。
口の中は、笛から伸びる舌を絡められている。
手は、体中をゆっくりとまさぐって、性感帯から快感を引き出していた。

(あぁぁぁぁ・・。)
股間の鈍い動音は、止まなかった。
チンポの先についているホースのような物が、細かく振動しているのがわかる。
しかも、そのホースは女の人の尻から生えているのだ。

(ああっ!!)
再び、チンポが激しく痙攣する。
ビュワッ!!!。世界が広がるような快感が、脊髄を貫く。
何かが、チンコの先から漏れ出るのがわかった。
おしっこを漏らした!?と思ったが、すごく気持ちが良かった。

『うふ・・出て来た・・。』
女の人は、こうなるのを待っていたようだ。

『ここからが本当のおしおきよ。いっぱい出してあげる・・』
女の人は、耳元でささやいた。

激しい快感が湧きあがる。
(あああああっ!!!)
心の中で絶叫した。
               ◆

「ぁあっ・・!!」
夢だ・・。
自分の手で唇を触る。まだあの夢の中の感触が残っているようだった。

END

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サキュバスの塔(3) ゴーストサキュバス

塔の頂上に捕らわれた姫を助けに、勇者がまた一人、魔物の巣くう塔を登って行く。

               ◆

遥か遠く前方の廊下を、白いものが行ったり来たりしている。
その姿は、ボンヤリと暗闇で光っているように見えた。
じりじりと注意深く近づいて行くと、人の姿ようなものが、フワフワと宙に浮いて、
スーっと滑るように移動していた。
姿の向こうに、ぼんやりと照らされた壁が透けて見えた。

あれは、ゴーストに間違い無い。実体の無い敵には、剣も効かないだろう。
今のこの装備では、実体の無い敵とは戦いにすらならない。
やむを得ず、先ほど登って来たばかりの階段へと戻ろうとする。

背後の遥か遠くから、独特の節回しの聞いた事の無い言葉が聞こえて来た。
しまった!呪文だ。咄嗟に床に伏せた。
伏せた頭の上を、自分の背後から輝く呪文の図形が通過して行くのが見えた。
伏せていなければ、呪文が背中に直撃していただろう。

呪文の詠唱は、まだ聞こえている。這いながら、少しでも階段へ近づこうとする。
しかし、ビイイインッ!という痺れるような衝撃と共に、足が麻痺してしまった。
足に麻痺の呪文が直撃してしまったようだ。
腰を捻り、体を反転させて剣と盾を構える。

ぼんやりとしたゴーストの姿が、段々と近づいて来る。
ゴーストは、まだ呪文を唱えている。
ゴーストの前に出現した、輝く呪文の図形は、真っ直ぐにこちらへ飛んで来た。
盾を構えて、体を固くした。

パリーンという乾いた音がして、盾が呪文を受けとめたようだった。
一瞬、盾の裏側に呪文の図形が薄っすらと光ったが、すぐに元に戻った。
呪文の声はやんでいる。ゴーストは、すぐ目の前に迫っている。

ゴーストのフードをかぶった頭部のその奥に、目だけが光っているのが見えた。
剣を一閃する。ゴーストは、そのまま剣はもちろん、体をも突き抜けた。
ゴーストが体を突き抜けていく時、引っ張られるような、わずかな抵抗を感じた。

再び体を反転し、体を突き抜けていったゴーストを目で探す。
ゴーストは、目の前に浮かんでいた。
しかし、あの呪文が背後から聞こえる。
あっ、と思った瞬間、麻痺が背中からじわじわと腕へと広がって行く。
ゴーストは、もう1匹いたのだった。

2匹のゴーストに前と後の通路を塞がれ、呪文で体は麻痺し、絶対絶命になってしまった。

               ◇

正面のゴーストが、ファサっとフードを取った。
ぼんやりと浮かんだのは、長い髪を後にまとめた女の顔だった。
ゴーストなのにも係らず、可愛らしい顔をしている。
ただ、うっすら透けている事、また血の気が全く無いので、
ゴーストらしいと言えば、いかにもゴーストらしい。

ゴーストは、ニコリと笑顔を浮かべて言った。
『やった!人間の男を捕まえたわ!』
背後にいたゴーストも合流し、2人で手を組み合わせて、
ピョンピョン飛び跳ねながら喜んでいる。もちろん、その足は、床に着いてはいない。
もう一人のゴーストも、ショートカットの可愛らしい顔をした女だった。

口を開けて、ポカンとするしかない。
しかし、女ゴースト達は、ゆっくりとこちらを見ると、舌なめずりをしている。
今にも飛びかかって来そうな、狩りをする獣の目をしている。
やはり、絶対絶命かもしれない。

『いただきまーす。』2人の女ゴーストは飛びかかって来た。
ドンっと体がぶつかるような衝撃で、後に倒された。
一人のゴーストが胸の上に、もう一人のゴーストが足の上に乗っている感触がある。
人間のような体温こそ無いが、肉質のあるゴーストの尻と腿の感触を感じた。

ゴーストは、自分の思うままに実体化したりできるようだ。
『早くしてよね。』
胸に乗っている女ゴーストは、足に乗っている女ゴーストに向かって話しかけている。
足に乗っているのは、髪を後でまとめた、最初に見た方の奴だ。
『わかってるわよ。』
足に乗っている女ゴーストは、その顔をいきなり股間に埋めた。

ちゅぷ。「あぁっ!」陰茎をしゃぶられたような感触に、声をあげてしまう。
胸に据わっている女ゴーストは、ニヤニヤしてこちらを見ている。
いや実際に女ゴーストは、鎧や衣服を突き抜けて陰茎をしゃぶっているのだ。

じゅるじゅる。鎧の下から、女ゴーストが陰茎をしゃぶる音がしている。
それだけでも頭がおかしくなりそうなのに、胸に座っている女ゴーストも、
自分の股間を胸に押しつけている。胸には、液体が垂れて来る感触がある。
女ゴーストの顔は、先ほどより熱ぽっく、トロンした感じに見える。
もちろん鎧は着けているのに、それを通り抜けて女の股間が押し付けられているのだ。

じゅぽじゅぽっ。レロレロ。
陰茎をしゃぶっている女ゴーストの動きが激しくなる。
「んんっ!!」
快感を我慢しているのにも限界があった。
ビュルルルッ!!
「ああっ!!!」
声を漏らして、粘膜のように蕩けるゴーストの口の中に、精液を放出してしまう。


『ううん・・。』
精液を受けとめる、女ゴーストの声が聞こえる。
じゅる・・じゅる・・。
女ゴーストは、名残惜しそうに、陰茎についている精液を舐め取ると、
胸に座っているゴーストと交代するように、姿を消した。

胸に座っている女ゴーストは、フワっと空中で後にくるっと宙返りすると、
そのまま足の上に腰を降ろすと、先の女ゴーストと同じように股間に顔を埋めた。

じゅぽ・・じゅぽ・・。再び、いやらしい音が股間で響きはじめる。
しかし、一度発射してしまって、もうすぐに出るものではない。
ショートカットの女ゴーストは、ちょっとイライラしたように口を離して言った。
『ちょっと手伝いなさいよ。』
女ゴーストは、床の方を向いて言った。
一体、どこに話しかけているのだろうか・・。

そして、再び、じゅぽじゅぽと音を出して、陰茎をしゃぶりはじめた。
熱い感覚が、股間を襲う。
じゅぽっ・・じゅぽっ・・、レロレロレロ・・。
女ゴーストの責めに陰茎は激しくいきり立つが、発射までには至らない。

次の瞬間、その陰茎をしゃぶる音が二重になった。
体の中から、陰茎をしゃぶられているのだ。
つまりショートカットの女が、普通に陰茎をしゃぶり、先ほどの女は、
体の中からショートカットの女とキスをするような形で、陰茎を逆向きに
しゃぶっているのだ。

じゅぽ・・れろ・・、じゅぽ・・れろ・・。
不思議な二重奏が、頭にこだまする。
今まで受けた事のない快感の責めに、頭が爆発しそうだった。
ゴーストでなければ、不可能な性技だ。

れろれろれろ。二枚の舌が裏筋の同じ場所を重なりあって倍速で刺激する。
「ああああっ。」
うなり声をあげて、射精してしまう。
ビュルッ!!ビュルルッ!!
ショートカットの女はうれしそうに、精液を受け止める。
その瞬間、ぼうっとゴーストの女の輝きが増したようだった。

『ねえ・・交代、交代。』
髪をまとめている方の女の姿が、股間の辺りから沸いて来る。
入れ替わりに、ショートカットの女ゴーストの姿が、床下へ消えて行く。

『時間は無限にあるのよ。ゆっくり楽しみましょうね。』
髪をまとめたゴーストの女は、ニイッと笑うと、足を開いて腰をゆっくり降ろして来た。
ヌチュ・・。人間のように汁が溢れた肉の筒に、陰茎が吸い込まれて行く。
グチュ・・グチュ・・。ゴーストの女は、激しく腰を動かしている。
『ハァ・・ハァ・・。』
ゴーストも息が荒くなるのだろうか。現にゴーストの女は、荒い息を吐いている。

こうしていると、ゴーストの女も人間も変わりないかもしれない。
唯一違うのは、体温が無い事位だ。。

グチュッ・・グチョッ・・。粘液質の音が、暗い塔の廊下に響いている。
頭がおかしくなりそうだった。
麻痺の呪文によって自由を奪われている今、ゴーストの女に犯されて、
男は、ゴーストにとって格好のおもちゃなのだ。
しかも淫らな、生きているおもちゃにされている。

ベロ・・。突然起こった、喉の奥を舐められている感触に、背筋がゾクっとした。
もう一人の女ゴーストは、体の中から舌だけを実体化させて、喉の奥舐めている。
ベロベロ・・。喉奥の敏感な部分を舐められると、喉がヒクヒクと痙攣する。
『ウフフフッ・・。』喉の奥から、女の声がしたような気がした。

ベロベロ・・。口の中を、内側から女の舌に舐められてる。
(もう・・ダメだ・・・。)
男の意識は、現実離れした快感に耐えられなかった。

体の中を舐めまわされる、訳のわからない感触に、遂に男は現実から逃避してしまった。
男は白目を剥き、口の端には泡が沸いている。

しかし、ゴーストの女は、男の体の中を舐めるのを止めなかった。
耳の中や男の目の玉などを、直接舌の表面だけを実体化させて舐めている。
耳の中の奥深く、鼓膜の奥までも、ゴーストの舌は舐める事ができるのだ。
ゴーストの口の粘膜は、目の玉も口に含んでしゃぶる事ができる。
もし男の意識があったら、その感触にも耐えられなかったに違いない。

どれくらいゴーストの女達は、男の体を楽しんだだろうか。
ゴーストの女達は、男の体が休む事を許さなかった。
しかし、一人のゴーストの女の動きが早くなり、息も更に荒くなる。
『あああっ!!!』
ゴーストの女の体が仰け反る。
ぼうっとその体が白く輝いたかと思うと、女ゴーストは、スーッと消えてしまった。

体の中を舐めましていたゴーストが、その異変に気づく。
『あっ!。ちょっと!!イっちゃったらダメじゃない。』
後には、ぐったりした男の体と、呆然とするショートカットの女のゴーストだけが残された。

残されたゴーストの女は、諦めた顔を一瞬したが、すぐに気を取り直すと、
男の顔をピシピシと叩き、男の意識を半ば戻らせる。
「あ・・う・・。」
男の意識は、はっきりしないようだが、声は出るようだ。

男の様子を確認したゴーストの女は、再び、男の陰茎に唇をつけてしゃぶり始める。
男は、ぼんやりした意識の中でも、再び股間に快感を感じ始める。
しかし、もう発射する事はできなかった。
今までに精液を放出しすぎて、イキたくても、もうイケないのだ。

ゴーストの女は、ニヤリと淫猥な笑みを浮かべる。
ゴーストの女は、自分の手を下腹部の鎧の下に、ゆっくり沈めて行った。
女の手は、男の肉体に溶けるように、消えて行く。
次の瞬間。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ。」
股間の奥の前立腺を体の中から直接触られて、男は絶叫した。
今までに感じた事の無い快感が、男の脳に伝えられる。
快感に腰が勝手にガクガク動き、口からは涎が溢れている。

