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サキュバス・ファンタジー (4) 骸骨剣士 ※非エロ

骸骨剣士であるスカリーは、旅の護衛役だ。
一応、サキの下僕であるという事だが、「真」の意味での下僕かどうかは、よくわからない。

サキやエルフィの言う事を黙々とこなし、野営の時は、一人で寝ずの番をする。
かと言って、ただ黙っている訳ではない。
時には、的確な提案をしたり、サキをたしなめたりする。
サキの下僕のようではあるが、自分には対等の関係のように思える。

エルフィが言うには、エルフィが仲間に加わった時には、
スカリーは、既にサキに付き従っていたそうだ。

見た目は、骸骨が鎧を着ているだけの恐ろしい姿に見えるが、慣れてしまえば、
人間のような温かみのある男だった。

               ◆

旅の途中、時間があるとスカリーは、剣術の稽古をつけてくれた。
普段は、スカリーやサキ、エルフィのような剣や魔術の巧者が一緒なので、
自分自身が剣を振るう必要は、全くない。

しかし、スカリーは、自分の身が守れない者は、ここでは生き抜く事ができない、
という持論を掲げて、様々な剣術を教えてくれる。

「なかなか筋がいいな。どこかで習っていたのか?」
そうスカリーが以前、言ってくれた事がある。

確かに剣を振りまわしていると、剣が手の延長のように馴染む瞬間がある。
しかし、サキに会う前の記憶が無い自分には、返事のしようが無かった。

宿屋の夜、スカリーは、ベッドの数に余裕があれば、我々と同じようにベッドに体を横たえる。
スカリーの虚ろな目で、寝ているのか、起きているのか判別する事はできない。
そして、余程の事が無い限り、一度ベッドに入ると、決して動こうとはしない。
朝、他の人が起き出して、初めてベッドから抜け出して来るのだ。

スカリーはどんな思いで、この旅について来ているのだろう。
スカリーに尋ねてみたいと思うのが、見えないスカリーの視線が、
その質問をしようとするのを、冷たく拒むのだ。


サキュバス・ファンタジー (1) 召喚と契約
サキュバス・ファンタジー (2) 妖精の乙女
サキュバス・ファンタジー (3) 二人の女

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テーマ : 官能小説 - ジャンル : アダルト

サキュバス・ファンタジー (3) 二人の女

夜、寝静まった頃、エルフィが小声で呪文を唱え、自分のベッドを抜け出して、
そっとタローが寝ているベッドへ歩み寄る。

毛布の下のタローの足へと、自分の手をそっと潜り込ませて行く。
その足に指先が触れた瞬間、エルフィは違和感を感じて、さっと手を引っ込めた。

毛布がふぁさっと取り除かれて、毛布の中の人影が起き上がる。
起き上がった人物は、隣りのベッドで寝ているはずのサキだった。

               ◆

『何も知らないと思っていたの。』
サキの目は、メラメラと燃えている。
エルフィは、うつむくしか無かった。

『人の下僕に手を出すなんて・・。』
サキの尻尾がしゅるしゅると伸び、エルフィの細い腰に巻きつくと、
サキの方にエルフィを力強く引き寄せる

キャっと声をあげて、ベッドの上に倒されるエルフィ。
二人とも、既に身に一枚もの服を着ていない。

サキは、呪文を口にする。
しゅるしゅると草の蔓が伸び、ベッドにエルフィを固定する。

『この前はこうやって、人の下僕と、よくも楽しんでくれたわね。』
サキは、うれしそうに言い放つ。

「んー!んー!」
本来、サキが寝ているはずのベッドから声がする。

ツカツカとサキはベッドに近寄り、毛布を取り去った。
そこに寝ていたのは、タローだった。タローもまた、草の蔓で拘束されている。
口も封じられているようだ。

サキは、指を鳴らす。
すーっとタローを拘束する草の蔓が移動し、タローは両手を上にあげて、
ベッドに座らされる形に固定された。

『あなたはそこで見ていなさい。』
サキは、微笑みながらタローにそう言い放つと、拘束されたエルフィに向き直る。

『悪い子には、おしおきしなくっちゃねえ・・。』
サキは、自分の指先をイヤらしく舐めまわし、サキュバスの唾液まみれにしながら、
エルフィに微笑みかけた。

               ◆

サキは、そのしなやかな細い指先を、エルフィの秘裂にあてがう。
サキュバスの唾液をたっぷりまぶした、サキの指先。
ちゅく・・。電撃が走るような刺激が、エルフィの脊髄をかけぬける。

『あぁっ!!!!』
サキュバスの指は、エルフでさえ、その影響を全て免れる事はできない。
じゅく・・。エルフィの秘裂から、滴が溢れ出す。

『あらー、もうビショビショなのね。』
エルフィは顔を赤らめて、腰をもじもしとくねらせる。
サキュバスの唾液をつけた、その指で弄られたら、我慢する事はできない。

『お願い、やめて!』
心の中ではそう思っているのだが、言われてやめるサキでない事もわかっている。
相手は、淫魔サキュバスなのだ。

サキは、再びエルフィの露で濡れた指を口に含んだ。
『エルフの滴・・。すごく貴重ね。』
サキは、ニヤリと笑う。
そして、自分の唾液をたっぷりつけた指を、再びエルフィの秘裂へ滑り込ませて行く。

