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バーチャルセックス・サキュバスベッド

『プシュッー。』
圧力が抜ける音がして、金属製のベッドの様な塊が、サンドイッチが開くように、
上下に分かれて行く。
金属のいかつい外観とは裏腹に、分かれて見えて来た面には、
上下とも柔らかそうな青いシートが張ってあるように見えた。
ウォーターベッドの用に、タプンタプンを揺らめき、分離した振動で波打っている。

「息は大丈夫なんですよね?」
『実用化されてから、今まで一度も事故は起きておりません。ご安心下さい。』 
女性店員は、自信ありげに答える。
『このベッドの上に寝ていただければ、後は全自動的で、おまかせ下さい。』
「緊急時には、どうしたらいいんですか?」
『怒鳴るような大声を出されたり、大きく暴れられたりしますと自動的に停止します。
 絶対に安全ですよ。』女性は微笑んで答える。
そう言われてしまうと、納得するしかない。

女性店員はにこやかに『どうぞ、お楽しみ下さい。』と言うと、
この金属製のベッドのある小さな部屋から、扉を開けて出て行った。

意を決して、服を脱いでベッドに横たわる。ややひんやりと冷たい。
背中にウォーターベッドのような、ゲル状の流動体の感触がする。

「ピピ。」
かすかな電子音がすると、開いていた本が閉じるように、上下に分かれたベッドが迫ってくる。
開いた上側のゆらゆらと青く揺れるシートが、目の前に近づいて来るのが見える。

『プシュー。』上下のベッドが完全に閉じて密着すると、体全体が青い揺れるシートに包まれた。
完全に包まれると、揺れる青いシートの感覚はそれほど無く、意外にも自由に手足を動かす事ができた。
しかし、余り動かして機械が停止しても困るので、手足の自由度を確認する程度に、留めておく。

ベッド内は、ボンヤリと青い明かりがついている。シートの向こうに照明が付いてるのだろう。
真っ暗闇より、淡い青い光の方が、海の中のようで心が癒されるのかもしれない。

手足を伸ばし目を瞑ると、揺れるベッドの中では、何も無い空間に浮いているかの様に感じる。

すると、さわ、さわさわと体に触れる感覚が伝わって来るのがわかった。
青いシート越しに、手で触られているような感じだ。
細い指先を持つ手の形が、シート越しに見えたような気がする。

手の数が、少しずつ増えて行く、4つ、8つ。
沢山の女性に撫でまわれている。そう想像すると、陰茎がいきり立った。

沢山の女性の手が、いやらしく体を愛撫する。
耳をなぞる指。肩や二の腕を揉む手。
背中をフェザータッチでじらす指。
乳首をコリコリと責める指。
内股や足の指の間まで、女性のやわらかい手で責められているようだ。
しかし、それでもその手は股間に絶対触らない。すごくもどかしさを感じる。

「はぁ・・。」興奮のあまり、多少息が上がって来たようだ。
手の愛撫は余韻を残しつつ消えた。辺りは静寂に包まれる。

ボヨン。今度は双丘の形が盛り上がって来た。
色が青いシートの水色でなければ、本物かと思えるような質感だ。
いや、実際には本物よりも、もっとしっかりした手触りかもしれない。

両手でやさしく揉むと、時折ピクピクと反応しているかの様に動く。
目を瞑ると、人間の胸のようなの感触があった。

両手でその感触を味わっていると、背中にピトと当たるものがある。
乳首を押し付けられているらしい。
腕にも首すじにも、足の裏にも、そしてお臍にも、
乳首と乳房がおしつけられている。

(あああっ!)
股間が柔らかなものに包まれる。乳房で挟まれているのだ。
いきりたった陰茎をやさしく乳房が包んでいる。
自然と腰が動いてしまう。すると乳房の感触は、スーッと消えてしまった。

その間も、体中に乳房での愛撫が続いている。
むくむく。再び、膨らんだ乳房が股間を覆う。
こちらから積極的に動くのは、恐らくダメなのだろう。
軽く不満が蓄積されるが、相手にされるがままにしておく。

陰茎は、もうコチコチに固くなっていた。

にゅろん。陰茎が何かに包まれた。
シートがボコっとへこんで、その窪みに吸い込まれたようだ。
カリの部分をぐるぐると絡みつかれている感触がある。

散々性感を高められたあげく、ジラされて、もうイキそうだった。
それがわかったのか、陰茎への責めは弱まってしまう。
しかし弱いながらも、決して離そうとはしない。
陰茎を吸い込んだ窪みは、生かさず殺さず、いつまでもなぶり続けている。

チュッ。いきなり唇を奪われた。
のっぺりとしたフェイスマスクのような凹凸が、顔の前に現れる。
再び出現した手で顔を固定されて、激しく舌を絡めて来る。
ジュワーっと青いシートから液が染みだし、唾液のように感じる。
眼をつぶると、本当の口同士で舌を絡めているような錯覚に捕らわれる。