体の中で、ゴーストの女の指がしなやかに動く度に、男の脳は悶絶する。
「あ゛う゛あ゛う゛・・・」
男の快感に苦しむ様子を見て、女ゴーストは、ニヤニヤと笑う。
じゅぷ・・じゅぷ・・。笑みを浮かべながら、男の陰茎を咥えているのだ。

女ゴーストは、陰茎から一度、口を離して言った。
『もう最後にしてあげるから、いっぱい出しなさいよ。ホラ!!。』
女の声に合わせて、ゴーストの女の10本の指が、男の敏感な体内の前立腺を弄っている。
「あ゛ぁっ・・。」
男は目を向いて血走らさせて、声をやっと吐き出している。
男の目が白目がちになって行く。

女の口が、再び陰茎に吸いついてしゃぶる。
時折、その舌先が、細い尿道の内側に透過して、その内壁も舐めている。
「あふんっ・・。」
男の脳は白く焼きついて、壊れた蛇口の様に精液を垂れ流し始めた。
ジョロッ・・ジョロロロロロロロロー・・・。
ビクビクビクビクッ!!
男の体内は、おかしくなったように痙攣している。

ゴーストの女の口は、いつまでも流れ出るその液体を受け止め続ける。
『んぐ・・・んぐ・・んぐ・・』
ゴーストの女の顔は、赤らんでいるようにさえ思える。
男が出し尽くすまで、ずっと女の喉は艶かしく蠢き続ける。
そして女ゴーストの指は、男の体の中で、その前立腺を思うままに操り続ける。
その細い指で・・・ずっと・・・。

END


サキュバスの塔(1) サキュバススライム
サキュバスの塔(2) サキュバスバット
サキュバスの塔(3) ゴーストサキュバス
サキュバスの塔(4) サキュバスナイト

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サキュバスの宇宙服

月面基地。基地と言っても、地球上の都市並の規模があり、
普段、生活している分には、宇宙服を着る機会はほとんど無い。
娯楽や、本当に稀に起こる事故の時に着る事がある程度だ。

レジャーで月面へ出るにしても、危険が必ずしもないとは言えず、
それだけに月面に出るのは、なかなかの物好きとも言える。

しかし、月面に出る人は無くならなかった。
なぜなら、そこに月面があるから。と、出る人が言ったとか言わないとか。

               ◆

月面に出るには、ハッチで宇宙服を装着する。

ほとんどがセパレートタイプで、着脱が従来の宇宙服よりも各段に楽になっていた。
着脱装置の中に入り、体を楽にして構えると、各場所にパーツが勝手に着けられて、
後は自動的にパーツそれぞれが結合して、気密の宇宙服になる。

ハッチには、この着脱装置があり、ここで宇宙服をレンタルして月面へ出るのだ。

(サキュバス社?。あまり聞いた事ない会社だな。)

他のメーカーの宇宙服は、全て貸し出されているらしい。
ちょっと心配だが、ハッチに着脱装置が設置されてるのだから、安全なのだろう。
躊躇しつつも、体を着脱装置に入れる。

プシューッ。パチン、パチン。頭や上半身に宇宙服が装着される。

「わっ。」
下半身に装着した宇宙服の中で、陰茎がサックみたいなものに、いきなり吸着され、
飛びあがるばかりに驚いた。

長時間、月面で活動する宇宙服なら珍しくもないが、レンタル用の宇宙服で、
こんな採尿のユニットが付いているのは、ちょっと珍しい。
結構、高級品なのかもしれない。

シュッ。宇宙服のサイズが調節されて、体にフィットした。
体を動かすのに、邪魔にはならない。股間もキュッと締まる。

早速、減圧ボックスの中に入り、周りの空気を減圧して行く。
ヘルメットの内の圧力表示が、どんどん下がって行く。
ほぼ真空になった時点で、減圧ボックス内の扉を空けて、月面へ出た。
プスッ。わずかな空気の流れと共に、月面へ歩み出す。

ピョンと飛ぶと、かなり遠くまで進める。
ピョンピョンピョン。小高い丘状になった場所まで、楽々移動する。
座るような姿勢を作り、宇宙服を固定すると、中では座ったように体を楽にできる。
宇宙服は、椅子の様に体を支えてくれているのだ。

月面では遠くまで、ものがはっきり見える。
月面から見る地球は、本当に美しい。

ふと、股間のあたりがモゾモゾする事に気がついた。

(おしっこがしたくなったかな?)

どうも宇宙服のサックの中で、亀頭の辺りが擦れてるらしく、
それが気になるみたいだ。

若干、陰茎の先が膨らんだせいか、宇宙服の中のサックが、
わずかに陰圧になり、尿漏れを防ごうとしている。

(ああっ・・。ちょっと参ったな。)

中のサックに、陰茎が吸いつかれると、その刺激でより陰茎が膨らんでしまう。
陰茎が膨らむとサックが吸いついて、より陰茎が膨張し、その膨張を感知して、
サックが更に吸引する。悪循環だった。

もう完全に宇宙服の中で、勃起してしまっている。
吸引は激しくないが、こんなに勃起してしまっては、何かと困りそうだ。

そう思っていると、ピッという作動と共に、画面に、
『ON MODE』と文字が表示される。

(なんだ?)

マニュアルオープンと言う前に、陰茎への吸い付き度合いが高くなり、
サックが微妙に振動しはじめ、射精を促そうとしている。

(あっ。これは、オナニーモードの略なのかも。)

超最新型の宇宙服にはついているという、都市伝説で実しやかに言われている機能で、
まさか本当にそんな機能がついている宇宙服が、実在するとは思わなかった。
都市伝説では、宇宙空間という制約がある場での作業をスムーズにする為に、
こっそりついている機能だと言われていて、その存在は極秘事項だとか言われている。

(あぁ。気持ちいいけど、いいのかなぁ・・。)

陰茎の先が、痺れるように気持ちいい。
サックの吸引は、周期的にその陰圧を変化させ、強く吸いついたり、
弱く吸いついたりと、ファジーな感覚で吸い付き、陰茎をうまく刺激している。

(あぁ。もうイッちゃいそうだ。気持ちいい・・。あ・・イクッ!!)

ビュワッー!!・・スポッ!
精液が尿道を、普段よりも早いスピードで吸引されて通って行く。
その通り抜ける尿道の奥の感触が、すごく気持ちいい。

「あぁっ。」ヘルメットの中で、口の端から涎が垂らしてしまう程だ。

陰茎は、だんだん萎えて行く。

(こんな機能がついてるなんてすごいな。)
驚きつつも無駄な時間を使ったので、空気の残量を確認する。
そんなに減ってはないが、こんな事もあったので、もう帰った方が良さそうだ。

体固定モードを解除し、基地へ帰還を始める。
移動を始めると、やはりサックが陰茎に擦れてしまう。
ピョン、ピョン、ピョン。基地までもう少しという所で、
再び、完全に陰茎が勃起してしまった。

しかも、1回出しているので、カチカチに固くなってしまう。

ピッ。『ON MODE』の文字が表示させる。

「キャンセル。」
コンピューターの応答が無い。
サックは、周期的に吸い付き、微動を始める。

「キャンセル!」大声で言うも、その甘い刺激はやまない。

(音声認識の具合が悪いのかな?後で苦情を入れてやる。)
そう思いつつ、指で操作するが、どう捜査するかわからない。
マニュアルを表示させて、索引から・・・とやっている内に、
吸引と微動の刺激は、だんだん激しくなる。

(だめだ・・。やっぱり気持ちいい・・。でも我慢しないと。)

甘美な刺激に我慢しつつ、マニュアルから停止方法を探す。

ピッ。『PRO MODE』画面に表示される。

(あうっ。)お尻に何かがあたる感触がある。
肛門を指先で撫でられているような刺激。
ニュル・・ニュル・・。

ある程度の時間を刺激しても、発射しないと、モードが変更されて、
強制的に排出を促すのかもしれない。

(こんな事されてたらダメだ。とりあえずハッチに入って脱ごう。)

マニュアルを調べるのを諦めて、ハッチへそろそろと歩いて行く。

その間も、陰茎と肛門の責めは続いている。
キュプ・・キュプ・・。陰茎は吸いつかれている。
ニュル・・ニュル・・。肛門は指で撫でられているようだ。

(ああ・・歩き・・にくい・・。けど、気持ちいい・・。)

気持ちいいのを我慢して、なんとかハッチ内に滑り込んだ。
『ブイィィィィィィン!!』
宇宙服の中に、イヤらしい音が響くような気がしている。
実際には、骨伝導で陰茎と肛門への刺激が伝わっているのかもしれない。

(ああぁぁっ!!)
快感のあまり、肛門がパクパクと口を開けてしまっている。
その肛門の開閉を感知しているのか、その開閉にあわせて、肛門が刺激される。
ニュル・・ニュル・・。

(あっ・・ダメだ。立っていられないっ。)
足の力が抜け、ハッチの中で、ゆっくりと横倒しになる。

(加圧しないと・・・。)そう思ったのが最後だった。

『ビィィィィンッ!!』
陰茎と肛門への刺激が、一層激しくなった瞬間、
陰茎と肛門が激しく痙攣して、その射精を促している。

ビョロロロローッ!!シューッ!スポッ!
発射と同時に、精液が吸引されて行く。
ズルズルズルッ!!
味わった事の無い、精液が引き出されるような快感に、頭の中が真っ白になる。

『PRO MODE』
文字は、点灯したままだった。

               ◆

『気がつかれましたか?
 もうちょっと遅かったら、低酸素で脳にダメージが残る所ですよ。』

看護婦らしき女性が言う。病院のベッドの上の様だ。

『あんな旧型の宇宙服で外へ出るなんて危険ですよ。
 どこで見つけたんですか?あんな骨董品。』

(骨董品?)

看護婦は、点滴の様子を確認しながら言う。

『たまたま、見つけてくれた人がいたから良かったものの、
 本当に危なかったんですよ。でも、まずはゆっくり休んでください。』

かわいらしい看護婦は、ベッドから離れていった。

全て夢だったんだろうか・・・。
ICUらしき所で、ただ天井を見つめるだけだ。

END

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サキュバスの塔(2) サキュバスバット

塔の頂上に捕らわれた姫を助けに、男がまた一人、魔物の巣くう塔の中へと入って行く。

               ◆

バサバサッ!!
何かの羽音がする。塔の壁の破れた隙間から、鳥が迷い込んだのかもしれない。
男は、暗闇で何故鳥が飛べるのか、全く疑問にも思わなかった。

バサバサバサバサッ。その羽音は、次第に数を増やして行く。
さすがに男も異変に気づき、松明を灯して、辺りを照らして見た。

天井に、蝙蝠がびっしりぶら下がっている。男は、その光景に悲鳴を上げそうになる。
しかし、なんとか堪えて悲鳴をグっと飲み込むと、ゆっくりと後ずさりを始めた。

その動きに反応して、蝙蝠は一斉に飛び立ち、男の周りをバサバサと飛びまわる。
男は剣を振りまわして、走り出した。
バシッ。バシッ!
蝙蝠は、男に体当たりして来る。

特に首にある、鎧の隙間を狙って飛び込んでくるようだ。
幸い首の周りまでの鎖を着込んでいるので、噛みつかれる事はなかったが、
もし着ていなかったらと思うと、男はゾっとする。

「痛っ。」
腿の後に噛みつかれた。さすがに腿の後までは、鎧で覆われていない。
チクチクするような痛みが、次々と足に続いて起こる。
どうやら、蝙蝠達に足を集中的に狙われているらしい。
蝙蝠に噛まれた部分が、焼けたように熱く感じる。
それでも剣で蝙蝠を叩き落しながら、しばらく逃げると、蝙蝠はそれ以上追って来なかった。