『ウフフ・・・。』
ニュルゥ・・。
『あぁっ!』
エルフィは叫び声をあげる。快楽だけがエルフィの脳に伝わって来る。
激しい快楽だけの信号。

『どうしたの?ホラホラホラ・・。』
サキは、指でエルフィの秘壷をかきまわす。
グチュグチュグチュ・・。
エルフィの秘裂から、グチョグチョと音が漏れ出す。
エルフィは、あえぎ声を出す事しかできない。

『ああああああ・・・。』
サキは、エルフィの秘壷から湧き出す滴の付いた指を、舌で舐めて綺麗にすると、
今度は秘壷に顔と近づけて、その滴を直接口を当てて舐め始めた。
れろ・・れろ・・。

『あああああっ。』
エルフィは、叫び声をあげる。
サキュバスの舌に舐められては、エルフでさえ悶絶するのだ。
じゅぷっ・・じゅぷっ・・。
エルフィの秘壷から、汁がじゅくじゅくと溢れ出す。

チュウーッ!!
サキは口を尖らせてエルフのしずくを吸い上げる。
エルフィは、もう声にならない声をあげている。

しゅる・・しゅるしゅる・・。
サキの舌が異様に伸びて、エルフの秘壷の奥へと侵入して行く。
『ウフフ・・奥の方はどうなのかしら。』
長い舌を挿し込んだまま、サキはしゃべり続ける。
サキの舌はどんどんと伸びて、秘壷の奥へ奥へと進み続ける。

『サキュバスの舌は、気持ちいいでしょう。』
舌を秘壷に入れたまま、サキはどうやってしゃべっているのだろうか。
にゅる・・にゅる・・。エルフィの秘壷いっぱいに、サキの舌が入り込んだ。

サキは、その両手をエルフィの豊かな胸に伸ばし、爪を立てた。
エルフィのやわらかい胸が、ぐにゃりとたわむ。
サキが手を離しても、豊かな胸はぐにゃりとたわんだままだ。
いや、そのたわんだ胸が見えない指で、ぐにゃりぐにゃりと揉まれている。

エルフィは、既に前後不覚になり、あっあっと小さい声を漏らし続けるだけだった。

サキは、舌を入れたまま、縛りつけたタローをちらりと振り向く。
タローの陰茎は、激しく勃ちあがっていた。

               ◆

『さすがタローね。』
サキは小声で呟くと、タローの股間めがけて、何かを投げつける。
『まだ時間がかかりそうだから、それで遊んでて。』

タローの勃ちあがった陰茎の先に、透明のゲル状のモノが貼りついていた。
亀頭を丁度覆う位の大きさで、プルプルと僅かに振動している。
サキュバスのスライムだ。

スライムは、何かを探すように、亀頭を這いずりまわり、
カリ首を取り囲むように吸いついている。
ピチャ・・ちゅく・・。

ピチャピチャと、スライムは粘液を垂らしながら、ぬるぬるとカリ首や亀頭を刺激している。
しかも、プルプルと微動して、更にタローの快感を高めようとしているのだ。

そのにぶい刺激に、股間は休む事ができない。

サキがいいというまで、生殺しのまま、スライムは陰茎を責め続けるのだ。
(ああああっ・・・。)
タローは目の前の二人の痴態と、股間の甘い感触に、悶えるしかなかった。

               ◆

サキは、タローにスライムを投げつけると、エルフィの方に向き直った。
長い舌は、エルフィの秘壷をイヤらしく責め、見えない手がエルフィの胸と
乳首をまさぐっている。

サキは、その状態で何かを考えているようだった。
サキは、指を鳴らすと、見えない指の責めを解放し、舌をしゅるしゅると巻き戻した。
エルフィは、責めの余韻で、目をつぶったまま、はぁはぁと肩で息をしている。

サキは尻尾を股の間に挟み、男性器に見たてて、自らの指でしごき始める。

ぬるり、ぬるり。
サキがしごきはじめると、尻尾の先が、本物の男性器のような形に変わって来た。
エルフィは紅潮した顔で、その男性器を見つめている。
『どうしたの?そんなに目を輝かせて・・。』
サキは、唾液を手で取って、尻尾の先に擦り付ける。
媚薬効果もあるサキュバスの唾液まみれになり、テカテカと光り始める尻尾。

『ウフフ・・。入れるわよ。』
サキは、エルフィの体に覆い被さり、自らの尻尾でできた陰茎を、
エルフィの熱い秘裂に一気に差し込んだ。

ぬぷ。ぬぷぬぷっ!!