幻の唇は、激しく舌を吸う。
チュ・・。肩に、腰に、臀部に、足の指に。唇による快感の刺激が、体を襲う。
その快感に体がモジモジと勝手に動いてしまう。

ガシッ。うしろから羽交い締めにされて上半身を動かす事ができない。
口は激しく舌で犯されている。足も足首をしっかりと握られてしまった。

不安感が襲う。その一方で、このまま責められたいという妄想が渦巻く。

女性の腕に拘束されて、激しい口への責めと、やさしい陰茎への愛撫。
その対比に脳が焼けつきそうになる。

               ◆

プシュッー!!
急に圧力を失ったように、ベッドが上下に展開される。
青いシートは、たぷんたぷんと精気を失ったように、無機物と化した。

息も絶え絶え外を見ると、女性店員が立って操作していた。

『これで時間が終わりましたので、サービス終了なんですが・・・』
すまなそうに女性店員が言う。

『お客様、あのー、延長されますか?』
言いにくそうに女性店員が言う。
「あ、はい。お願いします。」
いきりたった股間を手で隠し、そう言うのが勢一杯だった。
しかし、さすがに股間が急速に萎えてしまう。

『とりあえず1つレベルをあげて置きますね。後10分位でいいですか?』
女性店員は尋ねる。
「30分位でお願いします。」
女性店員は、一瞬躊躇したようだが、ピッピと操作して設定しているようだ。
『設定でできましたので、どうぞ。』

女性はにこっと微笑むと、そそくさと部屋から出ていった。
再び、たぷたぷと揺れるベッドが閉じて行く。

               ◆

再び女性の腕に上半身と下半身を拘束される。

ピチョ・・。陰茎も何かに、甘く咥えられている。
再び激しくいきり立った。

(はぁ・・はぁ・・。)
快感に陶然としていると、頭を抱きしめられて、荒々しく唇を吸われた。
先ほどよりも、すごく熱っぽく感じるような動きだ。

サワサワ。体の感じる部分を指がフェザータッチでなぞって行く。
二の腕、内股、鼠径部、そして背中。
敏感な部分の性感を励起するかのように、やさしくそして執拗になぞっている。

手や足の指の間はベロベロとしゃぶられ。その指先をチュパチュパと
フェラチオするように舐められている。
指からも快感を引き出されているのだ。

興奮が絶頂にさしかかる。それを見計らったよに、陰茎が激しくしゃぶられる。
カリを何枚もの舌で絡み疲れ、鈴口を吸い出されているような感覚だ。
それでいて、亀頭はイボイボが当たって、にぶく刺激されている。

「あぁ。イクッ!!」思わず声をあげる。
ビュルルルッ。精液がドクドクと流れ出す。
じゅる・・じゅるる・・。
精液自体は、青いシートの中に吸収されてしまうようだ。
それでも、シートから染み出る液で、体のあちこちがヌルヌルしている。

まだ延長してから、時間はそんなに経って
もう1回位イケるかも。そう考えていると、足首を掴んでいる手が、
スススと足を開脚させていく。

ニュルン。
肛門にぬるりとした感触が走る。まるで、舌先で舐められているようだ。
最初はゆっくり、そして段々激しくその舌先は肛門を責めはじめた。

ピチャピチャピチャピチャピチャピチャッ。
激しく舐められる肛門に、足がバタバタ動いてしまいそうだ。
しかし、足首、太ももとがっちりと抑えられてしまって、
逃げる事ができない。

舌による激しい肛門責めに、脳が爆発しそうだ。
それを待っていたかのように、先ほどの行われた陰茎への責めが再開された。

ぐちょっぷぐちょぷっ。
いやらしい音が体と前と後から聞こえてくる。
陰茎が激しく痙攣させられる。
ベロベロベロッ。
肛門を舐められると、痙攣が止まらない。
ドクドクと精液が放出されて行く。

「ああーっ!」

叫び声をあげる。しかし、口はやさしく手で塞がれてしまう。
放出した精液は、またも青いシートに吸収されていった。

それでも、肛門への責めと陰茎への責めは終わらない。
執拗に、グニグニと前立腺を刺激するのだ。
陰茎は、既にピクピクと痙攣している。
その痙攣が、更に前立腺を興奮状態にさせる。

バクバクバクバクバクバクッ!
陰茎の根元が痙攣する。
猛烈な快感に昏倒し、白目剥いて、口から涎と泡があふれ出る。
それでも終わることのない責めは、陰茎を痙攣させ続ける。

               ◆

その頃、女性店員達が別室で会話している。

『4号室のお客さんは?』
『レベル2で30分だそうです。』
『30分!。レベル2なんて5分とか10分の短い時間用じゃないの。』
『10分を奨めたんですが、お客様がぜひ30分とおっしゃるので。』
『それなら仕方ないけど・・』
『入ってどれくらい経ったの?』
『まだ5分位ですね。』
『残り25分か・・・ずいぶんとお楽しみねー。』

店員達はもうその話題には飽きたのか、話は、どんどんの話題に移っていく。

               ◆

女性店員に手を貸してもらい店の出口まで来る。
『大丈夫ですか?』女性店員は心配そうだ。
「大丈夫です。本当に大丈夫ですから。」
こんな姿で店の前にいるのを、知ってる人に見られたら言い訳できない。
急いで、店の前から足早に移動する。

駅前のファーストフード店に入り、一服する。
最後に手を貸してくれた女性店員の手の感触が、なぜか思い出される。
あの手の大きさ、形・・・。
ベッドの中で責め続けていた、あの手と同じ感触がしたような・・・。

いや、気のせいか。ブルっと身震いして、コーラをグっと飲んだ。

END
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テーマ : 官能小説 - ジャンル : アダルト

タグ : 機械  SF  肛門  前立腺  フェチ 

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