               ◆

どれ位、逃げつづけただろうか。猛烈な疲労感と起こる熱の為に、床に座り込んだ。
血は、足に滲んでいる程度なのに、噛まれた部分の足の熱は、収まらない。
一時的な、噛まれた時の痛みだろうと考えつつ、座って息を整えていた。
しかし、熱で顔が火照ってしょうがなかった。

その時だった。
『大丈夫ですか?』
冒険者風の女剣士が、暗闇の中から姿を現わした。
足に滲んだ血の様子をチラと見ると、
『ズボンを脱いでください。』
そう、真剣な顔で言う。

その言葉に躊躇していると、女剣士は、突然怒り始めた。
『蝙蝠の牙の毒ですよ!。体がとても熱くないんですか?。
 それは、蝙蝠の毒のせいなんですよ!!』

女剣士の言葉にハッとした。
どうやら、蝙蝠の毒のせいで、頭の回転自体もにぶっていたようだ。
すぐにズボンを脱いで、女剣士に背後から見てもらう。
『かなりの数の蝙蝠の牙に刺されたみたいですね。』
女剣士は、息をついた。

もし、この熱が毒のせいなら危険かもしれない。
熱っぽい体をおして、手早く毒消しや薬草をバッグの中から取り出し、手当ての準備をする。
女剣士も自分の鞄の中から何かを取り出して、準備をしているようだった。

毒消しと薬草を飲みつつ、傷口に薬を当てようとした時だった。
『あの蝙蝠には、これが一番効くのよ。』女性が、飲む薬瓶を差し出した。
一瞬躊躇したが、女剣士の言葉が無ければ、牙の毒でそのまま倒れていた事を思うと、
この女剣士の言葉は信用できる、そう思って瓶の中身を一気に飲み干した。
甘いような、それで苦いような複雑な味がする。もっとも、それは魔法の薬にはよくある事だ。
飲み終えると、体の中から活力が沸いて来るような気がした。

チュ・・。
腿の後に何かが吸いついたような感触に後を向くと、
女剣士が、腿に唇を付けていた。
「あっ!」と大声を上げると『静かにして!』女剣士は、すごい剣幕で怒り始める。
『蝙蝠がまた襲って来るでしょ!。
 毒を早く吸い出さないと、その薬だって効果を発揮できないのよ。』
女性は再び、腿の傷口に唇を付けて毒を吸い出しているようだ。
毒を吸い出しては、ペッと唾と一緒に吐き出している。

よく見ると女剣士の顔は、暗がりにとても美しく見えた。
精悍な顔つきに、細く尖ったあごは、美形とも言える。
その美剣士に、腿を吸われていると思うと、興奮しないという方が無理だ。
しかし、そんな風に思っている事は知られたくない。
女剣士は、その事を知ってか知らずか、腿をしっかりと2本の腕で固定して、
柔らかな赤い唇をつけて毒を吸い出していた。

女性の細い指先が、太ももの上の方を掴んでいる。
力を入れて掴んでいるのだが、女性の指先の動く感触に、想像を膨らませてしまうのはやむ得ない。
しかも、それが美しい女性で、唇で腿を吸われているのなら、尚更だった。

『これでよし。』女剣士は唇を離すと、水筒から水を口に含んで吐き出した。
そして男が持っていた薬草を貼りつけて、綺麗に包帯を巻いて行く。
若干歩き難いが、命には代えられない。

体の熱は、更に上がっているようだ。
熱のせいか頭が酷く痛み、あまり考える事ができない。
塔の外へ脱出しようとするけれども、足元もフラフラしている。
途中まで女剣士の肩を借りて歩いたが、もう一歩も歩く事ができなかった。

猛烈な寒気が、襲って来た。異常な寒気に、歯がガチガチと鳴っている。
松明を燃やし、用意した毛布、更に女剣士の毛布まで借りて横になる。
しかし、それでも寒気は止まらず、ブルブルと震えるしかなかった。

女剣士は、意を決したように鎧を脱ぎ始めた。
『あなたも鎧を脱いでちょうだい。』
そう言われても、指先が震えて脱ぐ事もできない。
女剣士は、手馴れた様子で、鎧を外して行く。

女剣士の真っ白な裸体が、暗闇の中の炎の明かりに浮かんだ。
エルフを思わせるような白さだ。その女剣士の裸体が、毛布の中に滑り込んでくる。
女剣士は力強く、体を抱きしめる。女剣士の温かさが、肌を通じて伝わって来る。
女剣士の方は、逆に体の熱さに驚いたかもしれない。
女剣士は、噴き出す汗を布で拭きながら、ずっと体を抱きしめている。
朦朧とした意識のまま、次第に眠りの中へと沈んで行った。

               ◆

ふわふわとした、暖かいものに包まれているような、夢心地の中にいた。
母親に抱かれているような、そんな感覚に安らぎを覚えながら、ぼんやりしていた。

ハッ、と意識が戻った時には、毛布が汗でかなり湿気ていた。
女剣士の姿を探すと、既に鎧を着けて、仕度を整えていたようだ。

「命が助かった。ありがとう。」かすれる声で、女剣士に心からお礼を言う。

女剣士は、起きた事に気づいて、こちらを振り返る。
『確かにあのままだったら、命が無かったわね。』
女剣士は笑顔を浮かべた。
『そうじゃないと、私、ちょっと困るのよ。』
女剣士の目が、暗闇に光っていた。

突然、女剣士の鎧や兜が、スーっと体の中に融けるように消えて行く。
そして女剣士の姿は、あの白い裸体の姿へと変わって行った。
しかし、その白い裸体も、黒い皮のようなテカリを持つ皮膚へと変化して行く。
女性の姿が、塔の中の暗闇に溶けるように消えて行く。
女剣士の目だけが、闇に爛々と光っているのが見えた。

フッと辺りを照らしていた火が消えてしまう。完全な漆黒の闇が訪れる。
ピィィィン。何か不思議な小さな音が響いている。
毛布の下で、体を固くして身構える。
とは言え、剣や荷物は手元には無く、それ以前に裸のままなのだ。

『元気になって本当に良かったわ。』暗闇の中、耳のすぐ側で女の声がする。
サッと反対側に避けるが、すぐ後の気配に抱きとめられる。
やわらかい二つの胸の感触が、背中に感じられた。

腕ごと抱えるように、女剣士の腕が前で組み合わされて、抱きすくめられた。
その感触は、人間の皮膚ではなく、皮のようなペタペタした感じだった。
『蝙蝠どもは、本当にちょっと頭悪くて困るわ。』
やけにニヤついた感じの女剣士の声が、耳元で聞こえる。

命を落す所を助けられた事もあり、一瞬躊躇したが、今の女剣士の態度は、
明らかに敵対的だった。力を入れて、女剣士の腕を振り解こうとするものの、
病み上がりのせいだろうか、女剣士の腕は外れなかった。

『やっぱり元気があって最高だわ。これなら間違い無いわね。』
女剣士は、うれしそうに言う。
発言の意味がわからない。一体どういう事なのだろう。

チュウゥッ!!
首筋を、蛭ような女剣士の唇が吸う。
「あっ・・」その甘美な感触に声をあげてしまう。
しかし、本当に声をあげたのは、甘美な感触からだったろうか。

その部分から大量に出血しているような、急な体力の消耗を感じていた。
頭がクラクラとして来る。もう体に力が入らなかった。
体から力が抜けると、女剣士は、首筋をレロレロと舐め始める。

『やっぱり体力のある男の気は、おいしいわー。』
女剣士は、歓喜の声をあげている。
レロレロと女剣士に舐められる度に、少しずつ腹が軽くなっている感じさえする。
「うぅ・・。」もう声にも力が入らない。

女剣士は、じらすように、ペロ・・ペロ・・とゆっくりと首筋を舐めている。
そして、力無くだらりと下がった腕の下から、自分の手を挿し込んで、
胸をいじっている。足は、男の足に絡ませて、男の股を開かせて行く。

『あんまり早く吸っちゃうと、命助けた意味が無いわね。』
女剣士は、やはり男の首筋から精気を吸っていたのだ。

ピィィィィ。女剣士の口から、小さな音が発生した。
遠くからバサバサと蝙蝠の羽音が近づいて来る。
バサバサバサ。蝙蝠の群れが現れた。先日襲われた蝙蝠の群れに間違い無い。

蝙蝠の群れが二人の体にまとわり付いた。真っ黒な塊ができあがる。
蝙蝠の小さい舌が、チロチロと男と女剣士の体を舐めている。
『コラ。私を舐めるんじゃないわよ。』女剣士の手が、蝙蝠を叩き落す。
すると、蝙蝠の群れは男だけを舐め始める。

男は、動かなくなった体全体を、蝙蝠達に舐められていた。
チロチロと細かく動く舌の刺激に、男の頭はおかしくなりそうだった。
しかし、チロチロという刺激とともに抜けて行く精気に、おかしくなる事さえ許されなかった。

「あ・・あ・・。」
助けてくれ!という叫び声をあげているつもりだったが、微かな声が口から漏れただけだった。
ピィィィ。再び女剣士が声を出すと、蝙蝠達はバサバサと飛び立って男の体から離れる。
男の顔は、既に血の気を失っている。
女剣士が手を離すと、バタンと横に倒れて、起き上がれなかった。

『それでは、しっかりと吸わせてもらおうかしら。』
女剣士は、うれしそうだった。
女剣士は、男の足首の辺りに、大きな尻を乗せて座った。
そして体を前に倒すと、男の股間に顔を近づけて行く。

ちゅるん。女剣士の唇が、男の陰茎を捉えた。
陰茎が、温かい粘膜に包み込まれている。
女剣士の顔が前後に動きつつ、舌先が裏筋をレロレロと刺激している。
女剣士には、男の顔が快感に歪むのが見えた。

『ホラ・・早くイキなさいよ。』
女剣士が、口を離して言う。
しかし、すぐに再び陰茎をしゃぶり始める。

チロチロチロ。舌先が、裏筋を這う。
(あっ・・ダメだっ!!)
激しく舌先で裏筋を擦られて、もう我慢できなかった。
ビュルルルッ!!陰茎の先から、激しく精気が流れ出す。

ちゅううううううっ!!
女の唇に、男の精気が、陰茎から無理矢理吸い出されて行く。
男の腰が、快感の為にビクビクと痙攣するかのように動く。
陰茎は、もちろん女の口の中で痙攣している。

(ああっ・・・ああっ!!)男は、快感に悶える。

ちゅううううううっ。女の口は、まだ吸引を続けている。
どんな肺をしているのだろう。いや、肺で吸っているのでは無いのかもしれない。
もしそうだとしたら、この吸引はいつまでも切れ目無く続くのだ。

男の背中が反りかえると、女剣士の吸引にも係らず、精気が出て来なくなった。
女剣士は、そうすると初めて口を離して、一息ついた。

女剣士は、両手で男の両足を広げると、肛門を覗き込んだ。
その位置を確認すると、再び陰茎を口に咥えて、その指先で穴をツンツンと刺激する。

(ああっ・・。なんだこの感覚は。)

じゅぽ・・じゅぽ・・。
女剣士は、いやらしい音を立てながら、肛門を指先で刺激している。
さらに、もう一方の手は男の陰嚢を揉んでいる。

ツンツン。女剣士の細い指先が、肛門の穴を突つく。
男の肛門は、指先で突つかれるとパクパクと口を開いて、指を咥えようとする。

『ホラ・・指を食べたそうにしているわよ。』
女は、卑猥な言葉を呟く。

女の舌が、陰茎のカリ首をぐるぐるとなぞるように回転する。
そして、パクパクしている男の肛門の口に、女は指を咥えさせる。

『こんなに激しくしゃぶっちゃって・・』
女は、うれしそうに言う。

(ああっ・・・熱い!!!)
ビクビクビクと女の指に喜ぶように肛門の穴と陰茎が痙攣して、精気を女の口に放出する。

(ああっ!!漏れる・・)
ちゅるちゅるちゅるちゅるちゅるちゅるっ!!
男の魂まで吸い出すような勢いで、女剣士は頬を凹ませて吸っている。
「あ゛ーっ。」
男が腹の底から叫び声をあげた。
そして、くにゃっと男の体からは完全に力抜けて、意識を失った。
それでも下半身だけは、ピクピクと痙攣させたまま、女の口に精気を流し続けていた。