『あぁっ!!』
結合した2人は、同時に熱い吐息を漏らす。
サキは、エルフィの上に圧し掛かり、乳首と乳首を合わせる。
柔らかい2つの肉塊同士が、たぷたぷと揺れながらこすれ合う。

その間もサキの腰は、激しく振られている。
その結合部からは、グチョグチョといやらしい音がする。

『あんっ!』
エルフィが、声を上げる。
サキの乳首の先がくぼんで、エルフィの乳首を吸い込んだのだ。
結合した2人の乳房の隙間から、チューッと激しく乳首を吸う音がする。
サキの乳首の先が、エルフィの乳首の先を吸って、快感を紡ぎ出しているのだ。

『あっ。あっ。ダメ!やめて!!』
両方の乳首を激しく吸われたエルフィは、せつなく声を漏らす。

『両方の乳首を一緒に吸われるのは、どうかしら。』
そう言うと、エルフィの唇を自分の唇で塞ぐ。
絡みつくサキの舌に、エルフィは陶然とする。

舌と乳首を吸われ、秘壷を尻尾で掻きまわされて、エルフィは息も絶え絶えだった。

サキとエルフィは、お互いに腕を相手の背中に回し、激しく抱きしめあう。
2人の影が1つになった。

『あぁーっ!!』
2人の余韻の長い叫び声が上がる。

サキの体が離れても、エルフィの体は、小刻みに痙攣していた。

               ◆

絶頂に達し、昏倒してしまったエルフィを残して、サキはタローに歩みよる。
スライムは、萎えないようにグニグニとタローの陰茎をなぶり続けている。

『タローにも、おしおきしなくちゃねえ・・。』
スライムを外してもらえると思っていただけに、屈辱感が背中を熱くする。

サキが、スライムを指先でつつく。
プルプルと、スライムは反応するように形を変える。
スライムが覆っていた亀頭が露出しはじめ、スライムが小さくなる。

タローは、尿道を何かが逆流して来るのがわかった。
スライムが尿道から、体の中に侵入して来ているのだ。
尿道の中でもスライムは隠微に震え、尿道の内側から性感帯を刺激する。
陰茎自体が、ビリビリ震えているのがわかる。

スライムの冷たさが、股間の根元まで達すると、
脳が焼けるような快感が股間の根元を襲った。

「ああああっ!!」
スライムが内側から、前立腺を刺激していた。
ビリビリビリ、という鈍い振動に反して、沸き起こる激しい快感。

『どうしたの?スライムに尿道の奥深く入られると気持ちいいの?』
サキは、すごく楽しそうだ。
『ホラホラ!』
ツンツン。サキが指で軽く突つく。

「あくっ!!」
そのスライムの激しい前立腺責めに、タローは意識を失ってしまった。

               ◆

ヌチャ・・ヌチャ・・ヌチャ・・ヌチャ。
陰茎への熱い刺激で目を覚ました。

既に陰茎がサキの秘裂に飲み込まれていて、悩ましくサキの腰が動いているのがわかる。
サキの背中の翼が小さく畳まれて、パタパタと羽ばたかせているのが見える。
その尻尾は、満足そうに、腹の上の性感帯を刺激しようと、のたくっていた。

『ちょっと刺激が強過ぎたみたいね。そんなつもりは無かったんだけど。』
サキは、紅潮した顔で微笑んで言う。

向こうのベットでは、エルフィが目を覚まして、悲しそうにこちらを見ている。

『ねえ・・。見られてするのは、興奮する?』
エルフィが見ているのを承知していながら、意地悪くサキは尋ねる。

黙っていると、腰を振るのをピタリと辞めた。
欲情がムクムクと湧き出しているのが分かる。

『見られてするのは、興奮するの?しないの?』
強い口調でサキがもう一度聞いた。

「んー!んー!」声は出ない。
『あら、ごめんなさい。呪文を解除するのを忘れてたわ。
 これで口がきけるでしょう。どうなの?』

「興奮します・・。」
サキだけに聞こえる声で言う。

『よく聞こえないわ。大きい声で言いなさい。』
サキはじらす。

「興奮します。」
『ハイ、よくできました。』
そう言うと、激しく腰をグラインドし始めた。

エルフィが悲しげな目でこちらを見ているというのに、
サキの腰遣いに堪らず口からあえぎ声が漏れてしまう。

「あっ。あっ。あっ。」
グチョ、グチョ、グチョ。
あえぎ声と濡れた音が混ざりあい、淫靡な雰囲気が部屋を包む。

サキは、一層、激しく腰を動かし、思いっきり精液を吸い出そうとする。
『そろそろホラ!出していいわよ!』
サキは、小刻みに腰をグラインドさせた。

ビョロロロッ!!
サキの中に精液が放出される。その快感に足が痙攣する。
サキも体を固くして、精液を吸い出して行く。
じゅる・・じゅるるる・・。
体の中から、力が抜かれているのがわかる。

