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サキュバス・ファンタジー (5) 満たされぬ思い
ある宿屋。4人で一部屋が取れず、二部屋にそれぞれ泊まる事になる。
当然、タローとサキ、スカリーとエルフィの二手に別れる事になった。
『ホラ、入るわよ。』
タローは、サキに引きずられるように部屋へ連れて行かれる。
ニヤッ。サキは、エルフィにこの様子を見せつけるように笑みを浮かべる。
エルフィは、その様子をただ見つめるしかなかった。
◆
その夜。
壁の薄いこの宿屋では、隣りの部屋の声が筒抜けだった。
エルフィとスカリーがベッドに入ってしまうと、隣りの部屋からの音が、
静かな部屋を通して、よく漏れ聞こえる。
ギシギシギシッ・・・。
激しく動く音。
「うう・・。」
タローの悶える声が聞こえる。
『ウフフ・・。』
サキの楽しそうな声。
エルフィは、ベッドの中で毛布に包まり、その尖った耳を両手で塞ぐ。
それでもエルフィの頭の中には、もやもやしたタロー達の光景が浮かんでしまう。
エルフィは、タローを思い浮かべると、不思議と胸が苦しくなる。
人間の男なんてと今までは思っていたが、サキに従うタローは、何故か気になるのだ。
人の物だからだろうか・・。
エルフィは、寝つけない頭で、ぐるぐると答えの出ない問いを考え続ける。
細い自分の指で、自分の体の感触を確認する。
エルフらしい自分の華奢な体。サキほどには、確かに肉付きは良くない。
胸だって・・・。
両手で胸を確認すると、サキの量感ある大きさには遠く及ばない。
人間の男は、大きい方が好きだという。
サキュバスであるサキの胸が大きいのだから、多分本当なのだろう。
でも、肌の感触なら・・。
サキの肌の感触は、人間の男には魅力的なものらしい。
サキの肌は、しっとりとして、吸いつくような肌をしている。
自分で、自分の腰の辺りを触ると、サキより滑らかな感触をしていると思う。
『はぁ・・。』
タローの人間らしいゴツゴツした手を想像しながら、自分の体を触っていると、
次第に興奮が募ってくる。
もしタローの指に、この体を触られたら・・。
エルフィは、淫らな想像に、体が熱くなる。
ジュワ・・。体の奥から何かが沸いて来るようだ。
ハッとして、細い指先を下半身へ伸ばすと、薄っすらと下着に染みて来ている。
エルフの滴。貴重なものだとサキは言う。
それは事実だった。
エルフ族は、既に絶滅しかかっているのだ。
下着の下の秘裂を、自分の細い指で触る。
ちゅく・・。
(あっ・・・。)
タローを想像しながら、秘部を触ると体がどんどん熱くなって行く。
(あぁ・・。やめられない・・。どうしよう・・。)
どんどん、体が火照ってしまう。
エルフィの口が、キッと固く結ばれる。何かを決心したのだ。
エルフィは、ベッドから体を起こすと、スカリーに声をかけた。
『あの・・・スカリーさん。お願いがあるんです。』
エルフィは、か細い声でスカリーに何かを頼んでいる。
スカリー無言で立ちあがると、コクンと肯いた。
エルフィが、幾つかの呪文を紡ぎ出す。
鎧を外してしまうと、骸骨そのままの姿であるスカリーが、
月明かりの中、次第にぼうっと光りを纏いはじめる。
その光る姿は、だんだんと男性の裸身へと変貌して行く。
しかし、光る姿の中に透けて見える骸骨は、スカリーの姿のままだった。
エルフィは、スカリーの顔を熱っぽく見つめる。
『タロー・・・』
エルフィの口から、タローの名前が漏れた。
光るタローの姿となったスカリーは、エルフィに向かって両手を広げた。
『あぁ、タロー・・』
エルフィはうなされるように呟くと、スカリーの唇に吸いつく。
あるはずの無い唇に吸いつき、激しくその舌を吸うエルフィ。
何もない空間に、チュパ、チュパとイヤらしい音が響く。
エルフィは、スカリーの体をベッドに押し倒す。
スカリーの体はベッドの上でも、ほのかにタローの姿で光り続けている。
しかし、目を凝らせば、中にある骸骨が透けて見える。
エルフィは、自分の指で秘裂をいじり、充分に滴が涌いて出ると、
スカリーの体に馬乗りになった。
『あっ・・あぁ・・。』
エルフィは、存在しないスカリーの陰茎を、自分の秘裂に挿し込んで、
垂れ落ちる滴に栓をする。
エルフィは、自然と腰を動かし始める。
『あっ。あっ。あっ。』
エルフィは小さく声をあげる。
『・・胸を、胸を触って。』
スカリーの幻の指先が、エルフィの胸をやさしく揉みしだく。
『タロー・・タロー・・・』
エルフィは涙を浮かべて名前を呼びながら、腰を激しく振り続ける。
『あああっ!!!』
そして、腰の動きが頂点に達すると、大きく声をあげて、ぐったりとスカリーの上に突っ伏した。
◆
『スカリーさん、今夜はすみませんでした。』
エルフィは自分のベッドに戻り、スカリーに背を向けたまま声をかけた。
反対側のベッドで横になっているスカリーの目は、虚ろに壁を見つめるだけだった。