しかし、男の腰の痙攣がゆっくりと収まる。
女剣士は、男の精気を吸い尽くしたのか、口を再び離した。
『もうちょっと出るかと思ってたのに、、、。
 やっぱり弱らせたのが良くなかったのかしら。』
女剣士は、指を口元に当てて言う。

そして、口を大きくOの字に開けて、男の下腹部にピッタリと押しつけた。
ヌチュ・・。女剣士の濡れた唇が、密着する。

ピィィィィィ、微かな音がどこからしている。
どうやら男の下腹部と女の口の接着面から音が発生しているようだった。

ビィィィィン。音は小さくなって、やがて人間の耳には聞こえなくなってしまう。
何故か男は、体を痙攣させて、手足を暴れさせながら、口から泡を吹いている。
「られーっ!!」
男は、舌を口から飛び出させ、訳のわからない言葉を吐きながら、快感にのた打ち回っている。

ビュロロロロッ!!
突然、男の陰茎から精液がほとばしった。
女剣士は、あわてるように、垂れた精液を舐めながら、男の陰茎を口に収める。
陰茎は痙攣しながら、まだドクドクと液体を放出しているようだ。
女剣士の喉が鳴って、艶かしく動いている。
そして、男の痙攣がやっと収まった。

女は、再び男の下腹部に口をつけて、ピィィィィィという音を出す。
そして、音が小さくなって聞こえなくなると、男は悶絶するのだ。
女の口は、超音波させて、男の前立腺を直接、超音波責めしているのだった。
男は悶絶しながら、自分の意識とは関係なく、精液を潤び散らす。
女剣士は、その精液を出る限り飲み干して行くのだ。

女の口の超音波責めは、男の前立腺が破壊されるまで、ずっと続く。
ピィィィィ。ピィィィ。微かな音が繰り返し塔に小さく響き続けていた。

「あぁっ!!」快感に悶える男の声が、こだまする。

END


サキュバスの塔(1) サキュバススライム
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サキュバスのオナホール

町外れに見慣れない小屋が建ってたいたのに気づいたのは、つい先日の事だ。
確か、以前に通った時には、建っていなかったはずだ。

小屋の中は、外からは一応見にくいようにしてあるものの、
雑誌を売っている自動販売機が設置してあるのがわかる。

(これは・・・アレだな。)

早速、中を覗くと、薄暗い室内に自動販売機が3台程並んでいる。
挑発的な女性の表紙の雑誌や、女性の下着、アダルトグッズが入った自動販売機だ。
最近は規制が厳しくなって、あまり見かけなくなってしまった。
ちょっとだけ興味を持って品物を眺めていると、ある1つの商品が目に止まった。

(サキュバスのオナホール・・イヤらしいネーミングだなぁ。)

すごく欲しい訳でもないのに、何故か年齢確認までして、購入してしまった。
自動販売機からパッケージを取り出し、カバンにしまうと、
いそいそと帰路についた。

               ◆

袋から開けると、プルンとした塊が出て来た。
一握りありそうなピンク色の塊は、しっとりと濡れていて、
テカテカと光って見える。

人差し指で、その塊の腹をつつくと、ぶよんっと鈍く震える。
だらしなく柔らかい訳でもなく、ゴムのように固い訳でもなく、
突ついた後は、プルプルと震えている。コンニャクゼリーのようだ。
突ついた指先には、吸いつくようなペタっとした感触が残っていた。

塊には、切れ目というか穴があり、筒状になっている。

穴に指を入れてみると、中はしっとりとしていた。
穴の大きさは、ちょうど人差し指がぴったり入る位で、
奥の方ほど、細くなっているようだ。
指の腹でなぞると、穴の中にひだがいくつも付いているのがわかる。
指を抜くと、ローションが入れてあるのか、指先から糸を引いた。

(なんか、興奮して来たな・・)

一度、塊を洗い、改めてローションを垂らし、
AVをテレビで流しながら、コンドームを付けて、その穴に挿入した。

にゅるん。

ローションのおかげで、スムーズに挿入できた。
やや冷たい感触が、陰茎に伝わって来る。
指にはピッタリだったものの、陰茎には、ほんの少しだけ小さいのか、
締めつけるような感触がある。

オナホールをつかんで前後させると、中のひだひだが、にゅるにゅると
亀頭やカリと裏筋の部分にあたって、激しく勃起した。

(確かに、気持ちいいかもしれない。)

全体を締めつける感触も、興奮を増幅させた。
興奮にまかせて、リズムをつけて、オナホールの動きを加速して行く。

奥まで入れると、反対側の穴から亀頭の部分が露出する。
圧迫されていた部分が解放され、充血し膨らむ。
しかし、再び筒の中に戻す時に、カリ首がひっかかり、とても気持ちがいい。

にゅるっ、にゅるっ、にゅるっ、にゅるっ。

流してあるAVからは、女性の「あっ。あっ。」というあえぎ声が聞こえる。
AVも丁度終盤の様だ。
そのAVに合わせて最後に激しく前後に動かすと、ブワっとイク感覚が走った。

棹がビクビクしながら、ジョワーッ!と精液が流れ出す。

(はぁ・・はぁ・・。結構、気持ち良かったかもしれない。)

ちょっとだけ息を荒げ、心臓がドキドキと鳴っていた。

               ◆

オナニーが終わったので、AVを止め、立ちあがり、
少し萎えかけたモノにぶら下がったオナホールを引き抜こうとすると、
さっきまで滑らかに動いていたオナホールが、張りついたように動かない。

(あれ?おかしい。なんだ?)

困った。カーッ、と背中から冷や汗が吹き出す。

オナホールが、股間に吸いついて離さないみたいだ。
どこかひっかかっているんだろうか?
手に力を入れて引き抜こうとすると、根元から引っ張られて痛い。
しかし、その刺激が再び萎えかけた股間に、勃起を促した。

仕方なく手を離すと、ぐにぐにとオナホールが動いているように見える。

最初、自分のモノがビクビクと反応しているかと思った。
でも、明かに、塊自身が見えない手で変形させられているように、
ぐにぐにと動き初めていた。

(何か、ヤバイ!!)

一瞬、頭の中で危険という信号が閃く。
しかし、その信号とは別に、このままにしていたら、もっと気持ちいいかも、
という甘い誘惑の信号が脳に流れて来ていた。

どうしたらいいのか逡巡しつつ、じっとその肉塊を見つめている間にも、
その肉塊は、グニグニとイヤらしく蠢いて、股間を刺激し、勃起を維持させていた。

「ちゅぽっ。ちゅぽっ。」

オナホールから空気が抜ける音がする。

(あっ。吸われてるっ!)

吸われるはずのない、オナホールに吸引されているみたいだった。
根元まで、少しずつ肉塊に飲み込まれるように、吸われていく。

(これは、おかしい!!!)

本来、亀頭が露出するはずの、反対側の穴は消滅していた。
そして、亀頭が露出するはずの位置まで、オナホールは陰茎を飲み込んでいるのに、
自分の亀頭の先が、どこかに消えてしまっているのだ。

頭がパニックになるが、ちゅぽんちゅぽんというイヤらしい吸引は続いている。
突然、裏筋に何かが当たる。その何かは、チロチロと裏筋を刺激するのだ。

(さっき指で確認した時も、使った時にもこんなものが無かったはずなのに。)

明らかに裏筋の部分を上下にチロチロと這い、
時にはカリ首の周りをぐるりと回るように刺激するのだ。

(あっ、舌で舐められている!)

そう思うと頭の中がカーッとした。
自分の鈴口の先から、タラタラと汁が流れ出て垂れているのがわかる。

(あぁっ。気持ちいい・・。)

あまりの気持ち良さに、一瞬放心し口から涎がぼとりと落ちる。

(はっ。いけない・・。)

ティッシュを取り、床に垂れた涎をふき取る。

それでも、陰茎を咥えたままの肉塊は、さらに裏筋とカリをツンツンと刺激し、
鈴口にも吸いつき、垂れているだろうカウパー液を吸い出そうとしている。
しかし、コンドームが邪魔をして吸い出せないようだ。

(あぁ。)

快感に、もう立っていられなくなり、床に横倒しになる。
肉塊のイヤらしい動きは続き、自分の股間は、意志とは無関係に
動きに呼応するように、ビクビク反応し続ける。

(あっ。あっ。あっ。)

呼吸も荒くなり、だんだんイキそうになる。
それが肉塊もわかるのか、リズミカルに裏筋や亀頭の周りを強く刺激をする。

(あっ。イクッ!!!)

その直前、ギューーーーーーッと肉塊が縮こまった。

               ◆

発射しようとしていたモノは、その発射するべき方法を失い、
行き先の先の無い流れが、股間に鈍痛を与える。

(ううっ・・。)

ジワーンとした痛みが脳に届くと、股間が急激に萎えていくのがわかった。
すると、先ほどあれほど強く引っ張っても抜けなかったホールが、
ポロリと抜け落ちた。
先ほどは、命があるかのようにグニグニと動いてはずなのに、
今はただ、ボトリとそこにあるだけだ。

自分は、興奮状態から未だ覚めず、息こそあがっているが、
絶頂に達しなかった不満が、まだ心の奥底に燃えずに残っていた。

もうあまり深く考えられなかった、コンドームを取り去ると、
抜け落ちた肉塊を再び股間に当ててしまった。
肉塊は、息を吹き返したようにグニグニと、萎えたモノを吸い、
元気づけるように動き出す。
同時に「ちゅぽ、ちゅぽ。」とイヤらしい音を立てて、再び根元まで吸い込んだ。

根元まで吸い込むと、やはり存在しないはずの舌がカリ首や裏筋を舐めまわす。
しかし、今度はその舌が何枚もあるのだ。カリ首を両側から刺激し、
裏筋を上下に舐めまわす。そして亀頭を撫でまわしている。
亀頭には、そのザラザラした感触が伝わって来る。
何人もの女性の舌で、舐められているようだった。

肉塊からは、「ちゅぽ。ぴちゃ。」と粘液質のイヤらしい音が漏れ聞こえて来る。
再び、カウパー液がダラダラ出てしまっている感覚が伝わって来る。
そのカウパー液を、鈴口に何か吸盤状のものが張りついて、
ちゅーちゅーと、吸い出しているようだ。
中から吸い出される感覚に、ますます股間が張り詰める。

「うっ。うっ・・。」

棹をグニグニ揉まれ、カリや裏筋を舐めまわされ、鈴口を吸われている今、
口から涎を垂らしながらも、その快感に身を任せていた。

(イ、イクッ!!!)

体を硬直させて、発射しようとすると、
肉塊は、今度は激しく発射を促すべく、根元から亀頭に向ってしごき、
鈴口に張りついた吸盤で、ちゅううううっと強烈に吸出そうとする。

「うっ!!」

発射すると、鈴口から吸い出されて、ビロビロッ!と尿道を精液が通過していく。
激しく通過する精液の刺激に、頭の中が真っ白になり、体が痙攣する。

(ああっ・・気持ちいいっ!!)
その快感が続いている間、体はビクビクと痙攣し続ける。
やがて痙攣が収まり、体は全力疾走したかの様に脱力した。

               ◆

どれ位時間が立ったのだろうか。
気がつくと股間に肉塊を挟んだまま、寝そべっていた。
気を失っていたのかもしれない。

(夢だったのかな?)

股間からオナホールを取り外そうとすると、夢の中と同じように
張りついて取れなかった。

(夢じゃなかった??)