静寂が辺りを包む。荒い息使いだけが聞こえる。
「はぁ・・・はぁ・・はぁ・・。」
体をぐったりさせると、サキは体を離し、こちらを向いて言った。

『あなたは、私の下僕なのよ。それを忘れないでね。』
その顔は、にこやかだった。

               ◆

サキは2人の戒めを解くと、サバサバした口調で、
『力の補給もできたし、寝よーっと。』と言い、伸びをして自分のベッドに戻った。

タローとエルフィは、言葉も無く、気まずい雰囲気のまま、それぞれベットに入った。
ベットに入ると、今まで感じなかった疲労感が、2人を眠りに誘っていく。


サキュバス・ファンタジー (1) 召喚と契約
サキュバス・ファンタジー (2) 妖精の乙女

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テーマ : 官能小説 - ジャンル : アダルト

タグ : フェチ  前立腺  人外  ファンタジー  連作 

サキュバス・ファンタジー (2) 妖精の乙女

旅の途中の宿屋。
皆が寝静まった夜、月明かりが窓の隙間から、わずかに挿し込んでいる。

誰かが、音も無くベッドへ近づいて来る気配がする。
その気配に気がついて、身構えようとすると、暗闇から素早く何者かの手が伸びた。

スッ。
手を優しく抑えて、もう片方の細い指を持つ手が、口をそっと塞いだ。
『声を出さないで・・。』
聞き覚えのある声が囁いた。その優しい声は、エルフィのものだ。

エルフィは、毛布の中にもぐり込んで来ると、体を密着させて来る。
温かい華奢な体。その身には、何も帯びていない。

エルフィは、耳元に口を付けて小さな声で言う。

『静寂の呪文をかけてあるから、周りに声は聞こえません。
 それに眠りの呪文もかけたので、皆は朝まで起きて来ませんから・・。』

エルフィは、熱い吐息を耳元に吹きかけてくる。
『タロー様・・・。』

               ◆

エルフィは、エルフ族の数少ない生き残りの1人だそうだ。
出会った時には、既にサキに付き従って旅をしているようだった。
ただ、自分のようなサキの下僕という関係ではなく、目的を同じくしているらしい。
しかし、サキの目もあって、今まであまり色々と深く話をした事は無かった。

               ◆

夜、ベッドに侵入して来るのは、いつもサキと決まっていた。
エルフィがこんな事をするなんて、想像もしていなかっただけにひどく驚かされた。
清純そうなエルフが、夜、ベッドに忍び込んで来るなんて・・。

エルフィが、口を塞いでいた手を離した。
真っ白な顔が、わずかな光で暗闇に浮かぶ。
肌の下の血管が透けて見えるようなエルフィの白い肌は、サキよりも更に白い。

エルフィは、サキとはまた別の次元の、人間離れした神々しい美しさを持っている。
ツンと尖った耳さえなければ、本物の女神が現れたのかと思う程だ。

毛布から顔を出しているエルフィは、耳元で呟く。
『夜、隣りのベッドで、サキ様とタロー様の様子を伺う、
 私の気持ちを考えた事がありますか?』

今まで、そんな事を考えた事も無かった。
エルフィは、今までそういう素振りを見せた事も無かったし、
エルフは、そういうものを超越した存在だと思っていたからだ。

「え・・・。」
言葉が出なかった。

エルフィの目は、いじらしそうにこちらを見つめている。
その青い瞳に、心の底まで見透かされそうだ。

『私も、エルフの前に女なんです。』
エルフィは、目を潤ませて言う。

エルフィは、そう言うと毛布の中に潜り込んだ。
「あ・・。」
胸をエルフィの舌が這う。
サキとは違う、小さくかわいらしい舌先が、胸板を刺激する。
サキの様にねっとりと這わせるのではなく、ザラザラとぎこちなく舌先を這わせる。

「エルフィ・・。」
当惑しつつも、エルフィに与えられる快感に興奮し、息が荒くなって来るのがわかる。
エルフィのひんやりとした細い指先が、脇腹を触っている。
エルフィの柔らかい唇は胸から臍と移動して、熱い口付けを繰り返している。

その細い指を持つ両手が段々と下の方、下の方へと目的を持って、撫で続けているようだ。
毛布の中に姿を隠しているエルフィの姿は、全く見る事ができないが、
毛布がうねるように蠢く様子が興奮を更に高めて行く。

エルフィの両手の指の先が陰嚢をやさしく触る頃、唇は筒先に達していた。
『・・。・・。』
毛布の中に隠れたエルフィの静かな息遣いが聞こえる。
その鼻息が、陰茎に当たっていた。


ちゅ・・ちゅる・・。
陰茎の先が、エルフィの唇に吸われている。
サキの様に激しくはない、優しくいたわるような唇での愛撫に、
陰茎が激しくそそり立ってしまう。

小さい舌は、ゆっくりと裏筋を舐めている。丁寧に、愛情を持って接しているかのようだ。
エルフィは体の上下を入れ換えて、下半身だけを毛布から出して、顔の前に持って来た。
毛布の下から、か細い声がする。

『舐めていただけますか?・・』
目の前にピンク色の秘裂が、わずかに滲む汁に光らせている。

金色の毛で薄く覆われた秘裂は、イヤらしいというよりも、美しかった。
秘裂に滲む光をそっと舐め上げる。

『あっ・・。』
毛布の中から声がする。その滴には、ほのかに塩分を感じる。
その声に反応するように、後から滴が再びじんわりと滲んで来る。
滴が落ちない内に、舌で受けとめつつ、唇で吸い上げる。
じゅる・・じゅる・・
『あ・・。』
エルフィの切ない声が、後に続く。

