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サキュバス・トイレ

「ふー。」トイレで、大きく息を吐き出した。くつろぎのひと時。
洋式便座に腰をかけ、出すものも出して、お尻も洗浄し、紙で拭いて、
後はズボンをあげて、外へ出るだけだ。

ぐにゃり。
背後で白いトイレのタンクが、飴の様に変形している事に、男は気づかなかった。

               ◆

男の背後にある、トイレのタンクや便座のパーツが、ぐにゃぐにゃと
生き物の様に動いて、飴の様に形を変えて行く。
始めはゆっくりと、そして急に形が整うと、それは豊かな胸を持つ
陶器製の女性像のような姿になった。
しかし、その女性像は、命を持っているように動くのだ。

男は、変形した女性像に背後から抱きつかれた格好になり、
その女性像の太ももの上に座って、股を開かされている。

「あっ。」声を上げようとすると、女性像の手が伸び、
すぐさま男の口を、柔らかい手でぴったりと塞いだ。
その手の感触は、冷たい陶器ではなく、暖かい人の肌の温もりがある。
女性像は、既に肌色の皮膚を持つ、女性の姿へと変貌している。

『声を出さないで。』
耳元で甘い吐息を含んだ、女性独特のやさしい響きの声が囁く。

背後から伸びる女性の手が、シャツの隙間から、腹や胸をまさぐり出す。
(どうなってるんだ。)そう呟こうと思うが、塞がれた口からは、声が出ない。

手足もそれぞれが、女性の手にがっちりと掴まれて、動かす事ができない。
いったいどうやって手を伸ばしているのか、首を回しても見る事ができないが、
とにかく何本もの手が伸びて、手足を掴んでいる。

また別の手がシャツをたくし上げて、背中を露出させると、
背後の女らしき何かは、豊かな胸をむっちりと押しつけて、含み笑いをする。
『フフ・・。』耳に唇が押しつけられて、女の笑う振動が、耳に伝わっている。

足首を掴んでいた手が、足をぐいと持ち上げて、大きく足を開脚させる。
もし、正面に人がいたら、肛門の穴がまる見えになってしまう。

別の手は、鼠径部を撫でている。
爪先で触るか触らないか位で、鼠径部に爪を這わせる。
体がビクッとするが、胴もしっかりと両腕で力強く抱き込まれて、腰すら動かせない。
耳たぶは、既にベロベロと舐められている。
耳を舌で舐める、ヌチャヌチャという音が、快感を増幅して行く。

女性の手が何本も体に絡みついて、体から快感を引き出そうと蠢いている。
(悪夢だ・・。)
そう思うしかなかった。しかも、イヤらしい悪夢なのだ。

ついに、陰茎にまで、女の柔らかい2本の手が伸びて来た。
濡れているのか、ヌルっとした冷たい感触の手が、陰茎を握っている。
その手が、ヌルヌルとペニスを擦りながら、もう片方の手は陰嚢を揉んでいる。
ぬるぬると動く、女性の細い指先に刺激されて、陰茎は固く反りかえってしまう。

(止めてくれ!。)
そう思う一方で、心の底では続けてくれと思っている。
複雑な気持ちが、入り混じっていた。
背後の女は、その心の奥を見透かしたように、鼻で笑っている。
『フフ・・。気持ちいい?。』その言葉は、嘲弄するかの様だ。

『サキュバスに触られて、我慢ができるかしら?』
脳が痺れるように、女の言葉が、胸に突き刺さる。
サキュバス。夢に現れるという淫魔に、捕らわれてしまったのか?
やはり、これは夢なのだろうか。
しかし、快感がはっきりと波のように押し寄せて来ている。

サキュバスの手で、揉まれている陰嚢は、微妙に痛いような、
そして気持ち悪いような感覚を、脳に送っている。
しかし、その不快感が、何故か逆に味わった事の無い快感を励起していた。

ぬるぬると陰茎を擦っていた手は、その指先で亀頭やカリ首の辺りを摘んでいる。
カリ首の辺りを指先で摘み、手首を捻って、くるくるとカリ首を刺激している。

(ああっ!)
サキュバスに塞がれた口の端からは、快感の為に涎が滲み出る。
口を塞いでいるサキュバスの手の指先の2本が、口の中に突っ込まれた。
2本の細い指先は、やさしく上あごや頬の内側の性感帯を刺激しはじめる。
指先で舌をやさしく掴み、舌を引っ張ったり揺らしたりして、いじっている。
舌を摘まれて、涎がダラダラ垂れてしまう。
サキュバスの指が、口の中を掻き回す。
サキュバスの指で口を犯されていると思うと、頭が熱くなるのが自分でもわかった。

