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サキュバスの手袋

道を歩いていると、黒色の手袋が落ちているのを見かけた。
まだ、そんなに使ってないのか、新しく綺麗なままだ。
ビロードというのか、細かい毛のある生地で、とても触りごごちがいい。

(持って帰って来てしまった・・・。)
今まで、そんな事を一度もした事がないのに、
何故か手袋を拾って、家へ持って帰って来てしまった。

(本当に綺麗な手袋だ・・・。)
手袋は、女性らしさを凝縮したような、細いシルエットをしている。
細い指、ツンと尖って反りかえった指先、薄い手の平、締まった手首。
手にはめて下さい、と手袋が主張しているかのようだ。

じっと見ていると、手にはめてみたい、という誘惑が頭をもたげる。
(この手袋に、自分の手を入れたら・・・)
想像するだけで、胸がドキドキするようだった。
そして遂に、その誘惑に勝てず、手袋を自分の右手にはめてしまう。

心なしか、自分の指が細くなったように思えた。
まるで、自分の指が、女性の指のように思える。

クネクネと、手袋に包まれた自分の指を動かしてみる。
なんだか、いやらしい気分になってしまう。

(これで股間を触ったら気持ちいいかもしれない・・。)
パンツ上から、そっと股間をまさぐってみる。
黒い手袋の細い指先が、自分の股間をまさぐる光景は、
他の誰かに触られているような、とても淫靡な気持ちがする。

股間が、ムクムク膨らんでしまう。
(直接、触ろうか・・・)
パンツを下ろし、陰茎を手袋で直接触ってみる。

ツツツと指先を裏筋に這わせると、背筋がゾクゾクした。
指で輪を作り、カリ首を擦って刺激する。
生地の感じが、ツルツルと擦れて、気持ち良くなって来てしまう。

(ああ・・気持ちいい・・。)
我慢できずに、激しく陰茎を擦り始める。
スルッ、スルッ、スルッ。
ビロードの生地が、裏筋やカリ首を滑らかに擦る。
スルスルスルッ。小刻みに指を動かして、自ら発射を誘う。
目の前が、白くなるようだった。
何も考えられず、その気持ちよい感触を感じるままに、激しく擦り続ける。

(あああっ・・イクッ・・・!!)
ドクンッ!!・・トクン、トクン・・。
陰茎を痙攣させて、一気に手袋の中に射精する。
いつもと違う刺激に興奮して、早くイってしまったようだ。
(はぁ・・・気持ちよかった。)

快感の余韻に浸りつつも、チリ紙で手袋についた精液を拭き取り、
手袋を外そうとした。

(あれ?。手袋が脱げない)
手袋がきついのか、手から外れなくなってしまった。
(おかしいな。こんな所見られたら困る・・・。)
パニックになり焦ってしまう。
手が震えているのか、ますます手袋が取れなかった。
太ももに挟んで、手袋から自分の手から引き抜こうした。

(あぁっ!)
勝手に手がグニグニと動き、股間を揉みはじめる。
(え?どういう事だ!?)
自分の意思とは関係なく、手が勝手に陰茎をにぎりしめ、擦り始める。
自分の手でしているのに、自分の手でしてないという奇妙な感覚に、
ますます陰茎がいきり立ってしまう。

(あっ。あっ。あっ。なんだ?・・気持ちいいっ!)
ビュワッ。ピクン・・ピクン。
異常な状態にも関わらず、快感の余り射精してしまう。。

(まずい、精液が垂れる・・)
そう思うものの、手袋をはめた手の動きは、止まらなかった。
(ああ・・手が勝手に動く!!!)
明らかに、自分の意に反して、この手袋に犯され始めていた。

手袋は、亀頭を指先でなぞったり、カリ首の部分で、指をクリクリ回したり、
様々な技巧を尽くしている。
ビロードの滑らかな生地が、その刺激を倍増させる。

(だめだ、またイカされてしまう・・・)
イキそうなのがわかるのか、手袋は、陰茎に射精を促すべく激しく擦る。
ドクンッ!ピクッ、ピクッ。陰茎が、快感と共に再び痙攣する。
(ああ・・おかしくなりそうだ・・・。)

手袋は、精液やカウパー液で、既にびしょびしょに濡れてしまっている。
いや、それだけではない。
精液等で濡れている以上に、手袋は、何かヌルヌルとした液を分泌していた。
まるで、手袋から粘液が滲み出しているようだった。

ヌルンッ、ヌルンッ。
先程と違い、ローションを付けたようなヌルヌルした刺激に、
早くも陰茎は反応してしまう。
(ああ・・もう出ない・・・。)
頭では、そう思いつつも、股間がものすごく熱い。

手袋は、陰茎をねじるように擦っている。
ヌルヌルとした粘液をおかげで、そのヒネリが絶妙な快感を脳に伝えている。
あまりの快感に、体を起こしていられず、床に倒れ込んでしまう。
(ああっ・・やめてくれ・・・)
そう思っても、陰茎を擦る手袋をはめた手の動きは、止まらなかった。

体は快感に痙攣しているのに、手袋をはめた手だけは、勝手に動き続けて、
ヌチャ、ヌチャと陰茎を擦り続けている。
ヌチャ・・ヌチャ・・・。そのイヤらしい音が、耳に纏わり付くようだった。

