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サキュバス竜宮城 (6) み月

一日に何度かの食事の時には、お雪がやって来て、甲斐甲斐しく面倒を見てくれた。
もちろん、風呂や着物の世話も、お雪が見てくれている。
まめまめしく世話をしてくれるお雪には、すっかり心を許してしまっていた。

一方、お福の姿は、その後見かける事は無かったが、広い屋敷で会わないだけかもしれない。

空いた時間には、宴でお福と一緒にいた、み月という女性がやって来て、
様々な話を聞かせてくれた。

               ◆

み月という女性は、派手ではないが艶やか印象の女性で、お雪やお福よりも、
ずっと若いように見えた。体も、二人よりも細く、ちょっと華奢な感じがする。

肌の色が抜けるように白く、乙姫様も白かったが、乙姫様が輝く白さならば、
み月という女性は、光を吸い込むような白さで、手の下の血管が透けて見える程だった。

そのみ月が、空いた時間に部屋にやって来ては、おもしろおかしい
遠い国の話等をしてくれるので、飽きる事は無かった。

ある夜、み月が添い寝をしながら話をしたいというので、多少気にはなったものの、
断る理由も無く、ずるずると受け入れてしまった。

枕を並べて床に入りながら話をするが、段々会話が途切れがちになり、
ついに部屋が静寂に包まれる。しかし、緊張の糸が部屋には張り巡らされている。
お福との事を思い出すと、緊張の糸がほぐれる事はなかった。

そーっと、み月の手が寝具の上に伸びて来る。
ツツ・・。手が触れた瞬間、体が固くなり、身構えてしまう。
もし、何かあったら大声で、お雪を呼ぼうと思っていた。

み月の手は、寝具の上からポンポンと軽く叩いている。
それは、母親が子どもを寝かしつけるような仕草だった。
ほっとして、安心な気持ちになった。
ポーンポンとやさしく叩かれると、不思議な事に、だんだんと眠りに誘われる。
うとうと・・うとうと・・。
気がつくと、いつの間にか深い眠りについてしまったようだ。

次に目が覚めた時、み月はまだ隣りで寝ていたが、自分が起き出すと、
み月も床を抜け出して、自分の部屋へと下がって行った。
み月に寝かしつけて貰うと、すごくよく眠れるようだ。

それから毎晩、み月は部屋で、話をしては寝かしつけてくれるようになった。
数日が過ぎ、体の調子が戻りつつあった、ある夜、寝かしつけているみ月の方が、
先に眠りについてしまった。み月の白い手は、まだ胸の上に置かれている。

スー・・スー・・。寝息を立てて、み月は寝ている。
暗闇にぼんやり浮かぶ白い手を見ていると、自然と手を伸ばしていた。
み月の手をそっと両手で包むと、やわらかく愛らしいものに感じた。
最初ひんやりとしていた、み月の手だったが、しばらく両手で包み込んでいると、
次第に温かみを増して来る。不思議と胸が締めつけられるようだ。

み月の手から視線を動かして行くと、着物の袖がめくれて、み月の腕が見えた。
まっ白く華奢だけれども、柔らかそうな二の腕が見える。

・・・・

つい手が伸びて、み月の二の腕に触れると、やはりすごく柔らかい。
まるで腕の中に筋肉が無いんじゃないかと思う程、柔らかい。
それに比べれば、お雪は肉付きがしっかりしているのかもしれない。
それに絹のような肌。サラっとしていて、吸いつくようだ。

その腕の柔らかさと感触は、とても心地良かった。
ずっと触っていたくなるような、そんな心地だった。

胸が激しく高鳴る。
スー・・スー・・。寝ているみ月の胸が上下に動いている。
あまり大きくないが、十分女性らしい印象を与える胸だ。

そーっ・・。我慢できず、寝ているみ月の胸に手を出してしまう。
着物の上からでは、感触こそはわからないが、なだらかな膨らみが手に収まる。

はぁ・・はぁ・・。
自分の息ではない。み月が目を開けて、胸に手を伸ばしている様子を見つめていた。
『乙姫様から、おまかせするように言われております。』
み月は、小声で言う。

み月は、むしろ積極的に手を取り、着物の下の自分の胸へと誘導する。
その柔らかさは、他の部分とは比べ物にならなかった。
雲を掴むように、掴み所がない感じもすれば、しっかりと手に乗るような感じがする。
とても不思議な感触だった。手に吸いつくような、離しがたい魅力がある。

み月は、着物の合わせ目をゆっくり開いて行く。
透き通るような真っ白な裸体が、暗闇に浮かんで見える。
『タロウ様・・』
み月は熱っぽく囁きながら、腕を伸ばして首を抱こうとする。
思ったより力強い、み月の抱擁にそのまま体をまかせてしまう。
密着する体。自分の腕の中に、み月を抱くような格好になる。

み月の体を抱くと、まるで雲を抱いているような柔らかさだった。
それでいて、ピッタリと体に密着する感触もある。
収まるところに収まっているような、抱いていて心が安らぐ。
しかし、その女性らしい抱き心地に、股間が大きく膨らんでしまう。