神々しかった秘裂は、次第に卑猥に蠢き始めた。
何かを求めるかのように、ゆっくりと動いている。
その動きを見ていると、頭がクラクラするようだった。

エルフィは、何か呪文を唱えたようだ。
ベッドの下から、草の蔓がしゅるしゅると生え始めて、手足が拘束されてしまう。
「えっ・・・。」
体を大の字のままベッドに拘束されてしまうと、毛布の中からエルフィは立ちあがった。

エルフィはこちらを見てつぶやく。
『ごめんなさい。こうしないと、タロー様は、サキ様との契約があるから・・』
そのエルフィの顔は、頬を赤く染めている。
エルフィは、陰茎を掴んで、ゆっくりと腰を下ろして行く。

ヌチュ・・。
湿った音が、かすかに聞こえる。筒先が濡れる感触。
エルフィは、体重をかけて、腰を下ろす。
『ん・・んん・・。』
陰茎が、ぬるぬるとエルフィの体の中に押し入れられて行く。
『はぁ・・・はぁ・・。入りました・・。』
その感触に背筋がゾクゾクする。

「んぎいいいいっ!!」
その時だった、体がエルフィとの結合に激しい拒否反応を起こす。
両手を両足を縛りつける、草の蔓がピンと張られて、手に蔓が食い込む。
ギリギリギリッ!!
もし、ベッドに繋ぎ止められていなかったら、エルフィを突き飛ばしていただろう。

ヌチャ・・ヌチャ・・ヌチャ・・ヌチャ。
エルフィが上下に動くと、粘液質の音が単調に繰り返す。
陰茎は締めつけられて、ヌラヌラと吸い付かれているような感覚がする。
『はっ・・はっ・・はっ・・はっ・・。』
エルフィが、リズム良く腰を動かすと、その軽くない体重を下半身に感じる。

次第に腰が熱くなり、気分が高まる一方で、足や手がエルフィを突き飛ばそうと、動いてしまう。
自分の意思とは関係なく、エルフィとの交わりを拒否するように勝手にもがく。

これがサキとの契約の証なのだろう。
サキ以外には、精力を与えられないのだ。
その為にエルフィは、体を拘束した上で交わるしか無かった。

エルフィは、更に腰を激しく動かす。
両手を胸の辺りにおいて、体を支えて、腰だけが別の生き物のように動く。
グニグニグニ・・。エルフィの体の中で、陰茎が激しく擦られている。
「ううう・・。」
『んんん・・。』
エルフィは、体に覆い被さるように倒れこみ、エルフにしては大きい胸を、
胸板に押しつける。

唇を密着させ、舌を絡め、エルフィの唾液が注ぎ込まれる。

『あっ・・。あっ。』
時折、エルフィは声を上げる。
しかし、腰だけは絶え間無く、激しく動かし続けている。

(もうイキそうだ・・。)
「エルフィ・・。イキそうだ・・。」
そう告げると、エルフィは耳元に切なく囁く。

『中に・・出して下さい・・・。』
そう言うと、腰を激しくグラインドさせる。
グリッ・・グリッ・・。
エルフィの体の中で、亀頭とカリ首が擦られる。
その激しい腰遣いで起こる快感に我慢できず、堪らず精液を発射してしまう。

「ああっ!!」
ビュッ!ビュルルーッ!!
サキに吸い取られているのとは違う、愛情のある交わりに、満ち足りた気分で放出してしまう。
『あぁっ!!』
エルフィも力の放出を感じるのか、声をあげる。
キュウウッ!!陰茎がすごい締めつけられている。
陰茎が、エルフィの体の中へ吸い込まれそうだ。

エルフィと結合したまま、心地良い余韻に浸っていると、エルフィが再び呪文を唱えている事に気づく。

『眠りなさい・・・。そしてこの記憶を忘却の彼方へ・・・。』
エルフィの声が聞こえるやいなや、猛烈な眠気が襲い、意識を失った。

               ◆

エルフィはタローから体を離し、服や毛布を整えると、自分の寝床に戻る。

その隣りのベッドでは、サキの目が赤く燃えて大きく見開かれていた。


サキュバス・ファンタジー (1) 召喚と契約

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サキュバスター3 第4話 サキュバスター3、参上!

男子校生徒集団消失事件は、巷の大きな話題となった。
学校中の生徒のほとんどが、跡形もなく姿を消してしまったのだ。
証拠も無く、目撃者もおらず、捜査は遅々として進んでいなかった。

その影で、クインビー・サキュバスの襲撃場所として、また新たな学校が選ばれていた。

               ◆

クインビー・サキュバスは、先日と同じ様に、男子学生を淫らに貪っていた。
その大きい胸で押しつぶし、4本の腕で抱きすくめて、男達に快楽の卵を産みつけて行く。
卵を産み付けられた男子学生は、快感に打ち震えながら、その羽化の時を待っていた。

そしてまた一人、男が捕らえられてクインビー・サキュバスの前に差し出される。

クインビー・サキュバスは、ただ卵を産み付け続ける作業に飽きたのか、
尻に生える毒針をしゅるしゅると伸ばし、いきなり男の肛門に侵入させる。
ちゅう・・。
男の体内で、毒鉢の先端から毒液を放出し、暴れる男の動きを止めた。