意識を取り戻した事に気づいたのか、肉塊は、再びぐにぐにと動き始める。

(もう、出ないのに。取り外さないと・・。)

力を入れて引き抜こうとすると、やはりピッタリと密着して引き抜けない。
それでも、肉塊がグニグニとイヤらしく蠢く。
そして、あるはずの無い舌で、カリ首や裏筋を舐めまわして、
鈴口を吸いはじめる。

(あぁ、またイッちゃうかも。)

しかし、既に何度も精液を放出した股間は、鈍く反応するだけだった。
肉塊は、鈍い反応に熱をこめて刺激をしようとするが、やはり鈍い反応が
返ってくるだけだった。

(これなら、もしかしたら外れるかもしれない。)

取り外す方法に、万策尽きている今、とりあえず様子を見守る事にした。

肉塊は、反応が鈍くても諦める事なく、蠢き続けている。
かろうじて萎える事なく、維持している状態だ。

すると、挿入している穴のわずかな隙間から、しゅるしゅると、
舌先の様なものが這い出してきた。

細く長い舌は、しっとりと濡れていて、
おそらく、肉塊の中で、亀頭やカリに巻き付いて刺激している舌と
同じものなのだろう。

穴の隙間から這い出した舌先は、鼠径部をピチャピチャと舐め始めた。
新しい刺激に、股間が反応しはじめる。

その反応に呼応するように、新たな舌先が1本、また1本と這い出し、
更に鼠径部を舐めまわす。そして、袋の方にも舌先を伸ばし、玉を揉みほぐし始める。
肉塊から伸びる舌先が、下半身にまとわりつく光景は、
あたかもイソギンチャクに、飲み込まれているような異様な光景だった。
しかし、その異様な光景に、何故か興奮も覚えるのだった。

舌先もその興奮を感じるのか、裏筋を舐めていた舌先の1本が、
穴から這い出し会陰部を舐めて刺激する。

「あぁっ!」

更なる未体験の刺激に、陰茎が激しく勃起する。

すると次々に穴の隙間から細長い舌先が伸びて、
どこが感じるのか、その感じる場所を探るように、刺激を始める。

何本かの舌先は、臀部を撫でまわすように這いまわる。
まるで、両手の指先で、撫でまわしてるかのように感じる。
触るか触らないか程のタッチで、肛門がキュっと締まる。

すかさず、1本の舌先が肛門の周りをピチャピチャと舐め始める。
肛門の皺をなぞるように、ゆっくりとやさしく舐め続ける。

(あっ。あぁっ!!。)

体が芯から熱くなって来る。再びダラダラ出始めたとカウパー液が、
鈴口から吸い出されてる。

肛門の周りの舐める舌先は決して、穴には近づかない。
近づいては、離れ、近づいては離れして、イヤらしい刺激を続ける。

「はぁ、はぁ・・」

肛門の周り舐められると、こんなに気持ちいいのか・・)

(もし、肛門を舐められたら、どうなっちゃうんだろ)

そう考えた刹那、新しい舌先が肛門の穴をペロンと舐めた。

(!!!!!)

電撃が脳裏に走る程の快感が体を襲った。体がビクっと反応する。

その反応に満足したのか、舌先は、ペロン、ペロンとやさしく肛門を愛撫する。

「あぁあぁ・・。」

涎が垂れ、声が漏れてしまう。
肉塊の中で、カリ首や亀頭をしごかれ、吸われ、
外では、鼠径部や臀部、陰嚢や会陰部、肛門まで舌先で責められて、
頭が真っ白になる程、快感の波に襲われている。

もう出ないと思っていた、精液が棹の首まで上がって来ている。

鈴口では吸盤は吸い出そうと待ち構えているかのように、吸引する。

「あっ。あっ。あっ。イクウッ!!!」
思わず声をあげる。
再び鈴口で、猛烈な吸引が起こった。少ない精液がものすごい勢いで尿道を通過し、
管の中が真空になり、管まで吸い出されるかの様な快感が脳髄を背骨、骨盤まで走る。

「あああぁぁぁっ!!」声にならない声が出る。
痙攣する間もなく、体は脱力した。

それでも、肉塊は動きを辞めなかった。
意識が朦朧とする中、肛門から何かが侵入して来るのが、わかった。
長く伸びた舌先が、肛門の中に入って来たのだ。

舌先は、腸の中を探るように、ポイントポイントを刺激する。
1箇所1箇所丁寧に、刺激をして何かを探しているようだ。

突然、腰から脳髄に快感の波が走った。

前立腺を探り当てたのだった。舌先はうれしそうに前立腺を愛撫しはじめる。
と同時に放出したばかりの陰茎が勃起しはじめる。

舌先は細やかに振動して、微細な振動を与えながら、なぞるように大きく刺激する。
股間の根元の方で激しい快感が、波の様に襲う。

開いたままの口からは、涎が垂れつづけている。

体の中からの愛撫に再び放出する準備が整うと、
すかさず肉塊は、その精を思いっきり吸い出した。

もう「気持ちいい」という意識しかなかった。他に何も考えられない。
肉塊は、それでも、愛撫を辞めない。吸い出そうとする欲求に底が無いように続ける。

意識が混濁した状態のまま、終わらない快感の愛撫を受けていると、
にわかに鈴口に痛みが走り、意識が少し戻って来た。

今度は鈴口から、何かを入れられているのだ。
いや、細い舌先が尿道に侵入して来ている。
朦朧とした意識の中で、戦慄した。しかし、新たな快感も感じた。
極細い舌先が尿道の中で、ピチピチと尿道壁を刺激するのだ。
普段感じるの事のない快感に脳が焼けつきそうだった。

舌先は、尿道をどんどん侵入し、根元に達すると、ビチビチビチと激しく暴れた。
脳が爆発するほどの快感信号が送られて来て、間もなく気を失った。

               ◆

「ううっ・・。」

息苦しさに目を開けると、そこはベットの上だった。

(夢か・・あまりにも気持ちの悪い夢。)

ほっとしたのも束の間、はっとしてパンツの中に手を入れる。
何もなっていない。何度か手を入れて確認して、初めてほっとする。

血圧が上がっている感じで、心臓がドキドキいっているのがわかる。
股間の辺りこそジワーンとしているが、只の夢だったらしい。

なんとなく、残念なような気がしてしまうのは、男の性だろうか。

(でも、もしかして・・・)



町外れに行くと、見慣れない小屋が建っていた。
いや、見覚えがある。それは、あの・・。

END

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サキュバスの塔(1) サキュバススライム

塔の頂上に捕らわれた姫を助けに、男が一人、魔物の巣くう塔の中へと入って行く。

               ◆

男が塔に入ると、薄暗い塔の中では、廊下に小さな松明の明かりが灯り、
この塔が朽ち果てているのではなく、今尚、魔力により健在である事を示していた。

壁や床、天井にへばりつく、ぶよぶよした粘液状のものが蠢いているのが、
橙色に揺らめく明かりに反射して光っている。スライムだ!。

男は、スライムに飛びかかる。つるっ、と男はスライムに足を滑らせて転倒する。
横倒しになった男に、天井から垂れ下がるスライムが、だらりと張りついて来た。
男の皮膚に、ピリピリという刺激が走る。
シュウシュウという微かな音が、金属製の盾や兜から起こっている。
スライムが分泌する酸か何かで、金属が溶けているのかもしれない。

スライムは、すばやく鎧の隙間から衣服を通り抜けて、肌にペッタリと張りついて来る。
手甲をつけている手では、鎧の表面のスライムしか取り去る事ができなかった。
シュウシュウという音こそしなくなったものの、肌にはピリピリという感触が残っている。
服の下にも、粘液状のものが這っているように感じる。

まだ塔の1階だ。危険も無いだろうと周りを確認してから、
兜を脱ぎ、手甲を外し、鎧を脱いで行った。
鎧の下の衣服は、スライムの出した粘液のせいか、ベットリと肌に張りついている。
スライムは、その下でグニグニと肌の表面を舐めるように蠢いていた。

スライムは、パンツの様に腰から太ももにかけて覆っていた。
股間が人間の弱点だという事を本能的に知っているのかもしれない。
下着を下ろし、指をかけてスライムを引き剥がそうとする。

鎧や兜についたスライムと違い、弾力のあるゴムでできたパンツの様に、
スライムはピッタリと張りついて、引き剥がす事ができなかった。
ちぎる事もできない。
人間の精気を吸ってる間は、スライムの体は強力なのかもしれない。

顔が、見る見る青ざめて行く。
スライムでできたパンツは、グニグニと股間を動いている。
スライムは、鼠径部やお尻を舐めるように蠕動する。
「あっ!!」突然の甘い刺激に、腰が引けてしまう。

スライムは、更に会陰部、肛門の周りをうねうねと、その身をくねらせて刺激する。
「これはっ!?」
沸きあがる快感に、スライムが意識的に動いている事を確認する。

たかがスライムと侮ってはいけないと思いなおし、ありたけの力を振り絞って、
ピタっと貼りついたパンツ状のスライムを剥がそうとする。

グウッ!!
皮膚が剥がれそうな痛みに、手の力を緩めざるを得なかった。
スライムが、完全に皮膚に吸いついて剥がれないのだ。
それでいて、快感に膨らんだ陰茎をやさしく包むように、その部分だけ大きく膨らんでいる。

ぐにい・・ぐにい・・。
陰茎が、肉の筒で吸い出されるような感触がする。
股間に貼りついた透明なスライムが、肉棒の周りで蠕動しながら、
吸い出そうとしている様子が見て取れた。
甘い刺激が段々激しくなっているのが、自分でもわかる。
スライムに、陰茎を舐められているようだった。

これは、もう手では取れないかもしれない。
荒く息をあげながら、ナイフを取り出し、体を傷つけないよう、スライムに刃先を入れた。
スーッと切れ目が入り、力を入れるとピリピリとパンツ状のスライムの縁が裂けて行く。
やった!
しかし、その裂けたそばからスライムの体が触手の様に手を伸ばし、裂け目を修復して行く。
裂け目の修復の間は、その吸引力を失うのか、再び素早く切れ目を入れて、一気に引き剥がす。
ペロンとスライムの一部が取れた。
本体から切り離されたスライムは、指にねちょねちょと絡みついて、今度は指から離れない。
五本の指は、完全にスライムで接着されてしまった。手を開く事ができない。

その間も、スライムは陰茎から精液を吸い出そうとするように、グニグニと動いている。
パンパンになった陰茎は、時々ビクビクと痙攣しながら、発射したそうにしている。
意識を持って、発射しないように抑えているが、これ以上、激しく刺激されると発射してしまうかもしれない。
スライムにイカされる。男はゾっとする。

まだ使う事ができるナイフを持っている手で、スライムに切れ目を入れ、
ナイフの背を使って剥がして行く。
手に絡みついた分で、股間を覆うスライムの量は減っているはずだった。
器用に切りとる事ができたが、ナイフがスライムに覆われてしまう。
たまらずナイフを投げ捨てる。

パンツの様に貼りついたスライムが、その体全体をグネグネと動き刺激しながら、
陰茎から吸い出す様に蠢いている。

レロレロレロ。スライムの筒の中で、盛りあがった一部が、激しく振動して、
カリ首を刺激している。
透明な筒の中に、その部分が細かく動いているのが、はっきりと見える。
舌が動くように、スライムの透明の体が蠢く。
「ああっ!!」快感に膝をつく。
鈴口にスライムの筒の中でできた吸盤が、ピッタリと吸いついている。
チュウウウウウウッ。吸い出される!
そう思った瞬間、我慢の限界を超えてしまった。

ビュワーッ!!
放出した精液が、スライムの中に吸い出されて行く。
快感に口から涎が垂れた。
白い液体が、透明のスライムの体内にある腸のような管を流れて行くのが見える。
痙攣している陰茎を、スライムはまだ優しく咥えるように蠢いていた。

口から出た涎を手でぬぐいながら、火を使う事を思いついた。
明かり用の松明を、用意して来ているのだ。
まだ使える手で、松明を取り出し、廊下を照らす炎から火を取る。
そして火の点いた松明を、スライムに接着された手に近づけて行く。
『ミャー。』そんな音を出して、スライムは手から離れて逃げていった。
手は、確かに焼けるように痛かったが、スライムに犯されるよりマシだ。