『このまま、おまかせ下さい。』
み月は熱っぽく耳元で囁くと、肩を押して、仰向けに寝かせる。
そして、自分は一度立ちあがると、ゆっくりと腰の辺りに尻を降ろして行く。

「あっ!!」
にゅ・・にゅうう・・。陰茎がしっとりとした粘膜に包まれて行く。
『あ・・はぁ・・はぁ・・。』
み月が声をあげながら、完全に腰を下ろした。

まさか、こんな事になるなんて・・
意外にも重さのある尻の感触が、はっきりと太ももに感じている。
『はぁ・・はぁ・・。』
み月の中で、陰茎が柔らかく締めつけられている。
み月は、ぼんやりとしか見えない暗闇の中で、表情はよくわからない。

くちゅ・・ぬちゅ・・。粘液質な音が、部屋にしはじめる。
み月が、腰をゆっくり動かしていた。
自分の陰茎が、み月の中で擦られているようだ。
ねじったり、吸われているような錯覚さえ覚える。

『大丈夫ですから・・。私に全ておまかせ下さい。』
そう言いつつも、み月の息は、だんだんと速くなる。
『はっ・・はっ・・はっ・・』
み月に搾られているような快感に、急に不安になるが、どうする事もできない。
ぐちょ・・ぐちょ・・ぐちょ。暗闇に、イヤらしい音と吐息が響く。

「はぁ・・はぁ・・はぁ・・」
お互いに呼吸が同期し、次第に快感の高みへと登って行く。
み月もそれを感じるのか、ぺったりと前に倒れ込んで抱き合いつつ、
腰だけを小刻みに動かしている。
グイッグイッグイッ・・。
どこにそんな力があったのかと思う程、動物的なしなやかな動きで、
み月は、腰を動かす。

(もう・・ダメだ・・・。)
「んんっ。」
ビュルルルッ!!
み月の中に思わず、漏らしてしまう。
『ああっ!!』
ギュウウッ!!
み月の腕が強く締まって、激しく体を抱きしめる。

バチバチッ!!
「あ゛あ゛っ!」
み月に体を強く抱きしめられた瞬間、バチバチッという刺激が、
股間から脳天へ突き抜けて行く。
その瞬間、思いがけず、再び精液を漏らしてしまう。
ビュルルルッ!!!
「ああっ!!・・ああ・・。」

激しい刺激と快感だった。自分ではどうする事もできない。
体の中に、火花が散った様に音がした気さえする。
刺激と同時に股間の奥が痙攣し、激しく精液を発射してしまった。

『ああっ!!』
み月も、精を受けとめながら、あえぎ声を上げている。
その瞬間。
バチバチッ!!
再び、刺激が起こる。
み月が激しく喘ぐと、バチバチッという刺激が起こるのだ。

「うくぅっ!!」
ビュルッ!ビュルルッ!
その火花のような刺激が、自分の意識と関係なく、強制的に発射を強いる。

精液がみ月の中に放出される度に、み月は喘ぎ、バチバチッという刺激が起こる。
そして、バチバチッという刺激に、無理矢理精液が発射させられてしまう。
止まる事のない快感の反復運動に、頭の中でも火花が散る思いだった。

バチバチッ!バチバチッ!
「ああ゛っ。」
快感の痙攣と共に、精液が強制排出される。
バチバチッ!!
み月の体から離れたくとも、手足が痺れて、自分の思う通り動かせない。

バチバチッ!!
バチバチッ!!
その間もバチバチという刺激によって、み月に精液を搾り取られている。

「ああ゛ーっ!!」
放出するものが無くなっても、強烈な刺激は、すぐには収まらなかった。
パチ・・。パチ・・。
み月の体は、まだ精液を搾り取ろうとしていた。
しかし、お互いの体力が限界に達したのか、二人の体はぐったりと重なって崩れ落ちる。
抱き合ったまま、二人は深い眠りへと落ちて行った。

               ◆

目を覚ますと、お雪が心配そうに顔を覗き込んでいた。
しかし、目を覚ました事に気づくと、一瞬ニコリとしたものの、
すぐに顔から表情を消して、こう言った。
『み月にお手を出したのですね。』と言う。
その言い方には、どこかしら険がある。

『お手を出すのは、乙姫様からお許しが出ているのでかまいませんが、
 そうならそうと言っていただければ良かったのに。』
とまで、お雪は言う。何かしらすねているような言い方だ。

『天罰でございます。』とお雪は言った。
『しびれが取れるまでは、まだ何日もかかりますが、その間は、私が付きっきりで、
 看病いたします。』
そのお雪の顔には、やっと笑顔が戻っていた。


サキュバス竜宮城 (1) 亀を助けるの巻
サキュバス竜宮城 (2) お雪登場。
サキュバス竜宮城 (3) 朝湯
サキュバス竜宮城 (5) お福
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