肛門に入れられた毒針で、全体重を支えられながら、手足がだらりとした男は、
前立腺を直接捕らえている毒針の為に、恐怖に目を開きながらも、その陰茎だけは、
大きく膨張させられてしまっている。
その様子を見て、クインビー・サキュバスは舌なめずりをする。

そして、ゆっくりと2対の腕を鼠径部と陰嚢へと伸ばして行く。
1対の手は、鼠径部を撫でまわし。もう1対の手の爪先が、陰嚢をなぞる。
陰茎は、前立腺への責めもあり、苦しそうにピクピクと痙攣しながら、
その先端から、涎のように液体をポタリポタリと垂らしている。

クインビー・サキュバスは、その液体を淫靡な唇でちゅるちゅると吸う。
ちゅる・・ちゅる・・
クインビー・サキュバスはうれしそうに、鈴口に口をつけている。
それは、蝶が蜜を吸うかの様に見える。
その感触に、男は悶えるしかなかった。

『クインビー・サキュバス様。急がれませんとまたが邪魔が入るやも。』
戦闘員の女が、夢中になって楽しんでいるクインビーサキュバスに言う。

クインビー・サキュバスは、ぴちゃぴちゃと液体を舐めながら、答える。
『また邪魔が入ったら、逃げればいいだけの話しだ。あまり急かすな。』

『しかし、』
戦闘員の女がそこまで言うと、クインビー・サキュバスは、鈴口から一瞬口を離して、
女の方を向いた。

プッ。窄められた唇から、何かが飛び出した瞬間、戦闘員の女は胸を押さえて、その場に倒れ込む。

『お前こそ邪魔をするな。そこで一人で遊んでおれ。』

女は、トロンとした淫猥な表情になり座り込むと、自ら体をまさぐり、せつない声を上げる。
『あっ。あっ。』
既に、戦闘員の女が着ている強化服の股の部分に、染みが広がり始めている。
そして、別の戦闘員の女が、その自らを慰めている女をどこかへ引きずって行く。

クインビー・サキュバスは、鈴口からとめどなく液も漏らしている男に向き直ると、
その陰茎を自らの口に含む。

モグ・・モグ・・。
柔軟に動くクインビー・サキュバスの唇は、男の陰茎をやさしく、そして力強く愛撫する。
その細い舌先で、裏筋やカリ首をなぞり、男の腰が逃げようとしても、
その唇でしっかりと捉えて逃がさない。

前立腺に繋がったクインビー・サキュバスの毒針の先が、男の快感が頂点に辿り着いて、
後一歩で、発射する態勢に入った事を確認する。

クインビー・サキュバスの舌先が、グゥっと丸められて細くなる。
ニヤア・・。笑みを浮かべる、クインビー・サキュバス。

ツンツン・・。
ストロー状に細く尖った舌の先が、鈴口に潜り込もうとしている。
男は、体を痙攣させて、その感触に耐えている。
ツプ・・ズブッ!!・・。
クインビー・サキュバスの舌が、針の様に男の尿道に入って行く。
男の尿道の奥から、人間の精気を直接吸い出すつもりなのだ。

ズブ・・ズブ・・。
尿道をクインビー・サキュバスの舌が遡って来る感触に、男は白目を剥いている。
レロレロレロッ!!
尿道の奥に舌の先が達して、前立腺の辺りを内側から刺激すると、男は歓喜の表情を浮かべて悶える。

そして、クインビーの唇が、陰茎を絞り出すように刺激する。
男の顔が快感に歪む。

ビュワッ!!!!
発射の瞬間、クインビー・サキュバスが猛烈に吸引する。
チュルルルルルルルッ!!
陰茎の根元から舌で作られた筒を通って、直接精液が吸い出されていく。

「あくっ!!」
男は、口から涎を垂らしながらもがく。
チュルルルルルルルッ。
男の体は発射を止めているのに、奥まで入り込んだ舌先が無理矢理、精液を吸い出していく。

快感を越えた快感に、遂に男は失神した。

               ◆

クインビー・サキュバスは充分に男をしゃぶり尽くすと、肛門から毒針を、
そして陰茎から舌先を引き抜こうとする。

『!!』(抜けない!)

そこへ、2人の女戦闘員が戻って来る。
『どうかしましたか?クインビー・サキュバス様。』
クインビー・サキュバスは、女戦闘員に弱みを見せる事はできない。
無言のまま、黙って男の体から離れようともがく。

『抜けないんでしょう。クインビー・サキュバス様。いや、クインビー・サキュバス!』
女戦闘員は、笑いながら言う。
『!!!』
再びクインビー・サキュバスは驚愕する。
『おまふぇ達は誰だ!』
クインビー・サキュバスは、舌を抜けないまま叫ぶ。

2人は正体を現わす。赤と青の2人の強化スーツの女が現れた。

『お、お前達は!』
クインビー・サキュバスが叫んだ瞬間、正体を現わした赤スーツの女の剣が一閃する。
舌と毒針を捕らわれ、動きを封じられているクインビー・サキュバスは、
その女の剣を防ぐ事ができなかった。