これならスライムを避けられる。そおっと、尻の辺りに松明の先を近づけて行く。
当然、尻に熱さを感じる。スライムは熱さにたまりかねたのか、熱い部分からは姿を消して、
その部分だけ、自分の肌が見えている。熱い!。

スライムは剥がれ落ちる事は無かったが、確かに炎に弱いようだ。少し希望が見えた。
しかし、スライムは身の危険を感じたせいか、再び激しく陰茎から吸い出そうと蠢く。
できるだけ吸い出してから逃げよう、という魂胆かもしれない。

レロレロレロ。カリ首を舐めるように、スライムの筒が蠢く。
甘い快感に必死で耐えながら、尻についたスライムを熱でどかして行く。
「ああっ!!」
突然起こる快感に、声をあげてしまう。
熱さに逃げようとしたスライムが、肛門から体内に侵入して来たのだ。
これは誤算だった。

肛門をにゅるにゅると出入りするスライムの快感に、立っていられない。
「あああっ!!!」
声をあげながら、横倒しになる。
松明は床をころがって手から離れてしまう。

スライムは肛門を出入りしながら、さらにそのスライムの触手が奥へと伸びて、
腸の中で蠢いているのが、自分の腸の感触でわかった。
体の中をスライムに動かれる感覚に、悶絶する。

スライムの触手は、何かを探すように腸の中を押して行く。
「あうんっ!」
スライムが腸の中にある快感の場所を、ピンポイントで押した。
スライムは、その反応がわかるのか、その場所を選んで責めてたてる。
レロレロレロ。腸の中を柔らかな弾力ある舌で、激しく舐められているようだ。
「あ゛あ゛ぁ・・。」
快感に口から涎が垂れ、目の前が真っ暗になる。

肛門が、ヒクヒクと痙攣する。
鈴口や亀頭と一緒に肛門やその奥の前立腺まで責められて、男は快感に体をくねらせている。
あとはスライムの思うままに、射精させられてしまう。

レロレロ・・チューウッ。ビュロロロロッ!!
男は、快感に精液を放出する。
スライムに飲まれた精液は、次第にスライムの中で消化されているようだ。
少し透明度が戻って来たスライムの腸管が、再び白い筋を描き出した。

薄暗い塔の廊下で、男は荒い吐息とあえぎ声を出しながら、快感で体をビクビクと
痙攣させ続けている。しかし、ついに精液が出なくなったのか、スライムの体に浮くはずの
白い筋がぼんやりとして来た。

男は虚ろな目のまま、ぐったりと体を横たえている。
スライムは、それでも男を解放しなかった。
陰嚢の辺りだけ、グニグニと揉む様に動いている。既に男は、痛みを感じない。
かなり強く揉んでいるようだが、男の目の表情は変わらない。

明かりに反射するスライムの体が、スライムが鈴口の先へ集まっているのが見て取れる。
鈴口に集まっているスライムはどこへ行くのか?。
尿道からスライムは遡って、股間の奥の前立腺の辺りまで侵入していた。
細く侵入したスライムの体の先端が、前立腺を内側から突いて刺激する。

男の表情が歓喜の表情へ変わる。スライムは、尿道の中と腸の中の両方から、
前立腺を責めているのだ。
チュルルルルルルッ!!
スライムの触手が尿道の奥、前立腺の辺りまで侵入し刺激をしながら、
スライムの口の管が、尿道から直接精液を吸い出し始める。
陰嚢を揉む事で、増産された精子を、直接吸い出してしまうのだ。

その快感に、男の脳は白く燃えつきた。体が快感に跳ねまわって、床を転がっている。

チュルルルルルッ!!
男は、スライムに陰嚢を揉まれ、肛門を犯され、体の中と外から前立腺を責められ、
その快感にのたうちまわりながら、精液をずっと吸い出されて行くのだ。

               ◆

どっさ。天井から音を立ててスライムが落ちて来る。
どこにこんなに隠れていたのかと思う程の量のスライムが、廊下の向こうから、
壁の隙間から集まって来る。
そして、快感に床で悶絶する男の体を、完全にくるんでしまった。
透明な巨大なスライムの中で、男は歓喜の表情を浮かべている。

脳までスライムで犯された男は、美女に囲まれている妄想を見ながら、
果てしなく射精を繰り返し、ついにはスライムに消化されてしまうのだ・・。

END


サキュバスの塔(2) サキュバスバット

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サキュバスのマンホール

夜道。
下水工事なのか、赤く光るロープとカラーコーンで囲まれたマンホールがあった。
見張っている人は誰もいない。
そんなに広くも無い道で、夜に蓋を開けてるなんて、あぶないなぁ。
そんな風に思いながら、マンホールの脇を通り抜けようとする。

その時、ふと興味が沸いて、マンホールの中をチラッと覗く。

シュルシュル!!
マンホールから蛇のようなものが伸びて来て、足に巻きついた。
蛇だ!と思い飛びあがって逃げようとするが、既に足に巻きついて離れない。

それどころか、足に巻きついているのに飛びあがったので、体のバランスを崩し、
地面にベタンッと横倒しになる。

痛い!!
そう感じる間もなく、そのままズルズルと、足がマンホールに飲み込まれて行く。
逃げようと足をバタつかせ、巻きついているものを蹴り落とそうとするが、
大蛇の様に太い何かは、しっかりと足に巻きついて、外す事ができない。

そうしている間にも、体が腰までマンホールに飲み込まれている。
腕を大きく広げ、アスファルトの地面に腕を押しつけ、
これ以上飲み込まれない様に力を入れて踏んばった。

助けを呼ぼうと叫び声を上げようとするが、腹に力が入らず、声にならない。
かすれた声だけが、口から漏れる。

足を引く力は弱まったのか、腰までマンホールの中に入っているものの、
それ以上は、飲み込まれては行かない。
足をマンホールの内壁にかけて昇ろうとするが、空を蹴って足がかりは無い。
手の力は限界だった。肩と手で、自分の全体重を支えるのには無理があった。

ふと、こんな小さいにマンホールに落ちたのか?と思う。
どう見ても、マンホールの大きさが小さくなっているのだ。
マンホールを囲んでいるカーラコーン位置からしても、マンホールは縮んでいる。
異様な事態に頭が混乱するが、その間にもマンホールの直径は小さくなるばかりだ。

マンホールの穴は、完全に腰の大きさにピッタリとなる。
端から見たら、道路から人が生えているように見えたかもしれない。
今やマンホールの痕跡すらない。
赤いロープとカラーコーンだけが、工事中である事を示していた。

とりあえず、もう体は落ちないようだ。
手の力を抜いても、腰がガッチリ道路にはまっている。
腰に鈍い痛みはあるが、これ以上、穴は小さくならないようだ。

「助けてーっ!!」
大声で叫んだ。何故か、虚しく声がこもる。
どこか狭い部屋で叫んでいるような、声の響き方だった。
ちょうど光るロープとカラーコーンで囲んだ位の部屋で叫んだら、
こんな感じにこもるんじゃないだろうか・・。

助けを呼ぶ声を何度か上げた。ガラガラと、喉が痛い。
誰も気づかないのか、誰もいないのか、辺りは静けさに包まれている。

足は相変わらず大蛇のようなものに、巻きつかれている。
少なくとも今は、ホースの様にただ巻いているだけで、動く様子は無い。
さっきの蹴りで死んだのかもしれない。ちらっと、その考えが頭を過った。

シュルシュルッ!
しかし、反対側の足にも、蛇のような筋肉質の蔓が巻き付いてくる。
ピンと張ったような感触が、足にも伝わる。
マンホールの奥で、何かが足を引っ張っているのだ。

もう1本の蔓が巻きつくと同時に、ぐったりとしてた方の蔓も、
息を吹き返したように、足を締め付け始める。
決してきつく締め上げたりはしないが、外れない程度にしっかりと巻き付き、
その圧力が足に伝わっている。

再び助けを呼ぶ。暗闇の中、遠くの街灯だけがチカチカとしている。
元々人通りが少ないが、叫んで誰も気にしないなんて事があるだろうか・・。

               ◇

足は、蛇のように動く何かに巻きつかれて、マンホールだった穴に腰まではまり、
今やそのマンホールの穴は小さくなり、しっかりとその腰を咥えている。
足に巻きついた筋肉質の蔓は、2本に増え、両足を地底奥へ引っ張ろうとしている。

両足に巻きついた蔓が、しゅるしゅると蠢いているのがズボン越しにもわかる。

チャリチャリ。金属音が、アスファルトの下の臍の辺りでする。
(??なんだ?)
ジーッ。チャックを開ける音。明らかにズボンを脱がしている。
驚きで声は出ない。

どうなっているのか、蔓が器用に足に絡みついたまま、ズボンは脱がされている。
地底から吹き上げるのか、生暖かい風が素足となった太ももに触れる。

そして、足には巻きつくサラっとした触感。
暖かで、しっとりとして、人間の肌のような質感で決して気持ち悪くはないが、
足を捕らえている事に変わりない。
しかし、足に伝わる感触から、蛇では無いと、変な所で安心してしまう。

ズボンの上からの感触では、蔓の様に絡み付いていたはずなのに、
今は、足に人がぶら下がるように抱きついている感じがする。それも女性だ。
太ももに柔らかい胸と乳首が当たっている。いや、押しつけているようだ。
おかしい。異常な状況に、頭がもやもやする。

サワッ。何かがパンツの隙間から、鼠径部を触っている。
ビックリして足をバタつかせようとするが、その動きを柔らかく受けとめている。

サワサワ。サワサワ。くすぐったいような感覚が走る。
どうも指先で触っているようだ。そんな事があるだろうか。
訳がわからなくなり、クラクラと眩暈さえする。
それでもパンツの中に入れられた手は、鼠径部を撫で続けている。

チュ。やわらかい濡れた、ナメクジのような感触が太ももにくっついた。
唇で吸われているのだ。穴の中には、女性がいて、足を弄んでいるとしか思えない。
「助けてー!!」大声で叫ぶが、虚しく声が空間にこもる。
しかし、足に起こる舌の感触は、舐めるようにペロペロと繰り返す。

チュッ。チュッ。とアスファルトの下から、かすかに唇で吸う音がする。
時折、音もなくレロレロと太ももを舐められる。
はっきりと舐められてると自覚した途端、頭がカーッと熱くなる。

鼠径部を触っている手は、もう大胆に股間を直接を触っている。
竿の部分はもちろん、陰嚢まで指先でなぞっている。
こんな状況なのに、体は反応してしまう。

「あっ。」声が漏れる。
甘い刺激が、股間に与えられているのだ。顔が快感と苦悶の2つの表情に歪む。

『どうしたんですか?』
背後から声がしたのは、その時だった。

               ◆

『大丈夫ですか?』背後から声がする。
その瞬間、フッと足が軽くなった。
助かったと思った。

「すみません、助けて下さい。マンホールに落ちて・・。」
振り向くと、赤いスーツの女性が立っている。奇妙なものを見る目で見ているが、
携帯でどこかへ連絡を取ってくれたようだった。

そして、女性はしゃがんで話かけて来た。
暗いので女性の顔は、はっきりと見える訳ではないが、
スッとした感じの美形の女性だった。いかにもキャリアウーマンという雰囲気だ。

しゃがんだ女性のスカートから伸びる、黒いストッキングを履いた足が目に入る。
目のやりばに困り、目線を反らして、うつむく。

『お気分悪いんですか?』女性は、にじり寄って来る。
まさか、スカートの中が見えそうです、とは言えない。
ええ、まぁと口篭もりながら、うつむくしかなかった。

ファサっという音と包まれる感覚と共に、目の前が真っ暗になる。
一瞬わけがわからなかったが、頬にあたる熱い肉の塊の存在にハッと気づいた。
女性のスカートを頭から被せられたのだ。

そんなに大きくないスカートに、顔を押し込めて、女性は股間を密着させてくる。
(なんだっ!?)
声をあげ、手でスカートを振り払おうとすると、女性はサッと身をかわし、
背後でクスクスと笑っている。