腰の辺りに、キューッと違和感を感じ始める。
すると、それがわかるのか、手袋をはめた手の動きが、一層激しくなる。
ヌルヌルヌルヌルヌルヌルヌルッ。

(ああ・・ダメだッ!!)
ビクンッ!ビクン・・ピクン・・。もう精液は、ほとんど出なかった。
しかし、体は快感に反応して、ビクッ、ビクッと痙攣が収まらない。
「ああ・・あ・・あ・・。」声を上げて、嗚咽を漏らしてしまう。

そこで、やっと手袋の動きが止まった。
しかし、未だ陰茎は握ったまま離してくれない。

陰茎を握ったままのベチョベチョの手袋を、陰茎から引き離そうと、
もう片方の手で、手袋の指を摘み、手を開こうとする。

手袋は、金属でできているかのように固くなり、指を開く事も
動かす事もできない。そのまま、石膏で固められているかのようだった。

今まで、擦り続けている激しい動きで気づかなかったが、
手袋の材質が、いつの間にか黒い革に変わっているように見える。

さっきまでは濡れたビロードで、にぶい反射をしていた光が、
今は、テカテカと薄い革の手袋の様に光っている。

手袋が、再び生き物の様に、息を吹き返す。
そして、ヌルヌルと陰茎をもてあそびはじめた。

(誰か助けて・・・)
そう頭では思っても、手袋は陰茎をしごいている。
突然、手袋は陰茎をもてあそぶのをやめて、今度は陰嚢を揉み始めた。
コリコリと、陰嚢を揉む刺激が加えられる。
痛いような、それでいて気持ちいいような、その不思議な感触に困惑する。

手袋は、更に下へと這って行く。
手袋は、その指先で会陰部を刺激しはじめる。
指が会陰部を摘んだり、手袋の指の腹で擦ったりされて、
ジワーンとした快感を、陰茎の奥の方で感じてしまっていた。
そのせいで、陰茎からは、透明な汁がどんどんと滲み出して来る。

手袋は、更に、指先を敏感な部分へと伸ばして行く。
革の手袋は、遂に肛門の周りを、指先でねぶり始めた。
肛門の周りを、革の細い指先で弄くりまわす。
(ああっ・・そこだけは、やめてくれ!そこだけは!)
ヌルヌルと冷たい革の指先の感触が、肛門の周りをぐるぐる回っている。

(あぁっ!!)
脳では何も考えられずに、ただ快感にゴロゴロと床をのたうち回る。
(お尻の穴に・・・入る・・・)

ニュルウッ。革の指先が、肛門の穴に侵入する。
そして、グリグリと肛門の中を刺激する。
(ああ・・やめて・・・ああっ!!!)
指先が、前立腺の場所を探し当てるように、
やさしくゆっくりと指をくねらせている。

背筋を快感の電撃が走り、体が硬直する。
(ああ!!前立腺に指が・・・当たってる!!!)

手袋は満足した様に、同じポイントをじわじわと責めていく。
(やめて・・・ああっ・・・気持ちいい!!)
指先は、時間をかけて前立腺を弄っている。
陰茎の先からは、ダラダラと汁が垂れている。
快感が少しずつ、砂時計の砂が溜まっていくように、脳へ蓄積して行く。

頭の中が、真っ白になって行く。周りは何も見えなくなってしまう。
肛門が、ヒクヒク痙攣して、革の指をしゃぶっている。

(イキたい・・・イキたい・・)
快感への欲求が、頭の中をぐるぐると回り続ける。
手袋をしていない方の手も、勝手に動いて、陰茎を擦りはじめる。
陰茎と前立腺への2つの刺激で、脳が爆発しそうだった。

(ああっ・・・いっちゃう!!!)
ビュルルルッ!!精液が駆け足で尿道を昇って来た。
「あああああ!!」なりふり構わず、大声を漏らしてしまう。

今までじらされていた前立腺が、爆発したかのように、
射精と快感を伴って、肛門と陰茎がバクバクと痙攣する。
ビュルルッ。ビュルッ!!
体がエビ反って、ビクビクと痙攣する。

ビクン、ビクン、ビクン。
まだ、陰茎は痙攣してしまっているが、体の方はぐったりとし、
やっと手袋の動きも止まった。
力無く、だらりと床に転がる手から、手袋がスポッと抜けて、手が解放された。

スーッと、手袋は、跡形も無くその場から消えてしまう。
しかし、床の上には、ベトベトした液が手袋の形をして残っていた。

               ◆

カツカツカツ・・・カツ。
ヒールの音を立てて歩いて来た女性が、道端に落ちている手袋を見つけた。
手袋は、何か得体の知れないベトベトした液で濡れている。

女性は、その手袋を汚いものを摘むように拾いあげた。
鼻を近づけて匂いを嗅ぐ。クンッ。
臭い。女性は、一瞬顔をしかめた。

しかし、その手袋を摘む女性の手には、その汚い手袋と、同じ手袋がはめられている。

ニヤリ。
女性は、美しい唇の端に妖艶な笑みを浮かべた。

END
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