輪を作ったサキュバスの指が、陰茎の首を前後に激しく擦り始める。
そろそろ、そのサキュバスの責めに耐えるのも限界だった。

『ホラ、いっぱい出しなさい・・。』サキュバスが、耳元に囁く。
くりくりくり。カリ首にサキュバスの作る指の輪が擦れて、頭が燃える様に感じる。
「あぁ・・。」快感に、声が漏れる。
リズミカルに動く、サキュバスの指の輪。
陰茎がサキュバスの手の中で反りかえりながら、ビクビクと痙攣する。

「ああっ!」ビュワーッ!飛び出した精液を、サキュバスの手が受けとめる。
ドクン、ドクンと痙攣を続ける陰茎。
しかし、サキュバスの指の輪の動きは止まらない。
くりくりくりくり。痛いような痒いような、不思議な感覚が起こる。
「うぅ・・。」
サキュバスの指の輪の動きに、陰茎がムズムズと感じているのがわかる。
そして、そのムズムズが、腰の奥の辺りにも感じる。

「あはっ!」腰の奥の方に、快感の詰った球体ができたように感じる。
ビュワーッ!!
再び陰茎が痙攣して、精液がサキュバスの手で搾り出されて行く。
ピクピクと動いてる陰茎を、サキュバスの手が優しく握っていた。

『フフフ・・』
狭いトイレの中には、サキュバスの鼻で笑う声と、自分の荒い息だけが響いている。

『ねぇ・・まだまだ出るでしょう・・』
サキュバスの淫猥な声が、断定的に告げる。
ぬるり。サキュバスのまた新たに伸びた手の指先が、肛門の周りをなぞる。
『ホラ・・ここ・・』
指先が、肛門の穴を弄っている。
「やめて・・くれ・・」消え入りそうな声を振り絞る。
『ウフフ・・・』サキュバスの指が、肛門にぬるりと滑り込む。
「ああっ!!」思わず声をあげる。
冷たいひんやりとした指先が、肛門の奥を探るように動いている。
痛いような気持ちいいような複雑な感覚が、体に起こっている。
サキュバスの指に反応して、再び陰茎が膨張して行く。

くりくり。サキュバスの指先が、何かに当たっている。股間の奥が、熱い。
『ここかしら?』
サキュバスはそう言いながら、指先で何かを探しているようだ。
くりくり。指先は位置を変えながら、段々一番感じる場所を探り出して行く。
くりくり。「ああっ!」快感に声が漏れてしまう。
『ここが一番感じるのね。』サキュバスはうれしそうに言う。
『ホラ。どうかしら。』サキュバスの指がくねる度に、快感の波が脳に押し寄せる。
「はぁ・・。はぁ・・。」もう息する事しかできない。

肛門の中でサキュバスの指が、別の生き物の様に、蠢いている。
肛門の口が、ヒクヒクと勝手に開閉しているのが、自分でもわかる。
そして、その開閉に会わせて、サキュバスの指の輪が陰茎のカリ首を通ると、
陰茎までもが、ビクビクと痙攣させられてしまう。

『そろそろイキそうね・・。』
サキュバスは、陰茎を責める指の輪と、肛門の中を掻き回して責める指を、
そのタイミングを合わせて動かしている。
下半身の中で起こる異常な快感に、頭の中が爆発しそうだった。

『ホラ、行きなさい!』
サキュバスの両手が、小刻みに動いた。
「ああぁっ!!」体の中で快感が、爆発する。
ビュロロロッ!!。尿道を、勢い良く精液が駆け昇る。
精液を痛い程に激しく発射して、快感の為に陰茎がビクビク痙攣している。
頭の中は真っ白になり、口の端から涎が勝手に垂れてしまっている。

「あぁっ!あぁっ!」
精液の放出を終えても、肛門の中では、サキュバスの指がグニグニと動いている。
その指の動きに合わせて、快感の余韻が続き、体の中でビクビクと痙攣も続く。

長く続いた激しい快感が収まると、サキュバスの指の動きも次第にゆっくりとなり、
体の中の痙攣も収まって行く。
快感に硬直した体が、ゆっくりと弛緩していく。
肛門の中から、サキュバスの指が抜かれて行く。
手足や体も、サキュバスの腕の拘束から解放された。

疲労感に、便座の上でぐったりとなる。足には、力が入らなかった。
バランスを崩し、腰からベタンとトイレの床の上に崩れ落ちる。
男の目の端には、ただの便座とタンクが映るだけだった。

END
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