首と体を回し、女性の方を向こうとするが、女性は背後にしっかりと回り込み、
全く取り合おうとはしない。
それどころか、すばやく腰を下ろし、胴を足でカニ挟みにしたかと思うと、
その足の下に腕を絡め取り、手の動きを封じにかかる。

女性の足で手を固められて、カニ挟みこそされてないものの、
ムチムチした太ももで胴を締め付けられている。
女性の手が首に回される。耳のすぐ後で声がする。

『誰も助けになんか、来ないわよ。フフ。』
女性は、笑いながら吐息を耳に吹きかける。

振り向こうとすると、今度が逆側の耳に口を付けて、
『電話したフリをしただけよ。』と言って、ベロリと耳を縁を舐めた。

わけがわからない。悪夢としか思えない。
足に這い登ってくる、何者かの手の感触が戻る。
足首、太もも、鼠径部。太ももには、柔らかい胸の感触が復活し。
足首のあたりには、締めつける肉塊の感触が戻った。

もう体の全ての力が抜けて行く。蟻地獄に落ちた蟻が、力尽きた様だった。
背後の女性の力で、体は支えられている。
手から力が抜けた事を確認すると、女性は熱く抱擁し、足で胴をカニ挟みで挟み込む。

『もう抵抗はしないの?』
女性は聞いているように話してはいるが、答えは求めてない。
耳の穴に舌を刺し込んで、わざとジュルジュルと音を立てている。

女性にギュッと体を密着させられて、抱きすくめられ、耳をしゃぶられている。
穴の下では、股間も触られては、ビクビクと反応せざるを得ない。

背後の女性が指で輪を作り、目の前で見せつけた。
一体に何がしたいんだろうか・・。
女性は、もう一方の手の指を、その輪に差し込んで見せた。

「ああっ。」
突如、股間に起こった刺激に、声が漏れてしまう。
『ホラ、良く見なさいよ・・。』
女性はそう言って、指で作ったの輪の中に、自分の指を激しく出し入れする。
それと同じ様な刺激が、陰茎に与えられているのだ。
陰茎のカリ首が、指の輪で擦られている!

『ねえ・・どうしたの?』女性は、嘲弄するように言う。
その間も激しく手を動かす様子を、見せつける。
快感に目を開いていられない、口の端からは涎が漏れてしまう。

股間への刺激は、次第に小刻みに動いて、射精を促している。
(ダメ・・だ・・・。)
「ああっ!」
ビュワーッ!!
ドクドクと精液が放出されて行く。快感が脳に達している。
残った精液を搾り出すように、ゆっくり股間がしごかれていた。

               ◆

(はあ・・はぁ・・。)
上がった息を整えつつ、目を薄っすらと明け、その虚ろな目で地面を見る。
そこに地面は無かった。
アスファルトだった地面は消え、柔らかい肌色の地平が広がっている。

肌色は正しくないかもしれない。
肌色の地平に、赤く盛り上がった穴があり、そこに体がはまっていた。
背後にいた女性の姿は、赤く盛りあがった肉の塊に変わっている。
下半身の感触も変化し、足首から、ぬるぬるとした暖かいプールの水が
上がって来て、浸されている感じだ。

あれほど腰をしっかりと捉えていたアスファルトが無くなり、
柔らかな筋肉でできた穴に変わっていた事もあり、脱出できそうな気がしていた。
腕に力を入れて、この穴から腰や足を抜こうとする。

穴がキュッと閉じられて、すごい吸引が足を穴へ吸い込んでいく。
腕が引っかかったので、体全ては吸い込まれなかったものの、
胸まで穴に入ってしまった。

胸から下が、暖かい、ぬるぬるとした肉で締めつけられている。
一方で、足がかりができたので、うまくやれば、足をかけて脱出できるかもしれない。
いつの間にか、足は裸足だった。
ぬるぬると滑る足を肉にめり込ませて、体を押し上げて行く。

腰まで出た瞬間、肉にめり込んでいる足に、何か大蛇の様なものがぶつかって、
足を下へ落とそうとする。その強い力で足を弾き飛ばされて、足がかりを失う。
再び、胸まで穴に吸い込まれて行く。
大蛇のような肉が、腹や背中をまさぐる。体がベトベトとした粘液を覆われていく。

上半身に来ていた服が、胸までしか無い事に気づく。
粘液が触れた部分は、溶ける様に消えて行く。
少なくとも体に触れている分には、刺激も何も無い。
ただ、服だけが溶けてしまっている。

下から空気の圧力を感じると、体が穴からニュルっと吐き出される。
胸から下は、ベトベトした粘液に覆われているが、何も身につけていない。
再び吸引を感じると、ズボっと胸まで穴に吸い込まれる。
そして吸い込まれた時には、肉の塊が、力強く体を撫で回す。

その出し入れが何回か続く。混乱した頭にピンと気づくものがあった。

これは口だ。
巨大な口に嬲られている。そして、体を撫で回しているのは、その舌なのだと。
完全に抵抗する気力は失った。

食べられてしまうんだ、と虚ろな思考のまま、もう何もする気は起きなかった。
巨大な口は体をしゃぶり続ける。抵抗しないと見たのか、口がパッと大きく開く。

男は、暖かな肉と粘液の中に飲み込まれていく。
やさしく巨大な舌に撫でられて、粘液まみれになりながら、
その心地よさに、恐怖はもう無かった。
れりゅ・・れりゅ・・。
巨大な舌が、裸になった男の体を舐めまわす。

(暖かい・・・。)男は安らかな気持ちで、穴の中で丸くなって行く。

クチャクチャ。大きな口は、いつまでも男を飴の様にしゃぶり続ける。いつまでも。

               ◆

なお暗い夜道。
赤く光るロープとカラーコーンで囲まれたマンホールが1つ。
しかし、マンホールには、しっかりと鉄の蓋がされていた。

END

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テーマ : 官能小説・エロ小説 - ジャンル : 小説・文学

タグ : フェチ 

コンビニ サキュバス・マート 恐怖!カップ麺

深夜、小腹が空いたので、食料の買い出しに、近所のコンビニへ行った。
その近所のコンビニに行く手前に、見慣れない新しいコンビニができていた。
昼間には気がつかなかったが、夜になって店舗に明かりが点くと、はっきりとわかる。
見た事の無いロゴのコンビニだったので、たまたま気づかなかったのかもしれない。

既に開店しているらしく、店に弁当や雑誌が陳列されているのが見えた。
ここで試しに買ってみるかと、扉を開けてコンビニに入る。
品揃えは、大して他の店と変わらないようだ。
とりあえず、カップ麺とエロ本をカゴに入れて、レジに置いた。


しまった!
応対してくれたのは、かわいい女性店員さんだった。
女の店員さんは、黙々とレジを打ち『1050円です。』と言う。
顔から火が出そうな程、すごく恥かしい。

千円札と百円を渡すと、女の店員さんは、おつりを手渡しでくれた。
女の店員さんのやわらかな指先が、手に触れる。

『ありがとうございました。』
背後で、女性店員の声がするが、いそいそと店の外へ出る。
恥かしかったー、と一人呟く。

店の中の女性店員の口の端に、笑みが浮かんでいる事に全く気づいていなかった。

               ◆

買って来たエロ本を見て、悶悶としてしまった。
先程、女性店員と手が触れてしまったのも良くなかったかもしれない。
ふと目の端でカップ麺を見つめる。

カップ麺・・。

カップ麺が、人肌に冷めるまで待つ。
なかなかじれったいが、指先で中の温度を確認しつつ、時間が経つのを待った。

カップ麺の中の温度が人肌になった。
手にカップ麺を持ち、下半身は丸出しになる。

(うわー、変態だな・・)カップ麺を持ちながら、我ながら思う。
ヌチャア・・。
ペニス全体に、ほぐれた麺の暖かい感触が伝わる。
細い麺がカリ首や裏筋を絡みついて、微妙に刺激して、予想以上に気持ちいい。

エロ本を広げ、お気に入りのページをめくりながら、素早くカップ麺を動かす。

グチョグチョグチョ・・。
カップ麺から、ニチャニチャと汁と麺の混ざる音が聞こえる。
ただのカップ麺なのに、音までイヤらしく聞こえるから不思議だった。
裏筋とカリ首、そして亀頭が、細い麺や具に激しく擦れる。

(はぁ。はぁ。はぁ。気持ちいい・・。あぁ・・・・・イクッ!!)
ブワッ。とカップ麺の中に射精する。
ペニスは、心地良い快感にピクピクしていた。

               ◆

(意外と気持ち良かったな。また、今度機会があったらやろうかな・・。)
そう思うも、食べ物を無駄にした罪悪感と、カップ麺オナニーの変態っぽいさに、
我ながらガッカリしつつ、さっさとカップ麺からペニスを引き抜こうとする。

(あれ?抜けない?)
背中から汗が噴き出す。手をカップ麺から離しても、カップ麺がペニスから外れなかった。
手を離すと、そのまま股の間にカップ麺はぶらさがっている。

(なんか、ヤバイ事になってる?!)
この姿で救急車に載せられた姿を想像して、頭がカッとする。

グチョ・・グニョル・・グニョロ・・。
ペニスが刺さっている麺の表面が、音を出してうねるのが見えた。
(あれっ。なんか気持ちいい・・。)
麺がひとりでに動いて、ペニスを勝手にしごいているのだ。

(あうっ!!・・うう・・。)
グニョル・・グニョル・・・。
細い麺の束が、カリ首にまきついて刺激する。
裏筋も細麺の束が、舐めあげるようになぞっている。

(またイッちゃいそうだ・・・。)
そのやさしく柔らかなペニスへの刺激に、再び精液を放出してしまう。
(ああ・・出る・・!!)
ビュロロロッ!!!

(はぁ・・。はぁ・・。なんだこれ。)
異常な状態に困惑している間も、細麺は動きを止めず、グニョグニョと動いている。

カップ麺に犯されてるのかも。そう思うと頭が焼きつきそうになる。
思いきってカップ麺を外そうと、力を入れて引き抜こうとする。
ペニス自体が抜けそうな程、痛い。それでも力を入れて、無理矢理引き抜こうとした。

シュルシュルシュルッ!!
カップ麺から、細麺が飛び出し、体を拘束する様にぐるぐると巻きついた。
空を走る細麺が、両腕と両足首に絡みつく。
麺を力を入れて切ろうとするが、麺はしっかりした組み紐のように切る事ができない。

両手足が拘束され、細麺に引きずられるまま、床に横倒しになる。
その間も、カップ麺によるペニスへの甘い愛撫は続いている。
(もう、ダメだ・・。)
心が折れる。もうどうにでもなれ。そんな気持ちだった。

グチョグチョ・・。
耳にイヤらしいカップ麺の蠢く音が、嫌がおうにも聞こえる。
しかし、さすがに発射するまで、もう快感は高まらない。
その時、鈴口から何かが侵入し、尿道を逆流する感覚がする。

(あつっ!!・・・熱いっ!!)
麺の1本が、尿道から入って来ていたのだ。
熱い感覚が、ペニスの中を遡ってくる。
驚きと共に体を固くするも、その逆流はペニスの根元まで到達する。

ピロピロピロピロッ!!
細麺の先で、尿道の奥の前立腺の辺りが刺激された。
(あうっ!!!)
快感のあまり、遂に意識を失ってしまった。


尿道口から前立腺を刺激され、カリ首に巻きついた細麺にしごかれ、
再び、カップ麺によって精液が搾取されようとしている。

ズルズルズルッ!!
猛烈な勢いで、尿道から細麺が抜かれる。
内蔵を引き出されるような快感が、意識を失った男の体を痙攣させて、
ついに精液を放出へと導く。

ビュロッ!ビュロロロローッ!!
とうとうと精液が流れ出す。
男は意識を失ったまま、体とペニスを痙攣させている。
男のペニスから溢れる精液を、カップ麺は生き物のように蠢いて、
どんどん飲み干して行く。

男が失神したまま、そのイヤらしいカップ麺の行為は、どれ位続いただろうか。
そして、朝日が昇る頃、ふやけて汁気の無くなったカップ麺が、
ボロッと男のペニスから離れて、床を転がった。