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当然、タローとサキ、スカリーとエルフィの二手に別れる事になった。
『ホラ、入るわよ。』
タローは、サキに引きずられるように部屋へ連れて行かれる。
ニヤッ。サキは、エルフィにこの様子を見せつけるように笑みを浮かべる。
エルフィは、その様子をただ見つめるしかなかった。
◆
その夜。
壁の薄いこの宿屋では、隣りの部屋の声が筒抜けだった。
エルフィとスカリーがベッドに入ってしまうと、隣りの部屋からの音が、
静かな部屋を通して、よく漏れ聞こえる。
ギシギシギシッ・・・。
激しく動く音。
「うう・・。」
タローの悶える声が聞こえる。
『ウフフ・・。』
サキの楽しそうな声。
エルフィは、ベッドの中で毛布に包まり、その尖った耳を両手で塞ぐ。
それでもエルフィの頭の中には、もやもやしたタロー達の光景が浮かんでしまう。
エルフィは、タローを思い浮かべると、不思議と胸が苦しくなる。
人間の男なんてと今までは思っていたが、サキに従うタローは、何故か気になるのだ。
人の物だからだろうか・・。
エルフィは、寝つけない頭で、ぐるぐると答えの出ない問いを考え続ける。
細い自分の指で、自分の体の感触を確認する。
エルフらしい自分の華奢な体。サキほどには、確かに肉付きは良くない。
胸だって・・・。
両手で胸を確認すると、サキの量感ある大きさには遠く及ばない。
人間の男は、大きい方が好きだという。
サキュバスであるサキの胸が大きいのだから、多分本当なのだろう。
でも、肌の感触なら・・。
サキの肌の感触は、人間の男には魅力的なものらしい。
サキの肌は、しっとりとして、吸いつくような肌をしている。
自分で、自分の腰の辺りを触ると、サキより滑らかな感触をしていると思う。
『はぁ・・。』
タローの人間らしいゴツゴツした手を想像しながら、自分の体を触っていると、
次第に興奮が募ってくる。
もしタローの指に、この体を触られたら・・。
エルフィは、淫らな想像に、体が熱くなる。
ジュワ・・。体の奥から何かが沸いて来るようだ。
ハッとして、細い指先を下半身へ伸ばすと、薄っすらと下着に染みて来ている。
エルフの滴。貴重なものだとサキは言う。
それは事実だった。
エルフ族は、既に絶滅しかかっているのだ。
下着の下の秘裂を、自分の細い指で触る。
ちゅく・・。
(あっ・・・。)
タローを想像しながら、秘部を触ると体がどんどん熱くなって行く。
(あぁ・・。やめられない・・。どうしよう・・。)
どんどん、体が火照ってしまう。
エルフィの口が、キッと固く結ばれる。何かを決心したのだ。
エルフィは、ベッドから体を起こすと、スカリーに声をかけた。
『あの・・・スカリーさん。お願いがあるんです。』
エルフィは、か細い声でスカリーに何かを頼んでいる。
スカリー無言で立ちあがると、コクンと肯いた。
エルフィが、幾つかの呪文を紡ぎ出す。
鎧を外してしまうと、骸骨そのままの姿であるスカリーが、
月明かりの中、次第にぼうっと光りを纏いはじめる。
その光る姿は、だんだんと男性の裸身へと変貌して行く。
しかし、光る姿の中に透けて見える骸骨は、スカリーの姿のままだった。
エルフィは、スカリーの顔を熱っぽく見つめる。
『タロー・・・』
エルフィの口から、タローの名前が漏れた。
光るタローの姿となったスカリーは、エルフィに向かって両手を広げた。
『あぁ、タロー・・』
エルフィはうなされるように呟くと、スカリーの唇に吸いつく。
あるはずの無い唇に吸いつき、激しくその舌を吸うエルフィ。
何もない空間に、チュパ、チュパとイヤらしい音が響く。
エルフィは、スカリーの体をベッドに押し倒す。
スカリーの体はベッドの上でも、ほのかにタローの姿で光り続けている。
しかし、目を凝らせば、中にある骸骨が透けて見える。
エルフィは、自分の指で秘裂をいじり、充分に滴が涌いて出ると、
スカリーの体に馬乗りになった。
『あっ・・あぁ・・。』
エルフィは、存在しないスカリーの陰茎を、自分の秘裂に挿し込んで、
垂れ落ちる滴に栓をする。
エルフィは、自然と腰を動かし始める。
『あっ。あっ。あっ。』
エルフィは小さく声をあげる。
『・・胸を、胸を触って。』
スカリーの幻の指先が、エルフィの胸をやさしく揉みしだく。
『タロー・・タロー・・・』
エルフィは涙を浮かべて名前を呼びながら、腰を激しく振り続ける。
『あああっ!!!』
そして、腰の動きが頂点に達すると、大きく声をあげて、ぐったりとスカリーの上に突っ伏した。
◆
『スカリーさん、今夜はすみませんでした。』
エルフィは自分のベッドに戻り、スカリーに背を向けたまま声をかけた。
反対側のベッドで横になっているスカリーの目は、虚ろに壁を見つめるだけだった。
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