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サキュバスの宇宙服

月面基地。基地と言っても、地球上の都市並の規模があり、
普段、生活している分には、宇宙服を着る機会はほとんど無い。
娯楽や、本当に稀に起こる事故の時に着る事がある程度だ。

レジャーで月面へ出るにしても、危険が必ずしもないとは言えず、
それだけに月面に出るのは、なかなかの物好きとも言える。

しかし、月面に出る人は無くならなかった。
なぜなら、そこに月面があるから。と、出る人が言ったとか言わないとか。

               ◆

月面に出るには、ハッチで宇宙服を装着する。

ほとんどがセパレートタイプで、着脱が従来の宇宙服よりも各段に楽になっていた。
着脱装置の中に入り、体を楽にして構えると、各場所にパーツが勝手に着けられて、
後は自動的にパーツそれぞれが結合して、気密の宇宙服になる。

ハッチには、この着脱装置があり、ここで宇宙服をレンタルして月面へ出るのだ。

(サキュバス社?。あまり聞いた事ない会社だな。)

他のメーカーの宇宙服は、全て貸し出されているらしい。
ちょっと心配だが、ハッチに着脱装置が設置されてるのだから、安全なのだろう。
躊躇しつつも、体を着脱装置に入れる。

プシューッ。パチン、パチン。頭や上半身に宇宙服が装着される。

「わっ。」
下半身に装着した宇宙服の中で、陰茎がサックみたいなものに、いきなり吸着され、
飛びあがるばかりに驚いた。

長時間、月面で活動する宇宙服なら珍しくもないが、レンタル用の宇宙服で、
こんな採尿のユニットが付いているのは、ちょっと珍しい。
結構、高級品なのかもしれない。

シュッ。宇宙服のサイズが調節されて、体にフィットした。
体を動かすのに、邪魔にはならない。股間もキュッと締まる。

早速、減圧ボックスの中に入り、周りの空気を減圧して行く。
ヘルメットの内の圧力表示が、どんどん下がって行く。
ほぼ真空になった時点で、減圧ボックス内の扉を空けて、月面へ出た。
プスッ。わずかな空気の流れと共に、月面へ歩み出す。

ピョンと飛ぶと、かなり遠くまで進める。
ピョンピョンピョン。小高い丘状になった場所まで、楽々移動する。
座るような姿勢を作り、宇宙服を固定すると、中では座ったように体を楽にできる。
宇宙服は、椅子の様に体を支えてくれているのだ。

月面では遠くまで、ものがはっきり見える。
月面から見る地球は、本当に美しい。

ふと、股間のあたりがモゾモゾする事に気がついた。

(おしっこがしたくなったかな?)

どうも宇宙服のサックの中で、亀頭の辺りが擦れてるらしく、
それが気になるみたいだ。

若干、陰茎の先が膨らんだせいか、宇宙服の中のサックが、
わずかに陰圧になり、尿漏れを防ごうとしている。

(ああっ・・。ちょっと参ったな。)

中のサックに、陰茎が吸いつかれると、その刺激でより陰茎が膨らんでしまう。
陰茎が膨らむとサックが吸いついて、より陰茎が膨張し、その膨張を感知して、
サックが更に吸引する。悪循環だった。

もう完全に宇宙服の中で、勃起してしまっている。
吸引は激しくないが、こんなに勃起してしまっては、何かと困りそうだ。

そう思っていると、ピッという作動と共に、画面に、
『ON MODE』と文字が表示される。

(なんだ?)

マニュアルオープンと言う前に、陰茎への吸い付き度合いが高くなり、
サックが微妙に振動しはじめ、射精を促そうとしている。

(あっ。これは、オナニーモードの略なのかも。)

超最新型の宇宙服にはついているという、都市伝説で実しやかに言われている機能で、
まさか本当にそんな機能がついている宇宙服が、実在するとは思わなかった。
都市伝説では、宇宙空間という制約がある場での作業をスムーズにする為に、
こっそりついている機能だと言われていて、その存在は極秘事項だとか言われている。

(あぁ。気持ちいいけど、いいのかなぁ・・。)

陰茎の先が、痺れるように気持ちいい。
サックの吸引は、周期的にその陰圧を変化させ、強く吸いついたり、
弱く吸いついたりと、ファジーな感覚で吸い付き、陰茎をうまく刺激している。

(あぁ。もうイッちゃいそうだ。気持ちいい・・。あ・・イクッ!!)