               ◆

太陽が高く昇った昼頃。
男は、ひどい悪夢を見たような、疲れた感じで目が覚めた。頭もジワーっと痛い。
体を起こすと、すぐそばには、伸びきったカップ麺が、転がっていた。

夢・・?。男には、わからなかった。

END

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近未来バーチャル風俗・サキュバス

『こんにちわ。サキです。』
部屋で待っていると黒のレオタードを着た、コスプレの女性が入って来た。

『それでは、このゴーグルを付けて下さい。』
水中メガネの様なゴーグルを手渡される。これがバーチャルゴーグルだ。
このゴーグルをかけると、ゴーグルを通して周りの景色が、わずかに薄暗く見えた。
どうやら、半透過型のゴーグルらしい。

『起動すると、よく見えるようになりますから。』
レオタードを来た女性が言う。

キィーンと、高い高周波のような音がすると、目の前がぼうっと明るくなって来た。
レオタードを着た女性を見ると、女性の背中には蝙蝠の羽、お尻にしっぽが生えて、
頭にはツノらしき物が飛び出た、サキュバスの格好へと変わっている。

『どうですか?見えてますか?』
サキュバスの格好へと変わった女性は、蠱惑な笑みを浮かべて、顔を覗き込んで来る。

「はい・・見えてます。」
この不思議な感覚に戸惑いつつ、女性に答えた。
これが、女性の姿にバーチャルの羽やしっぽを合成して見せる、
バーチャルゴーグルの効果だった。

ピ、ピと音がする。
女性が、手元端末を操作して、色々と確認や設定をしているようだ。

『それでは、こちらへ。』
サキュバスの格好をした女性は、手を差し出した。

ゴーグルをして若干視野が狭くなっているので、女性の手を借りて、
シャワールームへと移動する。
女性の手は、汗ばんで、しっとりとしている。

『完全防水になっていますから、安心して下さい。』
サキと名乗った女性は、暖かいシャワーをかけ流し始めた。

改めて、サキュバスの格好をした女性を、ゴーグルを通して見る。
クールな印象の美人で、レオタード越しに見るスタイルは、モデルの様にバランスが取れている。
その背中に羽根が生えたり、尻尾がブラブラしてるのは、不思議な感じがする。
よく見ればCGっぽい質感をしているが、動いている分には綺麗に合成されていて、
実際に、羽根や尻尾の衣装を着ているようだった。

ただ、肩越しに見る、畳まれた翼がパタパタと動き、臀部から伸びる尻尾が
うねうねと生きているように動いているのは、バーチャルならではかもしれない。

その視線に気がついたのか、女性はにこやかに言う。
『本当にあるように見えるでしょう。フフッ・・みなさん驚かれるんですよ。』

女性のすべすべした手が体を撫でまわし、水流で汗を流してくれる。
『本当に、びっくりするような体験ができますよ。』
意味ありげに女性は言うと、正面から手を回して、お尻の方も洗い始める。
微妙な刺激と期待に、自分の興奮が高まって行くのがわかる。

『はい、洗い終わりました。では、部屋の方に行きましょう。』
女性に促されるまま、立ちあがった。

               ◆

ベットに横になると、女性は足の上に跨り、膝立ちで上から見下ろしている。
女性の背中には、大きく広げられた羽が見える。

見つめる女性の目が、黒い瞳からブルーの瞳に変化する。
ちょっとした変化だけれども、印象が大きく変わり、ゾクっとする。

『今夜は、あなたの精気を全て吸い尽くしてあげるわ。』
先程とは、別人の様に妖艶な笑みを浮かべて女性は言い放つ。
女性は手を伸ばし、体をまさぐり始める。

『まずは、どこから吸い取ろうかしら・・・』
女性は指先で、脇腹や太もも、胸のまわりをそっと触る。
やさしく触れられると、体がビクっと反応してしまう。
体をよじっても、女性は、やさしくやさしく指先でなぞりつづける。

『感じやすくなって来たみたいね・・フフフ・・』

女性は、いつ間にかコンドームを陰茎にはめている。
そして、既にそり返るように立ちあがった陰茎を手に包み込んだ。
ローションを垂らしたのか、既に手はヌルヌルとした感触をしている。

青いマニキュアをした白い指で、クチュクチュと陰茎は刺激されている。
『ねえ・・気持ちいい?。ほら、クチュクチュ言ってるわよ。』
女性はニヤリと笑い、ヌルヌルと陰茎を撫で回している。
時には、指と指の間の股を使い、時には指先でつまむように、
色々と巧技を尽くしていく。

『ホラ・・ペニスがビクビクしてるじゃない。』
その時々にイヤらしい言葉を投げかけ、言葉でも責められていく。
次第に性感が高まって行く。

『そろそろイキそうなんじゃないの?』
「もう行きそうです・・」
なんとか声を出すと、女性はサッと手を離し、立ちあがってしまう。

『まだ、おあずけよ。』
屈辱と興奮の入り混じった感情が、心の奥底から涌きあがって来ていた。

               ◆

サキュバスは、羽根を大きく広げ、腰の上に座った。
『さて、どうしようかしら・・』
指先で、胸をいじっている。
『そろそろ、あなたを戴いちゃおうかしら。』
サキュバスの目が金色に光る。背筋が、ゾクゾクとしてしまう。

ゆっくりとサキュバスは、腰を擦りつけ始めた。
『どう気持ちいい。ウフフ・・』
首を縦に振ると、
『ホラ・・入れるわよ。』と、サキュバスは腰を深く落として行く。

ヌチュウ・・。何か温かいものに陰茎が包まれた。
『サキュバスの穴は、人間より気持ちいいかしら。』
と淫語を口から紡ぎだしながら、陰茎に刺激を与える。

グチョグチョと音を鳴らして、サキュバスは大きく腰を振る。
実際に、サキュバスとセックスをしてるよう気がしてしまう。

陰茎には、裏筋やカリ首を擦る刺激など、様々な快感信号が送られて来て、
射精感がだんだんつのって来る。

『ホラ、イキなさい!!』
サキュバスは、そう言うと激しく腰を振った。

ビョルッ・・ビョルルルッ!!
溜められていた精液が、激しく放出される。
「あっ・・。」
予想以上の快感に、声が漏れてしまう。
快感の余韻が残る陰茎は、まだゆっくりと刺激されていた。

『あなたの精液を、いっぱい戴いたわよ。』
そう言うとサキュバスは、汗ばんだ体をゆっくりと離した。

               ◆

『今度は、4つんばいになりなさい。』
本当のサキュバスのように、女性は命令した。

4つんばいになり正面を向くと、大きな鏡があり、鏡越しに女性が見えた。
サキュバスの格好をして立っている女性は、腕組みをして立っているようだ。
お尻から伸びる尻尾が、クネクネと空をうねっている。

『今から私の尻尾で、貴方を犯してあげるわ。』
そう言うと、尻尾がしゅるしゅると伸びて背中を這いまわすのが見える。

ゴーグルの効果に驚かされる。もしかしたら、この鏡も特殊な鏡かもしれない。

サキュバスの尻尾の先が、自分の姿で見えない位置に消える。
陰茎に何かが、ニュルニュルと巻きつくような感覚が起こる。

陰茎に、尻尾が巻きついたように錯覚する。
そう思うと、異次元な感覚に興奮が高まって行く。

『尻尾でされて興奮するなんて、変態ねぇ。』
後で立っているはずの女性の声が、耳元でしたので、体がビクっとする程、驚いた。
一瞬、胸が激しく鳴るが、すぐに気がついて落ちつきを取り戻す。
もしかしたら、ゴーグル自体にスピーカーが付いてるのかもしれない。

その間にも、ヌルヌルとやさしい刺激が陰茎に与えられ続けている。
腕組みをした女性の後ろから、新たに尻尾がうねうねと現れる。

『ねえ・・お尻の穴はどうかしら。』
新しい尻尾も、しゅるしゅると空を這い、自分の姿で見えない位置に消える。
程なくして、お尻の穴に熱い感覚がヌルリと入ってくるのを感じる。
「あっ・・」
快感に耐えられず、そのまま突っ伏した。

『ほら、尻尾でお尻を責められてるわよ。どうなの?感じるの?』
目の端で鏡を見ると、女性は腕組みをして、尻尾がぐにゅぐにゅと動いているように見えた。

『さぁ、どこが気持ちいいのかしらね。』
肛門から侵入した尻尾は、指の様に動いて、少しずつ体の反応を見ながら、
色々なポイント探っている。

(ああっ!!)
快感ポイントを探り当てられてしまい、肛門がキュッ、キュッとしまる。

『ここが気持ちいいのね。』
前立腺をクニクニと刺激されてしまう。
自分の意思とは関係なく陰茎が固くなってしまい、肛門の奥がバクバクと痙攣する。

快感に声が出ない。
ヌルヌルと刺激されていた陰茎に、一瞬間があくと、
次の瞬間が何かが吸いついた。

『ホラ!尻尾の先が、ペニスに吸いついたわよ。
 大変!金玉が空っぽになるまで、吸い出されちゃうわね。ウフフ・・。』
そう言うと、激しく陰茎が刺激される。
ブィィィィーンという、にぶい振動とヌルヌルとした感触が伝わり、
更に鈴口のあたりに吸引されているような陰圧を感じる。

それと同時に前立腺にも、コリコリと掻くような刺激が加えられて、
腰の辺りが熱く感じる。肛門も激しく痙攣している。

「あぁっ・・・イクッ!!」
我慢できずに、ビュワーッ!!と、精液が放出される。

『もうイッちゃったの?まだまだ終わらないわよ。ウフ・・』
一度イったのに、、女性は、その責めを止めようとはしない。
大きく羽を広げ、美しい顔を上気させて、2本の尻尾で責め続けている。

コリコリと肛門の奥に走る刺激、激しくニチャニチャと音を出して責められる陰茎。
その快感に、また精液を漏らしてしまう。
あまりの気持ち良さに、口から涎がボトリとベットの上に落ちる。

息も絶え絶えになっていると、お尻から尻尾が抜かれた。
『人間にしては、よく頑張ってるわねぇ。じゃぁ、これが最後よ。』
尻尾を先を見せつけるように鏡に写す。
尻尾の先が、変形して、沢山のイボのついた形に変わる。
そして、その尻尾の先が体の陰で見えなくなると、再び熱い刺激が肛門から侵入する。
ブワァァァンと激しい刺激が、前立腺に与えられている。
前も後もブゥーンという絡みつくような刺激に、頭がおかしくなりそうだった。

サキュバスは、四つんばいの体を後から抱きすくめる。
背中にやわらかな胸の感触が伝わる。両手で胸や脇腹、太ももをまさぐる。
そして、首筋を柔らかな舌で舐められている。

もう鏡を見る事はできなかった。
(あぁぁぁーっ!!!)
声にならない声が、口をパクパクさせる。
陰茎の根元が痙攣するが、精液はもう出ないようだ。
会陰部全体が、バクバクと激しく痙攣している。

耳元で、熱い声が囁く。
「これが最後というのは嘘よ。まだまだ・・イッて貰うわよ。」
その直後、快感のあまり、意識を失ってしまった。

               ◆

遠くで誰かが呼んでいる声がする。
肩を激しく叩かれているようだ。
『起きて下さい!起きて下さい!』

目を開けると、サキと名乗っていた女性が、心配そうに、こちらを覗き込んでいる。
『大丈夫ですか?』

コクリとだけ、うなずく。
女性は、続けて言う。
『ゴーグルをされたので、意識を失ってるのに気がつかないで、すみません。
 極稀に、気持ち良過ぎて失神してしまう人がいるんです。でも、大丈夫ですよね?』

あまりにも不安そうな目で見ているので、大丈夫である旨を伝える。
女性は、ホッとしたようだ。

最後に、再びシャワーを浴びて、汗等を洗い流した。
女性の背後では相変わらず、尻尾が可愛らしくブラブラしていた。

               ◆

支払いを終えて店を出る。
そして、ふと思う。
(・・・あれ・・・いつゴーグル外したんだろう・・・)

END

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