『アアアア゛ーッ。』
クインビー・サキュバスは真っ二つになり、その体は泡立ちながら溶けるように消滅して行く。

大きく息を吐き、赤スーツの女が言う。

『指揮官を倒せば、後は烏合の衆ね。蛹化してる人は助けられるかしら。』
『早く手当てをすれば助けられると思うけど、その前に、イエローも助けないと。』
青スーツの女が、失神している男を見て言う。

『気持ち良く失神しちゃってるわね。』
赤スーツの女が困惑した顔で応えた。
『そうね。フフッ・・。』
青スーツの女は、手を口に当てて、苦笑した。

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サキュバス竜宮城 (6) み月

一日に何度かの食事の時には、お雪がやって来て、甲斐甲斐しく面倒を見てくれた。
もちろん、風呂や着物の世話も、お雪が見てくれている。
まめまめしく世話をしてくれるお雪には、すっかり心を許してしまっていた。

一方、お福の姿は、その後見かける事は無かったが、広い屋敷で会わないだけかもしれない。

空いた時間には、宴でお福と一緒にいた、み月という女性がやって来て、
様々な話を聞かせてくれた。

               ◆

み月という女性は、派手ではないが艶やか印象の女性で、お雪やお福よりも、
ずっと若いように見えた。体も、二人よりも細く、ちょっと華奢な感じがする。

肌の色が抜けるように白く、乙姫様も白かったが、乙姫様が輝く白さならば、
み月という女性は、光を吸い込むような白さで、手の下の血管が透けて見える程だった。

そのみ月が、空いた時間に部屋にやって来ては、おもしろおかしい
遠い国の話等をしてくれるので、飽きる事は無かった。

ある夜、み月が添い寝をしながら話をしたいというので、多少気にはなったものの、
断る理由も無く、ずるずると受け入れてしまった。

枕を並べて床に入りながら話をするが、段々会話が途切れがちになり、
ついに部屋が静寂に包まれる。しかし、緊張の糸が部屋には張り巡らされている。
お福との事を思い出すと、緊張の糸がほぐれる事はなかった。

そーっと、み月の手が寝具の上に伸びて来る。
ツツ・・。手が触れた瞬間、体が固くなり、身構えてしまう。
もし、何かあったら大声で、お雪を呼ぼうと思っていた。

み月の手は、寝具の上からポンポンと軽く叩いている。
それは、母親が子どもを寝かしつけるような仕草だった。
ほっとして、安心な気持ちになった。
ポーンポンとやさしく叩かれると、不思議な事に、だんだんと眠りに誘われる。
うとうと・・うとうと・・。
気がつくと、いつの間にか深い眠りについてしまったようだ。

次に目が覚めた時、み月はまだ隣りで寝ていたが、自分が起き出すと、
み月も床を抜け出して、自分の部屋へと下がって行った。
み月に寝かしつけて貰うと、すごくよく眠れるようだ。

それから毎晩、み月は部屋で、話をしては寝かしつけてくれるようになった。
数日が過ぎ、体の調子が戻りつつあった、ある夜、寝かしつけているみ月の方が、
先に眠りについてしまった。み月の白い手は、まだ胸の上に置かれている。

スー・・スー・・。寝息を立てて、み月は寝ている。
暗闇にぼんやり浮かぶ白い手を見ていると、自然と手を伸ばしていた。
み月の手をそっと両手で包むと、やわらかく愛らしいものに感じた。
最初ひんやりとしていた、み月の手だったが、しばらく両手で包み込んでいると、
次第に温かみを増して来る。不思議と胸が締めつけられるようだ。

み月の手から視線を動かして行くと、着物の袖がめくれて、み月の腕が見えた。
まっ白く華奢だけれども、柔らかそうな二の腕が見える。

・・・・

つい手が伸びて、み月の二の腕に触れると、やはりすごく柔らかい。
まるで腕の中に筋肉が無いんじゃないかと思う程、柔らかい。
それに比べれば、お雪は肉付きがしっかりしているのかもしれない。
それに絹のような肌。サラっとしていて、吸いつくようだ。

その腕の柔らかさと感触は、とても心地良かった。
ずっと触っていたくなるような、そんな心地だった。

胸が激しく高鳴る。
スー・・スー・・。寝ているみ月の胸が上下に動いている。
あまり大きくないが、十分女性らしい印象を与える胸だ。

そーっ・・。我慢できず、寝ているみ月の胸に手を出してしまう。
着物の上からでは、感触こそはわからないが、なだらかな膨らみが手に収まる。

はぁ・・はぁ・・。
自分の息ではない。み月が目を開けて、胸に手を伸ばしている様子を見つめていた。
『乙姫様から、おまかせするように言われております。』
み月は、小声で言う。

み月は、むしろ積極的に手を取り、着物の下の自分の胸へと誘導する。
その柔らかさは、他の部分とは比べ物にならなかった。
雲を掴むように、掴み所がない感じもすれば、しっかりと手に乗るような感じがする。
とても不思議な感触だった。手に吸いつくような、離しがたい魅力がある。

み月は、着物の合わせ目をゆっくり開いて行く。
透き通るような真っ白な裸体が、暗闇に浮かんで見える。
『タロウ様・・』
み月は熱っぽく囁きながら、腕を伸ばして首を抱こうとする。
思ったより力強い、み月の抱擁にそのまま体をまかせてしまう。
密着する体。自分の腕の中に、み月を抱くような格好になる。

