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ビジネスホテル サキュバス

熱いシャワーを浴びた後、浴衣になり、ビールの缶を開ける。
キューっとビールの喉越しを味わった後、テレビのリモコンのスイッチを押した。
出先のテレビ番組は、地元と違いよくわからない。

(有料テレビか・・・)
リモコンの有料テレビの文字に、心がそそられる。
テレビのチャンネルを、有料チャンネルに切りかえた。
映画専門チャンネルとアダルトチャンネルがあるようだ。
そんなに高くもないし、暇つぶしにはなる。

数秒チラチラと映ると、真っ青な画面になった。
「カードヲ、コウニュウシテクダサイ。」

早速、廊下で売っているカードを買って、テレビに挿し込む。

テレビからアダルトビデオが流れ出す。

画面では、女性が男性に馬乗りになって、激しく腰を振り、あえいでいる。
豊かな胸がゆさゆさと揺れ、乗られている男は、女の胸に手を伸ばしている。

(おっ。なかなかいいな。)
画面にザラっとしたノイズが入る。
ザラッ。ザラッ。ザー。画面がブラックアウトした。

『ただいま、受信できません。』
窓の外は、激しい雨が降っているようだ。
衛星からの電波を、受信できなくなったのかもしれない。

ベッドの上に倒れ込み、独り言を言う。
「チクショー!」
(このモヤモヤ感、どうしてくれるんだ。)
テレビには『ただいま、受信できません。』が虚しく映るだけだった。
ただ、ボーっと天井を見つめるしか無かった。

再びテレビから音声が出る。
起きあがりテレビを見つめると、AVがちゃんと映し出されていた。

今度は、夜這いモノのAVらしい。
薄暗い室内に、和室のふとんが敷いてあり、浴衣の女性が忍び込んで来る。

女性は男性の口を手で塞ぐと、
「声を出さないで。いい事してあげるから。」
そういうと、着ている浴衣をはだけ、男の手に胸を揉ませる。

(お、良かった。)
ティッシュを何枚かめくる。
女性は熱い吐息を吹きかけながら、男性に馬乗りになり、激しく腰を振っている。

自分の鼻息が、荒くなる。
女性が布団の上に倒されて、男性が激しく突いている。
自分の股間に添えた手を、激しく動かす。
ゴシゴシゴシッ・・。

(あ・・・イクッ!)
ドクン・・ドクン・・トクン・・。
有料テレビを見ながら、射精に達した。やっと、モヤモヤ感が晴れた。

とりあえず、テレビはそのまま流しっぱなしにしておく。

次のシーン。今度はシティホテルのようだ。
薄暗い室内に、カチャリと扉を開けて、女優らしき女が忍び込んで来る。

「カチャリ。」
テレビとは、別の方向から音がしたような気がした。
ベットの上から部屋の扉を見るが、別に変わった所は無い。

テレビの中の女性は、つかつかとベッドに歩みより、
寝ている男性の側の耳元に「目を開けないで。」と囁き、
ベロリと耳の外側を舐めた。

「目を開けないで。」耳元で声がした。びっくりして、飛びあがる。
当然誰もいない。遠隔用のスピーカーがベッドについてるのかと、枕の近くを改める。
確かにスピーカーはあるのだが、音声が出てるようには思えない。

(??。幽霊でも出るんじゃないだろうな・・・)
不安な気持ちになりながらも、テレビは流れ続ける。
テレビの中の女性は、男性の体を起こすと、ベッドの上に座らせて、
自分も男性の背後に座り、浴衣のすそから手を滑り込ませて、
胸などを愛撫しているようだ。

その映像を見ていると、先ほど放出したばかりなのに、
股間が、ムクムクと元気づいているのがわかった。

(ん。いいぞ。)
ベッドの上から身を乗り出して、ビデオを見る。
その時、浴衣の裾から、何かが入って来るような感触がある。
虫にでも入られたかと、浴衣の上からバンバンと自分の体を叩く。
違和感は無くなったが、、、。

すぐさま、胸の辺りを誰かになでられている感触が、ありありとわかる。
「気持ちいい?」テレビから、声がする。
自分の乳首が、コリコリと責められている。

(幻か?頭おかしくなったか?それとも飲みすぎたか・・)
テレビでは、女性に抱えられた男性に対して、
女性の手が、容赦無く股間を手コキで責めたてているようだ。

ゴシゴシゴシゴシ・・。
適度な摩擦感で、自分の陰茎が撫でられている感触を感じている。
テレビの中の女性に責められているような不思議な感覚が、
目の前を真っ暗にさせる。

(嘘だ・・。)頭は否定するが、体は感じている。
「ローションを使うわよ。」
ピチャッ。冷たい感触が、股間を覆う。
ヌルン・・ヌルン・・。
両手で、挟まれるように陰茎を愛撫されて、暴発しそうにいきり立ってしまう。
首筋に、熱い吐息が辺り、目を瞑れば、本当にそこに女性がいるかのようだ。

(あぁ・・気持ちいい。)
自分の置かれた状況を忘れ、その感触に陶然としていると、
急に体が突き飛ばされたように引き倒され、ベッドの上に仰向きに倒れ込む。

目の端でテレビ画面を捉えると、男性が女性に引き倒れて、
馬乗りに乗られている映像が映し出されている。
女性は、腰を男性に擦りつけるように激しく振っている。

陰茎が、熱い淫裂に挿入され、ヌルヌルと絡みつかれている。
重量のある肉塊が、リズミカルに腰に圧し掛かってくるのがわかる。
ベッドがギシギシと軋む。

(あっ・・あっ・・。犯されてる・・。)
「女に犯されてるのに気持ちいいの?」
テレビから、女の声が流れてくる。

着ている浴衣が、見えない手に剥ぎ取られていく。
自分の胸の辺りに、細い女性の手の感触が乗っている。
そこだけ、汗がじっとり涌いて、手の形がわかるようだった。

テレビは、もう目に入らなかった。
目を瞑って、淫らな嵐が過ぎ去るのを待つしか無かった。

しかし、肉感のある見えない女性の責めは、終わらなかった。
陰嚢も触りながら、陰茎を秘裂で締め上げている。
秘裂の内壁が、激しく亀頭に押しつけられる。もう爆発しそうだった。

女性は、小刻みに腰を痙攣させた。
その痙攣に促されるように、精液が天に向かって発射される。

腰の重みは、まだ続き、ゆっくりと艶かしく動いてる。
息も絶え絶えに。目を開ける。そこには、虚しく天井が見えるだけだった。

「今夜は朝まで眠らせないわよ。」
何も無い空間から声がすると、あるはずのない濡れた舌で、
ベロリと耳の穴まで舐められた。

               ◆

けたたましく鳴る電話の音で、目が覚まされた。
カーテン越しに、窓からは朝日がさし込んでいる。
寝ぼけ眼で電話を取る。
「ふぁい。」
『おはようございます。モーニングコールです。お目覚めになりましたか?』
女性の声が言う。
「あ・・はい。ありがとうございます。」
『では、失礼します。』

夢か・・。今まで見ていた淫夢の余韻に浸る。
あれ?今の女性の声、聞いた事あるような・・。
しかも、ついさっきまで聞いていた声だ・・・。

END
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