ビュワッー!!・・スポッ!
精液が尿道を、普段よりも早いスピードで吸引されて通って行く。
その通り抜ける尿道の奥の感触が、すごく気持ちいい。

「あぁっ。」ヘルメットの中で、口の端から涎が垂らしてしまう程だ。

陰茎は、だんだん萎えて行く。

(こんな機能がついてるなんてすごいな。)
驚きつつも無駄な時間を使ったので、空気の残量を確認する。
そんなに減ってはないが、こんな事もあったので、もう帰った方が良さそうだ。

体固定モードを解除し、基地へ帰還を始める。
移動を始めると、やはりサックが陰茎に擦れてしまう。
ピョン、ピョン、ピョン。基地までもう少しという所で、
再び、完全に陰茎が勃起してしまった。

しかも、1回出しているので、カチカチに固くなってしまう。

ピッ。『ON MODE』の文字が表示させる。

「キャンセル。」
コンピューターの応答が無い。
サックは、周期的に吸い付き、微動を始める。

「キャンセル!」大声で言うも、その甘い刺激はやまない。

(音声認識の具合が悪いのかな?後で苦情を入れてやる。)
そう思いつつ、指で操作するが、どう捜査するかわからない。
マニュアルを表示させて、索引から・・・とやっている内に、
吸引と微動の刺激は、だんだん激しくなる。

(だめだ・・。やっぱり気持ちいい・・。でも我慢しないと。)

甘美な刺激に我慢しつつ、マニュアルから停止方法を探す。

ピッ。『PRO MODE』画面に表示される。

(あうっ。)お尻に何かがあたる感触がある。
肛門を指先で撫でられているような刺激。
ニュル・・ニュル・・。

ある程度の時間を刺激しても、発射しないと、モードが変更されて、
強制的に排出を促すのかもしれない。

(こんな事されてたらダメだ。とりあえずハッチに入って脱ごう。)

マニュアルを調べるのを諦めて、ハッチへそろそろと歩いて行く。

その間も、陰茎と肛門の責めは続いている。
キュプ・・キュプ・・。陰茎は吸いつかれている。
ニュル・・ニュル・・。肛門は指で撫でられているようだ。

(ああ・・歩き・・にくい・・。けど、気持ちいい・・。)

気持ちいいのを我慢して、なんとかハッチ内に滑り込んだ。
『ブイィィィィィィン!!』
宇宙服の中に、イヤらしい音が響くような気がしている。
実際には、骨伝導で陰茎と肛門への刺激が伝わっているのかもしれない。

(ああぁぁっ!!)
快感のあまり、肛門がパクパクと口を開けてしまっている。
その肛門の開閉を感知しているのか、その開閉にあわせて、肛門が刺激される。
ニュル・・ニュル・・。

(あっ・・ダメだ。立っていられないっ。)
足の力が抜け、ハッチの中で、ゆっくりと横倒しになる。

(加圧しないと・・・。)そう思ったのが最後だった。

『ビィィィィンッ!!』
陰茎と肛門への刺激が、一層激しくなった瞬間、
陰茎と肛門が激しく痙攣して、その射精を促している。

ビョロロロローッ!!シューッ!スポッ!
発射と同時に、精液が吸引されて行く。
ズルズルズルッ!!
味わった事の無い、精液が引き出されるような快感に、頭の中が真っ白になる。

『PRO MODE』
文字は、点灯したままだった。

               ◆

『気がつかれましたか?
 もうちょっと遅かったら、低酸素で脳にダメージが残る所ですよ。』

看護婦らしき女性が言う。病院のベッドの上の様だ。

『あんな旧型の宇宙服で外へ出るなんて危険ですよ。
 どこで見つけたんですか?あんな骨董品。』

(骨董品?)

看護婦は、点滴の様子を確認しながら言う。

『たまたま、見つけてくれた人がいたから良かったものの、
 本当に危なかったんですよ。でも、まずはゆっくり休んでください。』

かわいらしい看護婦は、ベッドから離れていった。

全て夢だったんだろうか・・・。
ICUらしき所で、ただ天井を見つめるだけだ。

END
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テーマ : 官能小説 - ジャンル : アダルト

タグ : 機械  SF  肛門 

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