み月の体を抱くと、まるで雲を抱いているような柔らかさだった。
それでいて、ピッタリと体に密着する感触もある。
収まるところに収まっているような、抱いていて心が安らぐ。
しかし、その女性らしい抱き心地に、股間が大きく膨らんでしまう。

『このまま、おまかせ下さい。』
み月は熱っぽく耳元で囁くと、肩を押して、仰向けに寝かせる。
そして、自分は一度立ちあがると、ゆっくりと腰の辺りに尻を降ろして行く。

「あっ!!」
にゅ・・にゅうう・・。陰茎がしっとりとした粘膜に包まれて行く。
『あ・・はぁ・・はぁ・・。』
み月が声をあげながら、完全に腰を下ろした。

まさか、こんな事になるなんて・・
意外にも重さのある尻の感触が、はっきりと太ももに感じている。
『はぁ・・はぁ・・。』
み月の中で、陰茎が柔らかく締めつけられている。
み月は、ぼんやりとしか見えない暗闇の中で、表情はよくわからない。

くちゅ・・ぬちゅ・・。粘液質な音が、部屋にしはじめる。
み月が、腰をゆっくり動かしていた。
自分の陰茎が、み月の中で擦られているようだ。
ねじったり、吸われているような錯覚さえ覚える。

『大丈夫ですから・・。私に全ておまかせ下さい。』
そう言いつつも、み月の息は、だんだんと速くなる。
『はっ・・はっ・・はっ・・』
み月に搾られているような快感に、急に不安になるが、どうする事もできない。
ぐちょ・・ぐちょ・・ぐちょ。暗闇に、イヤらしい音と吐息が響く。

「はぁ・・はぁ・・はぁ・・」
お互いに呼吸が同期し、次第に快感の高みへと登って行く。
み月もそれを感じるのか、ぺったりと前に倒れ込んで抱き合いつつ、
腰だけを小刻みに動かしている。
グイッグイッグイッ・・。
どこにそんな力があったのかと思う程、動物的なしなやかな動きで、
み月は、腰を動かす。

(もう・・ダメだ・・・。)
「んんっ。」
ビュルルルッ!!
み月の中に思わず、漏らしてしまう。
『ああっ!!』
ギュウウッ!!
み月の腕が強く締まって、激しく体を抱きしめる。

バチバチッ!!
「あ゛あ゛っ!」
み月に体を強く抱きしめられた瞬間、バチバチッという刺激が、
股間から脳天へ突き抜けて行く。
その瞬間、思いがけず、再び精液を漏らしてしまう。
ビュルルルッ!!!
「ああっ!!・・ああ・・。」

激しい刺激と快感だった。自分ではどうする事もできない。
体の中に、火花が散った様に音がした気さえする。
刺激と同時に股間の奥が痙攣し、激しく精液を発射してしまった。

『ああっ!!』
み月も、精を受けとめながら、あえぎ声を上げている。
その瞬間。
バチバチッ!!
再び、刺激が起こる。
み月が激しく喘ぐと、バチバチッという刺激が起こるのだ。

「うくぅっ!!」
ビュルッ!ビュルルッ!
その火花のような刺激が、自分の意識と関係なく、強制的に発射を強いる。

精液がみ月の中に放出される度に、み月は喘ぎ、バチバチッという刺激が起こる。
そして、バチバチッという刺激に、無理矢理精液が発射させられてしまう。
止まる事のない快感の反復運動に、頭の中でも火花が散る思いだった。

バチバチッ!バチバチッ!
「ああ゛っ。」
快感の痙攣と共に、精液が強制排出される。
バチバチッ!!
み月の体から離れたくとも、手足が痺れて、自分の思う通り動かせない。

バチバチッ!!
バチバチッ!!
その間もバチバチという刺激によって、み月に精液を搾り取られている。

「ああ゛ーっ!!」
放出するものが無くなっても、強烈な刺激は、すぐには収まらなかった。
パチ・・。パチ・・。
み月の体は、まだ精液を搾り取ろうとしていた。
しかし、お互いの体力が限界に達したのか、二人の体はぐったりと重なって崩れ落ちる。
抱き合ったまま、二人は深い眠りへと落ちて行った。

               ◆

目を覚ますと、お雪が心配そうに顔を覗き込んでいた。
しかし、目を覚ました事に気づくと、一瞬ニコリとしたものの、
すぐに顔から表情を消して、こう言った。
『み月にお手を出したのですね。』と言う。
その言い方には、どこかしら険がある。

『お手を出すのは、乙姫様からお許しが出ているのでかまいませんが、
 そうならそうと言っていただければ良かったのに。』
とまで、お雪は言う。何かしらすねているような言い方だ。

『天罰でございます。』とお雪は言った。
『しびれが取れるまでは、まだ何日もかかりますが、その間は、私が付きっきりで、
 看病いたします。』
そのお雪の顔には、やっと笑顔が戻っていた。


サキュバス竜宮城 (1) 亀を助けるの巻
サキュバス竜宮城 (2) お雪登場。
サキュバス竜宮城 (3) 朝湯
サキュバス竜宮城 (5) お福

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